4月8日にLINEに新しい機能として「トークスクショ」が追加されました。
トークスクショはLINEのチャットのみで使えるスクリーンショット機能で、モザイク加工や文字入力等自由な加工が可能な機能です。
今回はトークスクショ機能の使い方やLINE labsの設定方法等の紹介をしていきます。
この記事で分かる事
トークスクショの概要
トークスクショの設定
トークスクショの使い方
キャプチャ範囲を拡大するには
キャプチャ範囲を縮小するには
メッセージのプロフィールアイコンや名前の隠し方
LINEの「トークスクショ」機能とは
2018年からトークキャプチャという名前の機能が存在していましたが、2019年4月8日にトークスクショという名前に変わりiOS版が正式にリリースされました。
トークスクショというのはLINE限定のスクリーンショット機能の事で、スマホに標準で搭載されているスクリーンショット機能とは違い、
- 撮影範囲の指定
- アイコンといったプライバシー等に関わる部分を伏せた上で撮影
- 撮影したスクリーンショットのiPhone端末への保存
- そのままLINEのトークにアップロード
といった事が手軽にできます。
トークスクショの設定方法
トークスクショ機能は、何かのアプリをダウンロードする必要はありません。2019年4月8日以前はLINEの友達一覧の左上にある設定から「LINE Labs」をタップする事で開き、利用可能に出来ましたが、トークスクショが4月8日に正式リリースされた事から先行利用ではなくなった為、LINE Labsには表示されていません。
LINEのバージョンが最新版である9.5以前であればトークスクショを有効にするか否かの選択が可能なので確認してみましょう。
言ってみればトークスクショが標準機能になっていなければLINEは最新版ではないという事です。
LINEのバージョンはApp Storeのアップデートからインストールされているアプリ一覧が出てくるので、LINEをタップするとLINEのバージョンが表示されます。
トークスクショの使い方
バージョン9.5に更新したLINEではトークスクショの設定は特に必要なく、メッセージの吹き出しを長押しする事で「スクショ」という項目が出てくるのでタップするとトークスクショ機能を利用出来ます。
具体的なトークスクショの使い方ですが、トークスクショの機能を立ち上げると「情報を隠す」「スクショ」という二つの項目が出てきます。
「情報を隠す」を選択すると、トーク相手の名前とアイコンを隠す事が出来ます。
隠す場合、表示されるのは個人名やアカウント名ではなく、ヤシの木やペンギンなどのアイコンで隠してくれます。
スクショをタップする事で、実際に撮影する手順に進みます。
撮影範囲の拡大と縮小のやり方
トークスクショの肝である撮影範囲の指定については明るくなっている箇所が撮影箇所で、撮影したいところをタップする事で撮影範囲の調整が可能です。
やり方はキャプチャ範囲の拡大の場合は起点となるメッセージから、拡大するメッセージをタップする事で、起点にしたメッセージからタップしたメッセージまで範囲を拡大する事が出来ます。
逆にキャプチャ範囲を縮小する場合は、以前は指定した範囲をタップする事で範囲から外す、つまり縮小が可能でしたが、現在は出来なくなっています。
撮影範囲の縮小ではなく、リセットをする事で撮影範囲の変更が可能になっています。
また、撮影範囲内については落書きも可能なので、書いた内容に色付きの線で囲ったり何かメッセージを載せる事ができます。
しかし、一度に範囲をいくつも指定して撮影する事は出来ないので注意が必要です。
あくまでも一連のメッセージの範囲のみ指定可能なので、途中のメッセージを隠したい場合は落書きやモザイク機能等を活用しましょう。
スクショ撮影後に左下に表示される転送アイコンをタップすると、LINE内の他のグループは人に対して転送する事が出来ます。
転送先は一度に複数選択可能で、一括で送信されます。
トークスクショのAndroid(アンドロイド)版はあるのか?
LINEのトークスクショ機能ですが、2019年4月8日のリリースはiOS版のみで、現在はAndroid版はリリースされていません。
LINE公式からもAndroid版の正式なリリース日等の情報は一切公表されていないものの、「前向きに検討」というコメントを出しているので、気長に待つしかないみたいです。
トークスクショを利用した事は相手ににバレる?
ところで人のトーク履歴を撮影する機能であるトークスクショ機能ですが、モザイクや落書き機能があるとはいえ、トーク画面の撮影をした場合形を問わず相手に通知されるのか気になる人もいます。
現状ではトークスクショをした場合、個人やグループのメンバーに対して何らかの通知が行く事はありません。一つ一つの行動に通知が行くFacebookやInstagramとは違いここは安心出来るポイントとなっています。
しかし、今後トークスクショの機能を悪用するユーザーが出てくる等、なんらかの問題が発生した場合は通知が行く様に仕様が変わる可能性もあるのでアップデートの内容に注意を払う必要がある事は覚えておきましょう。
トークスクショが出来ない場合の対処法
基本的にiPhone4よりも後の機種であればLINEのトークスクショ機能は利用できますが、トークスクショが利用出来ない場合の原因と対処法を下記で解説していきます。
LINEが最新バージョンになっていない
まず疑うのは、LINEが最新バージョンになっていないケースです。
最初に説明した通り、トークスクショ機能はバージョン9.5とそれ以前に利用方法が異なるため、最新バージョンでの利用方法とそれ以前での利用方法を試してみると良いでしょう。
iOSがLINEのバージョン8.7に対応していない
LINEが最新バージョンであるにも関わらず、トークスクショが利用出来ない場合は、
- 利用している端末がLINEバージョン8.7に対応していない
- iPhone4以前の機種の可能性
といった可能性があります。
iOS8.0に対応出来ない端末の場合はLINEのバージョン8.7に対応できない為、LINEのトークスクショ機能は利用できないわけですが、該当する機種はiPhone4を含めてそれ以前の機種です。
仮にiPhone4以降の端末でもiOSをアップデートしないとトークスクショ機能は利用できないので、注意しましょう。
上記いずれでもない場合
iOSやLINEのバージョンに問題無い場合の可能性として挙げられるのは、長時間アプリを起動し続けた事によって動作に問題が起きた事が考えられます。
この場合、バックグラウンド画面からアプリをスワイプして強制終了する事で動作が戻る事が多いです。
また、iPhoneの電源を一度切って再起動する事で大抵の挙動は直るので、冗談の様な手法ですが一度試してみる価値はあります。
これらの手順を踏んでトークスクショが機能しない場合は、LINEのサーバー側、もしくはアプリになんらかの不具合・障害が発生している可能性があるので、改善されるまで待つ必要があります。