WOMBOというAIがキーワードとアートスタイルを指定することで自動的に絵を描いてくれるサービス「Dream by WOMBO」。
この記事では、Dream by WOMBOが無料で使えるサービスなのかについてと安全性・危険性について解説していきます。
Dream by WOMBOの料金について
Dream by WOMBOは無料で利用出来るのか料金について解説します。
無料で利用出来るのか
Dream by WOMBOは、AIにただ絵を描いてもらったり、その絵をデバイスに保存したりする分には無料で利用できます。
ただし、AIに描いてもらった絵を「印刷物を購入する」から有料で購入することが可能です。
有料サービスについて
Dream by WOMBOでは、AIに描いてもらった絵を印刷物としてほしい場合にお金がかかります。
有料サービスの利用方法や料金、Dream by WOMBOの使い方全般については下記の記事をご覧ください。
Dream by WOMBOは安全か?安全性と危険性について
Dream by WOMBOは安全か?プライバシーポリシーや許可、権限の面から安全性と危険性について解説していきます。
サービスの性質上、顔写真などのデータがばら撒かれるようなことはない
WOMBOで検索すると顔データの扱いについて出てくるので、顔写真が秘密裏にストレージから収集されているのではと心配になるかもしれません。
しかし、これは、WOMBOとはいっても、同社のリリースしている別のアプリ「Wombo: Make your selfies sing」で収集されるデータのことです。
つまり、Dream by WOMBOではそもそも顔データを集めることはないため、WOMBOがセキュリティ的な攻撃を受けて情報が漏洩した際にこのアプリ利用者の顔データがばら撒かれることはありません(そもそもそのデータを持っていないのです)。
許可がストレージのみ
「Dream by WOMBO」の許可がストレージのみで、ストレージに許可をしなくてもAIに絵を描いてもらうことは可能です。
ただし、ストレージに保存する際にはストレージへの許可が必要となります。
電話番号やアドレス帳への権限がない
権限
《写真、メディア、ファイル》
- USBストレージのコンテンツ読み取り
- USBストレージのコンテンツ変更・削除
《ストレージ》
- USBストレージのコンテンツ読み取り
- USBストレージのコンテンツ変更・削除
《その他》
- ネットワーク接続の表示
- ネットからデータを受信
- ネットワークへのフルアクセス
- 起動時の実行
- スリープ無効化
- バイブレーション制御
「Dream by WOMBO」は電話番号やアドレス帳(連絡先)などへの権限がありません。
つまり、こうした情報にアクセス出来ず、唯一許可の有無が変更できるストレージも許可なしでDream by WOMBOは利用できることから、そもそも洩れる情報がほとんど収集されないことがわかります。
つまり、万が一情報が洩れても無料で使っていれば、洩れても困らない情報しかないと言えるでしょう。
プライバシーポリシーで個人情報の扱いについて明記されている
プライバシーポリシーによると、「当社はプライバシーポリシーに記載されている以外の方法で、お客様の情報を使ったり、共有したりすることはない」としており、「目的で定めた目標を達成するために必要な限りデータが保存される」としています。
さらに、「収集するデータのすべては安全な方法で保管される」「アプリの提供を実現するのに必要なケースのみ第三者と共有する」「Amazonウェブサービス、Amplitudeとデータ共有や情報の中継を行っている」とのことです。
プライバシーポリシーを確認すると、安全対策をしていること、必要な場合にのみデータの共有や中継などを行っており、Amazon、Amplitudeがそれに該当するということがわかるでしょう。
なお、Amazonウェブサービスに関しては、「Wombo: Make your selfies sing」で中継を行っているため、「Dream by WOMBO」に関して関係ないと考えられるため、中継・共有サービスは1つなくなり、前者よりさらに安全と言えます。
安全対策はしているが絶対ではないとしている
WOMBO Studios Incの提供するWONBO(AI)を使ったアプリに関するプライバシーポリシーによると、「個人情報を保護するために商業的に許容される手段を用いるよう努める」としながら、「インターネット上の送信方法や電子的なデータ保存の方法は100%安全で信頼できるものではない」「当社は絶対的な安全性を保証することはできない」としています。
つまり、個人情報の保護の努力はするけれど、どうしてもネット上のセキュリティは100%安全とは言えないので、絶対的な保証は会社としては出来ないということです。
ポイント
WOMBO Studios Incは訴訟大国であるアメリカの会社です。
もし、やむを得ない状況で情報漏洩があった際に訴訟されないためにこのような文言がプライバシーポリシーに記載されていると考えられます。
そのため、「個人情報を保護するために商業的に許容される手段を用いるよう努める」に関してはある程度信頼出来ると考えられるため、漏洩のリスクはあまり心配ないと考えられるでしょう。
アプリ版はアカウント登録が必要
2022年5月15日時点では起動時にアカウント登録が必須となっていました。
アプリ版はアカウント登録が必須であること、ブラウザ版は不要であることから、ブラウザ版の方がメールアドレスやGoogleアカウントなどの流出の心配もなくより安全に利用出来ると言えるでしょう。
実際に利用してみて、不都合や迷惑メールなども増えていない
Dream by WOMBOを実際に利用してみて、何か不都合が起きたり、迷惑メールが増えたりといった現象は発生していません。
今後、絶対に情報漏洩が発生しないとは言えませんが、今のところ特に問題がないこと、漏洩したとしても有料サービスを利用していなければ精々メールアドレスやGoogleアカウントくらいしかバレないことなどから危険性は少ないと考えられるでしょう。
より安全にDream by WOMBOを使うために
さらに安全にDream by WOMBOを使うために気を付ける点や工夫について解説していきます。
会員登録不要で使えるブラウザ版を利用する
Dream by WOMBOはブラウザ版とアプリ版があり、前者は会員登録不要で利用出来ます。
会員登録が不要であれば、Apple IDやメールアドレス、Googleアカウントなども共有しないことになります。
つまり、Dream by WOMBOに対しセキュリティ的なアタックがあって情報漏洩があったとしても、漏洩する情報がないためより安全に利用できるでしょう。
有料サービスを使わない
Dream by WOMBOで有料サービスを使おうとすると、ブラウザ版にしろアプリ版にしろ、新しい情報(PayPalやGoogle Payのアカウント情報)を求められます。
ブラウザ版であればせっかく個人情報を全く渡さない(Cookieによるデータ収集などを除く)で利用出来ているのに、個人情報を渡すことになってしまいます。
そのため、より安全にDream by WOMBOを利用したいという場合は有料サービスの利用はお勧めしません。
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