2023年1月24日ごろから、水道からお湯が出なくなってしまった家庭が続出しています。
今回の記事では、水道からお湯が出なくなってしまった原因と対処法について解説していきます。
Contents
- 1 水道からお湯が出なくなってしまった問題が発生
- 2 水道からお湯が出なくなってしまった原因
- 3 水道からお湯が出なくなってしまった場合の対処法
- 3.1 どの部分のお湯が出ないのかをチェックする
- 3.2 水抜き栓を掃除する
- 3.3 ガスが止まっていないかをチェックする
- 3.4 給湯器をチェックする
- 3.5 解凍する
- 3.6 給湯器の電源をオフにして自然解凍を待つ
- 3.7 タオルをかけてしばらく待つ
- 3.8 銭湯がある場合は活用する
- 3.9 ドライヤーやお湯で給湯器を温めてみるのは故障に繋がるので行わない
- 3.10 水道管にぬるま湯をかける場合と注意点
- 3.11 解凍のためのお湯が沸かせない場合はどうすればいいのか
- 3.12 タオルとプチプチをまくと凍結しにくい
- 3.13 水を出したままにする
- 3.14 ボイラーを付けっぱなしにしておく
- 3.15 水道管が破裂していないかチェックする
- 3.16 給湯器の寿命が来ていないかをチェックする
- 3.17 お湯が出た後に凍結してしまうケースもある
水道からお湯が出なくなってしまった問題が発生
2023年1月24日から、強烈な寒波の影響で全国的に水道からお湯が出なくなってしまったという問題が発生しています。
帰宅後にお湯が出ないことに気づいた場合や、入浴前に気づいた場合など、生活に支障をきたしている方が多く出てしまっている状況です。
水自体出ない場合も
中にはお湯だけでなく、水道で水自体が出ないという方もいます。
こちらの場合も寒波の影響で水道管が凍結してしまっていることが原因のケースが多いです。
いつ頃から気温が暖かくなるのか
10年に1度と言われる最強寒波は、2023年1月24日から26日までがピークと言われています。
一方で1月27日以降もまだまだ寒さが続くことから、今後も水道管が凍結してお湯が出なくなってしまうリスクはあります。
2023年2月上旬頃までは寒さが続く見込みなので、晴れている日の日中などに寒さ対策を行っておいてください。
何℃ぐらいから水道管の凍結のリスクがあるのか
一般的に気温が-4℃以下になると水道管が凍結するリスクがあると言われています。
一方で最高気温が0℃以下の日が続く場合でも凍結のリスクがあります。
翌日の天気予報などをチェックして、凍結対策などを行っておくことをおすすめします。
水道からお湯が出なくなってしまった原因
ここからは、水道からお湯が出なくなってしまった原因について解説していきます。
寒波の影響
水道からお湯が出なくなってしまった原因としては、寒波の影響が大きいです。
2023年1月24日からは10年に1度と言われるほどの強烈な寒波が日本列島を襲いました。
こちらの影響で給湯器の給水管が凍結してしまい、お湯が出ていないことが原因の可能性が高いです。
給湯器の故障
突然水道からお湯が出ず、寒波の影響が関係ない時期の場合には、給湯器の故障の可能性もあります。
また寒波の影響を受けていても近隣地域では問題なくお湯が出ているという場合にも、給湯器が故障していたというケースがあります。
水道自体に問題がある
水道から水も出ない場合には、水道自体に問題がある場合もあります。
こちらの場合には断水されていないかの確認や、水道業者への問い合わせをするようにしてください。
水道からお湯が出なくなってしまった場合の対処法
ここからは、水道からお湯が出なくなってしまった場合の対処法についてご紹介していきます。
どの部分のお湯が出ないのかをチェックする
水道からお湯が出なくなった場合には、家中の水道からお湯が出ないのか、部分的な箇所でお湯が出ないのかを確認してみてください。
部分的にお湯が出ない場合には特定の箇所が故障しているというケースもあります。
まずはどの範囲でお湯が出ていないのかを冷静に調べてみてください。
水抜き栓を掃除する
水道からお湯が出ない場合には、給湯器の水抜き栓のフィルターにゴミなどが詰まってしまっていることが原因の時もあります。
水抜き栓が汚れているようであれば、1円玉コインなどを活用して取り外し、ゴミを取り除いてみてください。
ガスが止まっていないかをチェックする
水道からお湯が出ない場合には、ガスが止まってしまっていることが原因の時もあります。
確認事項
- ガスの元栓が開いているか
- コンロなどは使えるか
- ガスメーターでエラーが出ていないか
まずは上記などをチェックしてみて、ガス自体は使えるのかを調べてみてください。
給湯器をチェックする
水道からお湯が出ない場合、給湯器でエラーが発生しているというケースもあります。
まずは給湯器を確認して、エラーが表示されていないかを見てみてください。
