「Lansers(ランサーズ )」「CrowdWorks(クラウドワークス)」は、こうしたノマドワークを受注するのに最適なサービスです。
この記事では、「Lansers」「CrowdWorks」をクライアント、ワーカー側に分けて様々な情報で徹底比較します。
Contents
Lansers ・CrowdWorksのスペック比較
LansersとCrowdWorksの基本的な情報を下の表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ | ||
種別 | クライアント | ワーカー | クライアント | ワーカー |
サービス型 | 総合 | 総合 | ||
有料オプション | 有り | ー | 有り | ー |
システム手数料 | ー | 報酬の5%~20% | ー | 報酬の5%~20% |
発注費用 | 無料 | ー | 無料 | ー |
受注費用 | ー | 無料 | ー | 無料 |
年齢制限 | 18歳以上 | 18歳以上 | ||
個人情報の公開 | 任意で相手にのみ通知 | 任意で相手にのみ通知 | ||
振込手数料 | ー | 楽天銀行:100円、その他金融機関:500円 | ー | 楽天銀行:100円、その他金融機関:500円 |
最低支払金額 | ー | 1,000円 | ー | 1,000円 |
案件数 | 非常に多い | 多い | ||
仕事ジャンル | イラスト、ライティング、プログラミング、ネーミングなど(70種) | イラスト、ライティング、プログラミング、ネーミングなど(73種) | ||
クライアント数 | 非常に多い | 多い | ||
仕事形式 | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク |
なお、システム手数料の細かな比較については、「 Lansers・CrowdWorksにおけるワーカーに関する情報の比較」の「手数料」で詳しく解説しています。
Lansers
「Lansers(ランサーズ)」とはランサーズ株式会社が運営する国内最大級のクラウドソーシングのプラットフォーム。
インターネット上で仕事の発注と受注、報酬の支払いを行うことができます。
Lansersの利用をおすすめできるクライアントは下の通りです。
- 幅広い仕事を募集したい(対応ジャンルが多い)
- 初心者向けの仕事を発注したい
- プロを探したい
- 費用を抑えたい
Lansersをおすすめできるワーカーは下の通りです。
- 幅広い仕事を探したい(対応ジャンルが多い)
- 多くの仕事から案件を探したい
- 初心者向けの仕事を探したい
- プロ向けの仕事を探したい
Lansersは非常に広いジャンルの案件を扱っています。
そのため、ライター、イラストレーター、プログラマーなど様々なワーカーが仕事を探すことが可能です。
CrowdWorks
CrowdWorksは株式会社クラウドワークスが運営する国内最大級の総合型クラウドソーシングサービス。
在宅ワーカーと発注先のクライアントをサービスを通して繋ぎ、受注から支払いまでを一括して請け負います。
総合型のクラウドソーシングサービスのため、様々なジャンルの仕事の受注・発注が可能です。
CrowdWorksの利用をおすすめできるクライアントは下の通り。
- 幅広い仕事を募集したい(対応ジャンルが多い)
- 初心者向けの仕事を発注したい
- プロを探したい
- 費用を抑えたい
CrowdWorksを利用するのに向くのは、費用を抑えて幅広いジャンルの仕事を引き受けるワーカーを探したいクライアントです。
クラウドソーシングサービスは、他サービスを経由して仕事を発注するより、費用を抑えやすいため、なるべく安く済ませたいという方にもおすすめ。
CrowdWorksをおすすめするワーカーは下の通りです。
- 幅広い仕事を探したい(対応ジャンルが多い)
- スピーディーにお金を受け取りたい
- 多くの仕事から案件を探したい
- 初心者向けの仕事を探したい
- プロ向けの仕事を探したい
CrowdWorksはLansersにはない「クイック出金」という支払い方式があります。
これは、支払い手続きをまだ行っていない残高を3営業日以内に出金することができる方式。
Lansersには、これに該当するスピーディーな支払い方式がないため、なるべく早く支払いを受けたいという方はCrowdWorksがおすすめです。
Lansers・CrowdWorksにおけるワーカー・クライアントに関する比較
まずは、ワーカーとクライアントどちらにも関係する下の情報の比較を行います。
- 運営歴と運営会社
- 案件・クライアント数と仕事ジャンル
- 手数料
- 時間労働
- 特殊な支払い形式
- 依頼形式
- カスタマーサポート
運営歴と運営会社
CrowdWorksとLansersの運営者とその基本情報は下の通り。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
