2022年頃から様々な企業がAIを開発したり、自社のサービスにAI機能を追加したりしています。
この記事では、Notion AIの詳細と無料で利用できるのか有料プランについて解説していきます。
Contents
Notion AIの詳細について
Notionは、メモやタスク管理、データベースなどの機能を使えるクラウド型のサービスです。
これまでテスト版として提供していたNotion AIを2023年2月に正式に実装しました。
Notion全般の使い方については下記の記事をご覧ください。
【2023年最新】Notion(ノーション)の使い方を解説!
できること
できること
- 議事録の分析とリストアップ
- 要約
- メモや覚書などから重要なポイントを抽出
- 文章の校正・改善
- スペルと文法の修正
- 翻訳
- 語調やトーンを変える
- 文章量の調整
- 説明
- 表現をよりシンプルに
- 冒頭だけ書いて続きを書かせる
さらに、文章を作成させる際に、見出しの個数を指定したり、文字数を指定したりなどかなり条件を付けて書かせることも可能です。
加えて、プログラミングやその修正に関しても返答が貰えます。
類似サービスとの比較
Notion AIと文章作成ができるAIを表にして比較しました。
項目/サービス名 | Notion AI | ChatGPT | Bing AI |
無料プラン | △ (無料トライアル) | 〇 | 〇 *回数制限あり |
有料プラン | 10ドル (有料プランに追加する場合は年払いで月額8ドル) | 20ドル | ー |
添削・推敲 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドラッグ&ドロップでテキスト編集 | 〇 | ー | ー |
文章作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
プログラミング | 〇 | 〇 | △ |
Notion AIは、ChatGPTの有料プラン(ChatGPT Plus)と比較すると月額料金が半額と安いです。
Notion AIは年払いすることで20%OFFとなるため、これを利用することで月額8ドルまで出費を抑えられます(すでに有料プランに加入している場合)。
ChatGPTは無料プランと有料プランがありますが、前者に関して少なくとも現時点(2023年2月24日)では回数制限などもありません。
有料プランのメリットといえば、ピーク時に通常応答される、答えの反応が早くなる、機能の先行利用などが挙げられますが、あえて有料版にするメリットはそれほどありません。
つまり、比較するならChatGPTの無料版とNotion AI(有料版)との比較となり、金銭面ではChatGPTの方がお勧めと言えそうです。
ただし、プログラミングなどに関してはChatGPTの方が良いというユーザーも多いですが、文章の作成やその編集に関してはNotion AIの方が便利という声も大きいです。
快適に文章の作成や編集、校正などを任せたいならNotion AIの有料プラン、プログラミング関連ならChatGPTの方がお勧めと言えるでしょう。
Bing AIも使い勝手が良いとの声も多いですが、混雑しているからか回数制限が付けられました。
質問と答えで1ターンとし、1セッションにつき6ターン、1日最大60ターンまでとなるなど回数の制限があるため(2023年2月24日時点)、業務などにメインで使うには現時点では回数制限の関係上難しいと考えられます。
この回数は緩和されたものなので、今後サービスが安定することでさらに緩和されていく可能性も十分あり得ます。
Notion AIは無料で利用できるのか
Notion AIは無料で利用できるのかについて解説していきます。
無料トライアルがある
Notion AIには無料トライアルがあります。
機能の制限などなく20回まで利用可能です。
利用回数20回を超えると、有料サブスクへの加入を促され利用できなくなります。
無料トライアルのプロモーションは、2023年4月5日に終了予定です。
無料トライアル
AIは自動的に利用しているNotionのワークスペースに導入されています。
Notionの始め方については下記の記事をご覧ください。
【2023年最新】Notion(ノーション)の使い方を解説!
