Zoomではビデオ通話を通じて会議を大人数でできるところが魅力的ですが、会議を邪魔する迷惑行為を行うユーザーが多いという現実があります。
今回は会議を邪魔されないためにもブロックする方法を伝授します。
Zoomでブロック機能・機能制限を利用するメリット
Zoomのブロック機能・機能制限を利用すれば、以下のようなユーザーを撃退することができます。
- 会議にルールを設けているのに、そのルールを守れないユーザーをブロックできる
- 卑猥な言葉・侮辱などの言葉を書いてくるユーザーをブロックできる
- 共有画面にいたずら書きするユーザーをブロックできる
- 音声でおかしな言葉を発して邪魔してくるユーザーをブロックできる
- 会議を邪魔してくるユーザーをブロックして会議から追い出すことができる
上記のように、会議を邪魔してくるユーザーを撃退することで快適な会議ができます。
Zoomで参加者をブロックする方法
Zoomで参加者をブロックする方法はいくつかあるので、それぞれの設定・解除方法について詳しく解説していきます。
参加者がいたずらで書いたコメントを消す
Zoomに参加したユーザーが画面共有でいたずら書きをしてきたら、これから紹介する方法を試してください。
まず、会議中に「画面を共有」をクリックします。
次に、画面共有したい画面を選び、右下の「共有」をクリックしましょう。
画面共有の上部に表示されるツール「コメントを付ける」をクリックします。
下にメニューが表示され、その中から「消去」にカーソルを合わせると、上のような消去ボタンが表示されます。
もし、参加者におかしな書き込みをされた場合には「ビューアーを消去:ドローイング」をクリックしましょう。
注釈禁止
画面共有へのいたずらな書き込みを消しても、何度も迷惑行為をしてくる場合には、注釈を禁止にする方法があります。
まず、会議中に「画面を共有」をクリックしましょう。
画面共有したい画面を選び、右下の「共有」をクリックします。
画面共有部分の上部メニューより「詳細」⇒「参加者の注釈を無効にする」の順番でクリックしてください。
これで、参加者が画面共有にいたずら書きすることは不可能になります。
ちなみに、「参加者の注釈を無効にする」をクリックしたあと、同じ場所から「参加者の注釈を許可する」をクリックすることで再度、書き込みが可能になります。
参加者の画面共有を禁止にする
何か、おかしな画面を共有される嫌がらせをされる場合には、画面共有をホストしかできないように制限しましょう。
画面を共有の右側にある「△」をクリックして、「高度な共有オプション」をクリックしてください。
「同時に1名の参加者が共有可能」と「ホストのみ」にチェックを入れてください。
そうすることで、参加者が勝手に画面共有するということは未然に防げます。
ちなみに、高度な共有オプションで、「共有できるのは誰ですか?」の部分を「全参加者」にすることで、画面共有の制限を解除できます。
チャット制限をする
チャットで嫌がられをされる場合には、チャットの利用を制限することも可能です。
会議中に下メニューより「チャット」をクリックします。
次に、チャットの「・・・」⇒「該当者なし」の順番でクリックします。
そうすることで、参加者のチャット入力は不可能になります。
先ほどの設定から「全員をパブリックに」「全員をパブロックおよびプライベートに」を選ぶことで、機能制限解除が可能です。
参加者をミュートにする
音声で会議を邪魔してくる場合には、ミュートにする方法がおすすめです。
まず、会議中に下メニューより「参加者の管理」をクリックします。
右側の一番下に「すべてミュート」が表示されるのでクリックしましょう。
そうすると、上のような画面が表示されます。
ここで、「参加者に自分のミュート解除を許可します」のチェックを外し、「はい」をクリックしてください。
これで、参加者全員がミュートになります。
「参加者に自分のミュート解除を許可します」にチェックを入れると勝手にミュート解除されてしまうので注意しましょう。
ちなみに、「すべてミュート」の右側にある「・・・」⇒「すべてのミュート解除」の順番でクリックすると、解除することができます。
個別ミュートも可能
迷惑行為をしてくるユーザーのみミュートにしたい場合は、会議中に表示される「参加者の管理」をクリックします。
右側に参加者一覧が表示されるので、その中からミュートにしたいユーザーの上にカーソルをもっていきます。
「ミュート」が表示されるので、クリックしてください。
これで、特定のユーザーのみミュートにすることができます。
ちなみに、同じ場所のボタン「ミュート解除」をクリックすると、再度会話に参加することが可能になります。
個別でミュートにされたユーザーは勝手にミュート解除できるので注意しましょう。
参加者を削除する(追い出す)
迷惑行為をしたユーザーを追い出す方法もあります。
まず、会議中に「参加者の管理」をクリックしてください。
右側に参加者一覧が表示されるので、削除したいユーザーの上にカーソルをもっていきます。
表示された「詳細」⇒「削除」の順番でクリックしましょう。
削除されたユーザーはこの会議に入ることはできません。
ただし、同じホストで違うIDの会議を開催すると入ることが可能です。
また、削除した後は解除方法がないので、注意してください。
連絡先から特定のユーザーをブロックする
連絡先をブロックする方法もあります。
以下の順番でクリックしていきましょう。
- ①:「連絡先」をクリック
- ②:ブロックしたいユーザーの右側に表示される「・・・」をクリック
- ③:「連絡先をブロック」
ブロックしても問題ないか、確認画面が表示されるので大丈夫であれば「連絡先をブロック」をクリックしましょう。
ブロックが完了すると、上の画面のように「ブロック済み」と表示されます。
ブロックの解除方法は、右上に表示される「歯車マーク」をクリックします。
「チャット」⇒「ブロックされているユーザーの管理」の順番でクリックしてください。
ブロック済みのユーザーが表示されるので、解除したいユーザーにチェックをして、「ブロック解除」をクリックしてください。
ブロックってバレるの?
