仕様変更でLINEで複数アカウントを作る方法がかなり制限されるようになりました。今回はLINEで複数アカウントを作る方法と1つの端末でアカウントを切り替える方法などを解説していきます。
Contents
LINEで複数アカウントを作る場合に必要なもの
LINEで複数アカウントを作る場合に以下のものが必要になります。
LINEで複数アカウントを作る場合に必要なもの
・普段使い以外のスマホ・タブレットなどサブ端末
・固定電話やガラケーなどの電話番号
LINEの仕様変更によって2020年4月からFacebookアカウントによる認証が、2020年5月からPC版LINEでアカウントの新規作成ができなくなっています。
現在、LINEは電話番号でしか新しいアカウントを作ることができません。
普段使い以外のスマホ・タブレット(サブ端末)
現在、LINEはスマホ・タブレットからのみアカウントの新規登録を受け付けています。
LINEのアカウントを作る端末はよほどOSのバージョンが古い場合を除いて制限はありません。SiMフリーの端末であれば新品でも3万円以下。中古なら2万円前後で購入できます。昔自分が使っていた端末でもOSを更新すればLINEのアカウントを作成可能です。
固定電話やガラケーなどの電話番号
LINEのアカウントを新しく作成する場合に電話番号は必須です。普段使っている番号とは別の番号を用意しておきましょう。固定電話の番号でもアカウント作成が可能です。
LINEモバイルで複数のLINEのアカウントは作れるのか?
LINEモバイルの格安通話SiMの電話番号でも回線を複数契約すればアカウントの作成は可能です。
またLINEモバイルは月額600円のデータSiMでもLINEのアカウント認証が可能であるため他の格安SiMに比べて圧倒的に安く利用でき、容易に複数回線を持つことが可能です。
LINEモバイルはLINEが運営しているためLINE利用のサポートが非常に手厚いです。年齢認証は契約情報から簡単に済ませることができ、格安SiMで唯一LINEのID検索が可能です。
LINEのデータ利用も通信料がかからないのでLINEの複数アカウントを作るための格安SiMを契約する場合には、まずLINEモバイルを検討することをおすすめします。
電話番号作成アプリで作った番号は使えるのか?
また My 050(ブラステル)という無料で電話番号を生成するアプリがありますが、これらの電話番号作成アプリ・サービスで生成される050から始まる番号ではLINEにアカウントを新規登録することができないため注意しておきましょう。
電話番号作成アプリの他、text+などフリーSMSサービスでLINEアカウント新規登録時の認証もできません。LINEのセキュリティは年々強化されているためです。
LINEのヘルプページにおいてもこれらの仮想電話番号が使用できないと明記されています。LINEのサブアカウントを作る際にはセキュリティに信頼のある格安SiMの電話番号を用意するようにしましょう。
LINEアカウントは1つの端末につき1つだけ使える
基本的にLINEアカウントは1つの端末につき1つしか作ることができません。ログアウトするとアカウントの新規作成ができそうに考えられますが、アプリ版LINEにログアウト機能がそもそもありません。
LINEアプリを一度アンインストールしてから再インストールすると1つの端末でもアカウントの新規登録が可能になりますがトーク履歴やアプリ連携などが消えてしまうため復元するための手間がかかります。
またアプリ版LINEはアカウントを切り替える機能がありません。アンインストール・再インストールをすることでのみログインするアカウントを切り替えることができます。
LINEで複数アカウントを作るメリット
LINEで複数アカウントを作るメリット
・メインアカウントでは使いにくいタイムラインを活用できる
・リアルの交友関係とは異なるユーザーと交流できる
・ビジネス用や宣伝・広報用のアカウントとして使うことができる
・他のアプリとの連携に使うことができる
メインアカウントのユーザー名は本名を使うことが多く、現実で付き合いのある人以外との交流が広がりにくいです。複数アカウントを作っておくと不特定多数の人と交流しやすくなりSNSのような使い方ができます。
最近ではLINEと連携するゲームなどのアプリケーションが多いですが、サブアカウントを作っておけば連携が原因で個人情報が漏えいするというリスクを無くすことができます。
LINEで複数アカウントを作る方法
サブ端末と電話番号を用意しておけば、サブアカウントはメインアカウントを作るときと全く同じ手順で新規登録することができます。
