iOS15.4へのアップデートでマスクや眼鏡を付けたままロック解除が出来るようになりました。
この記事では、マスクや眼鏡を付けたままロック解除出来るようになった詳細と設定の方法、利用出来ない原因と対処法について解説していきます。
Contents
iOS15.4でマスクをつけたままiPhoneのロックが解除出来るように
iOS15.4がリリースされ、対応機種にマスクを付けたままロック解除出来る機能が追加されました。
これにより、コロナ禍の外出先などでマスク着用をしたままでもロックが解除しやすくなり便利になります。
マスクを着用したままFace IDでロック解除出来る
iOS15.4にアップデートすることで、再設定の案内が表示され、「マスク着用時Face ID」をオンにすることで、マスクを付けたままロック解除が出来るようになりました。
眼鏡にも対応
今回のアップデートにより、眼鏡を付けたままのロック解除にも対応しました。
これにより、眼鏡やマスクの状態でのロック解除はもちろん、マスクと眼鏡両方を付けた状態でのロック解除にも対応したことになります。
従来はApple Watchと組み合わせる必要があった
以前からマスクを着用したままロック解除出来ましたが、Apple Watchとの組み合わせが必須でした。
しかし、今回のiOS15.4へのアップデートにより、iPhoneだけでロック解除が可能となったのです。
米国時間3月14日にリリースされたiOS 15.4で実装
米国時間3月14日にリリースされたiOS 15.4で、マスクを付けたまま、眼鏡を付けたままロックを解除する機能が実装されました。
iOS15.4でマスクをつけたままロック解除出来るようにする設定
iOS15.4でマスクをつけたままロック解除出来るようにする設定について解説していきます。
マスク着用時にFace IDを使用する
「マスク着用時Face ID」をオンにすることで、マスクを付けたままロック解除が出来るようになります(iOS15.4にアップデートしただけでは適用されません)。
「マスク着用時Face ID」をオンにするには、設定からFace IDとパスコードを選択しマスク着用時Face IDをタップしてください。
マスク着用時にFace IDを使用するを選択し、Face IDのセットアップを行います。
「Face IDのセットアップ方法」という表示がされたら、開始をタップしましょう。
枠内に顔を入れると、自動的に撮影されます。
今度は、ゆっくりと頭を円を描くように動かして認識させてください。
完了をタップしましょう。セットアップが完了しました。
メガネを追加する
普段眼鏡を付けて生活しているという人は、この設定も行っておくことをおすすめします。
なお、複数の眼鏡を使い分けているという場合は、所持している全ての眼鏡を登録しておくようにしましょう。
眼鏡を追加したい場合は、設定からFace IDとパスコードを選択し、「マスク着用時Face ID」の下にあるメガネを追加をタップしてください。
続けるをタップします。
後は、【マスク着用時にFace IDを使用する】と同じ手順でセットアップが開始されます。
iOS15.4にアップデートしたのにFace IDが使えない、マスクを付けたままロック解除出来ない原因
iOS15.4にアップデートしたのにFace IDが使えない、マスクを付けたままロック解除出来ない原因は下記の通り。
原因
- Face IDの再設定を行っていない
- 対応機種でない
- iPadである
- 視線を外した状態でロック解除しようとしている
- 登録しているものとは別の眼鏡を付けている
- 眼鏡が曇っている
- 設定・ロック解除の場面でフリーズした
- サービス側の不具合
ロック解除や設定のタイミングでフリーズしてしまっている可能性も
ロック解除や設定のタイミングでデバイスがフリーズしてしまっている可能性もあります。
不要なアプリのアンインストール、不要なデータの削除、不要なブラウザやタブを閉じるなどして、デバイスを軽くしてから再度設定作業を行うようにしましょう。
また、ロック解除のタイミングでフリーズしてしまう場合は、再起動することにより解決する可能性があります。
サービス側の不具合である可能性も
もし、対応機種(【iPhone12以降の対応機種である必要がある】の記事を参照)なのに「マスク着用時にFace IDを使用する」という項目が出なかったり、対応機種であり、再設定を行ったはずなのにロックが解除出来なかったりするという場合は、サービス側の不具合である可能性があります。
サービス側の大規模な不具合である場合、問題が解決するまで時間を置くしかないケースも多いです。
iOS15.4マスクを付けたままロック解除出来ない場合の対処法
iOS15.4にアップデートしたのにFace IDが使えない、マスクを付けたままロック解除出来ない場合の対処法について解説していきます。
Face IDの再設定が必要となる
対応機種であったとしても、iOS15.4にアップデートしただけでは「マスク着用時Face ID」の設定は自動的にオンになりません。
【iOS15.4でマスクをつけたままロック解除出来るようにする設定】を参考にして、再設定を行うようにしましょう。
対応機種である必要がある
対応機種は、iPhone12以降の対応機種のみとなっています。
アップデートを行っても、Face IDの再設定の案内が表示されなかったり、設定からFace ID設定を見ても「マスク着用時Face ID」が表示されなかったりする場合は対応機種でない可能性があります。
アップデート後【再設定の案内が表示されない場合は設定から行う】の手順で、「マスク着用時Face ID」という表記がなければ未対応の端末です。
iPadは全機種非対応
iPadでは、2022年3月15日時点では全機種非対応となっています。
再設定の案内が表示されない場合は設定から行う
Face IDの再設定の案内が表示されない場合は、表示を読み飛ばしてしまった可能性があります。
設定のFace IDとパスコードから再設定が行えるため、確認してみてください。
視線を外してロック解除しようとすると外れにくい
もし、「マスク着用時Face ID」をオンにしたはずなのに、マスクを付けたまま顔認証が出来ないという場合は、デバイスのカメラに視線を合わせてから解除を行ってみてください。
視線を外した状態でロックを外そうとすると外れないケースが多いです。
複数本眼鏡を所持している場合は全て登録しておく
ロックを解除しようとした時に付けている眼鏡が登録されていないものであるケースもあります。
複数の眼鏡を所持している場合は、全ての眼鏡を登録しておくようにしましょう。
設定方法に関しては【iOS15.4でマスクをつけたままロック解除出来るようにする設定】を参照してください。
サングラス、色付きレンズの眼鏡である
マスク着用時のFace IDは、サングラスに対応していません。
また、色付きレンズの眼鏡に関しても、ロック解除の時に反応が鈍くなる可能性があります。
「目の周りの覆っているものを外してください。」と表示されてロック解除出来ない場合の対処法
「目の周りの覆っているものを外してください。」と表示されてロック出来ない原因の多くは、眼鏡の曇りや色の入ったレンズであるケースです。
そのため、眼鏡の曇りがなくなってから再度チャレンジしたり、色の入ったレンズの眼鏡を使用したりしないようにしましょう。
色の入ったレンズを着用している場合は、眼鏡を外して再度ロック解除を試みてください。
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