Zoomのブロック機能・機能制限などについて相手にバレるか、バレないのか検証をしました。
以下の表にて、どの機能はバレて、バレないのかわかりやすくまとめてみました。
詳細に説明しなければいけない、会議から追い出す方法やブロック機能については後ほど詳しく解説します。
参加者の注釈無効 | 参加者全員が注釈できなくなるので、特にバレない |
画面共有を禁止する | 画面共有も参加者全員ができないようになるので、バレない |
チャット制限で発言をホストのみにする | チャット制限も参加者全員が書き込むことができないので、バレない |
個別でミュートにする | 特定のユーザーをミュートにするので、バレる |
全員をミュートにする | 全員がミュートになるので、バレない |
上記の結果から個別ミュートは他の人が発言できて、自分はできないということに気がつき、個別ミュートを受けていることがわかってしまいます。
参加者を会議から追い出す・削除する方法はバレる
参加者を会議から追い出す・削除する方法は結論からお伝えするとバレます。
その理由は以下の通りです。
- 会議から削除されると「ホストはこのミーティングからあなたを削除しました」と表示される
- 再度、同じ会議の部屋に入ろうとしても、「お客様は以前ホストによって削除されているため、このミーティングに再参加できません。」と表示される
このようにストレートに表現・表示されることから、相手に確実にバレてしまいます。
ただし、この削除機能ですが、同じホストが別の会議を開いていて、ルームID・パスワードを知っている場合は参加できてしまいます。
個別のブロック機能はブロックしたことが確実にバレる
Zoomでは個別で特定のユーザーをブロックすることができますが、以下の点で確実にブロックされていることがバレてしまいます。
- チャットを送ろうとしても「ブロックされているため送信できません」の表示
- 通話・ビデオ通話をしても、一定の時間で「○○は呼び出しを拒絶しました」と表示される
このように、ブロックするとストレートな表現がブロック相手に表示されるのでバレます。
Zoomで迷惑行為をしてくる人が入らないようにするには
Zoomで迷惑行為をしてくる人を事前に入らないようにする方法についてご紹介します。
待機室で判断・保留
会議中を開始して、下に表示されるメニュー「セキュリティ」⇒「待機室の有効化」をクリックします。
参加者が会議に参加すると、待機室にいるので許可するか、しないかの判断ができます。
参加者が入ってきたら、「待機室を表示する」をクリックしましょう。
待機中のユーザーが表示されるので、特定のユーザーの上にカーソルをもっていきます。
そうすると「許可する」もしくは「削除」が表示されます。
ここで、迷惑行為をしてくる人とわかっている場合には「削除」をクリックしましょう。
削除すると会議に参加できなくなりますと注意が表示されますが、大丈夫な場合は「OK」をクリックしてください。
その他、待機室の使い方については以下の記事で詳しく解説しています。
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他の参加者が入れないように会議をロック
Zoomでは他の参加者が入ってこれないようにロックをかけることができます。
会議中に表示されるメニューから「セキュリティ」⇒「ミーティングをロックする」の順番でクリックしましょう。
ミーティングがロックされましたと表示されれば、他の参加者は入ることができなくなります。
パスワード設定をする
Zoomではあらかじめ会議のパスワードを決めておくことが可能です。
Zoomのトップより「スケジュール」をクリックします。
パスワードという項目があるので「ミーティングパスワード必須」にチェックを入れ、パスワードを入力しましょう。
全ての設定を終えた後、右下の「スケジュール」をクリックすれば、自分が設定したパスワードで会議を行うことが可能になります。
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