サブ端末にLINEアプリをインストールあるいは再インストールする
事前の準備としてサブ端末にLINEアプリをインストールしておきましょう。もしサブ端末の方でもLINEのメインアカウントを利用している場合にはアプリをアンインストールした後、再インストールを済ませておいてください。
サブアカウントを新規登録する
インストールしたLINEアプリを起動して画面下部のアカウントを新規登録、または他の端末で利用していたアカウントを引き継ぐをタップしてください。
次に表示される画面から新規登録を選んでタップしてください。電話番号入力画面が表示されるのでサブアカウントとして登録する番号を入力してください。固定電話を入力する場合には市外局番から入力してください。
電話番号を入力したら矢印のアイコンをタップします。SMSを送信しますという通知が表示されるので送信を選んでタップしてください。固定電話の場合は自動音声で電話がかかってきてコードを読み上げるためメモをしておきましょう。
認証番号入力画面でSMSで送られてきたコードを入力してください。固定電話の場合は画面下部の通話による認証をタップして、電話料金がかかるという通知のOKをタップするとコードを自動音声が読み上げる通話がかかってきます。
コードが認証されるとアカウント登録画面が表示されます。アカウントを新規作成を選んでタップします。
次にユーザー名を入力します。ユーザー名の入力ができたら画面右下の矢印アイコンをタップしてください。
次にパスワードの登録画面が表示されます。英数字を組み合わせたパスワードを2回入力したら画面右下の矢印アイコンをタップしてください。
次に友達追加設定を変更します。サブアカウントの場合は設定のチェックを外しておきましょう。設定を変更したら画面右下の矢印アイコンをタップしてください。
次にLINEの情報利用への同意が求められます。個人情報保護が気になる場合は同意しないをタップしましょう。
次に連絡先へのアクセス許可が求められます。サブアカウントで既存の連絡先を使わない場合は許可しないを選んでタップしてください。この設定は後から変更することができます。
LINEで複数アカウントを作成することができました。友達を追加する場合にはSMSやメールアドレスを使いましょう。
1つの端末で複数アカウントを使う方法
1つの端末でLINEのアカウントを使う方法はAndroid端末とiOS端末で異なります。
Androidの場合
Android端末でしか使うことができない並行世界というアプリを使うことでメインアカウントを使っている端末でもサブアカウントでLINEを利用することができます。
サブ垢アプリとしてLINEにチェックを入れてParallel Spaceに追加をタップすると並行世界にLINEがインストールされます。あとはサブアカウントでログインすれば1つの端末でメイン・サブアカウントを同時に使うことができます。
iOSの場合
iPhoneやiPadの場合、Appleの審査を通過した並行世界のようなアプリはありません。アンインストール・再インストールすることでログインするアカウントを切り替えることができますが毎回トーク履歴などの利用情報が消えてしまいます。
バックアップを作っておくことでアンインストール・再インストール後にトーク履歴などはを復元することができます。
LINEアプリのアンインストール前にLINEのバックアップを必ず行ってください。また頻繁にログインを繰り返すとスパムとみなされてLINEの利用停止処分を受けるリスクもあります。iOS端末でLINEアカウントを切り替える場合には十分注意してください。
LINE公式アカウントを開設する
LINEがビジネス用のコミュニケーションアプリとしてLINE公式アカウントをリリースしています。通常のLINEと使い方が異なるもののLINE公式アカウントでアカウントを作っておけばサブアカウントとしての利用も可能です。
まずはPCやスマホでLINE公式アカウントのLINEビジネスID作成ページを開いてください。
メールアドレスで登録をタップして、メールアドレス入力後に登録用のリンクを送信をタップしてください。
送られてきたメールにある登録画面に進むをタップしてください。登録する名前とパスワードを入力して私はロボットではありませんの項目にチェックを入れた後、登録をタップしてください。
登録内容を確認して良ければ登録を選んでタップしてください。LINEビジネスIDの登録が完了します。次にサービスに移動をタップします。
