2019年4月に新バージョンであるchrome74がリリースされました。
今回は、新たに利用可能となったWindowsのダークモード対応についてや、2019年2月に実装された14色の新テーマについて解説していきます。
この記事から分かること
- chromeをダークモードに切替える方法
- 方法が3種類あること
- 3種類全ての詳しい手順
ダークモードとは
引用:Pixabay
ダークモードとは、OSやアプリの外観を暗色にする機能のこと。
OSやアプリは、主に明るい色調で外観が彩られていることが多いのですが、明るい場所で利用する分には特に問題はないものの、暗所で利用する場合、目に対する負担が無視出来ません。
そんな時に役立つのがダークモードです。
ダークモードの設定方法は複数存在する
chromeのダークモードと一口に言っても、実は設定方法が複数あります。
主な設定方法は以下の3つ。
ダークモード設定方法 |
①OSの機能を利用する方法 |
②chromeのテーマ機能を利用する方法 |
③chromeの拡張機能を利用する方法 |
本記事では、全ての方法について解説していきます。
ダークモード切替方法
本項目では、chromeにおけるダークモード切替方法を詳しい手順と実際の画像を用いて解説していきます。
OSの機能を利用する方法
この方法は、Windowsではchrome74以降(2019年4月時点で最新版)、Macではchrome73以降で可能となった方法となります。
なので、新たにchromeを手にする方以外で、chromeのバージョンアップをしていない方は、まず初めにchromeを最新版へバージョンアップすることが必要です。
デスクトップのアイコンや、タスクバーなどからchromeを起動します。
右上の縦3点リーダーのアイコンをクリック。
この時、表示される項目の中に「Google chromeを更新」があった場合、そちらをクリックし、chromeを再起動することで最新版へバージョンアップすることが出来ます。
なかった場合は、お使いのchromeは最新版であることが分かります。
心配な方は、画像赤枠のヘルプから、chromeについてをクリックすることで、
現在のバージョンを確認することが出来ます。
chromeを最新版にしたら、OSの機能を利用するダークモードの準備は完了です。
Windowsの場合
デスクトップ画面のどこでも良いので右クリックします。
表示された項目から「個人用設定(R)」をクリック。
Windowsの設定画面が開きます。
画面左のメニューから「色」をクリックします。
ウィンドウの色などを設定出来る画面が表示されます。
その中でも、画面を下へスクロールすると表示される、上記画像の項目に注目します。
デフォルトでは「白」のチェックボックスにチェックが入っていますが、これを黒にすることで、OSの機能からダークモードを利用することが出来ます。
「黒」にチェックを入れます。
chromeがダークモードに切り替わりました!
Macの場合
Appleメニュー(いつものリンゴマーク)から「システム環境設定」をクリックします。
表示されたアイコンの中から、
「一般」をクリックします。
Macの一般的な設定を変更出来る画面が表示されます。
画面上部の「外観モード」から「ダーク」をクリックして選択します。
これでMacのダークモード切替は完了です!
chrome以外でパソコンを多用する方にオススメ
やっとchrome74でWindows/Mac両方で利用することが可能になったOS依存のダークモード。
chromeだけでなく、普段パソコンを利用する際に開いたり閉じたりするウィンドウがダークモードになる点が最大のメリット。
利用手順も簡単なので、普段から暗所でパソコンを利用する方に非常にオススメです。
chromeのテーマ機能を利用する方法
chrome公式から有志開発者によるテーマを利用してchromeをカスタマイズ出来る方法です。
本項目では、その中でも主にchrome公式のテーマを扱います。
テーマ変更手順
chromeを起動し、画面右上の縦三点リーダーをクリック。
表示される項目から「設定」をクリックします。
chromeの設定画面が表示されるので、項目の中から「デザイン」に注目し、
「テーマ」の右にあるアイコンをクリックします。
chrome公式や有志の開発者が提供するテーマをダウンロード出来るページが表示されます。
今回はダークモードにしたいので、
「Just Black」をクリックします。
詳細ページに進むので、
特に問題が無ければ、そのまま「chromeに追加」をクリックします。
chromeのテーマを「黒」にし、ダークモードにすることが出来ました!
