2021年12月15日にTwitterの新機能として、動画への自動字幕機能が登場しました。
この機能はミュート設定中やタイムライン上で動画が再生されているときなどの、無音環境下で本領を発揮してくれます。
なによりアクセシビリティ向上の一環として注目されれおり、様々な人がより便利にTwitterを活用できるようになるであろう「字幕機能」に期待が集まっています。
この自動字幕機能の詳細や使い方を詳しく解説していきます。
Contents
Twitterの動画に字幕がつく新機能の詳細
新しく登場したTwitterの字幕機能は様々なデバイスに対応しており、スマートフォン・パソコンと利用環境は問いません。
ただし、原則として12月15日以降に投稿された動画にしか自動字幕は付与されません。
字幕機能のポイント
- 12月15日以前に投稿した動画には自動字幕は生成されない。
- アプリ・パソコンを問わず字幕が表示されるが、使い方は少し異なる。
- 30か国語に対応。
- 投稿者は何もしなくても勝手に字幕が生成される。
- 精度は100%ではない。
対象になるのは12月15日以降に投稿した動画のみ
Twitterの自動字幕生成は12月15日にリリースされたこともあり、それ以前に投稿した動画には字幕が付くことがありません。
過去にアップされた動画やプロモーションなど、現状では全ての動画に対して字幕が付いている訳ではないことをあらかじめ留意しておきましょう。
アプリ版・ブラウザ版共に実装
自動字幕が表示される環境下はアプリ版・ブラウザ版(スマホ・パソコン)を問わず、一挙に新機能がリリースされました。
自動的に字幕が表示される
この字幕はMicrosoftの自動字幕生成によって自動的に書き起こされているので、動画投稿者はセリフを書き起こして入力したり特別な設定を施す必要は全くありません。
今まで通りに動画を投稿するだけで、定められた環境下で字幕が表示されるようになります。
ただし、あくまで「自動字幕生成」なので、100%の精度で書き起こされるわけではありません。
自身が動画を発信する際は、「完璧な精度ではない」と理解した上で投稿をしましょう。
Twitterの動画に字幕がつく新機能の使い方
投稿時は何もしなくても字幕がつく新機能ですが、閲覧する際には表示させる条件があります。
ポイント
- タイムライン上で再生されている動画には字幕が生成される。
- 動画を開いた状態で再生した場合は、ミュート設定時にのみ字幕が生成される。
- 字幕の表示位置は変更できない。
- パソコン版からは字幕のON/OFFができる。
- アプリ版は字幕を完全非表示にはできない。
動画に字幕をつけたい際は特に何もしなくてよい
前述通り、Twitterの字幕生成は完全自動で書き起こされる機能です。
動画を投稿する場合は特別な設定等も必要なく、強制的に字幕が生成されると考えて良いでしょう。
注意するポイント
自動字幕の表示位置は動画の下部か上部に固定されており、表示位置によっては動画の重要な内容が隠れてしまうケースも少なくありません。
投稿したい動画を撮影したりトリミングする際は、必ず見せたいものを画面の中央に表示させるように工夫をした方が無難です。
なお字幕の表示位置は動画によって異なるので、実際に字幕が付く位置は動画を投稿してみないとわからないという難点があります。
タイムラインに表示されている動画やミュート再生時に表示される
動画に自動付与される字幕ですが、表示されるポイントは「音声が聴けない環境」であるかどうかです。
たとえばタイムライン上で自動再生されている動画は通常時、音声が出ない代わりに字幕が生成されます。
そしてタイムライン上に表示されていた動画をタップし、画面が拡大された状態で動画の再生が始まれば字幕の表示が無くなるのがデフォルトです。
一方で、動画をタップして再生を始めても、スマホの設定がミュートであれば字幕は表示され続けます。
アプリ版は字幕を非表示にできない
字幕機能が実装されて以来、特に賛否を集めているのがアプリ版において字幕のON/OFFの切り替えが出来ないという点です。
音が出せない利用環境で字幕機能は便利なものとなってくれますが、タイムライン上に表示されている動画のサムネイルはただでさえ小さな画角しかありません。
また、ミュートにしたまま映像だけ見たいと再生を始めると、引き続き字幕が残ってしまうため、これに関しても同様の不満の声が多いようです。
ブラウザ版だと字幕の有無は1クリックで切り替えることが可能ですので、アプリ版にも機能のON/OFFができるように今後のアップデートに期待されています。
Twitterの動画に字幕がつく新機能が使えない原因
実装されたばかりの字幕機能ですが、上手くテキストは表示されないことがあります。