運営会社 | 株式会社クラウドワークス | 株式会社ランサーズ |
設立年月日 | 3社 | 2社 |
26億8,721万円(2019年9月時点) | 12億4904万4254円 | |
事業所数 | 2011年11月 | 2008年4月 |
グループ企業数 | 6社 | 1社 |
利用者数 | 288万人(2019年7月時点) | ー |
どちらもインターネットを媒体としたサービスとしては老舗であり、規模も大きいです。
そのため、CrowdWorksもLansersもいきなり倒産という心配は少ないでしょう。
ココがポイント
Lansers利用者に関しては、公式はデータを出していませんが、50万人ほどという情報もあるようです。
案件・クライアント数と仕事ジャンル
CrowdWorksとLansersの「案件・クライアント数と仕事ジャンル」について下の表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
クライアント数 | 25万社以上 | 6万社以上 |
案件数 | 130万件以上 | 130万件以上 |
ジャンル | イラスト、ライティング、プログラミング、ロゴなど70種類 | イラスト、ライティング、プログラミング、ロゴなど73種類 |
CrowdWorksのクライアント数の方が多いですが、案件数は大体同じです。
これは、CrowdWorksは1案件で複数人受注者を出すことができますが、Lansersは1案件ひとりずつとなってしまうため、5人募集しようとなったら、5つ案件を出さなくてはいけないからではないかと考えられます。
CrowdWorksはクライアント数・案件数・案件ジャンルが多いことから、ワーカーも多くなっています。
- ワーカーを探しやすい
- 色々な仕事を頼める
- 色々な仕事を受けられる
- 初心者向けからプロ向けまでの仕事を受注・発注できる
- スピーディーにワーカー・クライアントを探しやすい
これらのことから、共通して上のようなことが言えそうです。
特にCrowdWorksはこの傾向が強いと言えるでしょう。
大手クライアントの有無
LansersとCrowdWorksは、有名・大手企業との連携をしており、大手企業の仕事を請け負うこともできます。
LansersとCrowdWorksに案件を発注した実績のある大手企業(一部)は下の通り。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
大手クライアントの案件 | 〇 | △ |
企業例 | 大塚食品、テレビ東京、吉本興業、京都府、チロルチョコなど | 新生銀行、KDDI、日活、クックパッドなど |
このように、CrowdWorks・Lansersは大手・有名企業からのお仕事もあります。
Lansersは大手企業の下請けが応募しているケースもあるようです。
手数料
CrowdWorksやランサーズにはシステム手数料というものが設定されています。
これは、クライアントから支払われた報酬から自動的に引かれる手数料です。
システム手数料と、確定した報酬を受け取る際の振込にかかる手数料は下の通り。
項目/サービス名 | 報酬額・銀行名など | クラウドワークス | ランサーズ |
システム手数料 | 10万円以下 | 報酬額の20% | 報酬額の20% |
10~20万円部分 | 報酬額の10% | 報酬額の10~20% | |
20万円超 | 報酬額の5% | 報酬額の5% | |
タスク | 報酬額の20% | 報酬額による | |
振込手数料 | 楽天銀行 | 100円 | 110円 |
その他銀行 | 500円 | 550円 |
システム手数料はワーカー側にかかるもので、受け取る報酬額に応じて割合が異なります。
例えば、プロジェクト形式の案件を引き受け、25万円の報酬をひとつのクライアントから受取ったとすると、報酬は下のような計算式になります(Lansersは10~20万円部分の報酬を10%とする)。
10万円以下:8万円(手数料:2万円)
10~20万円部分:9万円(手数料:1万円)
20万円超部分:9.5万円(手数料:0.5万円)
受取合計:26.5万円(手数料:3.5万円)
「特殊な支払い形式」の「マイルストーン払い」で詳しく解説しているのですが、実はマイルストーン払い方式を利用するとシステム手数料をグッと下げることが可能に。
この方式はCrowdWorksで採用されています。
ココに注意
Lansersにはマイルストーンがありません。
またそれに類似した支払い方式もないことに注意してください。
時間労働
CrowdWorksとLansersには、アルバイトや派遣と同じような時間単価制の案件もあります。
在宅ワーカーでありながら、時間単位制の仕事を受注・発注できるのは、作業がきちんと行われているかチェックできる環境があるからです。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
