Googleは、チャットAIを組み込んだ新しいサービスである「Google Bard」を今後一般ユーザーにもリリース予定と公表しました。
今回の記事では、Google Bardがどういったものなのかや使える時期、料金などに関して解説していきます。
Contents
Google Bardとは
Google Bardとは、Googleが独自で開発を行ったチャットボットAIサービスです。
Googleではブラウザ検索とチャットボットAIを組み込むことで、既存のGoogle検索エンジンをさらに強化したサービスとしてリリースを行うようです。
Googleが開発した対話型AI
Googleの独自開発AIであるGoogle Bardでは、LaMDAと呼ばれるモデルが内包されています。
LaMDAはGoogleが独自に研究を行った大規模な言語モデルで、かなり高性能なAIだと現在退職した社内のエンジニアが発言をし、話題を集めたものです。
LaMDAが搭載されたGoogle BardはChatGPTでも回答できなかった内容に独自の答えを返すなど、より高性能なAIとして開発されています。
最新の情報を学習
学習元になっているデータも2023年1月のものなので、最新のデータを元にした回答をしてくれるAIになっています。
ChatGPTやマイクロソフトへの対抗サービスとしてリリースされた
そもそもなぜGoogle Bardがリリースされているのかというと、ChatGPTやマイクロソフトへの対抗をするためです。
ChatGPTは質問をするだけでテキストで回答をくれるため、検索エンジンを活用せずとも知りたかった情報を得ることができるというメリットもあることから、リリース直後からかなり人気を集めたサービスです。
またマイクロソフトは、自社の検索エンジンであるBingにOpenAIを組み込んだものを今後正式に提供予定です。
Googleの主力サービスである検索エンジンを脅かす危機を脱するためにGoogleが行った対策として、Google Bardの開発が行われたという経緯です。
Google検索と連動して使用することができる
現在公表されている情報を見る限り、Google BardはGoogleの検索エンジン内に組み込まれるようです。
そのためGoogle検索内でチャットボットAIに質問をしつつ、検索結果から記事やサイトを確認することもできるという仕組みになるようです。
いつ頃から使えるようになる?
ここからは、Google Bardを一般ユーザーが利用できるようになる時期に関して解説していきます。
「信頼できるテスター」には既に公開済み
Google Bardは現在テストリリースの段階で、既に「信頼できるテスター」には公開済みです。
Google側に選ばれたテスターによるフィードバックを受け、改善した後に一般ユーザーにも順次展開していく流れのようです。
テストリリースの時期
テストリリースは2023年2月6日ごろから行われています。
一般ユーザーにも2023年2月末ごろに公開する見込み
2023年2月6日に、GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏が公開したブログでは以下の文言が記載されています。
そして本日、今後数週間でより広く一般に公開される前に、信頼できるテスターに公開することで、さらに一歩前進します.
テスト運用が開始されたのは2023年2月6日頃のため、おそらく2月末ごろには一般ユーザーも利用できるようになるのではないでしょうか。
時期に関して
一方で時期の確約はないため、テスト運用の状況次第では時期が伸びることも考えられます。
順番待ち登録などの必要はない可能性
Google Bardでは、Bingのように順番待ちリストが現在用意されていません。
また事前情報の段階では順番待ちに関する言及もないため、今後特に順番待ち登録などをせずとも利用できる可能性があります。
そしてテストユーザーに関しても新しく応募する窓口は用意されていないため、早く使いたいという場合でも一般ユーザーに向けたリリースを待つしかない状態です。
どうやって使うことができるのか
実際にGoogle Bardがリリースされた場合、どうやって使うことができるのかについて解説していきます。
検索画面に連動して利用することができる
現在わかっている範囲では、Googleの検索ブラウザの画面上部にAIとのチャット機能が追加されるようです。
Googleの公式ブログ内で貼られているプレビュー動画を見る限りでは、検索窓に入力した質問に連動してAIが答えを返してくれるという仕組みになっています。
また質問や回答に連動した検索結果が、AIが返す答えの下に表示されていくようです。
料金について
実際にGoogle Bardを使えるようになった場合、料金はかかるのかについて解説していきます。
無料で利用可能になると想定
現在Google Bardの利用に関して費用面での情報がないことから、無料で利用可能になると想定しています。
そもそも主力の検索エンジンを強化するために導入されたサービスなので、無料で提供することでユーザー離れを回避することも考えられます。
今後有料版が出る可能性もある
現状はおそらく無料で利用することができるのではないかと推測していますが、今後有料版が出る可能性もあります。
その場合には回答速度が無料版よりも早くなるなどのオプションがついてくることが考えられます。
AIが搭載されることでより便利にGoogleの検索エンジンが使えるようになるのではないかと想定するので、ぜひ情報をチェックして、リリース後は使ってみてください。
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