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画像生成AIのStable Diffusionを無料で使う方法について解説

現在画像生成AIの「Stable Diffusion」が注目を集めています。

今回の記事ではStable Diffusionについてや、無料で利用するためのポイントなどについてご紹介していきます。

画像作成AIの「Stable Diffusion」がオープンソース化

「Stable Diffusion」とはロンドンとカリフォルニアを拠点としているAIスタートアップ企業であるStability AI社が提供しているAIサービスです。

Stable Diffusionは現在ソースコードやドキュメントが提供されている状況で、環境構築を行うことで誰でも画像生成AI機能を利用することができる状態となっています。

一般ユーザーも利用可能に

Stable Diffusionは現在全世界向けにソースコードなどが公開されているため、誰でも機能を活用することができる状態となっています。

またシステムに関する知識がない方でも、Stable Diffusionを活用した「DreamStudio」というサービスを利用することで、簡単に画像の作成をすることができます。

画像の生成には、生成したい画像に関連するキーワードを入力するだけとなっているため、誰でも簡単に高クオリティの画像を作成することが可能です。

デモサイトも利用することができる

Stable Diffusionでは、現在実際に作成される画像のイメージを体験できるデモサイト(Stable Diffusion Demo)も公開されています。

デモサイトでは生成したい画像のキーワードを入力することで、実際に関連した画像を作成することが可能です。

Stable Diffusionを導入する前にどういった画像を作成できるかを確認できるので、気になる方はチェックしてみることをおすすめします。

ライセンスを明記することで商業利用も可能

Stable Diffusionでは、作成した画像にライセンスを明記することで商業利用をすることも可能としています。

また作成した画像の権利に関しては作成者自身が持つため、生成した画像に関しては自由に利用することができます。

画像作成AI「Stable Diffusion」の費用について

ここからは、Stable Diffusionの費用についてご紹介していきます。

現状はPC版であれば完全無料で利用することが可能

Stable Diffusionは、PC版であれば完全に無料で利用することが可能となっています。

PCでStable Diffusionを利用する場合にはプログラムに関する知識が必要なケースもありますが、利用に必要なドキュメントなども公開されている状態となっています。

そのため自身のPCにStable Diffusionの環境構築を行なって、画像の作成をすることが可能となっています。

機能がほぼ無制限

Stable Diffusionは、利用できる機能がほぼ無制限となっています。

そのため一定回数以降画像を生成した場合は課金が必要などの上限や、無料で利用できる範囲の機能制限などもない状態です。

自身のPCに環境構築を行うことで、Stable Diffusionで提供されている機能をほとんど利用することが可能となっています。

M1 Macのローカル環境で利用できるスペック

Stable Diffusionは、M1 Macのローカル環境で利用できるスペックで公開されます。

現状M2チップの新型Macが発表されている状態ですが、M1チップのMacでも十分利用することが可能となっています。

そのため、Stable Diffusionを利用するために追加で費用を支払う必要もない状態です。

DreamStudioのベータ版は最初の200枚を無料で作成できる

Stable Diffusionでは誰でも画像生成を利用できるように、「DreamStudio」というサービスのベータ版もリリースしています。

「DreamStudio」のベータ版では、最初の200枚であれば無料で画像を生成することができます。

一方で200枚以上の画像を作成する場合には料金が発生してしまうため、トライアル的に利用するのであれば200枚以内で利用することをおすすめします。

画像作成AI「Stable Diffusion」を無料で利用するには

ここからは、画像作成AIのStable Diffusionを無料で利用するためのポイントについてご紹介していきます。

PCで利用する

Stable Diffusionは、自身のPCで利用する分には完全に無料で利用することが可能となっています。

そのため自身のPCに環境構築を行うなどに抵抗がない方の場合であれば、PC版のStable Diffusionを活用することで何枚でも無料で画像を作成することができます。

事前設定やインストール手順

ここからはPCでStable Diffusionを利用するための事前準備やインストール手順をご紹介していきます。

今回は簡単にStable Diffusionを利用するために、Google製のPythonの実行環境である「Colaboratory」を利用します。

まずはHugging Faceにログインするために、Hugging Faceのアカウントを作成します。

Hugging Faceのログインページにアクセスして、Sign Upをクリックします。

Hugging Faceのアカウント登録画面が表示されるので、登録に利用するメールアドレスとパスワードを入力してNextをクリックしてください。

アカウントの詳細を登録する画面が表示されます。

ここで必須項目になっている以下の項目を入力してください。

必須項目

  • Username
  • Full name

上記を入力したらI have read and agree with the Terms of Service and the Code of Conductにチェックを入れて、Create Accountをクリックします。

登録したメールアドレス宛に確認メールが届くので、URLをクリックします。

Hugging Faceの画面で「Your email address has been verified successfully.」が表示されれば、アカウント登録の完了です。

次にStable Diffusionを利用するためにアクセストークンを発行します。

Stable Diffusionが公開されているHugging Faceにアクセスします。

Stable Diffusionのライセンスを確認して問題なければ、I have read the License and agree with its termsにチェックを入れた後にAccess repositoryをクリックしてください。

