2020年5月15日にMicrosoft Teamsに挙手という新しい機能が追加されました。
ZoomやGoogleMeetなど他のWeb会議サービスには見られない機能でミュート中に役立ちます。今回はMicrosoft Teamsの挙手機能の概要と使い方について解説していきます。
【2020年最新版】Microsoft Teamsの使い方を徹底解説!
Contents
Microsoft Teamsの挙手機能とは
Microsoft Teamsに追加された挙手機能とは文字通りWeb会議中に手を挙げて発言機会を得たり、意思表示を行うことができる機能です。
ミュート中の意思表示
Microsoft Teamsはビジネス目的で主に使われるWeb会議サービスのため参加者全てをミュートして使うことが多いため挙手機能を活用することで参加者が意思表示をしやすくなります。
挙手機能を活用することで発言機会を求める以外に議決なども可能であり、Web会議の使い方が広がります。
チャットよりも手軽で見やすい
挙手機能はメッセージを伝達することはできませんが発言機会を求めるなどの簡単な意思表示の手段として有用です。
また参加者一覧から挙手しているか否かを確認することができるため大人数のミーティングにおいては発信者が誰かを判別しやすく議決を行うなどする場合、チャット機能よりも使いやすい連絡手段になります。
挙手している参加者とその人数
誰が挙手しているのか知りたい場合、人型のアイコンをクリックして参加者一覧を表示させます。
挙手しているユーザーには参加者一覧で手のアイコンが表示され、誰が挙手状態にあるのか簡単に知ることができます。
またツールバーの参加者を示す人型アイコンの箇所には挙手している人数が表示されます。
何人挙手しているのか一目で知ることができます。
自分が挙手したとき、他の参加者からどのように見えるか
挙手した参加者はユーザー名と共に挙手したことが他の参加者へ伝わります。Webカメラをオフにしていても挙手機能を使うことで在席・離席を参加者に示すこともできます。
挙手機能の使い方
挙手機能はクリックやタップするだけで簡単に使うことができます。
挙手する
手のアイコンがミーティング画面のツールバーに表示されているときとされていないときの2つの場合に分けて使い方を解説します。
アイコンが表示されているとき
挙手を行う場合、ミーティング画面のツールバーにある手のアイコンをクリックします。
ワンクリックで挙手が完了します。
アイコンが表示されていないとき
場合によってはツールバーに挙手のアイコンが表示されないことがあります。
そのようなときに挙手を行う場合にはツールバーの・・・をクリックします。
表示されるメニューの一覧から手を挙げるを選んでクリックします。これでアイコンが表示されていなくても挙手することができます。
手を下ろす
挙手している状態で再度手のアイコンをクリックすると手を下ろす、つまり挙手状態の解除を行うことができます。
挙手状態は時間経過で解除されないため挙手が必要な場面が過ぎたら手を下げるようにしましょう。
アイコンがツールバーに表示されていなければ・・・をクリックして表示されるメニューに手を下げる項目が表示されます。手を下げるをクリックすることで挙手状態を解除することができます。
他のユーザーの手を下す
参加者一覧を表示させると誰が挙手しているか詳細に分かります。
ホスト(ミーティングの開催者)および発表者は他の参加者(出席者)の手を下ろすことができます。
ツールバーから人型のアイコンを選んでクリックします。
参加者一覧から手を下ろさせたいユーザーの・・・をクリックします。
メニューの手を下ろすを選んでクリックします。これで他の参加者の挙手状態を解除することができます。
参加者一覧を表示させなくても参加者の手を下ろさせることができます。
参加者のユーザー名は9人までミーティング画面に表示されます。挙手した参加者はミーティング画面に表示されるようになります。
手を下ろさせたい参加者のユーザー名右横の・・・を選んでクリックします。
表示されるメニューから手を下ろすを選んでクリックすると他の参加者の手を下ろすことができます。
スマホ・タブレット版アプリの挙手機能
スマホ・タブレット用のアプリ版Microsoft Teamsにも挙手機能が備わっています。
挙手する場合、ミーティング画面のツールバーから・・・を選んでクリックします。
表示されるメニューから手を挙げるを選んでクリックします。
挙手状態のときには左下に手のアイコンが小さく表示されます。
手を下げて挙手状態を解除する場合にはメニューから手を下ろすを選んでクリックします。
役に立つ場面
挙手機能が役に立つ場面として以下の3つが挙げられます。
挙手機能が役立つ場面
・質疑応答を行う場合
・発言を聞きなおしたい場合
・多数決・アンケートを行う場合
いずれにしても挙手機能による意思表示の内容についてはホストが事前に参加者へ伝えておくようにしましょう。
質疑応答を行う場合
質疑応答を行う場合、Web会議だとチャットや音声で質問があることを伝えなければなりません。
しかし挙手機能があれば、参加者一覧から「誰が」質問をしたいのか非常に分かりやすく質問が終わったユーザーが挙手状態を解除していくことでどのくらい質問者が残っているのか把握しやすくなります。
発言を聞きなおしたい場合
ビジネス会議やWeb講義では基本的に発話者以外はミュート状態であることが多いです。ミュート状態で聞きなおしをしたいことをチャットで伝えることは難しいことと言えます。
挙手機能を活用すれば即座に聞き逃しが起きたことを把握できます。直前の内容を言い直せばよいのでチャットで聞き逃した箇所についてやり取りする必要も無くスムーズな進行がしやすくなります。
多数決を行う場合
挙手しているかどうかは参加者一覧で見ることができます。これを利用して挙手機能を使った多数決も可能です。大人数のミーティングで議決を行う場合に挙手機能を活用することができます。
ミュート状態のまま議決ができることはビジネス向けWeb会議サービスであるMicrosoft Teamsの大きな強みと言えます。
講義をしている場合、集計が少し大変ですが挙手機能を使ってアンケートを取ることができます。はい(Yes)かいいえ(No)の2択しかありませんが参加者の意見をくみ取りやすくなります。
挙手機能が使えないときの対処法
場合によって挙手機能が使えない、アイコンが表示されないということも考えられます。ここではそんな場合の対処法を解説していきます。
挙手ボタンがない
ツールバーに挙手ボタンが表示されない原因として以下のことが考えられます。
挙手ボタンが使えない原因
・Microsoft Teamsのバージョンが古い
・Microsoft Teamsのウィンドウが小さい
・Web版Microsoft Teamsを使っている
挙手機能は新しい機能です。使いたい場合にはミーティング前にMicrosoft Teamsを最新版にしておきましょう。
Microsoft Teamsのウィンドウが小さいとツールバーに挙手アイコンが表示されません。ウィンドウを横に拡大しましょう。
またWeb版Microsoft Teamsに挙手機能は実装されていません。挙手機能を使う場合にはデスクトップ版アプリかスマホ・タブレット版アプリを使うようにしましょう。
挙手ボタンを押すことが出来ない
挙手ボタンをクリックしても反応しないことがあります。その場合Microsoft Teamsのアプリの不具合で操作できない状態になってしまっています。
アプリを停止して再起動しましょう。
タスクバーのMicrosoft Teamsアイコンを左クリックしましょう。表示されるメニューからウィンドウを閉じるを選択してクリックすると強制的にアプリを停止することができます。
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