時間単位制の有無 | 有り | 有り |
案件数 | 〇 | △ |
CrowdWorksの方が時間単位制の案件を取り扱っています。
ただし、こうした時間単位制の案件は、ある程度実績を積んでクライアント側(大手の場合はビズアシスタントを通して連絡が来ることが多い)からコンタクトが来ることがほとんど。
Lansersは限定公開であることが多いです。
特殊な支払い形式
CrowdWorks、Lansersにおける特殊な支払いや振込方式について下の表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
後払い | 有り | 有り |
マイルストーン払い | 有り | なし |
クイック出金 | 有り | なし |
CrowdWorksではマイルストーン払いやクイック出金機能がありますが、Lansersにはないことが分かります。
特にマイルストーン払いは、システム手数料の削減にも繋がるため、あった方がおすすめです。
マイルストーン払い
マイルストーン払いとは、作業を複数の工程に分けて、支払いも複数回に分ける方式のこと。
例えば、文章記事の作成を例として、50万円で契約し、20記事毎に50,000円を支払う工程を10回繰り返すということも可能です。
CrowdWorksやLansersにはシステム手数料が設けられており、1クライアント1案件の報酬から引かれます。
この仕組みは金額が大きくなるほど手数料が少なくなっていくため、1回の案件扱いであるマイルストーン払いは、システム手数料の削減にも役立つのです。
項目/サービス名 | 30万円の受取額と手数料 | 10万円の受取額と手数料 |
受取額 | 26.5万円 | 8万円 |
システム手数料 | 3.5万円 | 2万円 |
手数料が占める割合 | およそ1割 | 2割 |
こうした理由から、同一クライアントから仕事を受け続ける場合はマイルストーン払いを利用した方が手数料がお得に。
そのため、この方式の有無はCrowdWorks、Lansersどちらを選ぶかの上で非常に重要になります。
ココがポイント
どうしても、金額が高くなっていくと本当に支払いがされるのか心配になります。
マイルストーン払いなら、何段階にも分けて前払いを受けることができるため(分割された支払いは別の段階が終わってなくても受け取ることができる)、不払いの心配をすることなく高額の案件を受けることが可能です。
依頼形式
CrowdWorks、Lansersの依頼形式を比較して表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
依頼形式 | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク |
依頼形式は同じであることが分かります。
プロジェクトは単発ではなく継続の案件、コンペは複数人が作品を提出してクライアントが採用作品を決定する案件、タスクは単発の案件(単純作業が多い)です。
カスタマーサポート
CrowdWorksとLansersのサポート体制を比較して表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
カスタマーサポート | ネットサポート | ネットサポート |
CrowdWorksとLansersは基本的に電話でのサポートはしていません。
メールでの問い合わせが可能です。
ただし、Lansersはクライアントで初めての相談であれば、下記の電話番号で相談できます。
電話番号:03-4405-0543
受付時間:平日10時~18時
Lansers・CrowdWorksにおけるワーカーに関する情報の比較
Lansers・CrowdWorksにおけるワーカーに関する下の情報の比較を行っていきます。
- 仕事内容
- システム手数料
- 支払い方式と振込手数料・振込時間
- 案件応募
- 受注制限
仕事内容
CrowdWorksとLansersの案件に関する情報を下にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
仕事形式 | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク |
仕事ジャンル | イラスト、ロゴ、ネーミング、文章作成、翻訳、プログラミングなど | イラスト、ロゴ、ネーミング、文章作成、翻訳、プログラミングなど |
仕事の種類 | 70種類 | 73種類 |
仕事の数 | 非常に多い | 多い |
どちらも非常に幅広い案件を請け負うことができます。
仕事(案件)の数は件数的には同じくらいなのですが、Lansersは1案件1人のワーカーしか採用できないため、大型案件だと20も30も募集をかけることに。
CrowdWorksなら1枠募集すれば良いのですが、Lansersは同じ案件で数が増すのです。
