iOS16のテキスト認識表示機能では、既存機能がさらにアップデートされて便利になっています。
今回の記事では、iOS16のテキスト認識表示機能についてご紹介していきます。
Contents
iOS16でテキスト認識表示がアップデート
iOS16では、iOS15の新機能である「テキスト認識表示」がアップデートしてリリースされました。
今回のアップデートでは対応言語が増えた他、テキスト認識表示機能で使用できる操作も追加されています。
日本語を含む3ヶ国語にも対応
iOS15時点のテキスト認識表示機能では、対応言語が英語やフランス語、ドイツ語などの7ヶ国語が対応していましたが、日本語に関しては対応していませんでした。
一方で今回のiOS16では、日本語を含む以下の3ヶ国語にも対応するようになっています。
追加言語
- 日本語
- 韓国語
- ウクライナ語
こちらの追加があったことで、iOSの言語設定が日本語であってもテキスト認識表示機能を使用できるようになっています。
カレンダーアプリに登録ができる
iOS16のテキスト認識表示機能では、日付や時刻をタップするとカレンダーアプリに直接イベントを登録することができるようにもなっています。
イベントの日付を設定する際にカレンダーアプリを起動する手間が省け、また日時の手入力による入力ミスを回避することも可能です。
iOS16のテキスト認識表示の使い方
ここからはiOS16でテキスト認識表示を使用するための設定や、基本的な使い方についてご紹介していきます。
設定アプリでの機能設定
iOS16でテキスト認識表示を使用するには、設定アプリでテキスト認識表示の設定をオンにする必要があります。
手順は以下の関連記事でご紹介しているので、確認してみてください。
テキスト認識表示機能
テキスト認識表示機能を使用する場合には、カメラアプリを起動して読み込みたいテキストをフレーム内に入れます。
右下にあるテキスト認識表示マークをタップしてください。
自動的にテキストが抽出されるので、操作したいテキストをタップすれば準備完了です。
すべてを選択機能
テキスト認識表示のクイックアクションでは、認識したテキストを一括で選択できるすべてを選択機能があります。
テキスト認識表示をしている状態ですべてを選択をタップしてください。
テキスト認識の範囲が自動的に表示されている全てのテキストを選択します。
調べる機能
テキスト認識表示で選択したテキストは、辞書で意味を調べたりWebで検索することが可能です。
テキスト認識表示で検索したいテキストを選択している状態で、調べるをタップしてください。
調べる機能を使用する場合の説明が表示されるので、続けるをタップしてください。
こちらで辞書などの検索結果が表示されます。
もしWeb検索をしたい場合には、Webを検索をタップすれば自動的にブラウザ画面に移動して、選択したテキストの検索結果が表示されます。
Webの検索機能
テキスト認識表示では選択したテキストを直接Web検索することも可能です。
テキスト認識表示でテキストが選択されている状態で、クイックアクションの>をタップしてください。
こちらでWebを検索をタップすれば、自動的にブラウザに移動して、選択したテキストの検索結果画面が表示されます。
カレンダー機能
テキスト認識表示では、日付が選択したテキストの範囲内にある場合にはカレンダーにイベントを登録することも可能です。
手順としては登録したい日付がフレーム内に入っている状態で、テキスト認識表示マークをタップしてください。
登録したい日付の部分をタップします。
日付が選択されている状態でクイックアクションの>をタップしてください。
イベントを作成をタップしてください。
カレンダーアプリに自動的に切り替わり、新規イベントの作成画面が表示されます。
こちらでタイトルなどを記載し、追加をタップすれば完了です。
共有機能
テキスト認識表示では、選択したテキストを他のユーザーに共有することも可能です。
手順としては共有したいテキストが選択された状態で、クイックアクションの>をタップします。
共有をタップしてください。
テキストを共有する方法を選択することが可能です。
今回は例として、メッセージをタップしてください。
メッセージアプリが起動するので、送信したい相手を選択してから送信ボタンをタップすれば完了です。
翻訳機能や写真・動画からテキスト認識表示する方法
テキスト認識表示機能を活用することで、カメラで写したテキストや、写真・動画のテキストを翻訳することも可能です。
翻訳方法に関しては以下の関連記事でご紹介しているので、参考にしてみてください。
iOS16でテキスト認識表示が使えない場合の対処法
ここからは、iOS16でテキスト認識表示機能が使用できない場合の対処法についてご紹介していきます。
その他対処法
別のテキストを読み込んでみる
テキスト認識表示機能がうまく利用できない場合には、読み込もうとしているテキストなどがうまく認識されていない可能性があります。
テキストとしてではなくイラストとして認識されてしまっている場合などに関しては、うまくテキスト認識表示機能が使用できない可能性もあります。
またiOS16の不具合の可能性もあるので、一度別のテキストを読み込んでみてから機能自体に問題はないかチェックしてみてください。
iOSの言語を英語にしてみる
テキスト認識表示機能が使用できない場合には、一度iOSの言語設定を英語にしてみることもおすすめです。
言語設定を切り替えて再起動することで、テキスト認識表示機能が使用できるようになる可能性があります。
iPhoneの言語設定の切り替え方法に関しては以下の関連記事でご紹介しているので、参考にしてみてください。
動画の場合は一時停止して読み込む
PCなどで再生中の動画に表示されているテキストをカメラアプリで読み込もうとしている場合には、動画を一時停止する必要があります。
そのため読み込みたいテキストが表示された段階で動画を一時停止して、テキスト認識表示機能を使用するようにしてください。
またテレビなどで放送されている内容に関してテキスト認識表示機能を使用したい場合には、読み込みたいテキストが表示された場面の写真を撮ってから、写真アプリ内でテキスト認識表示機能を使用することをおすすめします。
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