現在、LINEの「バックアップ」機能でエラーが連続する症状が多発しています。
「不明なエラーです」「一時的なエラー」と表示される原因と対処法について、詳しく解説していきます。
Contents
LINEで不明なエラーが出てバックアップできない症状の概要
まずはLINEで発生している「不明なエラー」の症状について、詳しく解説していきます。
なお、LINEのバックアップ中のエラーにはいくつか種類があり、「一時的なエラー」という、よく似た症状と画面表示をすることがあります。
一時的なエラーによりリクエストが完了しませんでした。もう一度お試しください。
この場合も「不明なエラー」とよく似た症状・対処法が適応されるので一緒に解説していきます。
バックアップを開始するが一定値に進むとエラーが出る
LINEのバックアップは非常に簡単で、基本的には外部機器なしで簡単に過去のメッセージを保存することができます。
今回多発しているエラーは、バックアップが問題なく始まるものの、途中で突然エラーが発生して完了できないという症状を指します。
自動バックアップ失敗の通知が何度も来る
以上の様に、上手くバックアップが出来ない状態に陥っていることから、「自動バックアップ」機能をONにしている利用者の中には、「自動バックアップ失敗」の通知が何度も届いてしまう問題も同時に発生しています。
この場合は、自動バックアップ機能をオフにすることで、一先ずは対処することが可能です。
バックアップ進行度が30%や70%辺りでよくエラーが発生する
順調に進行度ゲージが進む中、エラーでもっとも止まりやすいのは30%や70%だと言われています。
原因は定かではありませんが、「30%までは進むけど、それ以上はエラーになる」と頭を抱えている利用者も多いことが確認されています。
LINEで不明なエラーが出てバックアップできない原因
LINEのバックアップ中に、「不明なエラー」「一時的なエラー」が発生している原因を二分すると、アプリの一斉不具合または、LINEやデバイスの設定や利用環境に原因があることに分けられます。
見極めるポイント
LINEのバックアップ設定には、いくつかの段階踏まなくてはなりません。
設定の問題で起こるエラーの大半が、LINEアプリとクラウドサービスが上手く連結できていなかったり、アクセス許可をオンにしないことが挙げられます。
以下で解説していく設定上の条件を全て満たしているにも関わらず、上手くバックアップできない場合は不具合が発生していることを疑うと良いでしょう。
アプリの不具合で一斉に不調になることがある
2022年11月中旬にかけて、Android版LINEを中心にバックアップ中にエラーが多発する不具合が多く報告されました。
同時期に同じ症状が多く発生したことがSNS上でも確認されたため、この場合のエラーはアプリの不具合が原因であったと考えられます。
デバイスの設定や使用環境に問題がある
バックアップにはLINEと各クラウド(iCloudやGoogleドライブ)との連結が必要で、尚且つ大量データをやり取りします。
つまりは通信環境が不安定であれば、タイムアウトをしてしまったり、上手く送信できなかったりと失敗に繋がることも珍しくありません。
尚且つ、iPhoneやAndroid上の設定が未完了であれば、「不明なエラー」「一時的なエラー」として、画面上だけでは原因がはっきりとわからないエラーが吐き出されてしまいます。
iCloudにバックアップに必要な容量が空いていない
LINEのデータをバックアップする先は、iPhoneであれば「iCloud」で、Androidであれば「Googleドライブ」です。
つまりバックアップ先に十分な容量が空いていなければ、バックアップデータが収まりきらずに「エラー」に繋がることがあります。
iOS版のLINEで不明なエラーが出てバックアップできないときの対処法
LINEのバックアップ中のエラー対処は、使用している端末の種類によって異なります。
まずはiOS版をベースに、対処法を解説していきます。
LINEが推奨する対処法
- LINEアプリとiOSのアップデート
- アプリと端末を再起動
- 不要なアプリやデータを削除
- iCloudの空き容量を確保
LINE内のキャッシュを削除する
LINEアプリ内には過去のやり取りを蓄積したキャッシュデータが残されています。
再起動等なしで連続して使用したり、キャッシュデータが膨大になると上手くバックアップデータの圧縮が出来なくなるケースがあります。
LINEアプリのキャッシュデータを削除したことが無い方は、一度キャッシュを削除してみましょう。
注意点
LINEのキャッシュを削除しても、トーク履歴や保存してある画像、ファイルデータが削除されることはありませんが、削除後の初回のみ、少しだけ画面表示の時間が長くなります。
なおキャッシュ削除の注意点は、表示期間が経過してしまった保存をしていない画像などのファイルデータは削除されてしまうという点です。
必要なファイルはしっかり保存しておきましょう。
▼LINEのキャッシュデータを削除する手順は、以下をご確認ください。
iCloud Driveを有効にする
LINEの不具合以外で、バックアップが上手くいかない原因の大半が「iCloud Drive」をオンに設定できていないことです。
