様々な情報が行き交い、情報収集としても発信する側としても便利なアプリのTwitterですが、IDとパスワードさえ分かれば誰でも自分のアカウントにログインできてしまいます。
故意に人に教えないでも、ハッキングや高度なプログラミング技術を持つ人物によりアカウントが乗っ取られてしまったなんて事例もあります。
今回は身に覚えがない時に「新しい端末からログインがありました」と通知が来た場合の原因と対処法についてご紹介していきます。
Contents
Twitterから「新しい端末からログインがありました」と通知がきた!乗っ取られた可能性は?
Twitterではアカウントのセキュリティ強化のため、ちょっとした操作でもログイン通知が送られてくるようになっており、覚えのないログイン通知が来たからといって必ずしも他者が不正にログインしたというわけではないことも多いです。
覚えのないログイン通知が届いた場合は、慌てずに以下の「通知が来る原因7つ」「アカウントが乗っ取られていないか確認」を参考にして、自分が操作したための通知なのか、それとも他者が不正にログインしたものなのかを判断してください。
もし不安であれば「セキュリティ強化したい時の対処法」を実践して、アカウントのセキュリティ面を強化し安心してTwitterを使えるようにしましょう。
Twitterにログインしていないのに通知が来る原因7つ
最近では「#ご利用中のtwitterアカウントへのログインがありましたのでお知らせします」といったハッシュタグが作成されるほど、多くのユーザーに覚えのないログイン通知が届いています。
このログイン通知が送られている主な原因は次のようになっています。
- 他アプリをTwitterに連携した
- 自分の他端末からログインした
- webブラウザからログインした
- 以前の通知が遅れて届いている
- Twitterを装った迷惑メール
- 不正アクセスされている
- 普段使用している場所から離れた地域でログインした
ログイン通知が送られてくる理由として意外と見落としがちなのは他のアプリとTwitterを連携した時や、「safari」「Google」などのwebブラウザアプリからTwitterにログインした場合です。
同じ自分のスマホからの操作でも、アプリ別にログイン記録が残るのでTwitterと連携しているアプリを操作しなかったか確認してみてください。
また、どうしても記憶にない場合や他者からの不正アクセスが濃厚な場合は「ログイン履歴を見る方法」から、Twitterへの直近のログイン履歴を確認できるので手順を確認してアクセスしてみてください。
普段使用している場所から離れた地域でログインすると通知が来る!
2019年11月のバージョンアップ以降に特に多く見られる原因が「普段使用している場所から離れた地域でログインした」というものです。
普段Twitterを開く場所は自宅や職場、通勤・通学中などが多いですが、ちょっとした出掛先など普段行かない・Twitterを開かない場所でログインした際に「新しい端末からログインがありました」といった通知が頻発しているようです。
この場合はパスワードの変更などしなくて大丈夫ですが、同じタイミングで他者が不正にログインしているとも言い切れないので、もし不安であれば「ログイン履歴を見る方法」の手順で自分の端末以外からログインされていないか確認をすることをオススメします。
アカウントが乗っ取られていないかを確認するにはここを見よう!
