iOS16のバッテリー残量で%を表示する方法や出来ない場合の対処法

iOS16のアップデートでは、たくさんの機能や画面表示、UIの変更が行われました。

この記事では、iPhoneのバッテリー残量が数値(％・パーセント)でわかるようになったこと、充電残量が数値で上手く表示されないときの対処法を解説していきます。

iOS16のバッテリー残量で%を表示するとは

iOS16のアップデートをきっかけに、画面上部に表示されるステータスバーでバッテリー残量が数値でわかるようになりました。

iPhone X以降の機種はバッテリー残量が％で表示されなかった

以前のiPhoneは、ステータスバーに「バッテリー残量が50％」という風に、数値で明確にわかるようになっていました。

しかしiPhone X以降のモデルでは、ステータスバー上でバッテリーのアイコンのみしか表示されず、アイコンの減少具合をみて「大体これくらいの残量がある」とおおよそで把握するか、コントロールセンターを表示させて確認することしかできませんでした。

iOS16からバッテリー残量を％で表示できるようになった

2022年9月に公開されたiOS16では、今までステータスバー上でわからなかったバッテリー残量が数字で表示されるように仕様変更されました。

今までは、コントロールセンターを開くなどをして正確な残量を確認していましたが、アプデ以降はどんな画面を開いていても、基本的にはステータスバーからいつでも確認できるようになりました。

％の記号は出ない

バッテリー残量を数字でわかるようになりましたが、「％」の記号は表示されません。

また、バッテリーのアイコンの上に重なるように残量値が配置されているため、以前のような残量に合わせてアイコンが変化するという動きもありません。

iPhone SEシリーズはアップデートしても今まで通りの表示

SEシリーズやiPhone 8以前の機種では上記のように「50％(バッテリーアイコン)」と並んでおり、数値とバッテリーのイラストの二つの要素から残量を把握することができました。

これはiOS16より以前のバージョンから引き継がれており、アップデート後もこの表示は変更されません。

バッテリー残量が％で表示されない原因

iOS16にアップデートをしたにもかかわらず、バッテリー残量が上手く数値で表示されないユーザーが確認されています。

大きな理由としては以下が考えられます。

お使いの端末のバッテリー表示が上手く％表示にならない場合は、表示されない原因を探してみましょう。

一部の機種では表示対象外となっている

バッテリー残量を％で表示できるのは、iOS16にアップデートした一部の機種のみが対象であり、全ての機種で利用できるわけではありません。

以下のモデルは従来通りの数字無しの表示しか出来ないことが、正式に発表されています。

アップデートが上手く出来ていない

デバイスのOSが正常にアプデできていないため、表示されないケースです。

iPhoneやiPadのアップデートには、安定した通信環境と十分なバッテリー残量が必要です。

この両方またはいずれかが不足してしまうと、アップデートの途中で中断してしまい、「失敗」となることがあります。

寝ている間など使わない時間帯に自動アップデートを試みたときなど、気づかないうちにアプデが失敗しており、現在もまだ旧バージョンのOSを使用しているのかもしれません。

誤ってiOS15.7にアップデートしている

iOS16のリリースと近いタイミングで、iOS15.7も公開されているためアプデのソフトウエアを間違えているケースです。

iOS16は対象機種がiPhone X以降に発売されたモデルと限られていることから、それ以前のモデルをカバーするためのiOS15.7が公開されています。

このため、アップデートをするにiOS15.7かiOS16のいずれかからソフトウエアを任意で選択する必要があります。

複数のソフトウエアからアプデ対象を選ぶことは稀で、アップデートするバージョンを間違いやすくなっているので注意しましょう。

自分ではiOS16にアップデートしたつもりが、実はiOS15.7でアプデしてしまったことで、バッテリー残量が上手く表示されない原因であることも考えらえます。

％表示をする設定に出来ていない

ステータスバーでバッテリー残量を数値で表示させるには、設定Appから表示の設定を変えなくてはなりません。

この設定が変更出来ていない場合は、従来通りのアイコンで残量を表示する状態のままなので注意しましょう。

バッテリー残量が％で表示されないときの対処法

ここからは、バッテリー残量が％で表示されないときの具体的な対処法を解説していきます。

ただし、iOS16非対応機種および％表示に対応していない機種では本体の設定を変更しても表示を直すことはできません。

他のツールを使って表示のフォローをするようにしましょう。

iOS16にアプデされているか確認する

使っているデバイスがバッテリー残量を％で表示する対象機種であり、尚且つ「アップデートもした！」という方は、間違いなくiOS16をアップデートしているかを確認しましょう。

誤ってiOS15.7にアップデートしている可能性があるので、アプデできていない場合は安定した通信環境と充電環境を整えて、再度アプデを試みてみましょう。

iOS15.7とiOS16の違いや上手くアプデが出来ないときは、以下の記事をご参照ください。

iOS15.7とiOS16 どっちにアップデートすればいいのかや違い・アップデート出来ない場合の対処法を解説

バッテリー残量を表示する設定に変更する

本表示機能の対象機種であり、なおかつiOS16に問題なくアプデされているにも関わらず残量表示が上手く出来ない場合は、設定を見直してみましょう。

バッテリー残量を表示する設定に変更する手順

設定Appを開いたら、バッテリーを選択します。

次にバッテリー残量のボタンをONにしたら完了です。

ロック画面をカスタマイズして残量ウィジェットを配置する

使っている端末が表示に対応していない場合は、ロック画面のウィジェットをカスタマイズしてバッテリー残量を表示することで代用しましょう。

なお、あくまでもロック画面が対象なので、常に表示されているステータスバーに反映させることはできません。

ロック画面をカスタマイズする手順

ロック画面で何もないところを長押しします。

カスタマイズ画面に遷移したら左にスワイプします。

中央の+マークをタップ。

背景にしたい画像を選びます。

時計下に表示されているウィジェットの枠をタップ。

バッテリーを数値で表示するには2ユニット必要なので、消したいウィジェットの－マークをタップしてスペースを空けます。

「次にウィジェットを追加」からバッテリーを選択します。

右側の詳細なバッテリー表示がされているデザインを選択して完了です。

アプリのウィジェット機能を使う

よりデバイスを便利に使えるように支援するための、ウィジェットアプリを取り入れてバッテリー表示をするのも良いでしょう。

バッテリーの使用状況を表示する高評価なウィジェットアプリは以下をご参考ください。

システムステータスライト

iPhoneの使用状況をリアルタイムで観測し、様々なデータをわかりやすいグラフや表で表示してくれるアプリです。

バッテリー残量がわかるのはもちろん、普段の使い方から無駄を観測してくれるので充電の節約にも一役買ってくれます。

バッテリー残量

視認性がよい大きな表示でバッテリー残量を教えてくれるほか、使用中のCPU稼働率やメモリ・ネットワークの使用状況までわかりやすく数値で表示。

シンプルなUIで、iPhoneの今のステータスを確認するために活躍してくれるアプリです。

SEシリーズやiPhone8以前のような数字とアイコンの表示にはできない

瞬間的にバッテリー残量がわかるのは、「数値」と「アイコン」の同時に表示する、SEシリーズやiPhone 8以降のステータスバーのスタイルです。

実際今回のアプデで復活した数値での％表示も、「具体的な数字はわかるが、瞬間的に想像がしにくい」という意見も見られています。

しかし残念ながらSEシリーズのような数字とアイコンで残量を表示することはどうしてもできず、現状では他の機能を使ってカバーするしか手立てがありません。

今回のアプデでバッテリー残量表示について注目が集まったので、今後のアップデート時に修正されるのを期待しましょう。