2019年7月23日にディズニーシーで新アトラクションとして登場した「ソアリン: ファンタスティック・フライト」。
このアトラクションでは、博物館内を見学して廻り、最後にライドで浮遊感や風を感じながら世界を旅することができます。
この記事では、ソアリンに実際に乗ってみた体験談や魅力について語っていきます。
Contents
新アトラクション「ソアリン: ファンタスティック・フライト」とは?
ディズニーシー内に「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」という博物館のような建物ができました。
この中にあるのが「ソアリン: ファンタスティック・フライト」です。
このアトラクションでは、館内にある飛行に関する資料や化石といった掲示物を見ながら巡り、最後はドリームフライヤーに乗ります。
部屋全体が非常にリアルな景色になり、ドリームフライヤーも風景に合わせて動き、風も機械的に起こされるため、まるで本当に空の旅に出ているようです。
ソアリンの基本的な情報は下の通り。
所要時間 | 約5分 |
身長制限 | 102cm以上 |
定員/収容人数 | 87名/1シアター |
シアター数 | 2シアター |
どこにある?
「ソアリン: ファンタスティック・フライト」は、ディズニーシー入口すぐにあるメディテレーニアンハーバーにあります。
ファストパスを取得しやすい位置にあり、アトラクション自体に人気もあるため、入場すぐに行かないとファストパスがなくなってしまう可能性もあります。
そのため、もしファストパスが欲しいなら最優先で取った方が良いかもしれません。
【体験談】ソアリン: ファンタスティック・フライトの魅力を徹底解説
ついに日本に上陸したソアリン。
ここでは、特に建物や外装、隠れミッキーに関する魅力について紹介します。
精巧な建造物や展示物
こちらは「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」という、博物館を模して造られた建造物です。
ここに入れば「ソアリン: ファンタスティック・フライト」を楽しむことができます。
ミュージアム外もなかなか凝った作りです。
こちらは「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と人の飛んでいる姿が描かれている壁画。
人間が蝙蝠のような翼の装置をつけていますが、これはダ・ヴィンチの設計した人力オーニソプターでしょう。
左は「モンゴルフィエ兄弟」という熱気球の発明家。
右は「フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィ」というカトリック司祭であり発明家だった人です。
彼は空気より軽い航空戦の概念を初めて示しました。
こちらは「サー・ジョージ・ケイリー」でしょう。
イギリスの航空学の父と呼ばれ、グライダー模型や有人のグライダーを製作しました。
こうして見てみると、ミュージアムの外壁に描かれているのは、空を飛ぶ研究や発明に貢献した人たちであると言えそうです。
こうやって、絵画を見てどういった意図なのか、どういった人が描かれているのか考察してみるのも面白いかもしれません。
もちろん、掲示物のクオリティも高いです。
絵画から壺、化石など様々な飛行に関するコレクションが飾られています。
内装と掲示物に関しては「【体験談】ソアリン: ファンタスティック・フライトに実際に乗ってみた感想」でさらに詳しく紹介していているので、ぜひ読んでみてください。
隠れミッキーを探せ
ディズニーランド、ディズニーシーともに隠れミッキーがあらゆるところに散らばっています。
ソアリン内にももちろん隠れミッキーが存在しているので、掲示物をよくチェックしてみましょう。
私が今回見つけた隠れミッキーらしきものは3つ。
全部壁画だったので、ミュージアム内にもたくさんあるのではないでしょうか。
1つ目は、木の形がミッキー型をしていますね。
2つ目です。
よく見てみると、雲の形がミッキーですね。
3つ目です。
気球のデザインにミッキーらしきものが混ざり込んでいるのが分かります。
さらに、このアトラクションにおけるキーパーソン「カメリア・ファルコ」とその相棒アレッサ(カメリアの手につかまっているハヤブサ)もあちこちに紛れ込んでいます。
もちろん、ミュージアム内にも隠れミッキーが存在するので、待ち時間も兼ねて家族や友達と探してみてはいかがでしょうか。
【体験談】ソアリン: ファンタスティック・フライトに実際に乗ってみた感想
