タクトオーパスのユーザー規約を分かりやすくまとめた内容を解説

DeNA×バンダイナムコアーツによるメディアミックスプロジェクト「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」。

この記事では、タクトオーパスのユーザー規約の内容を分かりやすくまとめ、要点について解説しています。

Contents

1 タクトオーパスのユーザー規約が複雑で長いと話題に
2 タクトオーパスのユーザーにおける重要なところまとめ

タクトオーパスのユーザー規約が複雑で長いと話題に

タクトオーパスはゲームを始める前にユーザ規約に同意する必要があります。

この内容をよく読むと「第6条個人情報について」に「オークション、ショッピングモール、コンテンツその他」の目的で個人情報を利用することができるとしています。

ただでさえ内容が長く複雑という点と、あまりゲームの規約に見かけないこの文言でこのゲームは大丈夫なのかと心配するユーザーも多数見受けられる状況です。

タクトオーパスのユーザーにおける重要なところまとめ

タクトオーパスのゲームを始める前にユーザ規約に同意する必要があります。

分かりやすく簡潔にまとめると

まとめ

ユーザ資格を第三者に利用させたり、貸与、譲渡、売買、質入などを禁止
アイテムなどに関しても同上
オークションやショッピングモール、コンテンツのために個人情報を第三者に提供する（例：チャリティオークション）
問題のある発言は控えましょう（禁止事項やルールを読んで禁止された内容の発言をゲーム内でしないこと）
タクトオーパスを利用せずに1年以上が経過した場合ユーザー資格を取り消すことがある
規約違反でない時に損失が起こった時の賠償は上限1万円（運営による重大過失の場合は上限なし）

第1条タクトオーパスユーザ資格

「第1条タクトオーパスユーザ資格」では、タクトオーパスユーザの定義と、規約が適用されること、ユーザ資格を第三者に利用させたり、貸与、譲渡、売買、質入などを禁止することを説明しています。

つまり、アカウントの売買やアカウントを業者に預けて育てさせる代行なども禁止されていることになります。

ただし、これはほとんどのゲームで禁止されていることなので、当たり前の内容と言えるでしょう。

また、第10条に響命虹石（コンテンツを使用するためのポイント）の第三者へに使用させる、貸与、譲渡、売買、質入などは出来ないとしています。

第2条タクトオーパスユーザ規約の変更

ユーザ規約を本規約に基づく契約の目的に反せず、変更の必要性や変更後の内容の正当性があり合理的なものであれば、民放548条の4の規定により、ユーザ規約や個別規約を変更できるとしています。

サービスによっては、「通知なく」「アップデート後の承認で承諾したことになる」「自由に変えられる」といったような文言があるものもあることを考えると、かなり厳格に条件が定められているように感じられます。

第4条通信端末及びID、パスワード

第4条通信端末及びID、パスワードでは、「第1条タクトオーパスユーザ資格」同様に第三者に使わせない、譲渡や売買などをしないといった内容が記載されています。

それに加えて、自身の通信端末、IDやパスワードの管理不十分による第三者の使用の責任をユーザー側にあると定めています。

第5条タクトオーパスユーザ記述情報について

ユーザ記述情報の定義と、禁止事項、禁止事項の内容の取扱いについて記載されています。

規約に違反する場合や不適切だと判断される場合、記述内容を削除することができるものとしています。

また、事項である「第6条個人情報について」には「裁判所、警察庁、警察、納税署、弁護士又はこれらに準じた権限を有する機関から開示を求められた場合」に個人情報を第三者に提供するとしており、これらを総合すると、発言によっては裁判や警察沙汰になり、そうなった際にタクトオーパスは情報を相手に開示するということが分かるでしょう。

昨今では、SNSなどで誹謗中傷に対して開示請求がありますが、ゲーム上でも同じようなトラブルになる可能性もあるため発言には注意が必要です。

第6条個人情報について

個人情報の取り扱いについて主に記載されている項目です。

タクトオーパスがユーザーの個人情報をゲームの他、オークションやショッピングモール、コンテンツ、その他の情報提供サービス、システム利用サービスの提供やその他様々なサービスに対し提供する旨を記載しています。

オークションやショッピングモールなどが出てくるのはかなり珍しいです。

これは、運営のプライバシーポリシーから判断すると、チャリティオークションに著名人のサイン入りグッズを出品して、落札者の氏名を後でグッズに記載するなどのサービスを行う予定があるのかもしれないと予想しました。

ただし、あくまで「提携先との共同事業において個人情報の活用が必要な場合」の例として挙げているだけなので、別の目的で使用される可能性もあるでしょう。

また、他にもこのプライバシーポリシーの中には、ディー・エヌ・エーにおけるゲームのプレイヤー（タクトオーパスに限らず）やライブストリーミングの配信者を雑誌に掲載するなどプレイヤーや配信名、写真などの個人情報をメディアに提供することがあるとも書かれています。

より安全にプレイするには、本名プレイや本名にかなり近い名前を付けるのはやめた方がでしょう。

どういった時に第三者に個人情報が開示されるのか、電子メールなどに広告を送信できることについても記載があります。

第7条タクトオーパスユーザ規約の違反等について

タクトオーパスユーザーが記載された違反や問題を起こした時、タクトオーパスの利用を認めないまたはユーザー資格を取り消せることを記述しています。

特に注目すべき文言は「本サービスを利用せずに1年以上が経過した場合」にタクトオーパスの利用を認めないまたはユーザー資格を取り消すに該当することです。

これがもし、ある程度プレイしている状態や課金経験のある状態で1年以上ログインしないアカウントも対象であれば、かなりショッキングな内容です。

第9条禁止事項

全体的な禁止事項についてまとめてある条項です。

コンテンツの使用権や響命虹石を譲渡、貸与、売買、質入しないなどの文言がこちらにも記載されており、加えて、アンインストール後の響命虹石の取り扱いについても記載されています。

第12条料金

タクトオーパスにおける有料コンテンツの利用料の支払いが遅れた場合、支払期日の翌月より14.6%（年）の遅延損害金が発生することが記述されています。

第13条以降の重要点まとめ

まとめ

タクトオーパス内で提供するすべてのコンテンツの権利はディー・エヌ・エーにある（13条）
コンテンツの使用権の有効期限はいつでも変更できる（13条）
タクトオーパスを通じて得た情報などの完全性、正確性、確実性、有用性などのいかなる責任も負わない（14条）
自らの責任に基づいてタクトオーパスを利用する、ディー・エヌ・エー（運営）は責任を負わない（14条）
ユーザー規約においてディー・エヌ・エーの責任について規定していない場合でディー・エヌ・エーの責めに帰すべき事由で損害が生じた場合、1万円を上限に賠償（運営の重大過失の場合は上限の定めなく賠償）（14条）
ユーザー間のトラブルに運営は干渉しない（14条）
登録事項に変更のあった場合はすみやかに手続きする、しなかった場合はサービスが利用できなくなることもある（15条）
いつでも運営の都合によりサービスを廃止できる（17条）
運営に求められた手続きを行わないまま機種変更、タクトオーパスのアンインストール、デバイスのデータが消去された場合、サービスの利用を終了したとみなす、この時、すでに受領した有料コンテンツの料金は返還しない（18条）
ユーザー規約に関する準拠法は日本法とする（19条）
訴訟があった場合、東京地方裁判所を第一審の専属的管轄裁判所とする（20条）