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iOS15.0.1のアップデートの詳細や不具合について徹底解説

iOS15の発表から間もない2021年10月2日の日本時間午前2時頃、iOS15.0.1の配信が開始されました。

前回のアップデートからあまり期間を空けないアップデートに一部iPhoneユーザーからの戸惑いの声も挙がりましたが、AppleWatchのロック解除に関する不具合の修正が含まれていることもあり、おおむね歓迎されるアップデートになっているようです。

新しいiOS15.0.1はどのような機能や改善が含まれているのか、そして不具合の報告に関して徹底解説していきます。

Contents

iOS15.0.1のアップデートの詳細

今回のアップデートには多種多様な機能の充実化や改良が含まれていますが、最大の目玉となったのはマスク着用時にiPhone13シリーズを対象に発生していたAppleWatchのロック解除ができない不具合への改善でしょう。

SNSを中心に「嬉しい」「待っていた」と歓迎の声が寄せられています。

その他の特徴としては、既存機能のレベルアップ・改良が多分に含まれており、対象になったアプリケーションは多岐に渡ります。

iOS15.0.1のアップデートで追加された新しい機能

不具合修正以外のiOS15.0.1のアップデート内容としては主に下記が挙げられますが、これらも今回のアップデートの一部内容です。

着目すべき大きな変更は下記にてご紹介しますが、それ以外の細かな機能変更はApple公式サイトを参照してみてください。

iOS15.0.1でアップデートされた機能の一部

  • 通知のデザイン変更
  • Safari表示のUI変更や、音声でのWeb検索がさらに快適に
  • ウォレット機能がさらに充実化
  • Spotlight検索の改良
  • ヘルスケアで他者のデータを共有できるように

FaceTimeのオーディオとビデオの機能が充実

空間オーディオを利用することにより、グループFaceTime通話時に他の人の声が画面上それぞれの位置から聞こえるようになりました。

さらに周囲の音を遮断することで自身の声がはっきり聞こえるようになったため、通話が行いやすい快適さを獲得しています。

表示画面も変化しており、背景をぼかしながら自分にピントを合わせられるポートレートモードの実装、最大6人を同じサイズのグリッドで表示できる上に「誰が発言しているか」を強調表示されるようになりました。

ただしこれらの機能が使えるのはiPhoneXS、XSMax、XR以降の端末に限りますのでご注意ください。

集中モードがさらに快適に

集中モードを利用することで、「今していること」(フィットネスや睡眠、ゲームなど)に合わせて自動的に通知をフィルタリングすることが可能になりました。

特定の集中モードに合ったAppやウィジェットを表示するようになり、ホーム画面のページをカスタマイズすることもできます。

マップデザインの刷新でさらに美しく

サンフランシスコやロサンゼルスなど、世界の一部都市部のマップがさらに美しく詳細に表示されるようになりました。

この対象地域に、現在は日本の都市部は含まれていませんが、今後もさらに詳細化マップの表示ができるエリアを増やすことが同時に発表されています。

また、新しいドライブ機能として、交通情報や事故などの詳細が協調表示されるようになるドライバー向けの新しい地図の追加や、出発時間や到着時間を選択して移動経路を確認できる経路プランナーが追加されました。

テキスト認識表示機能の進化

テキスト認識表示機能により、写真内のテキストが操作可能なテキストになりました。

これにより写真・スクリーンショットなどから「調べる」機能が使えるようになったり、翻訳も可能です。

また、写真内の住所や電話番号、メールアドレスもテキストとして認識されるため、それらに対するアクションも実行可能です。

プライバシー保護をさらに強化し、トラッキング防止機能の実装

メールでのユーザーアクティビティ、IPアドレス、またはメールを開いたかどうかをメール送信者に知られないようにしてプライバシーを守るメールプライバシー保護機能が実装。

さらにSafariで即知のトラッカーによりIPアドレスを使ったプロファイリングからもiPhoneを保護される、インテリジェント・トラッキング防止機能が付与されています。

iOS15.0.1のアップデートで修正された不具合

前述で少し触れた通り、今回のアップデートで喜ばれた最大の要因はAppleWatchとiPhone13シリーズの不具合の改善です。

この改善により「使用感が非常に快適になった」と大変喜ばれていることがわかります。

AppleWatchがiPhone13シリーズでロック解除できなかった不具合の改善

今回のアップデートで改善されたことにより、「iPhone12シリーズのときより早くて快適になった」というコメントも見受けられるほど快適性が上がったことがわかります。

