LINEには企業用のためのアカウント「LINE公式アカウント」を作成することができます。LINE公式アカウントを上手く利用すると集客や売上アップにも繋がるでしょう。
そんな企業のPRとして役立つLINE公式アカウントとはどういったものなのか、そしてどうすれば利用できるのか、アカウント作成方法などについても紹介していきます。
LINE公式アカウントとは
LINE公式アカウントとは大企業・中小企業や店舗など大きさ関係なく、お店や会社のために利用できるLINEのアカウントです。
多くの人に企業・店舗などのアカウントを友達登録してもらって、そのユーザーたちに一気に情報を送られる便利な機能となっています。
そんなLINE公式アカウントでは以下のような基本機能の利用が可能です。
- メッセージ
- タイムライン
- チャット機能
- リッチメニュー
- ショップカード
- クーポン抽選
- レポート機能
それぞれどういった機能なのか1つずつ詳しく見ていきましょう。
LINE@は中小企業用だった
今では規模に関係なく「LINE公式アカウント」の利用が可能となっていますが、実は少し前までは、大企業が「LINE公式アカウント」・中小企業が「LINE@」でした。
今はサービスを統合して「LINE公式アカウント」となっています。
LINE公式アカウントの種類は3つ
LINE公式アカウントは全てが同じ種類ではなく、以下のように3種類に分かれています。
- プレミアムアカウント
- 認証済アカウント
- 未認証アカウント
プレミアムアカウントは認証済アカウントのさらに上のアカウントです。
既に認証済アカウントになっていなければプレミアムアカウントへの審査は行ってもらえません。
また、プレミアムアカウントは自動的になるのでいつの間にか審査されてなっていたという状況になるようです。
その他、認証済アカウントは決まった審査を通過したアカウントが貰え、もし認証済アカウントになった場合はLINEアプリの検索結果に引っかかるようになります。
課金で利用できるメッセージ数などを変更できる
LINE公式アカウントはメッセージを送る量などによって、料金が変わってきます。
上の画像を見るとわかるのですが、基本的には「無料」でメッセージを1,000通まで送ることが可能です。
ただし、フリープランの1,000通送り切った後、数通送りたい場合は追加メッセージなどを行うことができないので、その月にメッセージを利用したい場合はすぐにライトプランもしくはスタンダードプランに変更しなければいけません。
もとから多くのメッセージを送る予定という方は「ライトプラン」「スタンダードプラン」に入ることをおすすめします。
ちなみにスタンダードプランは追加のメッセージ料金がとても細かく設定されています。
追加メッセージが50,000通以上になると1通の単価も安くなっていきます。
メッセージ配信で情報を多くのユーザーに知らせる
LINE公式アカウントでは、友達追加してくれたユーザーに対して「メッセージ配信」を行うことが可能です。
LINEの利用者は8,200万人ととても多く、これは日本人口の6割程度と言われています。
それくらいの人数が利用しているのであれば、このメッセージ機能は会社や店舗にとってとても有益なサービスになるでしょう。
また、友達追加してくれたユーザーに対しては以下のような情報を送ることが可能です。
- クーポン
- キャンペーン応募について
- チラシ情報
- 抽選
開封率の高いLINE公式アカウントのメッセージは上記の内容を送ることによって、ユーザーが店舗に訪れる回数も増えるとされています。
性別や年代・住んでいる場所など詳しい情報も知ることができるので、ターゲットを絞れる。
チャット機能で1対1や複数ユーザーグループの会話可能
LINE公式アカウントはユーザーと1対1でやりとりできるチャット機能がついています。
例えば、友達追加してくれたユーザーが何かお問い合わせをしてくるとします。
その場合、そのユーザーだけにお問い合わせの返答をすることも可能です。
- どんなデバイスからでもお問い合わせに対応可能なのですぐに返事ができる!
- 1対1のみでなく、複数のユーザーグループとのチャットにも返答可能!