次に表示される画面にあるLINE公式アカウントを作成をタップします。
アカウント作成に必要な内容を入力して確認するをタップします。
次に確認画面が表示されます。入力内容を確認して良ければ完了するを選んでタップします。
LINE公式アカウントが作成されました。
次にLINE公式アカウントアプリにログインしましょう。アプリを起動したら、メールアドレスでログインをタップしてください。さらにビジネスアカウントをタップします。
ログイン画面でアカウント作成時の情報を入力してログインをタップします。次に表示される規約を読んで同意するをタップしてください。
LINE公式アカウントにログインすることができます。
LINE公式アカウントで友達を追加する
LINE公式アカウントで友達を追加する場合、ホーム画面から友だち追加をタップします。
友だち追加画面が表示されます。以下の方法で友達を追加することができます。
友達追加方法
・ウェブサイトに埋め込む友だち追加ボタン
・LINE→LINEの友達をLINE公式アカウントの友達に追加
・URL→友達追加リンクをコピー
・Facebook→友達追加リンクを投稿
・Twitter→友達追加リンクをツイート
・メール→友達追加リンクを送信
これらの方法のうち、LINE公式アカウントをサブアカウントとして使う場合にはTwitter、URLでの友達追加をおすすめします。これらの方法で送られた友達追加リンクを開いたユーザーが友達追加を行うとLINE公式アカウントの友達に追加されます。
LINE公式アカウントは通常のLINEユーザーとトーク可能なのか?
LINE公式アカウントは通常のLINEユーザーとも友達になることができ、トークも可能です。LINEでサブアカウントが作れなかった場合の代替アプリとして十分に機能してくれます。
LINE WORKSでアカウントを作成する
LINE WORKSはLINEが開発・運営を行っているビジネス用チャットアプリです。
LINE WORKSはアプリからアカウントを作成できます。アプリを起動して新規にはじめるをタップします。次の画面で管理者として新規開設をタップします。
さらに次の画面でLINE WORKSアカウントを新規作成をタップします。
電話番号かメールアドレスでアカウント認証を行います。今回はメールアドレスで登録します。メールでの認証へ切り替えを選んでタップしてください。
入力画面でメールアドレスを入力したら認証番号を送信をタップしてください。
認証画面に送られてきた認証番号を入力してください。正しい番号を入力すると自動的に次の画面へ移動します。
次の画面でワークスグループ名を入力したら次へをタップしてください。さらに次の画面でLINE WORKSでのユーザー名を入力して次へをタップしてください。
最後にLINE WORKSアカウントで使うIDとパスワードを入力して次へをタップするとLINE WORKSの新規アカウントを作ることが出来ます。
LINE WORKSは通常のLINEユーザーとトーク可能なのか?
LINE WORKSはトークIDをLINEユーザーに送るなどして友達に追加されている場合にトークが可能です。
LINE WORKSでLINEユーザーを友達追加する場合、まずホーム画面右下の・・・をタップします。さらにその他の画面からマイプロフィールを選んでタップします。
マイプロフィールに自分のトークIDも載っています。この画面から外部ユーザーとつながるをタップします。さらにLINEユーザーを選んでタップします。
上の画像の4つの方法でLINEユーザーを友達に招待することができます。招待が認証されると友達に追加されます。
複数アカウントを作るのが難しい場合にはオープンチャットもおすすめ
LINEには不特定多数の人と交流することができるオープンチャットという機能があります。
オープンチャットを始める場合、LINEのホーム画面からオープンチャットをタップします。オープンチャットで参加してみたいグループをタップしてみましょう。
オープンチャットで自分のLINEのユーザー名やアカウント情報は公開されません。
参加したいグループをタップするとグループの詳細が表示されます。参加をタップしましょう。参加前にグループで使うユーザー名を決めることができるます。ユーザー名を入力したら右上の参加をタップしてください。
オープンチャット開始前に規則が表示されます。これを読んだら確認しましたをタップしてください。オープンチャットのグループに参加することができます。
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