iPhone13シリーズとAppleWatchを使用している方からすれば、これだけでもアップデートを行う価値があるといえます。

「空き容量が残りわずかです」と誤った警告が表示される不具合の改善

デバイス内に十分に空き容量があるにも関わらず、設定App内で「空き容量が残りわずかです」と警告表示される不具合が発生していました。

ただの誤表示ですので大きな問題はないにしても、使用感として気持ちが良いものではありませんので気になる場合はアップデートしてしまいましょう。

iOS15.0.1のアップデート時に起こっている不具合

iPhoneのアップデートと行うと、毎回大なり小なりの不具合が発生することが常となっています。

不具合やバグを修正するつもりのアップデートで余計にバグが増えてしまった、というケースも無い話ではありません。

今回のiOS15.0.1で寄せられている不具合は比較的少なめですが、iPhoneの状態や機種によって下記のような不具合が挙げられています。

アップデートに時間が非常にかかる

iOSの更新は大量のデータ通信を行います。

そのため通信環境が悪かったりiPhone内の状態が悪いとアップデートに長い時間がかかるケースも少なくありません。

アップデートを行う際は、安定したWi-Fi環境下で通信が混み合っている時間帯を避けましょう。

iPhoneアップデートに適した環境とは

アップデートには安定した通信環境下であると同時に、タイミングも重要です。

例えば新OSがリリースされた直後は多くの利用者がアップデートを行おうとアクセスも集中してしまいがちです。

そのため新しいiOS発表後、アップデートしたユーザーの動向やバグ報告を確認しつつ数日を空けてアップデートを試みるのも、結果的には短時間かつ安全にアップデートを完了させる方法として有効です。

Apple Wallet内の一部機能が消えてしまった

今回のアップデートの中にはウォレット機能の充実化が含まれています。

そのためか、追加していたはずの電子マネー機能の表示が一部消えてしまったという事案が発生しています。

表示が消えた場合の対処方法は?

こういったアップデート後のアプリの不具合については、アプリやデバイスの再起動が効果的です。

それでも表示が戻らない場合は、アプリの再インストールをする必要が出てきてしまいますので取り扱いには注意しましょう。

画面が固まる・ホームに戻れなくなる

フリーズのような症状で、いくら画面をタップしても表示画面から動かなくなる症状が発生する場合もあるようです。

こうなってくると、通常の方法では画面の電源を落とすこともできなくなってしまいますので、改善するには後述もしている強制再起動で強制的に電源を落とすしか方法はありません。

CayPlayの不具合

車とiPhoneを繋ぐアプリ、CayPlayが上手く接続・同期できなくなる報告も挙がっています。

一時的な不具合のため、CayPlayに限らず外部機器やアプリが上手く同期できない際は再接続やiPhoneを再起動を試してみてください。

音楽の連続再生に不具合

設定してあるプレイリストやアルバムの曲を、途切れることなく次々と再生してくれる連続再生が上手くできなくなってしまう不具合も稀に発生しています。

症状としては連続再生の設定をしてあるにも関わらず、途中で勝手に再生を停止してしまうというものなので、この場合もアプリやiPhoneの再起動で対処してみましょう。

一部機種でバッテリーが早く消費されやすくなった

新しいiOSはそれだけ機能が充実し快適になるような仕組みが沢山組み込まれています。

その反面、iPhoneの世代が下がれば下がるほど媒体にかかる負荷も大きくなると考えられているため、サポート対象内であっても不具合が出やすい傾向があります。

特にバッテリーの消費速度は顕著で、利用者の体感になりますが、iPhone X以下のデバイスは特に早く感るという感想を多く見かけます。

モバイル通信が出来なくなってしまった

iOSを最新バージョンにアップデートした後、極稀に「モバイル通信をアップデートできませんでした」と表示されるケースがあります。

この不具合はiOS15.0.1に限らず以前から発生していた不調で、対処法もあるので焦る必要はありません。

モバイル通信ができなくなったときの対処法

  • iPhoneを再起動する
  • モバイル通信をON/OFF数度切り替えてみる
  • SIMカードを挿し直す
  • 設定Appからネットワークリセットを行う

一部アプリの通知が来なくなったり不安定になりやすい

アプリの動作が遅くなったり落ちてしまうなど、動きに問題が発生したり、通知が届かなくなってしまった場合はアプリケーションが最新バージョンにアップデートできているか確認してみましょう。