ログイン通知が来たけど、身に覚えがあるような無い!そんな時は以下の項目をチェックしてみましょう。
- フォロー・フォロワーに知らないユーザーがいないか
- 投稿した覚えのないツイートがないか
- パスワードが変更されていないか
- 他のユーザーにも同じ症状が起こっていないか
- 知らない端末からのログイン履歴がないか
一般利用のユーザーアカウントを乗っ取られた場合、特定の商品やリンクの宣伝をされることが大半なので、不審なフォロー・フォロワーやツイートが増えていることも多いです。
もし自分のツイートやフォロー・フォロワーに不審な内容が増えてなければ、乗っ取りではなくTwitterシステムの影響が考えられるので、対処法や同じ症状が出ている人がいないかをTwitter内でキーワード検索すると良いでしょう。
ログイン履歴を見る方法
Twitterではどのアプリ・端末からログインしたのか確認できる機能があるので、他者が利用していないか確認することができます。
以下の「Twitterログイン履歴画面」のリンクを押せばすぐに履歴画面が表示されるので、心配な人は確認してみましょう。
また、ホーム画面から履歴画面を表示する場合は次の手順に従って行います。
step
1画面左上のプロフィール画像をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「アカウント」をタップ
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4「データと許可」内の「Twitterデータ」をタップ
step
5「アカウント履歴」をタップ
step
6「パスワードを確認」の欄にTwitterパスワードを入力
step
7「アカウントアクセス履歴」をタップ
step
8アカウントアクセス履歴が表示されるので確認して完了
「Twitter for」と表記されているものは、その後に続く文字がログインした端末。
名称のみのものはTwitterと連携しているアプリ名です。
端末やアプリ名の下にはそのデバイスがTwitterにログインした(アプリを使用した)日付が表示されています。
不正ログインされていた・セキュリティ強化したい時の対処法
明らかに不正ログインされている、または乗っ取り防止のためにログインに関するセキュリティを強化したい場合は以下の5点を試してみてください。
もし他者にパスワードやアカウントに紐付けされているアドレスを変更されてしまった場合は、早急にTwitter運営に連絡をし対処してもらいましょう。
- パスワードを変更する
- 他アプリとの連携を切る
- 2要素認証を設定する
- 鍵アカウントにする
- 不審なメール・ツイートのリンクはアクセスしない
パスワードを変更する
Twitterパスワードはログインする際以外にも、アドレスや重要な項目を変更する際に使用します。
もし他者にログインされていても、パスワードを変更してしまえば次からの不正ログインを防ぐことができます。
不正ログインの対処・セキュリティの強化をする場合一番始めに行いましょう。
step
1画面左上のプロフィール画像をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「アカウント」をタップ
step
4「ログインとセキュリティ」内の「パスワード」をタップ
step
5「①現在のパスワード」をタップし現在使用しているパスワードを入力。「②新しいパスワード」「③パスワード確認」に新しく設定したいパスワードを入力し、画面右上の「完了」をタップ
step
6「更新に成功しました」と画面に表示され、「アカウント」画面に戻ればパスワード変更完了
他アプリとの連携を切る
スマホやPCで利用しているアプリをTwitterに紐付けしている場合、悪質なアプリからパスワードやアカウントの情報を抜き取られている可能性があります。
作成元・作成者の情報が不透明なアプリはTwitterとの連携を切りましょう。
step
1画面左上のプロフィール画像をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「アカウント」をタップ
step
4「アプリとセッション」をタップ
step
5Twitterと連携を切りたいアプリをタップ
step
6「アクセス権を取り消す」をタップ
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7不正ログインの原因と判明している場合は「アプリケーションを報告」をタップ。不明な場合は画面左上の「×」をタップして完了
2要素認証を設定する
新しい端末からログインする際に2段階の認証を経てからログインするようにすれば、セキュリティ面は格段に向上します。
ここからはTwitterで用意されている次の3種類の2要素認証の設定方法を説明します。
- ショートメール
- 認証アプリ
- セキュリティキー
「ショートメール」「認証アプリ」の2要素認証の手順は途中まで同じなので以下の手順で進めてください。
また「セキュリティキー」での設定はPC版Twitterからのみ可能となっています。
- 「ショートメール」で設定する場合は、2要素認証を行う前に電話番号をアカウントに登録してください。
- 「認証アプリ」で設定する場合は、別途認証アプリを事前にダウンロードしてください。
- 「セキュリティキー」で設定する場合は、PCストアなどで販売されているセキュリティキーを別途購入してください。
step
1画面左上のプロフィール画像をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「アカウント」をタップ
step