ココがポイント
CrowdWorksでも目立つようにするために、同じ内容の案件をいくつも掲載するクライアントもいます。
そのため、1案件あたりひとつの募集をかけているわけではありません。
とはいえ、CrowdWorksの方が案件数が多いと言えるでしょう。
システム手数料
CrowdWorksとLansersのシステム手数料を下にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
10万円以下 | 報酬額の20% | 報酬額の20% |
10~20万円部分 | 報酬額の10% | 報酬額の10~20% |
20万円超部分 | 報酬額の5% | 報酬額の5% |
タスク | 報酬額の20% | 無料 |
タスクとは単発形式の案件のこと。
CrowdWorksとLansers(10~20万円部分は10%とする)で30万円の報酬を1度に受けた場合(CrowdWorksのマイルストーン払い含む)のシステム手数料は下の通りです。
10万円以下:8万円(手数料:2万円)
10~20万円部分:9万円(手数料:1万円)
20万円超部分:9.5万円(手数料:0.5万円)
合計:26.5万円(手数料:3.5万円)
システム手数料は、報酬がワーカーに支払われる際に自動的に引かれる手数料のこと。
なるべくまとまった報酬を受け取った方が引かれる手数料が少なく、手元に残るお金が多くなります。
支払い方式と振込手数料・振込時間・最低支払額
CrowdWorksとLansersの支払い方式と、振込手数料・申請からお金を受け取るまでの時間を表にまとめました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
通常の出金 | 15日締め月末払い、月末締め翌月15日の月2回 | 15日締め月末払い、月末締め翌月15日の月2回 |
クイック出金 | 申請から3営業日以内(手数料:出金額の5%) | ー |
振込手数料 | 楽天銀行:100円、その他金融機関:500円 | 楽天銀行:100円、その他金融機関:500円 |
最低支払額 | 1,000円 | 1,000円 |
失効までの期間 | 半年 | ー |
さらに、報酬の出金方式については下の通りです。
- 随時出金方式
- 50,000以上出金方式
- キャリーオーバー方式
「随時出金方式」は、締め日(15日または月末)時点で未出金の報酬額が最低支払金額(1,000円)を超えると、半月後に振込がされるというもの。
「キャリーオーバー方式」は未出金額に関わらず自動的に出金が繰り延べとなるものです。
ココに注意
CrowdWorksは報酬を受け取ってから半年出金しないと失効してしまいます。
それに対して、Lansersは報酬獲得から180日経過すると自動的に登録口座に出金に。
後払い
後払いとは、上場企業またはそれに準ずる会社が申し込める支払い方式。
後払いの仕事を請け負うと、報酬の受取りが通常より遅くなります。
受け取りまでの流れを比べると下のように。
後払い:報酬確定後、月末締めの翌月未払いでクライアントが支払い、その後ワーカーに支払い
通常の支払い:クライアントが先払い、報酬確定後に支払い
少し分かりにくいですが、後払いは通常の支払いの概ね1ヶ月遅れになると考えると分かりやすいです。
案件応募について
LansersとCrowdWorksには応募に関する下のような大きな違いがあります。
- Lansersは1案件1採用
- CrowdWorksは1案件に複数人
Lansersは1案件に対し複数人が応募できますが、そこから採用されるのはひとり。
それに対してCrowdWorksは1案件に対し複数人が応募し、複数人が採用される可能性も。
受注制限
Lansersは、実績のあるワーカーのみ閲覧できる案件が存在します。
CrowdWorksは、実績のあるワーカーにしか案内がない案件も。
Lansers ・CrowdWorksにおけるクライアントに関する情報の比較
LansersとCrowdWorksにおけるクライアント情報に関する下の情報を比較していきます。
- ワーカーの質と数
- 発注者の手数料
- 仕事内容
- 支払い方法
ワーカーの質と数
CrowdWorksとLansersのワーカーの数と質は下の通り。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
ワーカーの数 | 288万人(2019年7月時点) | 不明 |
ワーカーの質 | 初心者からプロまで | 初心者からプロまで |
Lansersはワーカー(ランサー)の数を公開していないので、不明としました。
しかし、CrowdWorks程ではないにしろ、規模・運営歴から50~100万人以上の利用者がいるのではないかと予想されます。
発注者の手数料
