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Midjourney(ミッドジャーニー)の詳細と使い方について解説

最近SNSで話題になっているAIによる自動画像生成サービス「Midjourney(ミッドジャーニー)」。

この記事では、ミッドジャーニーの評判や詳細、導入方法や使い方について解説していきます。

ミッドジャーニーの詳細について

ミッドジャーニーの詳細について解説していきます。

どんなサービスなのか

Midjourney(ミッドジャーニー)は、AIに指定したキーワードを元に絵を描いてもらえるサービスです。

キーワードを指定してからわずか1分ほどで絵が4枚表示されます。

有料サービスについて

ミッドジャーニーには、サブスクリプションがあります。

サブスクリプション

《スタンダードプラン》

基本会員:月10ドル

スタンダード会員:30ドル

《エンタープライズプラン》

法人会員:年会費600ドル

スタンダードプランには、基本会員とスタンダード会員があり、さらにエンタープライズプランが存在します。

基本会員は、月額10ドルで月200画像まで、スタンダード会員は月額30ドルで個人利用に関しては無制限となっており、エンタープライズプランのCorporate Membership(法人会員)は年会費600ドルです。

メリット・デメリット

メリット

  • AIに絵を描いてもらえる
  • キーワード指定から1分で完成する
  • キーワードの指定1回で4つの絵が完成する
  • 絵は保存できる
  • 25件までは無料で利用出来る
  • カスタマイズできる

デメリット

  • 導入が面倒臭い
  • Discordアカウントが必要
  • 25件以上はサブスクリプション加入が必要
  • 基本的に依頼したキーワードと完成した絵は公開される
  • 少ないルームで多数の参加者が絵の作成依頼をするためすぐに自分の頼んだ絵がすぐ埋まる

ミッドジャーニーの部屋数は少ないのに利用者が世界中で急増しているため、自分の絵が他の人のオーダーですぐに埋まってしまい自身が生成させた画像を遡るのが少し面倒臭いというデメリットがあります。

Discordアカウントの登録が必須であり、Discordサーバーを利用しているためコマンドで様々なカスタマイズが可能となっていますが、逆に言えばある程度カスタマイズしたい場合はコマンドを覚えるか、その都度調べる必要があるというのもデメリットと言えるでしょう。

類似サービスと比較

ミッドジャーニーを類似サービスと比較してみました。

項目/サービス名

Midjourney(ミッドジャーニー)

Art42

彩ちゃん

ジャンル絵画絵画などアニメイラスト
部分全体全体顔のみ
機能キーワード指定して自動生成サイトを開くと自動的に絵が生成好みのイラストから複数選択で自動生成
無料利用

Art42や彩ちゃんと比較すると、キーワードを指定して画像の作成が出来るため、一定のイメージにあった画像をある程度オリジナルで用意したいという時に便利です。

Dream by WOMBOとの違い

Midjourney(ミッドジャーニー)とDream by WOMBOを比較してみました。

項目/サービス名

Midjourney(ミッドジャーニー)

Dream by WOMBO

ジャンル絵画様々なジャンルを指定可
部分全体全体
機能AIによる自動作成/作成絵画のダウンロード/様々なオプション・カスタマイズAIによる自動作成/作成絵画のダウンロード・購入など
無料利用
一般公開されるされない
アプリあり
Webあり
備考Discordで導入する/Discordアカウント必須/参考画像を添付可

ミッドジャーニーと非常に似た機能を持つDream by WOMBOですが、後者の方が様々なジャンル(作風)を指定できる、一般公開されないためニッチなキーワードで作成しても恥ずかしくない、アプリやWebがあるため導入も面倒臭くない、無料でかなり使えるといったメリットがあります。

つまり、周りを気にせずに気軽に使いやすいのがDream by WOMBOと言えるでしょう。

それに対し、ミッドジャーニーは、法人会員のプライベートモードを利用しないと他の利用者にも指定したキーワードや作成された作品が見られてしまいます。逆に言えば、他の人のキーワードや作品も気軽に見ることが可能というメリットもあります。