給湯器で290のエラーが出ている場合にはドレン配管が凍結していることが原因なので、ドレン配管の凍結部分にタオルを巻いてゆるま湯をかけて温めてみてください。
解凍する
凍結が原因でお湯が出ない場合、以下の手順で解凍することができるケースがあります。
手順
- 電動給湯ポットなどでお湯を沸かす
- 給湯器のリモコンの運転スイッチをオフにする
- ガスの元栓を閉める
- 水道からお湯が出る場所で蛇口を少し開く
- 凍結の可能性がある配管や給水元栓の周りにタオルを巻く
- タオルにぬるま湯をゆっくりかける
- 水が流れるようになれば蛇口を閉める
- タオルを外して配管や給水元栓にかけたぬるま湯の水分を拭き取る
こちらを行う場合にはガスの元栓を閉めないと、解凍後に給湯器が燃焼してしまうリスクがあります。
必ずガスの元栓を閉めるのを忘れないようにして、作業してください。
給湯器の電源をオフにして自然解凍を待つ
無理やり解凍しようとする場合には水道管が破裂してしまうリスクなどがあります。
お湯が出ないことに気づいた後に急いでお湯を使う必要がない場合には、給湯器の電源をオフにして自然解凍を待ってみることも方法の一つです。
タオルをかけてしばらく待つ
凍結してしまったことが原因でお湯が出ない場合には、タオルをかけてしばらく待つことでも解凍を早めることができます。
ぬるま湯をかけて再凍結のリスクがあるのが怖い場合などには、タオルをかけるだけにしてしばらく置いてみてください。
銭湯がある場合は活用する
自宅の水道でお湯が出ない場合でも、近くに銭湯がある場合には運営をしている可能性があります。
寒波による水道の凍結のリスクがある場合には、事前に銭湯の営業時間と場所をチェックしておくことで、お風呂に入れないなどのトラブルを回避できます。
ドライヤーやお湯で給湯器を温めてみるのは故障に繋がるので行わない
給水管が凍結している場合でも、ドライヤーで温めることやお湯をかけることが故障に繋がるので行わないようにしてください。
特にお湯をかける場合には、水道管が破裂してしまうリスクがあります。
温める場合には管にタオルを巻いて、必ず電動給湯ポットなどで用意したぬるま湯で温めるようにしてください。
水道管にぬるま湯をかける場合と注意点
水道管が凍結した場合の対処法としてぬるま湯をかけることをおすすめしていますが、ぬるま湯をかけっぱなしのまま放置すると再凍結のリスクがあります。
ぬるま湯をかける場合はすぐに水分を拭き取って、再凍結のリスクを回避するようにしてください。
解凍のためのお湯が沸かせない場合はどうすればいいのか
ガスは付く状態であれば水をやかんなどで沸かし、解凍に利用するためのぬるま湯を用意することができます。
一方でガスもつかないという場合には、以下のようにしてお湯を準備してみてください。
例
- 電気ポットで水を温める
- ウォーターサーバーのお湯を使う
- 電子レンジで水を温める
タオルとプチプチをまくと凍結しにくい
寒波の影響で凍結してしまうのを予防したい場合には、ガスの給湯器の管にタオルとプチプチを巻いておくと凍結しにくくなります。
巻く場所
- 給水元栓
- 給湯配管と給湯器本体の接続部分
- 追い焚き配管と給湯器本体の接続部分
主に上記の部分をタオルとプチプチで巻いておくことで、凍結のリスクを軽減することができます。
水を出したままにする
凍結が原因で水道が止まってしまうのを避けるためには、寒波の恐れがある日の前日から水を出したままにしておくこともおすすめです。
前日の深夜などのまだ水やお湯が出るタイミングから、少しだけ蛇口を開けておいて、水を出したままにしておいてみてください。
ボイラーを付けっぱなしにしておく
凍結を防ぐためには、夜の間ボイラーを付けっぱなしにしておくのも方法の1つです。
ボイラーはつけっぱなしにしていても、水を通さない限りは点火しません。
そのため火事の心配などもないため、つけっぱなしにしておくことで凍結のリスクを軽減できます。
水道管が破裂していないかチェックする
お湯が出ない場合で、実は水道管が破裂してしまっていたというケースもあります。
一度水道管をチェックして、破裂していないかをチェックしてみてください。
破裂している場合には水道業者への問い合わせが必要となるため、早めの段階で確認することをおすすめします。
給湯器の寿命が来ていないかをチェックする
お湯が出ない原因として、給湯器の寿命がきてしまっていることが理由というケースもあります。
給湯器の寿命は、約13年から17年と言われています。
昔から利用している給湯器の場合であれば寿命が来ていることが理由でお湯が出ていないかもしれないので、製造年月を確認してみてください。
お湯が出た後に凍結してしまうケースもある
お湯が出たことを確認した後でも、その後凍結したなどが理由でお湯が出なくなってしまう場合もあります。
そのためお湯が出ていることを確認したら、できるだけ早い段階でお湯が必要な用事を済ませておくことをおすすめします。
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