利用するには、自身のNotionを開き、コンテンツ(そのコンテンツ内にAIに作成させた文章などが入ります)の横にある+を選択しAIを使用して文章を作成を押せばAIが使えます。
アップグレード
20回使い切ると「このワークスペースでご利用いただける無料のAI応答をすべて使い切りました。」と表示されるようになります。
この表示の横にある無制限にアップグレードを押すことで、アップグレードのページが開きます。
後は、カード番号や請求先を選択または入力して購入を確定を押せばOKです。
回数制限があるので本格的に利用するなら有料化が必要
20回までの回数制限があるため、本格的に利用したいなら有料化を検討する必要があるでしょう。
無料プランにAIを付けると月額10ドル、有料プランにAIを付けると追加で月額8ドルかかります。
有料版と無料版に差はあるのか
無料版で機能を試して有料サブスクへの加入を促す形式なので、有料版と無料版に差はありません。
無料トライアル版には20回という回数制限があるため、無料回数分を使い切るとNotion AIアドオンのサブスクリプションが必要であるというメッセージが表示されます。
有料版Notion AI(サブスク)の料金と機能について
有料版Notion AI(サブスク)の料金と機能について解説していきます。
無料版と回数制限以外の機能は同じです。
機能に関しては【できること】をご覧ください。
料金は下記のようになっています。
料金
Notion有料プランに入っている:+8ドル
Notionの無料プランにAIを付ける:+10ドル
なお、有料プランとの組み合わせの場合、年払いをすることで20%OFFにすることも可能です。
有料プランとの組み合わせであっても、月払いにすると月額10ドルになってしまう点に注意してください。
自身がワークスペースのオーナーであり、複数人のユーザーがスペース内にいる場合で所属するユーザーすべてにAIを導入したい場合、その人数分の料金がかかります。
Notion AIの有料サブスクの注意点、疑問点について
Notion AIの有料サブスクの注意点、疑問点について解説していきます。
有料プランとAIの組み合わせで合計いくらになるか
無料プランと有料プランそれぞれとAIの料金を追加した情報を表にしました。
*エンタープライズプランは料金が記載されていないため表に記載していません。
項目/プラン | 無料 | プラス | ビジネス |
プランの月額料金(年払い) | 0ドル | 8ドル | 15ドル |
プランの月額料金(月払い) | 0ドル | 10ドル | 18ドル |
AIの月額料金(年払い) | 10ドル | 8ドル | 8ドル |
AIの月額料金(月払い) | 10ドル | 10ドル | 10ドル |
合計の月額料金(年払い) | 10ドル | 16ドル | 23ドル |
合計の月額料金(月払い) | 10ドル | 20ドル | 28ドル |
差額 | 0ドル | 4ドル | 5ドル |
高額のプランになるほどお得になることが分かります。
これを日本円換算すると、下記のような月額料金となります。
*2023年2月24日時点でのドル円相場134.66円を135円として計算
日本円換算
《無料》
合計の月額料金:1,350円
《プラス》
合計の月額料金(年払い):2,160円
合計の月額料金(月払い):2,700円
差額:540円
《ビジネス》
合計の月額料金(年払い):3,105円
合計の月額料金(月払い):3,780円
差額:675円
ワークスペースメンバー1人につき20回まで
無料トライアルは、ワークスペースメンバー1名あたり20件のAI応答が可能となっています。
ワークスペース全体で20回ではありません。
ワークスペースのメンバー1人毎に月額10ドルまたは8ドルが必要
ワークスペースにAI機能を付ける場合、そのスペースに自分以外のメンバーがいる場合、メンバー1人毎に利用料金がかかります。
つまり、ワークスペースに3人のメンバーがいる場合、3人分の料金を必要とします。
AIの料金は、ワークスペースの料金プランが無料である場合は10ドル、有料プランである場合は年払いで月額8ドル、月払いで10ドルです。
年単位での支払いなら2割引きに
有料プランにNotion AIを付ける場合、年単位での支払いにすれば20%OFFになります。
月単位の支払いだと10ドルなので、年単位にすれば月あたり8ドルとなります。
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