自動でチャット返信してくれる
LINE公式アカウントでは「自動チャット機能」を利用することが可能です。
この自動チャット機能は以下のようなときに利用することができます。
- 友達追加してくれたユーザーへの感謝の気持ちや公式アカウントの説明。
- 特定のキーワードに反応して自動でチャット返信可能。
特に友達登録してくれた場合に感謝の気持ちを自動チャットで伝えるだけでも、ユーザーの今後の行動に関わるので重要な項目です。
リッチメッセージ・リッチメニュー利用可能
引用:【公式】LINE公式アカウント
リッチメッセージ
リッチメッセージは画像や文字などが綺麗にまとまっているメッセージのことで、パッと見てわかりやすくユーザーが次の行動に移す確率が高まる。
リッチビデオメッセージ
リッチビデオメッセージはユーザーに届きメッセージを開くと自動で再生される動画です。
動画はメッセージの内容を見るよりもユーザーに対してインパクトを与えるので、サイトなどの誘導・店舗などの売り上げに繋がる。
リッチメニュー
リッチメニューとは上の画像の赤枠部分のようなメニューを示します。
メニューは自由に作ることが可能で、公式アカウントのトーク下すぐに大きく表示されるのでついつい押してしまいそうなデザインにすると誘導率が高まるでしょう。
クーポン配布/抽選・キャンペーン応募に役立つ
LINE公式アカウントではクーポン配布や抽選機能なども利用できます。
その他にも独自のキャンペーン応募への誘導などユーザーにとっても企業にとってもメリットのある機能を活用できます。
クーポンは配布することでお店への来店率が上がったりしますし、友達登録しているユーザーがどれくらいクーポンを使用しているのか確認することも可能です。
また、このような情報はタイムラインへの投稿も可能なのでユーザーに拡散してもらえるというメリットもあります。
レポート機能
LINE公式アカウントで利用できる「レポート機能」は以下のようなことについて調査できます。
- メッセージ配信数
- クリック数
これらの内容を数値化することによってメッセージ配信・クーポン配信数などを調整することで売り上げ増やすためにも必ず利用したい機能です。
タイムライン投稿で共有、ユーザーに拡散してもらう
LINE公式アカウントから「タイムライン投稿」を行うことによって、そのタイムラインをユーザーが拡散してくれるとさらに売り上げやサイトへの誘導率にも繋がります。
ショップカード機能
LINE公式アカウントにあるショップカード機能とは簡単に言うと「ポイントカードの作成・発行」機能です。
ポイントカードと言えば、お店で紙などで貰いスタンプを押してもらうのが普通かと思いますが、紙だと無くしてしまう人が多いです。
しかし、このLINE公式アカウントのショップカード機能を利用することによってスマホで管理ができるので無くすことがなく、ユーザーは何度も利用してくれるようになります。
また、スタンプが貯まれば商品券などに交換することも可能です。
LINE公式アカウントと普通のアカウントの違い
LINE公式アカウントと普通のアカウントの違いは以下の通りです。
集客用か日常用か
LINE公式アカウントは主にお店やサービスなどの集客に利用されます。
しかし、普通のアカウントは友達との会話・日常的なやりとりに利用されます。
それが通常アカウントとLINE公式アカウントの違いです。
LINE公式アカウント作り方
LINE公式アカウントはパソコン・スマホどちらからでも可能です。
今回はどこでも利用できるスマホで作り方などを紹介します。
まずは、App storeもしくはGoogle play storeから「LINE公式アカウント」を検索して「インストール」しましょう。
もしくは以下のリンクからもダウンロード可能です。
LINE公式アカウントのアプリを開き「LINEアプリでログイン」もしくは「メールアドレスログイン」を行っていましょう。
LINEアプリでログイン
それでは、新規登録していきましょう。まずは「LINEアプリでログイン」をタップ。
認証画面が表示されるので大丈夫であれば「許可する」をタップ。
LINEのメールアドレスでログイン
LINE公式アカウントのアプリを開き「メールアドレスでログイン」をタップ後、「LINEアカウント」をタップ。
LINEに登録しているメールアドレス・パスワードを入力後「ログイン」をタップ。
ビジネスアカウントでログイン
LINE公式アカウントのアプリを開き「メールアドレスでログイン」をタップし、「ビジネスアカウント」をタップ。
持っているビジネスアカウントの「メールアドレス」「パスワード」を入力してログインをタップ。
LINE Business ID作成方法
LINE公式アカウントにビジネスアカウントでログインする場合はまず、ビジネスIDが必要になってきます。
ビジネスアカウントでログインしたいという方はまず、ビジネスアカウント登録でアカウント作成していきましょう。
「アカウントを作成」をタップ。