OS機能を利用する方法よりも黒の濃度が高い気がします。
ちなみに、元に戻したい場合は、
先ほどのchrome設定画面へ戻り「デフォルトに戻す」をクリックすれば、即座に元のchromeを利用することが出来ますので、ご安心ください。
テーマに14色の新色が追加
実はchrome74になるまで、テーマ機能で選べるテーマは、有志の開発者などの製作物しか存在しませんでした。
chrome74へのバージョンアップで、ついにchrome公式から「ささやかなプレゼント」としてテーマが追加されたという経緯があります。
本項目では、新たに追加されたchrome公式による14色のテーマをまとめてみました。
主にダークモード用で利用する。
薔薇を意味するテーマ。
はやりすたりのない青色のテーマ。
Google先生は粘板岩や石板と訳しました。紺色に見えます。
海上の泡、波の花を意味するテーマ。
白黒のコントラストを楽しむテーマ。
大洋や遠海を意味するテーマ。
何故か蜂を思い浮かべてしまう個性的なテーマ。
静けさを意味するテーマ。
バナナをモチーフにしたテーマ。名前は直球。
紫外線を意味するテーマ。ネーミング担当者がヤケを起こしたわけではないようです。
おそらくイタリア語の「マルサラ」に由来があるテーマ。シチリア島に思い出があるのかもしれません。
植物であるスイカズラ(忍冬)を意味するテーマ。ちなみに白い花を咲かせます。
1986年公開のアメリカ映画に由来するかもしれないテーマ。
以上が新たに追加されたchrome公式テーマ14色となります。
遊び心を大切にしたい方にオススメ
今回ご紹介した14色以外にも、chromeで選べるテーマは盛りだくさんです。
気分転換や日々のネットサーフィンを楽しくするためにも、テーマ変更によるダークモード切替やその他の色への切替は有用。
特に、chromeが提供しているサービス・機能であることが重要で、バージョンアップによる不具合が起きにくいメリットがあります。
chrome拡張機能を利用する方法
chrome公式がダークモードに力を入れ始める以前から、有志の開発者が作成したダークモード用の拡張機能が存在していました。
本項目では、その中でも一番人気と知名度が高い「Dark Reader」を拡張機能として追加する方法を解説します。
テーマ変更を行った際に訪れた「chromeウェブストア」にアクセスします。
画面左のメニューから「拡張機能」を選択します。ちなみにテーマ変更の際には自動で「テーマ」が選択されていました。
画面左上の検索バーに「Dark Reader」と入力し、エンターキーを押して検索します。
検索結果トップに注目し、
「chromeに追加」をクリックします。
ポップアップで確認が表示されるので、
「拡張機能を追加」をクリック。
ご覧の通り、ダークモードに切り替わりました!
他の方法と違って、ウェブページのみダークモードになり、その他のUI部分などは通常のままなのが大きな違いです。
ちなみに、「Dark Reader」を削除したい方は、以下の方法があります。
chromeの画面右上、縦三点リーダーのマークをクリックし、項目から「その他ツール」にカーソルを合わせ、「拡張機能」をクリックします。
追加した拡張機能が一覧表示されるので、その中から「Dark Reader」を探して「削除」をクリックします。
ポップアップで確認が表示されるので、もう一度「削除」をクリック。
これで拡張機能から「Dark Reader」を削除出来ました!
一時的に「Dark Reader」を無効にしたい場合は、
コチラをクリックすれば、拡張機能から削除せずに「Dark Reader」を無効化出来ます。
Dark Reader |
提供元:https://darkreader.org |
chromeウェブストアページ |
OS機能からだとchromeのみをダークモードにすることが出来ない
最後に注意点です。
ここまでの項目で、chromeをダークモードにするには、3種類の方法があることが分かりました。
しかし、3種類の方法の中で1つだけ、chromeのみをダークモードに出来ない方法があります。
OS機能からダークモードにした場合、chrome以外のウィンドウにもダークモードが適用されてしまうのです。
といっても、エクスプローラーなどは、このように通常の状態のままなので、さして問題はありません。
黒くなってしまうのは、設定画面などです。
気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、この点だけ注意が必要です。
まとめ
今回はchromeにおけるダークモード切替方法をまとめてみました!
複数方法が存在するので、自分に合った方法を本記事から見つけて下さい。本記事がみなさんの役に立てば幸いです。