iPhoneのOSバージョンが最新でも、アプリのバージョンが下位であると上手く動作されないケースがあります。

iOSアップデート後、アプリが不安定な場合はアプリも最新バージョンにアップデートする。

それでも改善しない場合はデバイスを再起動して様子を見てみましょう。

AppleAir Proの音量が極端に小さくなってしまった

OSアップデート後、使っていたAppleAir Proの音量が極端に小さくなり、調整ができなくった不具合が起こった場合もあるようです。

対処方法としては、iPhoneの再起動とAppleAir Proの再接続で改善してくれます。

Beatsの挙動がおかしくなってしまう

高性能なワイヤレスイヤフォンBeatsの挙動が一時的におかしくなってしまうケースも発生しています。

症状としては音が途切れたり、Bluetoothの接続が切断されるなどが確認されています。

この場合もAppleAir Proと同様にiPhoneを再起動し、Beatsの再接続を行ってみてください。

iOS15.0.1のアップデート後、不具合が起こったときの対処法

iOS15の不具合改善が主な内容だったiOS15.0.1のアップデートでは、取り返しがつかない致命的な不具合や、機能が使えなくなるような重度のバグは発生していないようですが、万が一アップデート後に不具合が発生した場合は下記を試してみましょう。

バージョンを問わず、iPhone本体・アプリの不具合時に活用できる対処法をまとめました。

全てのアプリケーションを一旦終了する

アプリに関する不具合時、まず初めに試してほしいのは全てのアプリケーションを一旦終了するということ。

アップデート直後はiPhoneの本体内バランスが崩れている場合もあります。

iPhoneやアプリの動作をおかしくしている原因が不確かな場合、まずデバイスにかかる負荷を一旦取り除く意味でも、一度アプリケーションを落とし、アプリを再起動をしてみましょう。

機内モードのON/OFFをし、通信を切断してみる

通信状態が不安定な際は、機内モードのON/OFFを数度繰り返してみましょう。

不安定な通信状態を一度切断し、繋ぎ直すことで改善することも少なくありません。

iPhoneを再起動する

iPhoneの動きに違和感を感じる際、最も効果的で簡単なのがデバイスの再起動です。

OSの変更で機種内の環境が大きく変わって不安定になっているところを一旦電源を落とすことで、滞っている演算を初めから行うという意味合いを含みます。

これはiPhoneだけでなく、パソコンなど精密機器の多くで有効ですので、故障を疑う前に一度iPhoneの再起動を行ってみましょう。

フリーズした場合は強制再起動

画像引用:Apple公式サイト

画面がフリーズし、通常の電源OFFが出来ない場合は強制的に電源を落とすことも止む負えません。

強制的に再起動するボタン位置はiPhoneの世代によってことなるので、Appleの公式サイトを参照してみてください。

SIMカードを一度取り出してみる

画像引用:Apple公式サイト

iPhoneに内臓されているSIMカードとは、iPhoneの契約者(利用者)や識別番号・電話番号などの基本情報が記録されている小さなカードのことです。

接触の問題でこのカードが読み込めなかったりするとデバイスが上手く利用者を認識できず、モバイル通信が上手くいかないなどの不具合の原因に繋がります。

SIMカードはiPhoneの種類によって差し込み口が異なるので、Apple公式サイトを参照の上、紛失や故障に繋がらないように慎重に取り扱うように心がけてください。

バックアップデータから復元を試みる

iOSアップデート前にはパソコンやクラウド上にバックアップを取っておくことをオススメします。

それというのも、OSのアップデート100回行って100回成功するわけではなく、何かの拍子に消えてはいけないデータが消えてしまうなどのハプニングが起きやすいといわれています。

万が一の場合に備えて、面倒でも必ずiPhone内のデータはバックアップを取っておきましょう。

iOS15.0.1へのアップデート方法

iOSのアップデートの方法はいくつかあります。

  • iPhoneの自動アップデート機能をONにしておく
  • 自動アップデートはせず、手動でタイミングを選ぶ

アップデートはiPhoneのみで完結することも、パソコンを使ってスピーディーに更新することも可能です。

自動でアップデートする

設定App内にある自動アップデートをONにしておくと、Appleから新しいiOSのリリースがされると自動的にダウンロードおよびアップデートを行ってくれます。

なお、インストールはOSダウンロード後、夜間に自動的に行ってくれ、実行される前に通知が入るようになっています。

またアップデートを完了するにはiPhoneを充電器とWi-Fiに接続してあることが条件となります。

手動でアップデートする

上記の自動アップデートをOFF設定にしてあると、自動的にOSのダウンロードやインストールを行うことはありません。

メリットとしては、「新しいOSの評判を確認し、自分のタイミングでアップデートできる」ということ。

何かと問題が起こりやすいiOSアップデートにおいて、慎重になりたい方は手動アップデートがオススメです。

手動でアップデートする手順

設定Appからソフトウェア・アップデートがあります。をタップし、アップデートするOSの情報を確認します。

次にダウンロードしてインストールをタップ。

iPhoneに設定してあるパスコードを入力するとアップデートが開始されます。

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