次に、「メールアドレスで登録」をタップ。
アカウント作成用のリンクを受け取るために「メールアドレスを入力」後、「登録用のリンクを送信」をタップ。
こういった内容のメールが届くのでURLをタップしていきましょう。
名前とパスワードを入力後、「登録」をタップしましょう。これで、LINEビジネスIDが作成されます。
この内容をLINE公式アカウントのアプリのログイン画面で入力していきます。
アカウント作成
「LINアプリログイン」「メールアドレスでログイン」どちらかのログイン方法でログインを行った後、アカウント作成を行っていきます。
※今回は「LINEアプリログイン」⇒「アカウント作成」で操作しています。
まず、「LINEアプリでログイン」をタップ後、認証画面で「許可」をタップ。
「アカウントを作成」をタップ。
ここでは、アカウントの基本情報をある程度登録していきます。
- アカウント名
- 業種
- 会社/事業名(任意)
- メールアドレス
- LINE@からの情報メール必要な場合はオン
全て入力後、最後に「確認」をタップ。
アカウント名は基本的に「企業名」「店舗名」などがおすすめです。
次にアカウント作成の入力情報の確認がされるので、大丈夫であれば「アカウントを作成」をタップ。
アカウントが作成されると上部に「LINE公式アカウントを作成しました。」と表示されます。
先ほどの画面からトップに戻ると、規約が表示されるので大丈夫であれば「同意」をタップ。
管理画面から基本設定を済ませる
まずは、プロフィールの画像などを設定していきます。
ホームの一番上にある「アカウント名」をタップ。
次に、中央右側にある「カメラマーク」をタップしてください。
背景画像を選ぶためにスマホなどから画像を選択。
背景にしたい部分をずらして枠に収め、大丈夫であれば「決定」をタップ。
この背景設定が終わるとタイムラインに投稿するか、しないか聞かれるので、「投稿しない」「投稿する」どちらかを選択しましょう。
これで、背景設定は完了です。
- ファイル形式:JPG・JPEG・PNG
- ファイルサイズ:3MB以下
- 推奨サイズ:1080px × 878px
次は画像設定で一番重要なアイコン部分の画像を選択していきます。
アイコン右下にある「カメラマーク」をタップ。次にアイコンにしたい画像をタップ。
アイコンは〇で表示されるので、上の画像のように〇に収まるようにずらして設定していきましょう。
大丈夫であれば、「決定」をタップ。
「プロフィール画像を変更すると1時間は変更できなくなる」という注意が表示されるので、大丈夫であれば「保存」をタップ。
これで、プロフィール画像の設定は完了です。
- ファイル形式:JPG・JPEG・PNG
- ファイルサイズ:3MB以下
- 推奨サイズ:640px × 640px
プロフィール画像変更は1時間に1回しかできないので注意。
ステータスメッセージを設定していきましょう。
アカウント名の下にある「鉛筆マーク」をタップ。
次に表示させたいメッセージを入力して「保存」をタップ。
これで、ステータスメッセージの設定が完了します。
ステータスメッセージはアカウント名の下に表示される短い文章なので、お得な情報や期間限定のおすすめ情報などを表示させるといいでしょう。
情報の公開から「認証ステータス」を設定することが可能です。
「認証ステータス」をタップ後、「アカウント認証をリクエスト」をタップで認証設定の画面に移動します。
アカウント認証をリクエストしたい場合は、会社名や事業名・住所・電話番号など重要な情報が必要です。
また、これはあくまでも申請なので必ずしも認証されるということではありません。
情報の公開からは「位置情報」の設定が可能です。
「位置情報」をタップ後、住所もしくは位置情報を入力して設定したい部分を選びましょう。
位置情報が決まった場合は一番下にある「保存」をタップ。
これで位置情報の設定が完了です。
次に、トークルーム背景の設定を行っていきます。まず、「トークルームの背景デザイン」をタップ。
次に、好きな色をタップして「保存」をタップ。これで、トークルームの背景設定が完了します。
メッセージ設定
あいさつメッセージの設定
友達登録してくれたユーザーに宛てた、あいさつメッセージを設定していきましょう。
まず、ホームの「あいさつメッセージ」という部分をタップ。
次にテキスト部分の文章を入力していきましょう。
テキスト入力欄の下にある「友だちの表示名」をタップすると、文章の中に登録してくれたユーザーの名前を表示することが可能です。
文章の始めに「〇〇さん」と入れると親近感が湧くでしょう。
テキスト入力欄下の「絵文字」ではテキストに絵文字を挿入することが可能です。
「絵文字」をタップすると様々な絵文字が表示されるので、利用したいものをタップしましょう。
また、「友だちの表示名」下にある「追加」をタップすると、スタンプの追加や写真の追加など様々なコンテンツを盛り込むことが可能になっています。
