iPhoneをアップデートしても、新たに追加された絵文字が使えないという問題が発生しています。
この記事では、iPhoneを最新版にアップデートした際に新しい絵文字が使えなくなる原因や対処法について解説していきます。
Contents
iPhoneをアップデートすると新しい絵文字が使えなくなる不具合が発生
AppleはiPhoneの新しいOSとして「iOS15.4」を公開しました。
顔認証Face IDがマスク越しでも使用可能になるなど、iOS15.3時代にあった機能の大幅の改善が行われた事で話題となっています。その改善の良さから「神アプデ」と、ユーザー達から高い評価を集めています。
しかし反面、アップデートを行うと追加されている筈の「新しい絵文字」が使えなくなるという不具合も起きている事が明らかとなっています。
iOS15.4にアップデートすると新しい絵文字が使えなくなってしまう
iOS15.4では、これまでiPhoneに内蔵されていた絵文字に新たな絵文字を追加する事が事前に発表されていました。
しかし、今回実際に行われたアップデートを通して、それらの新規の絵文字が全て使えないという不具合が発生。
絵文字の追加はアップデート前から期待を寄せている人々が多かった事もあり、予想外の事態にユーザー間で戸惑いの声が多くあげられています。
追加された新しい絵文字は123個
今回のアップデートで、Apple社は新たな絵文字を123個追加した事を明かしています。
追加された絵文字の種類
・顔:溶ける顔、覗き見する顔、点線の顔、口に手を当てて驚く顔、敬礼する顔、涙をこらえる顔、斜め口の顔
・ハンドジェスチャー:上向きの手のひら、下向きの手のひら、左向きの手のひら、右向きの手のひら、指差し、ハート、指差しハート
・ジェンダー:妊娠中の男性、妊娠している人、王冠をかぶった人
・握手:肌色の異なる握手の絵文字を複数追加
・その他:空き瓶や滑り台、ミラーボールなどの様々なアイコンを追加
これまで以上に多様性に富んだラインナップとなっています。
新しい絵文字の出し方
新しく追加された絵文字は、キーボード内にある絵文字のボードを使う事で出せます。
新しい絵文字を使いたい場合は、まずはキーボードを開き、ボード左下にある顔をタップしましょう。そうする事で絵文字のボードが開けますので、次に画面上部の検索欄をタップしましょう。
キーボードを使い、使いたい絵文字の名前を入力。すると検索欄の下に絵文字が表示されますので、この絵文字をタップする事で絵文字の使用ができます。
絵文字キーボードの出し方
新しい絵文字を使いたいのにキーボード内に絵文字のボードが表示されない、という場合はキーボードの設定を見直してみましょう。
設定アプリを開き、画面を下にスクロールした先にある一般をタップ。次に、開かれたページの中にあるキーボードをタップします。
一番上のキーボードをタップ。表示された画面の中から、新しいキーボードを追加…をタップします。
画面上部の「推奨キーボード」欄にある絵文字をタップ。
すると再び1つ前の画面に表示が戻されるので、画面上部の欄に絵文字が追加されているか確認しましょう。
追加されていれば、絵文字ボードの表示設定がオンになった証拠です。
アップデート後に絵文字が使えない原因
それでは、アップデート後に新しい絵文字が使えない原因について解説していこうと思います。
iOS15.4にアップデート後、新しい絵文字が使えない場合は以下の3つが原因である可能性が高いです。
Simejiなどのキーボードアプリを使用している
Simejiなどのキーボードアプリを使用している場合、使用しているアプリが絵文字に対応していない可能性があります。
各アプリの対応状況は公式サイト、Twitter、ヘルプページなどで確認する事ができます。新しい絵文字を使う前に、使用しているキーボードアプリがそれらに対応しているのか確認しておきましょう。
Appleサーバー側で何か問題が起きている
Appleサーバー側で何か問題が起きている可能性があります。
Appleでは、これまでのアップデートの際にも様々な不具合を発生させています。その為、今回もAppleサーバー側になんらかの障害が起きている可能性が高いでしょう。
使用しているスマホの機種が古い
iPhoneのOSは、対応できる機種に限界があります。その為、あまり古い機種を使っているとOS自体が対応せず、新たに追加された機能が全て使えなくなってしまいます。
なお、iOS15.4の対応機種は以下の通りです。
