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COCOAログチェッカーの仕組みや安全性について解説

現在ネット上では、新型コロナウイルスの新規陽性登録者との接触可能性を確認する事ができるCOCOAログチェッカーが話題を集めています。

今回の記事ではCOCOAログチェッカーの仕組みや安全性についてご紹介していきます。

COCOAで接触のログをチェックする事ができるサイトが公開

COCOAログチェッカー

現在COCOA経由で取得したログを利用して、新規陽性登録者との接触を確認する事ができるCOCOAログチェッカーが注目を集めています。

COCOAログチェッカーはスマホやPCからアクセスする事ができるWebサイトで、COCOAアプリから書き出したログを利用して使用する事が可能です。

詳細

  • COCOAの新規陽性登録者が近くにいたかを確認するツール
  • チェックできるのは過去2週間
  • 新規登録者との接触も確認できる

COCOAの新規陽性登録者が近くにいたかを確認するツール

COCOAログチェッカーとは、COCOAの新規陽性登録者が近くにいたかを確認する事ができるツールです。

具体的にはCOCOAの利用者同士の端末から発するBluetoothの電波をもとに、感染者が利用している端末が近くにあったかどうかを確認し、接触の可能性を表示するものとなっています。

チェックできるのは過去2週間

COCOAログチェッカーでチェックできるのは、新しく陽性登録を行った方との過去2週間の間での接触を確認する事ができます。

およそ10mから30m以内に、新規感染者が所有する端末があったかどうかを確認する事ができます。

そのためCOCOAより広範囲で、新型コロナ感染者が近くにいたかどうかをチェックする事ができるツールとなっています。

新規登録者との接触も確認できる

COCOAログチェッカーでは、新規登録者との接触を確認することも可能です。

COCOAアプリに感染者が新規感染登録を行うと、COCOAログチェッカーでも接触可能性を出す事ができます。

COCOAログチェッカーの仕組み

ここからはCOCOAログチェッカーの仕組みについてご紹介していきます。

サイトにアプリ内のログを貼り付けると確認する事ができる

COCOAログチェッカーでは、サイトにCOCOAアプリで保存されているログを貼り付けると、新規感染者が近くにいたかどうかを確認する事ができます。

ログデータ内のMatchCountもしくはmatchesCountを利用し、接触が疑われるデータを可視化する事ができるツールとなっています。

また個人情報の登録などの必要もなく、ログから解析した結果で新規感染者との接触可能性をチェックする事ができます。

「OSが検知した新規陽性登録者との接触」のログすべてを対象

COCOAログチェッカーでは、OSが検知した新規陽性登録者との接触のログ全てを対象としています。

本家のCOCOAアプリでの接触判定は、「概ね1m以内で15分以上」となり、こちらは日本独自の医学的な感染リスク発生の考え方に基づいた基準で接触判定が行われています。

そのためCOCOAログチェッカーでは、COCOAアプリの基準より広範囲に感染者がいた可能性をチェックする事ができる仕組みになっています。

Bluetoothの電波を検知して判定している

COCOAログチェッカーでは、本家のCOCOAアプリのデータをもとにしているので、Bluetoothの電波を検知して接触の可能性を判定しています。

そのためお互いがBluetoothをオンにしている場合にのみ、新規感染者との接触可能性を表示する事ができるというものになっています。

COCOAログチェッカーの安全性

ここからはCOCOAログチェッカーの安全性についてご紹介していきます。

ログデータが外部に送信されることはない

COCOAログチェッカーでは、ログデータが外部に送信されることはありません。

こちらはユーザーが登録したログデータをもとに、COCOAログチェッカー側のJavaScriptを利用して解析を行なっているためです。

そのため外部に対してデータ通信を行なっているわけではないので、データが外部に送信されてしまう可能性はありません。

GPSや個人情報は取らない

COCOAログチェッカーでは、GPAや個人情報をとることもありません。

COCOAログチェッカーで使用する接触通知ログは秘匿性の高い情報のため、個人を特定する事が難しいデータとなっています。

そのためCOCOAログチェッカーにログを送信して、個人情報が抜き取られてしまうというリスクもほとんどありません。

基本的には安全に利用する事が可能

ここまででご紹介した通り、COCOAログチェッカーは基本的に安全に利用する事が可能となっています。

一方でCOCOAログチェッカーに限らず、Webアプリやツールなどに送信したデータが事故などにより外部に漏れてしまう可能性は0ではないという点に注意してください。

COCOAログチェッカーを使用する場合の注意点

ここからはCOCOAログチェッカーを利用する場合の注意点についてご紹介していきます。

BluetoothがOFFの時は使用する事ができない

COCOAログチェッカーでは、COCOAアプリの接触通知ログをもとにデータを抽出しています。

そのためCOCOAアプリ同様に、Bluetoothの設定をOFFしている間のデータに関しては、接触の可能性を判定することはできません。

できるだけ正確にデータを検出したい場合には、Bluetoothの設定をONにしておくことをおすすめします。

COCOAのインストールをしている必要がある

COCOAログチェッカーを利用するには、COCOAアプリをインストールしている必要があります。

COCOAログチェッカーではCOCOAアプリのデータをもとに結果を出しているため、アプリを登録していない方や登録したばかりという方に関しては、使用する事ができません。

COCOAアプリをインストールしてデータを溜めてから、COCOAログチェッカーを利用するようにしてください。

正確性や情報は合っているのかについて

ここからはCOCOAログチェッカーの正確性などについてご紹介していきます。

COCOAアプリを利用している側の利用状況によって変動する

COCOAログチェッカーの正確性に関しては、COCOAアプリを利用している側の利用状況によって変動します。

COCOAログチェッカーで新規感染者との接触可能性を検知するには、お互いが端末のBluetooth設定をオンにしている必要があります。

また感染者がCOCOAアプリに登録してないと新規感染者を確認する事ができません。

そのため新規感染者の登録状況や、アプリ使用者の設定状況によっては正しくデータを出す事ができないケースもあります。

COCOAアプリより判定の範囲が広い

COCOAログチェッカーで新規感染者が近くにいたと判定する範囲は、本家のCOCOAアプリより広いものとなっています。

本家のCOCOAアプリが「1m以内かつ15分以上」が接触の条件として設定しているのに対して、COCOAログチェッカーでは10mから30mほどとなっています。

そのため、本家のCOCOAアプリで通知が来なかった場合であっても、COCOAログチェッカーでは近くにいた可能性が高いと判断されるケースもあります。

誰にも会っていないはずなのに接触ログがあるのは?

COCOAログチェッカーで誰にも会っていないはずなのに接触ログが残る理由としては、以下の2つが考えられます。

ログが残る理由

  1. コロナの潜伏期間や登録を行う前に会った人が新規感染者として登録した
  2. アプリ側の不具合

特に1の場合であれば、実際にその人と会ったのが1月20日だった場合でも、その人が1月30日に新規感染者登録を行えば1月30日以降に接触結果が表示されます。

このように相手側の登録状況によって接触結果の時期が変動する可能性があるため、誰にも会っていないにも関わらずログが残るケースもあります。

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