LINEで知人から「セブンイレブンのお年玉が当たる」という内容でURLで送られてくることがありますが、セブンイレブンからではなく偽サイトです。
セブンイレブンを騙るお年玉詐欺の詳細やメッセージの種類や届いた場合の対処法を紹介していきます。
Contents
セブンイレブンを騙ったお年玉詐欺について
セブンイレブンを騙るお年玉詐欺の詳細を紹介していきます。
+94スリランカから電話がかかってくる詐欺の詳細と対処法を解説
LINEでセブンイレブンのお年玉に関するメッセージが来てる人多数
LINEで上記画像のようなセブンイレブンのお年玉プレゼントキャンペーンが開催されているかのようなメッセージが届いている人が非常に多いです。
メッセージの中身
「セブンイレブンお年玉プレゼント!」
イベントは配信中です。当選者にはイベントプレゼントを早めに受け取れます。
上記のメッセージとサイトへアクセスするリンクが貼り付けられています。
X(Twitter)のDMやSMSでの被害はほとんどなく、メッセージが送られてきたSNSのほとんどはLINEです。
URLを見てみるとセブンイレブンの文字が1つもないため、見る人が見れば怪しいリンクだとすぐにわかります。
フィッシング詐欺なので注意
リンク先のサイトはセブンイレブンではなく、セブンイレブンを騙った偽サイトだと考えて構いません。
実際にお年玉プレゼントを獲得できるわけではなく、「獲得するには住所入力が必要」「シェアが必要」と、情報入力と拡散を求めるチェーンメール式のフィッシング詐欺です。
情報を入力するのも当然NGですが、知らずに友だちや知人等の他LINEユーザーに情報を拡散すると、その人にも迷惑をかけてしまいます。
セブンイレブン公式からも警告文あり
セブンイレブンを騙った詐欺であるせいで、多くの人がセブンイレブンにも問い合わせを送ったと推測されています。
問い合わせの影響でセブンイレブン直々に声明を出していて、お年玉としてお金を貰えるキャンペーンは自分たちのものではない旨の記載がありました。
「お年玉プレゼント」を騙る偽装メッセージに関するお問い合わせを、お客様よりいただいております。 該当メッセージには、「お年玉プレゼント」といったタイトルのもと、「セブン‐イレブン」の名前を騙り、プレゼントの受領方法として併記されているアドレス(URL)へのアクセスを促す内容が含まれております。
類似のものも含め、このような内容の不審なメッセージを受け取られた場合には、アドレス(URL)へのアクセスを行わないようご注意ください。
引用:セブンイレブン
セブンイレブン側も「類似メッセージを含めこのような内容のメッセージ付きリンクにアクセスしないように」とユーザーに求めていました。
お年玉詐欺には複数のパターンがある
セブンイレブンを騙るお年玉詐欺はセブンイレブンだけで主に2パターン見つかっています。
1つは「プレゼントが当たるチャンスがある」と記載されたもので、もう1つが「お年玉5万円プレゼント」と記載があるものです(それぞれ上記画像の通りです)。
いずれもチェーンメール形式でLINEにて送信される可能性があります。特に多いのが2枚目の「5万円お年玉」の詐欺です。
また、セブンイレブンを騙ったもの以外にも下記の企業を騙るメッセージも見つかっています。
他の詐欺メッセージ
- クロネコヤマトを連想させる「ヤマトグループ」の偽サイトからの同様メッセージ
- モスバーガーの偽サイトからの同様メッセージ
- イオンの偽サイトからの同様メッセージ
リンクを開くとどうなるか
偽セブンイレブンからのURLを開くと、上記のようなサイトが開かれます。
「次の指示に従って5万円を手に入れましょう」のように記載があり、まず最初にLINEもしくはMessenageで他のユーザーにお年玉チャンスのURLをシェアするよう求められます。
LINE・Messenageを押すとリンクメッセージ付きでアプリが開かれますが、投稿自体はまだされていません(投稿すると詐欺サイトをシェアしたことになるので絶対にやめましょう)。
目標のシェア数に達すると最後に住所入力・クレジットカード入力等を求められますが、こちらも入力してはいけません。
セブンイレブンを騙ったお年玉詐欺の対処法
セブンイレブンを騙ったお年玉詐欺メッセージを貰った場合、開いてしまった場合の対処法を紹介していきます。
URLは絶対に開かない
LINEで偽セブンイレブンのお年玉プレゼントのメッセージが届いただけでは実害はありません。ただメッセージが紛らわしいだけです。
メッセージを貰った後、上記赤枠のリンク部分・サムネイル部分・メッセージ部分のどこをタップしても偽サイトが開かれます。
赤枠さえ開かなければ詐欺の場所とも言える偽サイトにはアクセスされないため、お年玉プレゼントのメッセージが届いた場合はまずリンクを踏まないように心がけてください。
URLを開いた場合でもシェアや情報入力をしない
URLを開くと上記画面が出てきますが、この画面が開かれただけでも厳密に言えばセーフです。内部で自分のIPだけは残っているかもしれませんが、IPがバレた程度ではまだ実害はありません。
ただし、赤枠のリンクボタンを押して偽サイトをシェアするか、シェアが終わった後に情報を入力した場合はなんらかの実害があります。
入力した情報を不正に使用されたり、サブスクリプション前提のアプリをインストールさせられるのが主な被害です。絶対にシェア・情報入力はNGだと考えてください。
知り合いからメッセージが来たら詐欺だよと伝える
今回のチェーンメール式のフィッシング詐欺で名前を使われた企業が声明を出すまでに至った理由として、LINEで来るメッセージが全く知らない人ではなく「知人」から送られてくるからです。
SMSで知らない人からメッセージが来た場合は「怪しい」とすぐに感じますが、「知人から来たのだから詐欺ではない」と考えてしまう人も一定数います。
詐欺ではないと判断した結果が詐欺で多くの人に偽サイトをシェアした結果、特に偽セブンイレブンのお年玉プレゼントメールが届いてしまったと考えてください。
もし情報を入力した場合
万が一偽サイトでクレジットカードの情報やなんらかのID・パスワードを入力してしまった場合の対処法は下記の通りです。
情報を入力した場合の対処法
- クレジットカード番号を入力した場合はすぐにカード会社に問い合わせを送り、クレジットカードの使用を止めてもらう
- 入力したIDやパスワードの変更及びアクセスを厳重にするため認証方法を変更
- 銀行口座番号・暗証番号を入力した場合は銀行に問い合わせをしてカードを使えなくする・取引できないようにする
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