CrowdWorksとLansersのクライアント側にかかる手数料は下の通り。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
発注手数料 | 無料 | 無料 |
クライアントは発注するときにお金がかかりません。
ただし、受注して仕事を受けたワーカー側は報酬から規定のシステム手数料が差し引かれます。
仕事内容
CrowdWorksとLansersで案件を募集する際の基本情報を下に比較しました。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
仕事形式 | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク | プロジェクト(固定報酬制、時間単価制)、コンペ、タスク |
仕事ジャンル | イラスト、ロゴ、ネーミング、文章作成、翻訳、プログラミングなど | イラスト、ロゴ、ネーミング、文章作成、翻訳、プログラミングなど |
仕事の種類 | 70種類 | 73種類 |
ワーカーの数 | 非常に多い | 多い |
CrowdWorksの方がワーカーの数が多いため、積極的に受注者を探しやすいです。
双方ともに総合型のクラウドソーシングサービスのため、様々なジャンルのワーカーを探すことができます。
仕事の内容としては、データ入力や名刺入力などの単調作業からプロレベルのライター業、翻訳など様々です。
支払い方法
CrowdWorks、Lansersで利用できる支払い方法は下の表の通り。
項目/サービス名 | クラウドワークス | ランサーズ |
支払い方法 | 銀行振込、クレジットカード、Paypal、(後払い) | 銀行振込、クレジットカード、Paypal、(後払い) |
CrowdWorksとLansersの支払い方法は同じであると言えるでしょう。
後払い
独特な支払い方式「後払い」。
これは上場企業またはそれに準ずる企業のみ申込できるサービスで、受注者の報酬確定後、月末締め翌月に未払い状態でクライアントが支払いを行い、その後メンバーに報酬が振り込まれるというもの。
ココがポイント
通常、CrowdWorksは先払いです。
しかし、後払いであれば後でまとめて支払うことができます。
Lansers ・CrowdWorksに登録するとき注意したいこと
「特殊な支払い形式」の「マイルストーン払い」で詳しく解説している「マイルストーン払い」。
実はLansersにはこれと同じ、または似た支払い方式がありません。
LansersやCrowdWorksは1クライアント1案件の1支払いあたり下のようにシステム手数料が発生します。
項目/サービス名 | 報酬額・銀行名など | クラウドワークス | ランサーズ |
システム手数料 | 10万円以下 | 報酬額の20% | 報酬額の20% |
10~20万円部分 | 報酬額の10% | 報酬額の10~20% | |
20万円超 | 報酬額の5% | 報酬額の5% |
表を見ると分かるでしょうが、1クライアント1案件1支払いでなるべく高い報酬をもらった方が手数料の割合は少なくて済むのです。
CrowdWorksにはマイルストーン支払いという方式があり、これは1クライアント1案件1支払いを行程で分割できるというもの。
あくまで1回の支払いを分割するので、かかるシステム手数料は上の通りになります。
つまり、30万円分マイルストーン払いされるのと、10万円3回で合計30万円報酬を支払われるのでは、下のように大きな差が出るのです。
項目/サービス名 | 30万円の受取額と手数料 | 10万円の受取額と手数料 |
受取額 | 26.5万円 | 8万円 |
システム手数料 | 3.5万円 | 2万円 |
30万円分の支払いを受けたときの受取額と手数料 | 26.5万円(手数料:3.5万円) | 24万円(6万円) |
手数料が占める割合 | およそ1割 | 2割 |
こうした理由から、同一クライアントからはマイルストーン払いを利用した方が手数料がお得に。
マイルストーン払いをうまく使えば、システム手数料を約1割にすることも可能となっているため、この支払い方式前提ならCrowdWorksの方がお得に。
CrowdWorksとLansersを実際に使ってみた感想
CrowdWorksとLansersを実際に使ってみて、引き受ける仕事の種類によって印象が異なるのではないかと感じました。
私が実際にCrowdWorksとLansersを使ってみての感想を下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- CrowdWorksの方が使いやすい
- CrowdWorksの方が応募しやすい
- Lansersの方が単価が高い案件が多い印象
- Lansersの方が入力次項が多い
- サポートは同じくらい
- CrowdWorksの方が早い支払い方式がある
Lansersの方が入力次項が多いため、匿名性を重視するならCrowdWorksの方がおすすめできます。