ミュート再生ではない
アプリ版の自動字幕機能は基本「ミュート」などの音が出ない環境でないと利用できません。
音声が流れているときは原則的に字幕は自動的にOFFになるように設計されているので、字幕ありで動画が見たい場合はミュート設定にするか自動字幕を常時ON設定に切り替えましょう。
言葉を感知できず、文字に変換できない
音声をテキストに変換するMicrosoftの自動字幕生成機能は優秀ですが、100%の精度ではありません。
動画内のセリフが聞き取りにくい場合は、動画の再生を継続しながら(音声をテキストに変換できません)という表示に置き換わってしまいます。
叫び声や早口など、言語化しにくい場合はよくこの表示になってしまいますので、覚えておきましょう。
12月15日より以前に投稿した動画には表示されない
機能がリリースされた12月15日以降に投稿された動画には、字幕は生成されていません。
動画付きで拡散を狙いたい場合は、再投稿をした方が良いでしょう。
また、現状では字幕が表示されていない動画も目立っており、特にプロモーションなどの投稿された日がわかりにくいものなども多くタイムライン上には存在しています。
そのため全てを動画で字幕つきで閲覧できるわけではありません。
アプリのバージョンが古い
新機能が登場した際、自分が使っているアカウントでは機能が利用できないという現象が起きることがあります。
こういった場合は使っているアプリのバージョンが古く、機能の実装が上手く行われていない可能性が非常に高いといえます。
Twitterの動画に字幕がつく新機能が使えないときの対処法
今回登場した動画に字幕がつく新機能ですが、多くのニュースに取り上げられるなど大きなアップデートとなりました。
目立つ不具合などは報告されていませんが、機能が上手く使えない場合は下記を試してみてください。
機能が上手く使えないときは
- ミュートを解除する。
- テキスト化に失敗するときはゆっくり喋ったり、聞き取りやすい音声を利用する。
- パソコン版の場合は字幕OFFになっていないか確認する。
- アプリをアップデートしたり再起動をして、環境を整える。
ゆっくり喋るなど、感知しやすい音声で試す
Microsoft自動字幕生成のテキスト書き出し性能は高いものの、早口や叫び声などの聞き取りにくいセリフに対しては弱いという欠点があります。
人の耳では普通に聞き取れても、上手くテキスト化できずにとんでもない字幕が表示されてしまうことも少なくありません。
閲覧者にできるだけ誤解を招かないように、ゆっくりと喋る素材を使った方が失敗する可能性はグッと下がるでしょう。
12月15日以降に投稿した動画で試す
前述通り、本機能の字幕は12月15日以降に投稿した動画に対して付与されています。
つまり過去に投稿した動画に字幕をつけようと頑張っても、字幕が表示されることはありません。
字幕機能を利用したい場合は、再投稿をして使い心地を試してみましょう。
字幕オフ設定になっている(ブラウザ版のみ)
アプリ版は字幕を完全OFFに切り替えることができませんが、パソコンなどから確認できるブラウザ版は動画の下部に表示されているコントロールパネルで簡単に字幕のON/OFFを切り替えることが可能です。
画面右下のCCで切り替えができますので何気ない操作の中で、誤って字幕をOFFにしている場合もあります。
アプリをアップデートする
古いバージョンのTwitterアプリを利用しており、新機能が使えない場合も少なくありません。
利用者が多いアプリの場合の新機能は、一斉登場ではなくアカウントごとに順次機能が搭載されることもあります。
しかし、数日経っても実装される様子がない場合はアプリのバージョンが原因となっている可能性が一気に高くなるので、新機能が登場したとキャッチした際は、アプリをアップデートできないか確認してみましょう。
再起動する
アプリを最新バージョンへアップデート後も新機能が搭載されない場合、一旦デバイスを再起動してみましょう。
再起動することで、一時的に不具合が発生していたプログラムが初期化されて正常化する可能性が非常に高いので試す価値があります。
字幕表示位置の調整ができないため、動画が見にくくなっている
アクセシビリティ向上の面でみても画期的なアップデートとなった本機能ですが、見たい動画の肝心な場所を字幕で隠されてしまうなどの弊害が多く、アプリ版を愛用しているユーザーからは「良い機能だけど、ON/OFFの切り替えができないと邪魔になるときがある」というツイートが散見しています。
このことからも近い将来のアップデートでは、アプリ版でも機能の切り替えが実装されることが予想されます。
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