ChatGPT トレンド

ChatGPTの登録や使い方と危険性について解説

AIにプログラムを書かせたり、質問に答えさせたりと様々なことが出来るサービス「ChatGPT」。

この記事では、「ChatGPT」の詳細とできること、安全性と危険性、どれくらいのレベルまで会話と回答できるのか、登録方法と使い方について解説していきます。

ChatGPTの詳細について

ChatGPTとはOpenAIの提供するサービスで、ログインしてAIに質問したり、様々な指定をしたりすることでAIが回答してくれたり、タスクの作成をしてくれたりします。

出来ることまとめ

出来ること

  • 質問に対する応答
  • 架空のものに対する返答
  • 架空の食べ物のレシピ
  • 料理やお菓子のレシピ(正確性については?)
  • 特定の材料を指定してレシピや料理の提示
  • レシピの量の換算(1人前のレシピを3人前になど)
  • Wikipedia風の文章
  • お店の人気料理(有名店)
  • お店のメニュー(有名店)
  • シナリオのあらすじ
  • 遊園地のおすすめアトラクション
  • 要約
  • 哲学的な質問への応答
  • 特定の語尾にする
  • キャラクターの言いそうなこと、言わなそうなこと
  • タスクの作成
  • リストを文章化する
  • スケジュール
  • プログラミングコードの生成
  • DB設計

プログラミングコードの作成関連については、かなり使えるとの声がエンジニアから続出しています。

しかし、良く良く見て見ると、細かな間違いがあることもあるようなので、ChatGPTにコードを書いてもらい、間違いがないか精査して直して利用するといったことも出来そうという声もあります。

ChatGPTの安全性と危険性について

ChatGPTの安全性と危険性について解説していきます。

必要情報

ChatGPTに登録する際に必要な情報は、GoogleアカウントまたはMicrosoftアカウント、メールアドレスと電話番号です。

電話番号を入れる必要があるのが気になりますが、名前記入欄もあだ名やハンドルネームなどでも問題なく登録できました。

必ずしも正しい内容ではない

明確な答えのある内容であればある程度詳しい返答が得られる、ただし内容は良く読んでみると間違っている点があるケースもあることが分かりました。

読んでいるとそのまま信じてしまうかもしれないことに注意が必要です。

実際、上記は「マカロンの作り方を教えて」といった内容でAIが答えてくれた内容です。

マカロンというと、アーモンドプードルを使ったお菓子ですが、上記では小麦粉をメインとしたお菓子で、本来は入れないはずの「発酵剤」が入っています。

また、この「発酵剤」とは良く生ごみなどに入れて発酵させて肥料を作る時などに使われるもので料理に使うものではありません。

マカロンの説明文内にある「甜點」に関しても日本語ではなく、中国語でお菓子などの意味を示します。

このように、内容が必ずしも正しいものではないこと、ケースによっては全く違う内容であり、この内容のまま実行すると問題になりそうな内容が含まれているケースもあることから、そういった点は危険と言えるかもしません。

実際、このレシピ通りに作ったマカロンは全く別物でしょうし、そもそも発酵剤は食用ではないため、食べたらどうなるのか分かりません。

この返ってきた答えが嘘の情報を含むケースはかなりの頻度であり、知名度やネット上に転がる情報の多さに限らず起こるようです。

例えば、「東京ディズニーランド」について入力したところ、「大阪府にあるテーマパーク」「日本の国民的スポーツであるサッカーをテーマにしている」「日本料理を楽しめるマウンテンハウス」「大阪府なのに東京メトロやJR東日本の鉄道を利用して行ける」など、内容が矛盾していたり、おかしかったり、アクセス方法が大阪なのに東京メトロなど人間であれば気づける矛盾が起きやすいことが分かります。

