AppleのiOSアップデートにより、Apple TV Remoteのリモコンが反応しなくなる現象が発生しています。
今回は、不具合の原因や対処法について詳しく解説します。
Contents
Apple TVリモコンが反応しない
Apple TV Remoteとは、iPadやiPhoneからWi-Fi経由でApple TVをリモコン操作できる機能です。
Apple TVできること
- iPhoneの中の写真をApple TVに4Kで映すことができる。
- HuluやNetflixなどの動画コンテンツをApple TVで視聴できる。
- Apple MusicやPodcastをApple TVで聞くことができる。
このような便利な機能をリモコンで操作できるApple TV Remoteですが、今までも音量操作が機能しなくなるなど不具合が報告されることがありました。
しかし、今回の不具合はApple側のiOSのアップデートが原因となっています。
反応しない原因はiOS16.4の不具合
2023年3月28日にAppleよりiOS16.4がリリースされています。
iPhoneの動作が遅くなったり、バッテリー消費が速くなったりTikTokの配信ができないなど多数の不具合も報告されています。
Wi-Fiが繋がりにくくなるといった不具合も報告されており、他のデバイスとの接続にも影響が発生しています。
iOS16.4の不具合に関しては下記記事をご覧下さい。
次回iOSアップデートを待つしかないのか
新しいiOSをリリースした後にそこで発生した不具合を修正するために改良版をリリースします。
今回だとiOS16.4.1がリリースされ、そちらで不具合が修正されていれば問題ないのですが、現時点(2023年4月7日)ではいつ次の改良版がリリースされるのかは不明です。
しかし、iOSのアップデートを待たなくても改善されるケースもあります。
iOSのアップデートを待たなくても、アプリが先にアップデートされることも
iOSのアップデートにより不具合が発生した場合、次回のiOSの改良版バージョンがリリースされる前にアプリ側がiOSの不具合を解消できるようアップデートする場合があります。
ですので、次にあげる対処法を試しても不具合が解消されない場合は、定期的にiOSかアプリのアップデートがリリースされていないか確認するようにしてください。
Apple TVリモコンがiOSの不具合で反応しない時の対処法
以前発生した音量操作が機能しない場合の対処法なども参考にいくつか対処法を解説します。
自分でもできる対処法は以下の通りです。
対処法
- ソフトウェアが最新のバージョンにアップデートされているか確認する
- Wi-Fiに接続されているのか確認する
- Apple TVのアプリを再インストールする
- Apple TVに新しいデバイスとして再び追加する
- Apple TV本体の初期化を行う
- iOS16.4やアプリの最新バージョンが出たらすぐにアップデートする
それでは上記に関して詳しく方法を解説していきます。
リモコンではなく、iPhoneから操作できないか試してみる
Apple TV Remoteはリモコンだけでなく、自分のiPhoneをリモコンとして使用することもできます。
iPhoneの画面右上の隅から下にスワイプすると出てくるコントロールセンターを開くと、上の画像の赤枠で囲まれた部分にリモコンのアイコンが出てきます。
アイコンを選択し、画面の指示に従いApple TVと接続してください。
もしリモコンのアイコンがない場合は、設定からコントロールセンターを選択し、Apple TVリモコンを追加してください。
ソフトウェアが最新のバージョンにアップデートされているか確認する
iOSが先にアップデートされてしまっている場合、画像のようにアプリのバージョンが古いままだと正常に動作しないことがあります。
(アップロードが必要な場合は、左の画像のように赤枠の部分がアップロード、必要ない場合は開くという表示になっています。)
1度App StoreでApple TVのアプリが最新のバージョンになっているか確認してください。
Wi-Fiに接続されているのか確認する
今回のiOSアップデートにより、Wi-Fiが切れてしまうといった不具合も報告されていますので、iPhoneやApple TVが正常にWi-Fiに接続されているか確認し、もし接続が切れている場合は再接続してください。
また、接続されていたとしても1度iPhoneとApple TVの両方の機器のWi-Fiとの接続を切って再接続してみると改善される場合があります。
Apple TVに新しいデバイスとして再び追加する
Apple TVはリモコンやiPhoneをApple TV本体にデバイスとして登録して使用するのですが、1度今まで登録していたデバイスを削除し、登録し直すことで不具合が解消される場合があります。
手順は以下の通りです。
デバイスの追加方法
- Apple TVを開く
- 設定アプリを選択する
- リモコンとデバイスを選択する
- 音量コントロールを選択する
- 新しいデバイスを追加を選択する
Apple TV本体の初期化を行う
Apple TV本体の初期化を行うことで不具合が改善される場合があります。
リモコンで再起動を行う方法もあるのですが、今回はリモコンが反応しない不具合での対処法ですので、省略します。
Apple TV本体の再起動方法
- 設定アプリを選択する
- システムを選択する
- 再起動を選択する
再起動した後、改善されないようであれば、もう一度新しいデバイスとしての追加も試してみてください。
Apple TVのアプリを再インストールする
ここまでの対処法を試してみて改善できないようであれば、一度iPhoneに入っているApple TVのアプリをデバイスから削除し、再度App Storeでインストールし直してみてください。
上の画像の赤枠で囲まれたアプリのアイコンを長押しして、Appを削除を選択すれば、一度デバイスの中からアプリを削除することができます。
iOS16.4やアプリの最新バージョンが出たらすぐにアップデートする
上記の対処法でもなかなか改善されない場合は、次のiOSやアプリのアップデートを待つしかありません。
こまめにアップデート情報をチェックし、新しいバージョンがリリースされていればすぐにアップデートするようにしてください。
どうしても改善されない時、レンタルしたコンテンツはどうなる?
リモコンもiPhoneでもApple TVが反応せず、大きな画面で見ようとレンタルしていたコンテンツがあった場合、レンタルであれば見ることのできる期間に限りがあるので、不具合が解決する前にレンタル期限が過ぎてお金が無駄になってしまうケースもあります。
Appleに購入したコンテンツの返金対応が可能か問い合わせる
Appleから購入したコンテンツは、返金が可能となるケースもあります。
こちらのページにアクセスし返金を申請することで、今回の不具合で見ることができないレンタルのコンテンツなどに関して、返金対応を受けることができる場合もあるので、1度申請してください。
まず、項目を選択してくださいを選択し、返金をリクエストするを選択します。
次に、詳細を選択してくださいを選択し、その他を選択します。
次へを選択します。
返金を希望する購入品を選択し、次へを押せば完了です。
「iOS 16.4」の詳細や最新不具合まとめを解説
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