iOS15.4の対応機種
・iPhone 6s、iPhone 6s Plus
・iPhone 7シリーズ
・iPhone 8シリーズ
・iPhone Xシリーズ
・iPhone 11シリーズ
・iPhone 12シリーズ
・iPhone 13シリーズ
・iPhone SE(第1~第3世代)
・iPod touch(第7世代)
上記以外の機種を使用している方は、機種が原因で絵文字が使えない可能性が高いです。
アップデート後に絵文字が使えない場合の対処法
ここからはアップデート後に新しい絵文字が使えない場合の対処法を解説します。
新しい絵文字が使えなかった場合、以下の4つの対処法を試してみて下さい。
Appleの純正キーボードを使う
「アップデート後に絵文字が使えない原因」でも解説したように、Simejiなどのキーボードアプリを使用していると新しい絵文字が使えない場合があります。
その場合はAppleの純正キーボードに戻してみましょう。Apple純正キーボードは、最初からiPhoneに内蔵されているキーボードですので、新たに追加された絵文字に対応している可能性が高いです。
キーボードアプリからAppleの純正キーボードへの戻し方はこちらの記事をご参照下さい。
Simejiのリアルタイム翻訳が使えない場合の原因や対処法について解説
純正キーボードの設定を再設定し直す
純正キーボードに戻しても新しい絵文字が使えなかった場合は、純正キーボードの設定を再設定し直してみましょう。
純正キーボードの設定は、設定アプリから行えます。設定アプリ内の一般をタップした後、キーボードをタップします。
次に画面上部のキーボードをタップ。開かれた画面の右上に編集をタップします。
画面上に並ぶ「日本語-かな入力」と「英語(日本語)」が純正キーボードですので、そのどちらかの横にある赤丸のマイナスボタンをタップしましょう。すると削除のボタンが出てくるので、そちらをタップします。
削除後、画面右上にある完了を押す事でキーボードの機能がオフになります。その後、「新しい絵文字の出し方」で解説した方法で削除したキーボードを新たに追加すれば、キーボードの再設定が完了です。
本体を再起動する
iPhone自体の電源を落として再起動する方法です。
iPhone本体になんらかの問題が起きている場合は、この方法で直る可能性が高いです。Appleの純正キーボードにしても絵文字が出ない、キーボードを再設定しても不具合が直らない、という場合は一度iPhoneを再起動してみて下さい。
コピペ用のサイトなどでコピペを行う
対処法を試してみても新しい絵文字の使用ができなかった場合、ネットを使う事で新しい絵文字を使用できる方法があります。
使用したい絵文字の名前でネット検索をかけてみると、iPhoneで使用できる絵文字のコピペを行えるサイトが出てきます。
これらのコピペ用サイトを用いる事で、新しい絵文字を使う事が可能となります。新しい絵文字がどうしても使いたいという方は、最後の手段としてこの方法を使ってみると良いでしょう。
Simejiユーザーで絵文字が使えない場合の対処法
最後に、Simejiユーザー向けの新しい絵文字が使えない場合の対処法について解説します。
SimejiはiPhoneユーザー間で、最も使用されているキーボードアプリです。Simejiを愛用しているというiPhoneユーザーの為に、Simejiでも新しい絵文字が使えるようにする為の2つの方法を紹介します。
1日待ってみる
2022年3月現在、Simejiでは新しい絵文字に対応する為のデータの更新が行われています。
追加自体はすでに行われているとの事ですが、機種によっては更新内容の反映が遅れる場合があるとの事です。
ですので更新が反映される可能性を見込んで、最短でも1日は使えるようになるまで待ってみましょう。
iPhoneの時計を24時間進める
1日も待てないという方向けに、SimejiではiPhoneの時計を24時間進めてみる方法を推奨しています。iPhoneに内蔵されている時計を1日分進める事で更新の反映が行われる可能性が高いとの事です。
iPhoneの時計を進めるには、まず設定アプリを開き、一般をタップします。次に画面を下にスクロールした先にある日付と時刻をタップします。
自動設定の右横にある白いボタンを押して、自動設定をオフにします。その後、時間帯の欄の下にある日付と時刻をタップ。
表示されたカレンダーの日付を翌日のものに変更すれば設定完了です。