Zoomは無料で100人までビデオ通話ができる上に、動作もSkypeに比べ軽くて使いやすい便利なアプリケーションとされています。
そんなZoomでも時には動作が重くなることもあるようです。今回はZoomが重い原因と対処法について詳しく解説していきます。
Contents
Zoomが重い場合の原因
Zoomが重い場合にはいくつかの原因が考えられます。
Zoomが重い原因
- Zoomでシステム障害が起きている
- ウイルス対策ソフトがZoomをブロックしている
- Zoomが推奨環境でない
- Zoomのバージョンがメンバー全員揃っていない
- 必要のないブラウザを開いている
- 様々なアプリケーションが起動している
- バーチャル背景をオンにしている
- パソコンが一時的にバグを起こしている
- ネット回線が不安定
上記のようにいくつかの状況が原因となりZoomの動作が重くなっている可能性があります。
Zoomが重い場合の対処法
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システム障害が修正されるまで待つ
Zoomの動作が重い場合にはZoomでシステム障害が起きている可能性があります。
その場合には何か対処を行うということができないので、Zoom側の修正が完了するまで待ちましょう。
ちなみに、Zoom Service StatusではZoomの稼働状況/障害情報などを確認することが可能です。
ただし、英語表記なので何が書いているかわからないという場合には、Chromeで翻訳してみましょう。
ChromeからZoom Service Statusにアクセスした後、右上にある画像のような翻訳マークをクリックしてください。
そうすると、英語か日本語表示されるので、「日本語」をクリックしてみてください。
少しおかしな翻訳のものもありますが、右側の部分が緑色になっていれば正常に動いている証拠です。
ちなみに、下の方にスクロールしていくと、毎日システム障害が起きていないか、確認することができます。
何も起きてない日は正常に動いていますなど記載されていますが、何か異常が起きた場合には上の画像のように、どのようなことが起きているのかを詳細にお知らせしてくれます。
Zoomの動作が重いなと感じる場合には一度この公式サイトで確認してみるといいでしょう。
ウイルス対策ソフトに接続ブロックされていないか確認する
ウイルス対策ソフトをパソコンに入れている場合、初めてのネットワークにアクセスするとウイルス対策ソフトが反応する可能性があります。
ウイルス対策ソフトが反応するとアクセスをブロックしてしまうので、重くなったり動かなくなったりします。
もし、ウイルス対策ソフトを利用しているという場合には、それぞれのウイルス対策ソフトの手順に従い、Zoomを利用できるようにしてあげましょう。
ちなみに、以下の記事にてZoomの脆弱性や危険性について詳しく解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。
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Zoomが利用できるパソコンのスペックか確認する
Zoomでは、以下のパソコンOSにて利用することを推奨しています。
Zoomのパソコン推奨環境
■Mac■
- OS 10.7以降
■Windows■
- Windows10
- Windows8
- Windows8.1
- Windows7
- WindowsVista(SP1以降)
- WindowsXP(SP3以降)
■Linux■
- Ubuntu 12.04以降
- Mint 17.1以降
- Oracle Linux 6.4以降
- ArchLinux(64ビットのみ)
- Red Hat Enterprise Linux 6.4以降
- Fedora 21以降
- CentOS 6.4以降
- OpenSUSE 13.2以降
上記以外のパソコンのスペックではZoomは正常に動作しない、もしくはアプリケーション自体を利用できない可能性があります。
利用しているパソコンが推奨環境にあるか、確認してください。
パソコンへの負荷はどれくらい?
SkypeとZoomではどちらがパソコンに負荷をかけているか、検証してみました。
CPUへの負荷はどちらも同じくらいでしたが、メモリを使っているのはSkypeの方が多かったです。
メモリが多く使われると、次第にパソコンの動作が重くなり、使用しているアプリケーションも重くなるという状況が発生します。
なので、メモリを使っている量が少なければ少ない程パソコンには負荷をかけないので、重くなることもありません。
SkypeとZoomのパソコンへの負荷比較の結果Zoomの方が動作が軽いという結果に!
ソフトのバージョンを全員揃える
Zoomでビデオ通話会議などを行う場合、全員のZoomのバージョンが揃っていないと、動作が重くなる可能性があります。
まず、Zoomを開き右側のアイコンをクリックします。
メニューが表示されるので「アップデートを確認」をクリックしましょう。
そうすると、最新の状態か、古い状態かを確認することができます。
ちなみに、最新の状態の場合は上のような画像が表示されます。
もし、古い場合はすぐに更新を行ってください。
バージョンを合わせないとどうなる?
例えば...
会議を開いたホストが古いバージョンのZoomを利用していて、画面共有を開始しても、カクカクで何を説明しているかわからないという状況になる可能性が!
余計なブラウザを開いてないか確認する
Zoomのビデオ会議をしながら、上の画像のようにブラウザ上で複数のタブを開いていると、場合によってはZoomの動作が重くなる可能性があります。
先ほどもお伝えしましたが、いくつかのアプリケーションを開くだけで、メモリを使いパソコンに負荷をかけます。
ホストで画面共有する人や画面共有を見ながら操作するなどの場合以外は余計なブラウザは閉じましょう。
そうすることで、Zoomの動作も軽くなる可能性が高まります。
タスクマネージャーで必要のないタスクを消していく
上の画像のようにパソコンはいくつものシステムを利用して動いているので、タスクが複数開かれていることになります。
複数のタスクが開かれているとパソコンに負荷がかかり、Zoomの動作も重くなる可能性があるので、必要のないタスクは終了させましょう。
タスクを削除するためには、まずCtrl+Shift+Escを同時に押し、タスクマネージャーを開きましょう。
次に、必要のないタスクをクリックして、右下にある「タスクの終了」をクリックしてください。
これで、必要のないタスクが終了され、Zoomの動作も軽くなる可能性があります。
バーチャル背景をオフにする
Zoomのビデオ会議でバーチャル背景を利用している方は、Zoomの動作が重くなる可能性があるので、オフの設定にした方がいいでしょう。
まずバーチャル背景をオフにするには、Zoomを開き右上にある「歯車マーク」をクリック。
そうすると、設定メニューが表示されるので、「バーチャル背景」をクリック。
次に、画像の「None」をクリック。
これでバーチャル背景はオフになります。
バーチャル背景はなぜ重くなる?
人を映し出し、その周り(背景)などを違う画像に変換するため、重くなる可能性がある
バーチャル背景に関して詳しくは下記の記事を参考にして下さい。
ZOOMでバーチャル背景を設定するには?設定方法や背景が変わらない場合の詳細を解説
再起動やネット回線の確認をする
ここまでZoomが重い場合の対処法をいくつか紹介してきましたが、全て試しても直らない、重いままという場合には以下のことを試してみてください。
- Wi-Fiの環境や通信環境が不安定・悪い場合はルーターを再起動、通信環境がいい場所に移動する
- パソコンの動作が重くなりZoomも重くなる、一時的なバグが発生した場合はパソコンを再起動する