iCloudの拡張機能であるiCloud Driveの設定はLINEアプリ内ではなく、iPhone本体の設定から変更できます。
連続してエラーを表示する際は、必ず確認をしてみましょう。
iCloud Driveを有効にする手順
設定Appの最上部にある使用者の名前をタップします。
次にiCloudを選択します。
iCloudの詳細ページに遷移したら、iCloudDriveをタップし、「このiPhoneを同期」ボタンをオンにして完了です。
iCloudの空き容量を確保する
データを保存するiCloudに空き容量がなく、尚且つ削除できるデータが無い場合は、課金をしてストレージを追加購入しましょう。
月額料金が必要となってしまいますが、安価な金額で大きな容量を確保することができます。
自動バックアップをオフにする
バックアップ機能がエラーで上手く使えないときは、一旦自動バックアップをオフにしておきましょう。
仕掛けてあるタイマーに合わせて、LINEが自動でバックアップを試みますが、その度に「失敗」の通知が届いてしまいます。
エラーが解消されるまでは、自動バックアップは使わない方が良いでしょう。
自動バックアップをオフにする手順
LINEのホーム画面右上にある歯車アイコンをタップし、設定画面に入ります。
次にトークを選択します。
トークのバックアップを選択したら、バックアップ頻度に移ります。
最後に「自動バックアップ」のボタンをグレー(オフ)にして完了です。
モバイル通信で試したりWi-Fiルーターの入れ直し
安定した通信環境を確保するには必要不可欠なWi-Fiですが、このWi-Fi環境が悪影響を及ぼしている可能性も考えられます。
実際、Wi-Fiルーターを一度再起動したことで、無事バックアップが成功したという事例もあります。
通信に関する対処法
- iPhoneのWi-Fi接続をオンオフ切り替えてみる
- モバイル通信でバックアップしてみる
- Wi-Fiルーターを再起動してみる
Android版LINEで不明なエラーが出てバックアップできないときの対処法
基本的な対処法や考え方はiPhoneと同様ですが、Android版特有の設定項目があるため、対処法も微妙に異なってきます。
以下ではAndroid版LINEでバックアップが出来ないときの対処法を解説していきます。
基本対処法はiOS版と同じ
エラーが度重なる時の基本的な対処法は、Android版もiOS版も変わりません。
デバイスと通信環境、設定を見直ししてみましょう。
連絡先へのアクセス権を許可する
Android版LINEでバックアップが失敗する原因に多いのが、連絡先へのアクセスを許可していない設定上の問題です。
バックアップデータの中に連絡先データを含むため、許可をしないと、アクセスができずにバックアップ作業もストップするためエラーが表示されるというものです。
連絡先へのアクセス権を許可する手順
Androidの設定画面でアプリを選び、LINEの詳細設定へ移ります。
権限から「連絡先」のボタンをオンに切り替えます。
違うGoogleアカウントと連携してみる
使用しているAndroid端末には、元々何らかしらのGoogleアカウントが連結されています。
エラーが多発する際は、アップロードを試みていたアカウントとは別のアカウントと連結して試してみましょう。
Googleアカウント連結手順
LINEホーム画面右上の歯車アイコンをタップし、設定画面へ移ります。
次にトークを選択します。
トーク履歴のバックアップ・復元を選択し、Googleアカウントを選びます。
すでにAndroidに連結しているGoogleアカウントが表示されるので、任意で選んで完了です。
バックアップ先のGoogleドライブの容量を確認・確保する
iCloudと同様で、バックアップデータを収納するドライブ上に十分な容量が無ければデータをアップロードすることが出来ません。
連結しているGoogleアカウントのドライブに十分な容量があるか確認し、心もとないようなら、データ整理をするようにしましょう。
Googleドライブへのアクセス権を確認
使用しているGoogleドライブのアクセス権に問題が発生していないか、確認して改善してみましょう。
確認方法
- LINEやAndroidの設定から、Googleアカウントに連結できているか確認する
- Googleドライブのアプリを削除している場合は、再インストールする
バックアップ用の外部アプリを利用する
iPhoneやAndroid端末から上手くデータをバックアップできないときは、外部のバックアップ用アプリを使用するのも有効です。
ただし、データを丸ごと預けるので、セキュリティ面を鑑みて安心度が高いサービスを選ぶようにしましょう。
iCareFone for LINE
iPhone・Androidを問わずに簡単にバックアップ用データが作れるアプリで、ワンクリックで転送も可能とうたわれているサービスです。
データを長期保管するためのアプリというより、データの機種間移動に重点を置いている機能です。
ポイント
- 通常は面倒なAndroid・iPhone間のバックアップデータの転送も可能
- 14日間以上のトーク履歴の引継ぎも可能
- パソコンが必要
iCareFone for LINEの公式サイトはコチラからご確認ください。
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