ChatGPTはどれくらいのレベルまで会話と回答できるのか

ChatGPTはどれくらいのレベルまで会話と回答できるのか、実際にAIに答えてもらった会話例を挙げて紹介します。

日常会話について

ChatGPTで明確な答えのない、様々な人がAIに対して質問しそうにない哲学的ではない内容を書いてみたところ、「お」や「定型文」しか返ってきませんでした。

人間にするように「お腹が減った」「いい天気ですね」といった内容や相槌に対しては面白い返答は現在のところないようです。

明確な答えのある質問について

「白に合う色」「空が青いのはなぜ」などの明確な答えのある質問に対しては、専門的に答えてくれます。

ただし、内容によっては全く内容が異なったり、良く見るとおかしな点があったりするため注意が必要です。

Wikipedia風の記事

Wikipedia風の記事を書いてもらうと、Wikipediaっぽくその内容について答えてくれます。

ただし、房総半島を指定してWikipediaっぽく書いて貰おうとしたところ、定型文が出て書けないとのことでした。

特定の地名

房総半島がいけないのか、特定の場所を指定することがNGなのか、いくつかの地名や場所などを指定してみたところ、他の場所は問題なく出力されました。

NG定型文について

ChatGPTでは、天気や開店時間、満月がいつなのかなどについて質問すると、上記のような定型文が表示されて答えが出ません。

レシピ

特定の料理のレシピを表示してもらうことも可能です。

「○○のレシピを教えて」と書くことで答えてくれます。

ただし、間違った内容であることも多いので注意が必要です。

また、1人前のレシピを3人前に換算なども可能です。

しかし、2人前を6人前などにするのは少し複雑なようで2人前を6人前と指定したのに4人前に換算されてしまいました。

お店の人気料理

特定のお店の人気料理やお勧め料理を聞くと紹介してくれます。

なお、ガストなど大手外食チェーンなどであれば、ある程度正確な内容が表示されるケースが多いです。

特定の場所について

特定の場所について大体は答えてくれますが、学習しきれていないのか定型文で返ってくるケースもあります。

また、地名ならまだしも、特定の場所や施設名などだと、知名度が高いところでも間違った内容を含む答えが返ってくるケースが多いという印象です。

そのため、そのまま真に受けず、一度自分でも調べてみることをお勧めします。

架空のキャラクターの倒し方

アンパンマンの倒し方について質問したところ、架空の人物とし倒せないという内容で返ってきました。

きちんとAIが架空の人物と判断して答えてくれます。

それに対し、ハリー・ポッターシリーズに登場するヴォルデモートに関しては現在のところ架空の人物として学習できていないのか定型文のようなものが表示されました。

方言、キャラクターの口調

関西弁

ラムちゃん風(×)

関西弁やキャラクター風の口調にするという試みは、現在のところ出来ないようです。

いくつかのキャラクターや文章を「こちら○○でお願いします」や「○○風に変換してください」「以下の文章を○○弁に直してください」など言葉を変えてみましたが、誰を指定しても同じような誰かに成りきった文章になります(誰かに成りきってはいるのですが、指定したキャラクター風にはなりません)。

また、方言に関しても指定した方言とは似ても似つかないものになります。

ただし、口調について細かく指定して命令することで、語尾や方言っぽい文面にすることは可能です。

例えば《語尾に「なのだ」を付けて○○について説明して》などと書くと、「なのだ」口調で満月について説明してくれます。

言わなそうな言葉

「○○」が言いそうな言葉を教えて、○○が言わなそうな言葉を教えてと入力すると、指定したキャラクターが言いそうな言葉、言わなそうな言葉をそれぞれ提示してくれます。

おすすめの○○を教えて

チャットツールやプロジェクト管理ツールなどのおすすめを聞くと、かなり明確な答えが返ってきます。

これに対し、例えば症状+漢方でこの質問をすると、ほとんど表示される内容が架空の漢方となるなど、ジャンルによってかなり情報差があることが分かります。

逆に「体の症状+教えて」だとかなり明確な答えが返ってきます。

架空のことについて教えて

「○○について教えて」というと、そのキーワードについて教えてくれます。

この○○を架空の言葉にしてもAIが答えてくれます。

シナリオ

「○○のシナリオを書いてください。シティシナリオが良いです。」「○○のシナリオを書いてください。舞台は洋館にしてください。」といった指示をすると、この内容に即したシナリオのあらすじが出来上がります。

この指定にさらにプラスして登場人物などを加えることが出来ます。

例えば、登場人物を加えたい際は、この文章の後ろにさらに、登場人物の指定をしてください。

哲学的な質問に関して

「人間はなぜ生きるの?」「人間はなぜ思考するのか?」「神はどこにいる?」など哲学的な質問に対してもそれっぽく答えてくれます。

哲学的な内容に関しては、読んでいてそれっぽいなと思えるような内容を返してくれることから、やはりAIに対して哲学っぽい質問をするユーザーが多いのだろうなという印象を持ちました。