また、ミッドジャーニーはDiscordアカウントが必須ですが、Discordを利用するため様々な数値の指定が可能となっており、カスタマイズ性が高くなっています。

ミッドジャーニーの注意点

ミッドジャーニーの注意点について解説していきます。

別の人にも作品が表示される

ミッドジャーニーでは、他の利用者も参加しているDiscordでの絵の作成となるため、他の利用者にも依頼した作品が表示されてしまいます。

これを避けるためには、年会費600ドルの法人会員にアップグレードする必要があります。

また、Discordはデフォルト設定だとユーザーネームが各サーバーで同じものとなってしまうため、ミッドジャーニーでのニックネームを別のものに変更しないと、Discordで他のコミュニティに参加していて、そのコミュニティのメンバーがミッドジャーニーに参加している場合、自身がAIに作成を依頼した絵や指定したキーワードがバレてしまう可能性があるでしょう。

そのため、それを避けるためにはミッドジャーニーサーバーでのニックネーム変更をおすすめします。詳しい手順に関しては下記の記事をご覧ください。

【完全版】discord(ディスコード)アプリの使い方

25件までしか作成出来ない

ミッドジャーニーは、基本的な機能は無料でお試し可能です。

ただし、無料会員だと25件までしかイラストの作成が出来ません。

なお、これはキーワード指定だけではなく、各画像の高解像度化、似た画像の作成、更新などでも枠を消費していきます。

それ以上作成したい場合は、有料会員(サブスクリプション)に加入する必要があります。

英語入力する

ミッドジャーニーのサーバーでイラストの作成を依頼する際は、必ず英語でキーワード入力するようにしましょう。

例えば、「海 少女」というキーワードを指定したいのであれば、「sea giri」と指定します。

コミュニティからは作成できない

ミッドジャーニーWebアプリでは作成依頼したイラストを見たり、並び替えたり、画像を保存したり出来ます。

しかし、このページからAIに絵の作成依頼は出来ません。

求めるイラストを作成してもらうためのコツ

コツ

  • 情報の強弱を入れる
  • 複数のキーワードを入れる
  • バリエーションの作成を利用する(自身および他者の作品)
  • 参考URLを入れる
  • 別の類似キーワードを入れてみる
  • --stylize,--sの設定を弄る

::○○(数字)をキーワードに入れることにより、複数のキーワードを指定した時にそのキーワードによって強弱を出すことが可能です。

つまり、「sea giri parasol」とした時に、絵に反映させるキーワードの強さをsea重視にしたとき、giri重視にしたときでかなり趣が変わるでしょう。

風景がメインで人物は添え物というケース、人物がメイン、物がメインというイメージに合わせてカスタマイズ可能です。

ミッドジャーニーの使い方【導入】

ミッドジャーニーの導入について解説していきます。

別途Discordアカウントが必要

ミッドジャーニーでイラストの作成を依頼するには、別途Discordアカウントが必要となります。

これは、Discordのサーバーを利用してイラストの依頼を行うからです。

Discordアカウントの作成方法については下記の記事をご覧ください。

【完全版】discord(ディスコード)アプリの使い方

導入方法(コミュニティ)

ミッドジャーニーを利用するには、ミッドジャーニーWebアプリにアクセスし、登録する必要があります。

まずは、ミッドジャーニーの公式サイトへアクセスしてください。

アクセス出来たら、Sign In with Discordを選択し認証をクリックしましょう。

コミュニティに参加出来ました。

導入方法(作成Bot)

AIに絵を作成してもらうBotを導入するには、導入ページにアクセスし招待を受けるをクリックしてください。

Discordの中に「Midjourney」が追加されたらOKです。

ミッドジャーニーの使い方

ミッドジャーニーの使い方について解説していきます。

絵を描いてもらう

ミッドジャーニーに絵を描いてもらうには、まずはDiscordで導入したMidjourneyサーバーを開いてください。

「NEWCOMER ROOMS」にあるnewbies-○○というルームをクリックして開きます。

なお、この「newbies-○○」の○○に入る数字はその時によって異なり、「NEWCOMER ROOMS」内に部屋が1つしかない時もあれば2つ、3つある時もあります。

部屋を下にスクロールし、メッセージ欄を表示したら、「/imagine」と入力してEnterを押してください。

この時、メッセージ欄の上に「/imagine prompt」と表示されていれば問題ありません。

「/imagine prompt」の後にキーワードを指定します。

例えば、「海 少女」と指定したい場合は「sea giri」と入力してEnterを押しましょう。

1分ほど経過すると絵が出来上がります。

部屋は世界中の様々なユーザーが利用しているため、別の絵で埋まっていってしまうため、利用者が多い時間は検索枠で自身の名前や指定したキーワードで検索すると良いでしょう。