右上のアカウントをクリックしてください。

アクションを選択できるので、Settingsをクリックします。

アカウントの詳細画面が表示されるので、Access Tokenをクリックしてください。

こちらでユーザーアクセストークンを発行できるので、New Tokenをクリックしてください。

Nameの欄に発行したいトークンの名前を任意で設定して、Generate a tokenをクリックします。

これでHugging Faceで必要な設定などは終了です。

発行したトークンは後ほど利用するので、コピーしてメモ帳などで保存しておいてください。

次にColaboratoryにアクセスします。

Colaboratoryではノートブックを作成することで、各Pythonの実行環境を作成することができます。

Colaboratoryを開いたらノートブックを新規作成をクリックしてください。

ノートブックが新規作成されれば、左上のタブから編集をクリックしてください。

ノートブックの設定をクリックして、ハードウェアアクセラレータの下のプルダウンをクリックします。

こちらでGPUを選択して、保存をクリックしてください。

次に作成したノートブックにStable Diffusionをインストールします。

画面上部の入力欄をクリックして、以下のコマンドを入力してください。

 command
!pip install diffusers==0.2.4 transformers scipy ftfy

入力できれば再生マークをクリックしてください。

再生マークの横に緑のチェックマークが付いたら完了です。

次に+コードをクリックして新しくコマンド入力をするための入力欄を表示させます。

新しく表示された入力欄をクリックして、YOUR_TOKEN="Hugging Faceで発行したアクセストークン"を入力します。

こちらは例えばHugging Faceで発行したアクセストークンが「ABC」の場合は、YOUR_TOKEN="ABC"という入力になります。

アクセストークンが入力できれば、再生マークをクリックしてください。

再生マークの横に緑のチェックマークが表示されれば、再度+コードをクリックしてください。

新しく表示された入力欄をクリックします。

以下のコマンドをコピー&ペーストして貼り付けてください。

 command
from diffusers import StableDiffusionPipeline
pipe = StableDiffusionPipeline.from_pretrained("CompVis/stable-diffusion-v1-4", use_auth_token=YOUR_TOKEN)

数分待って再生マークの横にチェックマークが付いたら成功です。

再度+コードをクリックして入力欄を表示させます。

入力欄をクリックして以下のコマンドをコピー&ペーストしてください。

 command
pipe.to("cuda")

再生ボタンをクリックして、緑のチェックマークがつけばインストールの完了です。

これでColaboratory内でStable Diffusionを利用することができるようになります。

ColaboratoryでStable Diffusionを使う方法

Colaboratory内でStable Diffusionを使って画像生成を行うには、コマンドで作成したい画像を指定するのみとなります。

手順としてはStable Diffusion用に作成したノートブックを開いて、+コードをクリックして新しいコマンド入力欄を表示させます。

表示された新しいコマンド入力欄をクリックして、以下のコマンドで生成したい画像を指定してください。

各コマンドの説明

  • 作成したい画像の指示:prompt = "XXX"
  • 画像の生成:image = pipe(prompt)["sample"][0]
  • 画像の保存:image.save(f"AAA.png")

今回の例では、「戯れるかわいい小型犬とかわいい子猫」という画像の作成をしながら実際の手順をご紹介していきます。

promptには"cute little dog and cute little kitten playing"、image.saveには"cat_and_dog"を指定して、以下のコマンドを実行します。

 command
prompt = "cute little dog and cute little kitten playing"
image = pipe(prompt)["sample"][0]
image.save(f"cat_and_dog.png")

コマンドの入力が完了したら、再生マークをクリックしてください。

画像の生成が完了したら、再生マークの横に緑のチェックマークがつきます。

チェックマークが付いたことを確認したら、画面の左側からフォルダアイコンをクリックしてください。

先ほど命名した画像が保存されています。

命名した画像をダブルクリックすることで、生成された画像を確認することができます。

生成した画像をダウンロードしたい場合には、画像名にカーソルを当てて、・・・をクリックしてください。

ダウロードをクリックすれば、自動的にダウンロードが実行されます。

画像名の変更をしたい場合は、ファイル名の変更をクリックしてください。

こちらで変更したい名前を入力して、Enterを押せば完了です。

作成した画像を削除したい場合には、ファイルを削除をクリックします。

削除して問題ないかの確認が表示されるので、OKをクリックすれば削除が完了です。

DreamStudioでも無料利用枠がある可能性が高い

現在Stable Diffusionを活用した「DreamStudio」はベータ版しか提供されていませんが、今後動画などに対応した「DreamStudio Pro」が登場する予定となっています。

「DreamStudio Pro」が正式リリースされた後も、一定数の画像に関しては無料で利用できる可能性があります。

無料利用枠について

ベータ版では200枚の画像を無料で生成できるため、正式リリース版に関しても200枚以内が無料の対象になる可能性があります。

システムに関して苦手意識がある場合や、環境構築をするほどではないという場合には、「DreamStudio Pro」の無料利用枠を活用して画像の生成を行ってみてください。

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