特定の日

日付を指定すると、その日が何の日なのか、何かの記念日なのかと詳しい説明について教えてくれます。

コードも書ける

ChatGPTでは、様々なプログラミングコードを指定して書いてもらうことも可能です。

方法やコンテンツのプログラミング

プログラミング言語を指定して○○する方法を教えてくれます。

この際は、「○○で○○する方法を教えて」「○○で○○する方法を教えてください」といった文言で反応してくれます。

実際にどういった手法を用いれば良いかに加えて、どういったコードを書けば良いのか見本も提示してくれるため大変便利です。

コーディング

関数を使ったコードも作成できます。

計算

また、乗算や複数の要素を絡めた計算をコードとして作成できます。

bool型の値をtrue/falseで表示する

TRUEやFALSEといったプログラミング独特の関数に関する質問に対しても答えてくれます。

もちろん、プログラミングもしてくれ、それぞれ細かい説明も付けてくれます。

ChatGPTへの登録と使い方

ChatGPTへの登録と使い方について解説していきます。

登録方法

OpenAI公式ページにアクセスしTRY CHATGPTを選択しサインアップをクリックしてください。

OpenAIアカウントを作成するを選択し、アカウント作成に利用したいサービスをクリックします。

今回は、Googleアカウントで作成します。

登録したいアカウントを選択し、名前を入れたら続けるをクリックしましょう。

電話番号を入力し、コードを送るをクリックします。

SMSに認証コードが届くので、そのコードを入力しましょう。

利用理由を選択し、右側の画面が表示されたらアカウント登録完了です。

OpenAI公式ページに戻り、再度TRY CHATGPTを選択しログインをクリックします。

今回はGoogleアカウントでアカウント作成したので、Googleで続行を選択しましょう。

登録したアカウントをクリックします。

説明などが表示されるため、を押してページを進めていきます。

ChatGPTが開始できました。

英語

OpenAI公式ページにアクセスしTRY CHATGPTを選択しSign upをクリックしてください。

Create an OpenAI accountを選択し、アカウント作成方法をクリックしましょう。

今回は、Googleアカウントで作成するため、Continue with Googleをクリックします。

さらにアカウントを選択して作成手続きに進んでいきます(日本語とほぼ同じ手順です)。

使い方

拡張機能などで日本語表示したもの

ChatGPTに登録してログイン出来たら、枠にAIに答えて欲しいこと、やってほしいことなどを書いて送信アイコンを押してください。

なお、上記の画像は英語表示のものになります。

しばらく待つとAIが徐々に文章を書いてくれます。

なお、直近に行った質問に対しての答えを再度表示させたい場合は、Try againをタップしましょう。

もし、たくさん質問してページが重くなってきたらReset Threadを押すことでページを真っさらにできます。

メニュー

操作

①これまでの質問と回答を消して最初から

②ダークモード/ライトモード

③Discordサーバー

④公式ページへ

⑤ログアウト

日本語にして使う方法

ChatGPTに日本語版はありませんが、ブラウザの翻訳機能を使ったり、DeepLなどの翻訳の機能を持つ拡張機能を導入したりすることによって日本語化することが可能です。

拡張機能の導入や有効化については下記の記事をご覧ください。

【完全版】Chrome 拡張機能の設定に関して解説!

明確な答えのある質問でないと定型文が表示される

明確な答えやおそらく誰も学習させていなかったり、学習が少なかったりする内容だと、上記のような定型文が表示されます。

明確な答えがない内容であっても、例えば多くの人に質問されているような哲学的な内容であれば論理的に答えてくれるケースが多いです。

こうした定型文にはいくつか型があります。

返答がおかしい時(フィードバック)

AIの返答がおかしい場合は、その返答の横にあるハンドアイコンの下向きのものを選択して修正内容を書いたらSubmit feedbackをクリックしてください。

なお、ページが日本語に翻訳されている状態だと、AIの返答の表示がおかしくなることがあります。

そのため、ページが日本語翻訳されていた場合、英語表示に戻しておくようにしましょう。

アプリケーションエラーが発生する場合

翻訳で日本語にしている状態でダークモード、ライドモードの切り替えを行おうとすると、上記のエラーが発生します。

このエラーが発生する際は、再読み込みでページをリロードすることで切り替えが反映された状態で元のページに戻ることが可能です。

今の流行りなど最新の情報は答えられない

ChatGPTは12月より前のことに関しては答えられません。

つまり、現在のトレンドについて最新の答えは得られないことになります。

OpenAIのページが表示されて利用出来ない場合の対処法

左側のページが表示されてChatGPTを利用出来ないという場合が、アカウント作成直後などに起こります。

このページが表示されてChatGPTのページに行けないという場合は、OpenAI公式ページに戻りTRY CHATGPTを押してください。

Log inからContinue with Googleを押しましょう(自分の登録した方法を選択)。

登録したアカウントを選択することで、ChatGPTのページにアクセスできます。

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