バリエーションの作成、スケールアップ

作成された画像の下にU1~U4、V1~V4、更新ボタンの9つのボタンが表示されます。

このうち上にあるU1~U4は、1から4番目の画像を高解像度化、更新ボタンは再度新しく4枚の画像を作成する機能を持ちます。

なお、下にあるV1からV4は、1番目から4番目の画像に似たイラストを4枚作成する機能です。

画像の保存

画像の保存は、ミッドジャーニーのDiscordサーバーとミッドジャーニーWebアプリから行えます。

Discordサーバーから行う場合は、保存したい画像を開き、右クリックして名前を付けて画像を保存をクリックしてください。

保存をクリックすればOKです。

ミッドジャーニーWebアプリから保存したい場合は、保存したい画像の右下に表示されている・・・を押してから画像を保存をクリックしましょう。

結果をDMに送信

結果をDMに送信するには、アクションで封筒の絵文字を押す必要があります。

DMに送信したい結果にカーソルを合わせてメニューを表示し、アクションをクリックしてください。

後は、封筒の絵文字を押せばOKです。

作成した作品を見る

ミッドジャーニーWebアプリで、作成を依頼した作品やバリエーションの作成、スケールアップしたイラストの一覧を閲覧可能です。

なお、並び替えも可能となっています。

画像を削除する

依頼した画像は自身で削除することは出来ません。

画像を削除するには、リアクションして削除依頼を出し、削除してもらう必要があります。

自身が依頼して出来た画像にカーソルを合わせてメニューを出し、リアクションを押して×をクリックしてリアクションします。

あとは、画像が削除されるのを待つだけです。

コマンドやパラメータの指定

ミッドジャーニーでカスタマイズに便利なコマンドやパラメータの指定方法について解説していきます。

メッセージ欄に入力し送信したり、/imagineの後に付けて利用したりします。

コマンド

コマンド入力効果
/imagineキーワードから画像を作成する
/infoプロフィールやプラン、使用状況の確認
/ideasアイデアの提示
/fast,/relaxモードの切り替え
/subscribe購読ページへのリンクを取得
/invite招待リンクの作成とDMの送信(友達、知人を招待する)
/show別の部屋に移動できる
/private,/publicプライベートモードとパブリップモードへの切り替え(プライベートモードは非公開、パブリックモードは一般公開)
/helpヘルプ

パラメータ

入力パラメータ効果
--w画像の横の大きさを指定する
--h画像の縦の大きさを指定する
--video作成の進行状況を動画にする
--versin,--v別のアルゴリズムバージョンの利用
--seedシード値の指定、毎回同じように影響するようにする
--iwキーワードの重み(強弱)の設定(デフォルト設定は0.25)マイナス設定可
--no否定的なプロンプトを設定する
--stylize,--s数字を指定して様式化の強さを設定
--fast画像の作成が速くなる(一貫性が低下する)
--hdスケールアップすることなく高解像度の画像が作成される
--quality,--qレンダリング品質にかける時間(デフォルト1)
--stopより早いパーセンテージで作成を停止する
--sameseedシード値が生成されるすべての画像に同じように影響する
--aspectアスペクト比の設定
--uplightアップスケール時に使うとオリジナルに近づく

例えば、--wallpaper:--w ○○○○ --h ○○○○ --hdでサイズを変更するショートカットになります。

なお、○○○○には画像のサイズ(長さ)を入力してください。

品質

《--stylize》

625:あまり芸術的にしたくない時

1250:それなり

2500:デフォルト値

20000:テキストから引き継ぎたいが少し外れても

60000:指定したキーワードと全く異なるように感じるケースも

《--quality》

0.25:高速、大まかな画像の作成に

0.5:詳細な作成にはならないが0.25よりは詳細に

1:デフォルト値

2:より詳細な結果が得られる(作成に2分かかる)

その他

入力効果
/imagine[gazou [画像URL][キーワード][パラメータ]参考となる画像URLを入れる
--iw:参考画像の影響力の調整(デフォルト0.25)
::○○テキストキーワードの影響力の調整(-指定可)
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