「ソアリン: ファンタスティック・フライト」に実際に乗ってみたり、ミュージアム内の展示物や内装についての感想・体験談を紹介していきます。
アトラクションの内容と感想
世界の風景を風を感じながら旅する「ソアリン: ファンタスティック・フライト」。
まとめると下のような感想を持ちました。
- 大人でも子どもでも楽しめる
- 最高に楽しい(ディズニーで一番楽しいかも)
- 風や浮遊感だけでなく香りも再現
- 本当に空を飛んで旅している気分
- スリルはない
- 怖さも感じない
ソアリンでは、カメリアが仲間とともに開発した「ドリームフライヤー」という飛行船に乗ります。
見た目は、数人掛けの大きなブランコといった感じです。
これが浮き、非常にリアルな映像や風、香りなどを感じながら、世界中の空の旅を楽しんでいきます。
映像や風も再現度が凄かったのですが、私は特に香りにびっくりしました。
正直、ディズニーで最も楽しいのではないか、という感想を持ちました。
ソアリンは、ジェットコースターやお化け屋敷のようなスリルや怖いという「楽しい」ではなく、すごい・面白いに近い「楽しい」を経験できる最高のアトラクションです。
中の様子
内装は全体的に空の旅をテーマとしたものが多く見受けられました。
それもそのはず。
実は日本版ソアリンにはストーリーがあり、その内容に沿った展示物や内装となっているのです。
ストーリーの流れとしては、1900年初頭のイタリアでファルコ家が飛行に関するコレクションを展示する博物館に、ゲスト(ソアリンに参加しに来た人)が来場します。
そのとき、ゲストはファルコ家の娘「カメリア・ファルコ」の不思議な声を聞いて、ドリームフライヤーに乗り、本当に空を飛ぶという内容です。
そのため、描かれている絵や展示物も、空を飛ぶという類似点がみられます。
ミュージアムの中に入ってみると、天井の高い造りになっていることが分かります。
やはり、天井にある絵画も空の旅、飛行を意識したものばかりです。
待ち時間は館内にある展示物を見ながら移動していくことになるため、積極的に内容をチェックしてみると面白いかもしれませんね。
こちらはミュージアムの歴史が描かれたものでしょうか。
同じアングルで季節が違ったり、人が訪れたりしています。
昆虫からリス科まで空を飛ぶ生き物が描かれているのが分かります。
マンタやイカらしき海洋生物もいますね。
一見、空を飛ぶテーマから外れていそうな掲示物でも、よく考えてみるとテーマに即しているのが分かります。
実は調べてみて知ったのですが、マンタやイカは飛ぶんです。
ということは、この図はおそらくありとあらゆる飛ぶ生き物が描かれているのではないでしょうか。
こちらの壺はギリシャあるいはローマ風でしょうか。
パラシュートをつけた男性と、天使の翼のような装置を二の腕で固定した男性が描かれています。
鳥が羽ばたいてリンゴらしき果物を木からもぎ取っています。
それに対し、キリンは飛べないためリンゴを取ることができません。
空を飛べることの優越性を示しているのでしょうか。
鳥の羽根やたんぽぽの図などが展示されています。
たんぽぽの種は風に乗って移動するため、飛行の研究に役立つと考えられたのかもしれません。
こちらは化石です。
何の化石までかは分かりませんが、このミュージアムのテーマと翼があることから、恐らく飛べる恐竜ではないかと推察されます。
このように、ソアリンではアトラクションそのもの以外でも、展示物や建物そのものの出来が良く、内容も充実しています。
待ち時間の間にでも、よく観察して考察してみてはいかがでしょうか。
ミュージアム内を進んでいくと、ライドに乗る1エリア前から撮影禁止に。
このとき、下のようなことが起こるので初回乗るときはぜひ楽しみにしてください。
- 絵が動いて話す
- 置物が突然出現する
今までにない新しい体験だったと言えるでしょう。
子どもでも楽しめそう?
身長制限は102cmなので、小学校低学年でも参加できそう。
空を飛ぶのは古来から人間の夢で、飛行機が好きという子どもも多いです。
本当に空を飛んで色々な旅をしているという感じのアトラクションなため、退屈だと感じる子どもも少ないでしょう。
そのため、子どもでも大人でも非常に楽しめると思います。
さらに詳しく
直接飛んだり高速移動したりするわけではないため、ジェットコースターがダメな子にも安心。
ディズニーランドの「カリブの海賊」だと怖くて泣いてしまう子もいますが、ソアリンは明るい雰囲気とテーマなので、その心配も少ないです。
ただし、本当にリアルで浮遊感があり、本当に空を飛んでいるように感じられるため、高所恐怖症の子どもや大人はあまりおすすめできないかもしれません。
どの席がおすすめ?
