一般公開されたGoogleのチャットAIである「Google Bard」ですが、現在日本はまだサポート対象外となっています。
今回の記事では、Google Bardを日本から使う方法はあるのかについて解説していきます。
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Google Bardを日本から使う方法はあるのか
以前から話題になっていたGoogle Bardが、2023年3月21日に先行リリースされました。
現在は限定的な先行リリースとなっており、日本では正式に使うことができませんが、裏技を使うことで日本ユーザーもアクセスが可能です。
公式での日本版リリースはまだ
一般公開されたGoogle Bardですが、現在まだ正式には日本版に対応していません。
現在サポートされているのはアメリカとイギリスのみで、それ以外の国からアクセスしてもウェイトリストへの申請すらできない状況となっています。
日本から使おうとしたらどうなる?
日本からGoogle Bardへの利用申請をしようとすると「あなたの国ではまだサポートされていません」という画面が表示されます。
楽しみに待っていてくださいという内容のメッセージで締め括られており、ウェイトリストへの申請もできない状況です。
現在はアメリカ・イギリスのみで使用可能
現在Google Bardで一般公開のサポート対象になっている国は、アメリカとイギリスのみです。
上記2カ国のIPアドレスであれば、Google Bardへアクセスしてウェイトリストへの登録をすることができます。
いつから日本で使うことができるようになる?
日本でいつ頃から正式にGoogle Bardが使えるようになるのかについては明らかになっていません。
2023年3月23日にアメリカとイギリスでリリースされたばかりのため、それ以外の国への展開は少し時間があくことが想定されます。
予想で多いのは2023年の夏頃のため、定期的にチェックしておくことをおすすめします。
日本から使うための裏技
ここからは、日本からGoogle Bardを早期利用するための方法について解説していきます。
VPNを利用する
アメリカもしくはイギリスのVPNに変更することで、日本からでもウェイトリストに申請することができます。
今回は無料で使えるVPNネコで申請を行いました。
VPNネコの使い方に関しては下記の関連記事でご紹介しているので、参考にしながらアメリカもしくはイギリスに切り替えてください。
ハイブ運動会(HYBE運動会)の詳細や番組に対するファンの声、見逃しを解説
ウェイトリストに登録をする
VPNの設定をアメリカもしくはイギリスに変更してからGoogle Bardの画面にアクセスすると、ウェイトリストの申請画面が表示されます。
画面左下にあるJoin waitlistをタップしてください。
Opt In to receive email updates about Bard.(バードに関する最新情報をメールで受け取るためにオプトインしてください)の左側にあるチェックボックスをタップします。
チェックがついたらYes, I'm inをタップしてください。
You've been added to the waitlist!と表示されればウェイトリストの登録が完了です。
利用可能になればGoogleアカウントに登録されているメールアドレス宛に完了メールが届きます。
念のためにウェイトリストに追加されているかをもう一度確認したいのであればGot itをタップします。
最初の申請画面でもウェイトリストに追加済みとなっていることを確認したら完了です。
どのくらいの期間待つ必要がある?
申請後、実際に利用ができるようになるまでにどれくらい時間がかかるのかについては登録状況で左右されます。
リリース直後に登録を行ったユーザーは、申請後30分ほどで利用できるようになったという方がいます。
ですが申請をしているユーザーが増えていることが想定できるため、1日から数日は待つことを想定しておいた方が良いでしょう。
注意点など
ここからは、VPNを使った登録やGoogle Bardのウェイトリストに申請する場合の注意点についてご紹介していきます。
完了メールが届くまでは使えない
Google Bardでは利用の前にウェイトリストに申請をする必要があります。
こちらの申請が通って完了メールが届いてから、Google Bardを使うことができるようになります。
早期利用のためにVPNを使ったとしても、すぐに使えるとは限らないという点に注意してください。
登録完了後もVPNの接続が必要になる可能性も
今回の登録方法はVPNを利用して海外のIPアドレスを使用した方法となっています。
そのため登録完了後に利用をする場合にも、VPNの接続が必要になる可能性があります。
長期間VPNを利用する必要があるかもしれないので、どのVPNサービスを使用するかについては吟味することをおすすめします。
戻したらどうなる?
VPNを日本に戻してから、ウェイトリストに申請したアカウントで再度Google Bardの画面を開くと「あなたの国ではまだサポートされていません」のメッセージが表示されます。
ペナルティの可能性はある?
日本やアメリカではVPNの利用は合法のため、使用して海外のサイトにアクセスしても法律上問題はありません。
またGoogle Bard内の規約でもVPNを利用したサポート外の国からのアクセスについて触れられていないため、利用規約違反にもならない状況です。
補足
一方でGoogleが買収をしたYouTubeの有料版では、利用規約内にVPNを利用して海外ユーザーとして登録することは禁止されています。
ですが有料版のYouTubeの場合は国によって料金が異なるため、禁止としていることが考えられます。
そのためGoogle Bardは現在無料版のみの提供のため、海外ユーザーとして登録しても違反扱いになる可能性は低いです。
ですが本来提供されている登録方法ではないため、不安な場合には日本版がリリースされてから利用することをおすすめします。
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