GPT-4には一部制限が存在し、それが文章生成時の文字数制限です。
本記事では、GPT-4の文字数制限が発生し文章が途中で止まってしまう原因と、対処法について詳しく解説します。
Contents
GPT4にしても文章が途中で止まる
GPT4で文章が出力されている際に途中で止まってしまう場合があります。
GPT-3.5でも文章が止まってしまうことはありますが、GPT4になったことによって文章の出力に制限が無くなったのではと考えるユーザーが多数います。
しかしGPT4になっても、文章が途中で止まってしまいます。
下記記事でも詳しく解説していますので、ご覧下さい。
ChatGPTで回答の途中で文章が止まる場合の原因と対処法を解説
GPT4にしても文章が途中で止まる原因
原因
・文字数制限
GPT-4は、機械学習アルゴリズムの一種であるTransformerベースのモデルで構築されており、入力として与えられるトークン(文章を分割した最小単位)に制限があります。
・計算リソース
GPT-4は、多くのパラメータと大量の計算リソースを必要とします。特に、文章が長くなるほどメモリ使用量が増加し、計算コストが高くなります。このため、モデルのパフォーマンスを維持しつつ、計算コストを抑えるために文字数制限が設けられています。
・情報の喪失
GPT-4は、ある程度の文脈を考慮して文章を生成しますが、文章が長くなると文脈の途中で情報が喪失しやすくなります。これは、モデルの性能低下につながるため、文字数制限を設けることで品質を保つ工夫がされています。
GPT4にしても文章が途中で止まる原因は上記となっています。
GPT4でも変わらず文字数制限があり、文章が途中で止まるようになっています。
GPT4にしても文章が途中で止まる場合の対処法
GPT4にしても文章が途中で止まる場合の対処法に関して解説していきます。
出力の分割
長い文章を生成する必要がある場合、出力を分割してそれぞれに対してGPT-4を使用し、最後に結合する方法があります。
ただし、分割した部分間での文脈の繋がりが失われることがあるため注意が必要です。
一度止めて再生成する
文章が途中で止まってしまう場合には、一度止めて再生成することで止まらずに回答をくれることがあります。
再生成する場合にはTry againをクリックすればいいだけなので、試してみてください。
手順
手順に関しては↓の関連記事で紹介しています。
最後の1文字を質問に送信する
途中で止まってしまった場合には、最後の1文字を質問に送信することでも続きを生成してくれます。
例えば「私は」で止まってしまった場合には、「は」を送信すると続きを生成してくれます。
質問の仕方を変えてみる
文章が止まってしまう場合や生成に時間がかかっている場合には、質問の解読に手間がかかっていることも考えられます。
その場合には質問の仕方を変えてみることで回答が早くなることがあります。
主語や述語をはっきり記載した上で、何が聞きたいかを具体的にすると質問が返ってきやすくなります。
「続き」で生成する
回答が止まってしまう場合「続き」と書いて送信しても続きの回答を生成してくれます。
対応のワード
- つづき
- 続き
- continue
上記のように続きを催促するキーワードを送ることで、止まってしまった回答の続きを生成してくれます。
英語で質問してみる
質問をする時に日本語で質問をしている方が多いと思いますが、英語で質問をした方が回答が早いという意見が多いです。
DeepLを使うと簡単に日本語から長文を英語に変換できるので、活用して英語で質問をしてみてください。
短文になるように文字数を指定する
止まってしまう原因として回答する文字数が長くなってしまうことが考えられます。
そのため短文になるように文字数を指定することで止まらずに回答が生成されやすくなります。
「100文字以内で回答してください」のように文字数を指定することでその文字数通りに回答を返してくれるので、試してみてください。
最後の一文と一緒に「続きをお願いします」で生成する
途中で止まってしまった場合には、回答の最後の一文と一緒に「続きをお願いします」と再度質問をすることで続きを生成してくれます。
連続して質問することで前後の文章に合わせて回答をくれます。
止まってしまった場合にはこちらも試してみてください。
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GPT-4の文字数制限は、計算リソースの制約や情報の喪失による品質低下を防ぐために設けられています。
この制限に対処するためには、入力文章の短縮、出力の分割、カスタム生成モデルの構築などが有効です。