4「ログインとセキュリティ」内の「セキュリティ」をタップ
step
5「2要素認証」をタップ
以上で共通の操作は終了です。
次の手順からはそれぞれの認証方法に従い設定を行ってください。
ショートメールで2要素認証を設定
step
1「ショートメール」をタップ
step
2「始める」をタップ
step
3「パスワードを入力」にTwitterのパスワードを入力し、下部の「認証する」をタップ
step
4Twitterアカウントに紐付けしてある電話番号を確認し「コードを送信」をタップ
step
5受信したショートメールに記載されている6桁の数字を「認証コードを入力」と書かれている欄に入力し「次へ」をタップ
step
6青い囲いの中に2要素認証に使用するバックアップコード(※メモ参照)が表示されるのでメモやコピーを取って「OK」をタップ
電波の届かないところなど、ショートメールが受信できない場所でログインする際に使用するパスワードです。
step
7画面が移り変わるので「ショートメール」がONの状態になっていれば設定完了
ショートメールが受信できない時はバックアップコードでログインする
ショートメールが使用できない場面では、あらかじめ「ショートメールで2要素認証を設定step6」で書き留めておいたバックアップコードを入力して2要素認証ログインができます。
バックアップコードでのログインの方法は次の手順で行います。
step
1「ショートメールを使ってログイン」の画面で下部に表示されている「別の方法の2要素認証を選択してください」をタップ
step
2「バックアップコード」をタップ
step
3「認証コードを入力」に「ショートメールで2要素認証を設定step6」で書き留めたバックアップコードを入力し「ログイン」をタップ
step
4ホーム画面に移行すればログイン完了
認証アプリで2要素認証を設定
step
1「認証アプリ」をタップ
step
2「始める」をタップ
step
3「Link app now」をタップ
step
4スマホ内にダウンロードされている認証アプリが起動されるので、表示されているTwitterのリンクをタップ。認証コードが自動コピーされるので、画面左上に表示されている「Twitter」の文字をタップしTwitter画面へ戻る
step
5「認証コードを入力」の欄を長押しし、先程コピーした認証コードをペースト。「認証する」をタップ
step
6「OK」をタップ
step
7画面が移り変わるので「認証アプリ」がONの状態になっていれば設定完了
セキュリティキーで2要素認証を設定
セキュリティキーでの設定はPC版Twitterのみの設定方法です。
次の2点の事前準備をしておくとスムーズに設定できます。
- 「ショートメール」もしくは「認証アプリ」での2要素認証を事前に設定しておく。
- 市販のセキュリティキーを購入しておく。
準備が整ったら次の手順に従い操作を行ってください。
step
1「もっと見る」をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「①アカウント」をタップし「②セキュリティ」を選択
step
4「2要素認証」をタップ
step
5「セキュリティ」にチェックを入れる
step
6「始める」をタップ。以降はPCに表示される手順でセキュリティキーを入力
step
7「2要素認証」画面に戻り「セキュリティ」がONの状態になっていれば設定完了
鍵アカウントにする
鍵アカウントに設定すれば自分がフォローしているユーザーのみにツイート内容が表示されるようになり、DMも自分がフォローしていないユーザーからは届かなくなるので、不審なアカウントからの反応が減少します。
鍵アカウントにするのは不正アクセスの予防として効果的な対策の一つです。
step
1画面左上のプロフィール画像をタップ
step
2「設定とプライバシー」をタップ
step
3「プライバシーとセキュリティ」をタップ
step
4「ツイートを非公開にする」をタップ
step
5マイページ画面に戻り、名前の右側に鍵マークがついていれば完了
不審なリンクはアクセスしない
TwitterのDMや自分のスマホ・PCの受信メールやフォロワーのツイートに添付されているURL、広告などのリンクに移動する場合は注意が必要です。
リンクを開く際にIDやパスワードなどの情報をハッキングされているケースがあります。
知り合いから送られてきたものでも、相手がハッキングの可能性があるリンクと気づかずに拡散してしまっている場合もあるので、リンク先サイトの安全性が不透明であれば開くのは避けましょう。
Twitter運営に連絡
既に不正アクセスが発覚しパスワードや連携している電話番号なども変更されてしまった場合は即時Twitter運営に報告し対処してもらいましょう。
以下のリンク先がTwitterで不具合があた際の報告フォームとなっています。
step
1【公式】Twitter不具合報告フォームにアクセスし不正アクセスされているアカウント名を入力し「検索」をタップ
step
2「まだ問題がありますか?」をタップ
step
3「①Twitter運営からの返信を受信したいメールアドレス」「②不正アクセスされた、ログインできない旨など」を記入し「③Continue」をタップ
step
4チェックボックスが表示されるのでチェックを入れ「返信する」をタップ
step
5「step4」に記入したメールアドレスにTwitter運営から返信が届くので対処してもらう
その後はTwitter運営の指示に従いアカウントの操作やアカウント情報の提供をしてください。
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