あいさつメッセージが完成した後は右上のある「プレビュー」をタップしてみましょう。
友達登録してくれたユーザーにはどのように表示されるのか確認することが可能です。
あいさつメッセージが完ぺきに仕上がった場合は最後に「保存」をタップ。
「変更内容はすぐに反映されます。」と表示されるので大丈夫であれば「保存」をタップであいさつメッセージの設定は完了です。
友達登録してくれたユーザーを手放さないためにも「あいさつメッセージ」は重要な設定項目です。
なので、しっかりと内容を考えて設定しましょう。
このあいさつメッセージは登録してくれたユーザーに自動的に送信されます。
どういった内容を配信するかなどの紹介文や登録してくれたお礼などを入れるといいでしょう。
応答メッセージの設定
友達登録してくれたユーザーから何かメッセージが来た際に自動で応答するメッセージを作っていきます。
まず、ホームの「応答メッセージ」をタップ。
次に「メッセージを作成」と書いてある部分をタップ。
「追加」をタップすると、作成したいコンテンツのメニューが表示されるので選び、タップしましょう。
今回はメニューから「テキスト」を選びました。
テキスト部分にメッセージを入力します。
もし、ユーザーの名前を入れたい場合は「友だちの表示名」をタップしてください。
そうすると、文章の欄に「Nickname」と表示されます。
また、絵文字を入力したい場合は「絵文字」というところをタップしてください。
そうすると様々な種類の絵文字が表示されます。
文章などを入力し終わったら、「次へ」をタップしましょう。
まずは、この文章のタイトルを入力してください。
その次に「ステータス」をタップ。
※ステータスとは条件を満たした友だちにのみメッセージを送ることができる機能です。
スケジュールをタップすると期間・時間などが設定でき、設定した日時にメッセージを送ることが可能になります。
「キーワード」は友達登録してくれたユーザーが送ってくれた特定のキーワードに反応させるための機能です。
まずは「キーワード」をタップしてみましょう。
次に「作成」が表示されるのでタップ。
キーワードを設定後「適用」をタップ。
全ての設定が終わった後、一番最後にどのように表示されるのか確認するため右上にある「プレビュー」をタップしていきましょう。
プレビュー画面が表示されるので、ユーザーからの見え方を確認できます。
プレビューで大丈夫であれば、最後に「保存」をタップ。
「変更内容はすぐに反映されます」と表示されるので大丈夫であれば「保存」をタップで設定完了です。
配信テスト
先ほどまでは「あいさつメッセージ」「応答メッセージ」など自動で送られるメッセージを設定してきましたが、ここからは通常のメッセージを送るための配信テストを行っていきます。
まず、ホームの「メッセージを配信する」をタップ後、「追加」をタップ。
コンテンツメニューが表示されるので、配信したい内容で選びましょう。
今回は「スタンプ」を選びました。
「スタンプを選択」をタップしましょう。
「スタンプ」が表示されるので、配信したいスタンプを選びタップします。
最後に右上の「プレビュー」で確認。
プレビュー画面が表示され、特に問題ないようなので、先ほどの画面に戻り「次へ」をタップ。
メッセージ設定を行っていきます。
- 配信予約:オン/オフ
⇒オフにするとすぐに配信・オンにすると日時設定が可能 - タイムラインに投稿:オン/オフ
⇒配信内容をタイムラインにも投稿するかしないか - 配信メッセージ数:オン/オフ
⇒配信できる人数が表示されるので予算に合わせて人数設定。 - 配信先
⇒全ての友達に配信するか、属性(友達)で絞り込む
全ての設定が終わった後、配信テストを行うために一旦「下書き保存」をタップします。
その後、ホームに戻り「メッセージ配信」をタップ。
メッセージ配信の「予約」となっている部分をタップ。
メニューが表示されるので「下書き」をタップ。
すると、先ほど保存したメッセージが表示されるので、配信テストを行うため、メッセージをタップ。
※「作成」でメッセージ作成も可能です。
次に表示される画面を下にスクロールしていき、「テスト配信」をタップ。
配信先の選択を聞かれるので、「自分のみ」もしくは「すべてのログインユーザー」を選び「配信」をタップ。
「テスト配信を行いますか?」と聞かれるので、大丈夫であれば「OK」をタップ。
テスト段階で誰にも見られたくない場合は「自分のみ」を選んだ方がいいでしょう。
個人のアカウントに先ほど送ったテスト配信の内容が送られてきます。
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LINE公式ではただ単に友達登録してくれたユーザーに対してメッセージを送るだけでなく、リッチメニューとして宣伝やサイトへのリンクなど企業にとってメリットのあるサービスが利用できます。 LINE公式を作 ...
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