ソアリンに乗る際、どの席がベストポジションなのでしょうか。
よくジェットコースターは、最前列の方が怖くて良いみたいなことを言いますが、ソアリンに関しては最前列が必ずしもベストポジションとは限りません。
実はソアリンの場合、どこに座るかによって見える景色が変わってきます。
そのため、前は最前列だったから次は最後尾、右端だったから左端というように席を変えれば、前とは違った景色が楽しめるということになるのです。
つまり、その人によってベストポジションは変わるし、どの席であっても外れはないと言えます。
【その他】ソアリン: ファンタスティック・フライトの魅力や疑問
ここまでで紹介できなかったソアリンの魅力や疑問について解説していきます。
待ち時間
私が実際にソアリンに乗ったときは、2時間半くらい並びました。
ファストパスは開始7分で終わるなど、新規アトラクションなのもあって非常に人気があります。
閑散日であれば、時間帯によっては100分~130分くらいで乗れる可能性も。
早く乗りたいなら
ソアリンは、やはり新アトラクションなので、待ち時間が長くなる傾向に。
また、実際に乗ってみて非常に楽しかったこと、他の人からの評判も良いことから、しばらくは待ち時間が極端に短くなることはないと予測されます。
そのため、ソアリンの待ち時間をなるべく短くしたいという方は、ファストパスの利用をおすすめします。
「ファストパス・リマインダー」を利用しても良いですが、私が遊びに行ったときに開始7分で売り切れたことを考えるとなかなか難しそうです。
そのため、私がおすすめしたいのは「東京ディズニーリゾート®・アプリ」というアプリを使ってファストパスを取得すること。
もちろん、無料でファストパスを取得することができます。
下記のような様々な機能があるため、ディズニーによく遊びに行くという人はインストールしておくと良いかもしれません。
- パークチケットの購入
- ファストパスの取得
- レストランの事前予約
- グッズの購入
- ショー・パレードの抽選
- 待ち時間を調べる
- 現在地の確認
「東京ディズニーリゾート®・アプリ」は下からインストールできます。
グッズも展開
ドリームフライヤーに乗っているミッキーたち、空から見たディズニーシーがデザインされたグッズが展開されています。
上の画像のグッズを始めとした、およそ40種類のグッズが展開。
やはり空の旅をテーマとしているだけあって、カラーは紺や空色が多いです。
ソアリングッズが販売されているのは、「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」というショップ。
品切れの心配もあるので、欲しいなら見つけ次第購入した方が良いでしょう。
「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」の位置は上の通りです。
関連メニューも楽しめる
ソアリンの関連メニューも販売されています。
澄み渡る空を連想するような綺麗な青いメニューが多いです。
関連メニューは現在4つあり、下記のようなお店で食べることができます
- ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ
- マゼランズ
ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ
「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」で取り扱っているのは下の3メニューです。
全体的にお財布に優しい価格帯。
どれも並びながら食べられそうです。
マゼランズ
「マゼランズ」でも関連メニューがあります。
「シェフのおすすめメニュー」8,900円に2,100円追加することでグッズがゲットできます。
上のスーベニアカップとソーサーのセットが、貰えるソアリングッズです。
色々なシーンで使えそうなデザイン。
「マゼランズ」の位置は上の通りです。
他国との違い
ソアリンは下記の場所にあるディズニーのテーマパークで乗ることができます。
- 日本
- アメリカ(フロリダ)
- アメリカ(アナハイム)
- 上海
ソアリンは世界4個所で乗ることができますが、仕組みは同じです。
しかし、カメリアのストーリーは日本版特有のもの。
つまり、日本のソアリンは他国のものよりストーリーのオリジナリティが強いのです。
上の画像は「WALT Disney World」のもの。
「WALT Disney World」は、フロリダにあるディズニーのテーマパークです。
こうして見てみると、ちょっと日本のソアリンに比べて繊細な感じではなく、少し原色が目立つ感じ。
アトラクションの仕組みは一緒ですが、やはり内装や建造物のデザインはかなり異なっているようです。
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