多くのオンラインショップや実店舗で導入されており、勢力を拡大しているキャッシュレス決済「LINE Pay」。
この記事では、LINE Pay(LINEウォレット)で通知される「定期的なお客様情報等の更新のお願い」という文面から来る始まるメッセージが本物であるのか、メッセージの詳細について解説していきます。
Contents
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」のメッセージは本物?
LINE Payの利用者やLINE Payのオンライン本人確認サービスe-KYCを利用している場合、「定期的なお客様情報等の更新のお願い」のメッセージが定期的に送られてくる可能性があります。
この文章の全文は以下の通りです。
定期的なお客様情報等の更新のお願い
いつもLINE Payをご利用ありがとうございます。
「犯罪による収益の移動防止に関する法律」等に基づいて、登録情報の最新化をお願いしております。
より安全にLINE Payをご利用いただくために、以下のリンクから更新をお願いします。
アクセスが集中した場合、繋がりにくくなることがあります。その際は時間をあけて再度アクセスしてください。
今後、LINE Payを騙る詐欺が出てくる可能性はある
2021年夏から、LINE Payの技術を利用した金融機関向けのオンライン本人確認サービスが提供されるようになりました。
このことから、LINE Payを騙る本人確認詐欺が増加していく可能性が高いです。
LINE Payで横行している詐欺については下記の記事をご覧ください。
LINEpayで詐欺が横行!詐欺の種類や詐欺にあった場合の対処法や合わない為には?
メールやSMSメッセージで送られてくる場合は要注意
メールやSMSでLINE Payを騙って個人情報を盗もうとする可能性があります。
そのため、メールやSMSメッセージで本人確認のお願いが送られてくる場合は詐欺である可能性があるので注意してください。
LINEウォレット公式からの通知かチェックする
LINEで通知される場合も、LINEウォレット公式からのものであるかしっかりチェックしておきましょう。
良く見ると表記が異なったり、全く異なるサービスからの通知であったりした場合は詐欺である可能性が高いです。
特にLINE公式アカウントのLINEウォレットであるかチェックしておけば騙される可能性がグッと少なくなるでしょう。
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」のメッセージの詳細について
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」のメッセージの詳細について解説していきます。
口座などが悪用されないように定期的に確認することが求められている
金融機関などはマネーロンダリングや犯罪などを防止するために定期的な本人確認を求められています。
これまでこの手続きは郵送で行われてきましたが、ここ数年の流れで完全にオンラインで実施出来るようになりました。
オンラインで完結する自然人の本人特定事項の確認方法によりオンラインだけで本人確認が可能に
犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)により、銀行口座などの定期的な本人確認が必要となりました。
そうした中、2018年11月に金融庁より「オンラインで完結する自然人の本人特定事項の確認方法の追加」という4つの項目が記載され、オンラインでの本人確認が可能となった流れがあります。
これにより、LINEアカウントを利用したオンライン本人確認サービスを利用する動きが出てきました。
金融機関向けにLINE公式アカウント上でオンライン本人確認サービスを提供
LINE Payのオンライン本人確認「e-KYC」サービスなどを応用して、LINE公式アカウント、つまりオンライン上で実施出来る仕組みを金融機関向けに提供することになりました。
このことから、直接LINE Payを利用したことがないユーザーであっても、LINE上で「定期的なお客様情報等の更新のお願い」の通知が来る可能性があると言えるでしょう。
LINE Payアカウント所持者は本人確認によりサービスの幅が広がる
LINE Payアカウント所持者は本人確認によりアカウントチャージ上限額や送金機能が解放されるなどサービスの幅が広がります。
郵送本人確認は終了済み
LINE Payの郵送本人確認は、2020年2月14日を最後に受付を停止しています。
そのため、2021年11月18日現在は、銀行口座で本人確認またはスマホで本人確認の2つのオンライン本人確認の手段しか受け付けていない状況です。
また、LINE Payアカウントからの「定期的なお客様情報等の更新のお願い」というメッセージからの本人確認については「スマホでかんたん本人確認」しか選べない状況となっています。
本人確認しないといけないの?
LINE Pay自体は本人確認なしでも使うことが出来ます。
ただし、チャージ限度額が低い、多くの機能が使えないといったデメリットがあります。
2021年11月18日時点では、このように大きな制限がありますが問題なく利用することが可能です。
しかし、セキュリティや法律的に定期的な本人確認が必要となる流れになっていることから、今後本人確認をしないことで、さらに制限が大きくなったり、LINE Payや銀行が使えなくなったりする可能性もあるでしょう。
本人確認しないとどうなる?
LINE Payで本人確認をしていない状態で使える機能は下記の通り。
本人確認なし
- ネットや店頭での支払い
- ポイントを貯める
- チャージ上限は10万円まで(クレジットカード決済なら制限なし)
- 割り勘や送金の依頼
逆に本人確認をしている状態で使える機能は下記の通りです。
基本的に本人確認なしで使える機能に下記の機能を追加した形になります。
本人確認有り
- チャージ上限は100万円まで(クレジットカード決済は制限なし)
- 銀行口座からのチャージ・出金は1日100万円まで
- LINEの友達に送金
- 割り勘機能
- LINE Payのチャージ残高を銀行口座に振り込む(手数料176円)
このように、本人確認をしないと大幅に機能が制限されることになります。
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」というメッセージが表示された場合の手続き方法
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」というメッセージが表示された場合の手続き方法について解説していきます。
スマホでかんたん本人確認
LINE Payで「定期的なお客様情報等の更新のお願い」というメッセージが表示された場合の本人確認方法は、「スマホでかんたん本人確認」となっています。
利用可能な身分証は下記の通りです。
利用可能な身分証
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- 日本政府発行のパスポート
LINE Payの「定期的なお客様情報等の更新のお願い」の通知下に表示されている詳細を確認をタップしてください。
スマホでかんたん本人確認を選択し同意しますを押しましょう。
はじめるを選択し利用したい本人確認書類などをタップします。
表面の撮影に進むを選択し身分証の表面を撮影し、厚みの撮影に進むをタップし厚みの撮影に移りましょう。
裏面の撮影に進むを選択し身分証の裏面を撮影します。
顔写真の撮影に進むを押すと自身の顔写真の撮影になるので、自分の顔を枠内に合わせて撮影していきます。
顔の動きの撮影に進むを押して指示通り顔を傾けて撮影してください。
身分証や顔写真の撮影が終わったら個人情報の入力を確認して申請するをタップしましょう。
本人確認申請が完了しました。
LINE Payホームに移動するをタップしてください。
あとは、審査が終わるまで待つだけです。
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