APIの有料化と締め出し、有料アカウント、TwitterからXへの名称変更など凄まじい勢いで仕様が変更されているX。
この記事では、X(旧Twitter)でTweetDeckがX Proに名称変更となり、X Premium(旧Twitter Blue)への加入が必須、つまり実質有料化となった詳細と代わりとなりそうなサービスを紹介していきます。
Contents
TweetDeck有料化の詳細について
TweetDeckのページにアクセスしようとしたりすると、X Premium(旧Twitter Blue)への加入を促すものが出て、利用できなくなってしまいました。
アクセスするとPremiumの加入ページに移動する
アクセスするとX Premiumへの加入ページに移動したり、加入を促す画面がポップアップされたりして利用できません。
X Pro(旧TweetDeck)にはX Premium(旧Twitter Blue)への加入が必須に
X Pro(旧TweetDeck)を利用するには、X Premium(旧Twitter Blue)への加入が必須になりました。
実際、X Premium(旧Twitter Blue)でないアカウントにログインしたまま、X Proを利用しようとすると、X Premiumへの加入を促されて利用できません。
ただし、一部のブラウザで利用していたり、ログアウト済みのアカウントからアクセスしたりすると、そのまま旧版のTweetDeckが利用できます。
金額と機能
X PremiumでないとTweetDeckは利用できない、つまり実質有料化したことになります。
X Premium金額
1ヶ月:980円
1年:10,280円
TweetDeckを利用するには、X Premiumへの加入が必要です。
X Premium料金は上記の通りとなり、料金は1年まとめて支払うと12%OFFとなるためお得です。
X Premium(旧Twitter Blue)の機能+TweetDeckが現在の特典となります。
X Premiumの機能
- ツイートを編集
- 広告数の半減
- 長文ツイート(最大500文字)
- テキストの書式(ツイートのテキストに太字と斜体の書式を適用)
- ブックマークフォルダ
- カスタムアプリアイコン
- NFTプロフィール画面
- テーマ
- カスタムナビゲーション
- スペースタブ
- 話題の記事
- リーダー
- ツイートの取り消し
- 会話や検索結果でのツイートの上位表示
- 長い尺(最大120分まで)の動画をアップロード
- ショートメールによる2要素認証
TweetDeckの機能については下の通りです。
TweetDeckの機能
- 1つのアカウントを複数人で運用
- 予約投稿
- カラムのカスタマイズ
- コレクション(ツイートの整理)
- リアルタイム検索
- 感情を付け加えて検索
- ワイルドカード(フィルタリングツール)
- 検索履歴
- 詳細検索
- リストの管理
- 埋め込みツイート
- キーワード、アカウントのミュート
- 特定アカウントからのツイートを指定する
- ツイート画像からGoogle内の検索エンジンで画像検索
- キーボードショートカット
X Premiumへの加入方法は下記の記事をご覧ください。
Twitter Blueの申請方法やエラーになる場合の注意点を解説
TweetDeckの旧版(無料版)を使う方法
TweetDeckの旧版(無料版)はまだ利用できる状況です。
ただし、いつ完全に利用できなくなるか分かりません。
*2023年8月16日13時時点での情報です。
TweetDeckの旧版(無料版)を利用するには、まずはログインしているXアカウントをログアウトさせます。
・・・を選択し○○からログアウトをタップしてください。
ログアウトをタップしましょう。
アカウントをログアウトした状態のままTweetDeckのアドレスにアクセスしてください。
アクセスできなくなっている
2023年8月16日13時30分くらいまではこちらにアクセスできたのですが、14時7分現在繋がらなくなっています。
今後どうなるか分からない状況です。
しかし、すでにログインしている状態のアカウントは問題なくTweetDeckが使えている状況を考えると、別の要因でアクセスが出来なくなっている可能性もあるため、しばらくすれば再度アクセス出来るようになるかもしれません。
従来のX Proを選択しLog inをタップします。
Xにログインしてください。
今回のアカウントはGoogleアカウントで登録しているので、Googleアカウントを選択しアカウントをタップすればTweetDeckの旧版(無料版)にログインできます。
TweetDeckの代わりとなるようなサービスは軒並み開発や更新を停止
X Pro(旧TweetDeck)の代わりとなるようなサービスは、API有料化やサードパーティ製アプリの締め出しなどの煽りを受けて軒並み開発や更新を停止しています。
こういった事情から、現在リリースされているサードパーティ製アプリはほぼ全滅状態となっています。
逆に未だに使えるアプリやサービスというと、TweetDeckまたはそれをベースとするものが大半となっているため、無料版TweetDeckが完全に利用できなくなるとこうしたサービスも使えなくなる可能性もあるでしょう。
TweetDeckの代わりとなるようなサービス
TweetDeckの代わりとなるようなサービスについて紹介していきます。
*2023年8月16日13時時点の情報です。
サービス名 | 対応 |
vivaldi | Android、ブラウザ、(iOS) |
Tweeten | Windows、Mac OS |
Marindeck(MarinDeck for TweetDeck) | Android、iOS |
Raven for X | Windows |
vivaldi
Vivaldi Technologies社によって開発されているウェブブラウザ。
こちらを利用することで疑似的にTweetDeckライクな使い方、カスタマイズが可能となっています。
特徴
- Android版、ブラウザ版などデバイスを問わず使える(iOSはβ版)
- ブラウザなのでX以外の用途にも使える
- TweetDeck風に使うには自力でカスタマイズする必要がある
Tweeten
旧TweetDeckをベースとしたサービス。
2023年8月16日13時時点では旧TweetDeckが利用できているために、まだ使えるのかもしれません。
特徴
- 旧TweetDeckをベースとしている(TweetDeckのクローン)
- 自由にタスクバーに最小化できる
- マルチアカウント対応
- 複数アカウントを1ページでまとめられる
- ツイート予約投稿
- ハッシュタグのミュート
- デザインのカスタマイズ
Windows:ダウンロードページへ
Mac OS:ダウンロードページへ
Marindeck(MarinDeck for TweetDeck)
TweetDeckをベースとしたアプリ。
AndroidやiOSでTweetDeckと似たようなサービスを利用できます。
MarinDeckの始め方、使い方については下記の記事をご覧ください。
Raven for X
Raven for XはWindows OSで利用できるクライアントアプリ。
ジャンプリスト、分割投稿画面など便利な機能が盛りだくさんでお勧めです。
カスタマイズ性が少ない、公式のWebクライアントほぼそのままとの声もあるため、気になるようであれば他のサービスをお勧めします。
X(旧Twitter)の代わりとなるようなサービス
このように、X Pro(旧TweetDeck)の無料版はいつ使えなくなるか分からない状況です。
代わりとなるようなサービスも軒並み開発や更新が停止となっており、まだ使えているものも今後どうなるか分かりません。
X(旧Twitter)の代わりとなるサービスを探している場合は下記の記事をご覧ください。
【2023年最新】Twitterの代わりになるアプリ13選を解説
TweetDeckで認証が必要になった詳細、旧バージョンは使えないのか代わりに関して解説
TweetDeckの新バージョンが正式リリースされたことにより、利用のために認証が必要になりました。 今回の記事では、TweetDeckの認証やバージョンの詳細などについて解説していきます。 Cont ...
続きを見る