オンラインミーティングツールの「Zoom」を模した、偽物のZoomが現れたことで話題になっています。
この記事では、偽物Zoomの詳細や見分ける方法を解説していきます。
Contents
Zoomの偽物に注意
現在Zoomの偽物が出回っており、独立行政法人のIPA(情報処理推進機構)が注意を呼び掛けています。
現在も多くの被害報告が出ている偽物のZoomは、ホームページがZoom公式サイトと見分けのつかない仕様となっている為、利用時には注意が必要です。
Twitterトレンドにもなっている程多発している
Twitterのトレンドワードには、ユーザーの使用頻度が高く急上昇したワードが掲載されます。
偽物のZoomに騙されてしまったユーザーが非常に多かったため、一時期Twitterのトレンドワードに選ばれるほどでした。
また、「Zoom」とGoogleやYahoo!に検索をかけると、正規サイトよりも上位に検索結果が上がっていた事もあり、騙されるユーザーを増やした理由の一つと考えられています。
現在は正規サイトがトップ表示されています。
起動時に警告が発生
偽物のZoomを起動すると、警告音とともに「あなたのPCはウイルスに感染しています」というナレーションが流れ、表示されているフリーダイヤルへ電話をかけるように促されます。
ですが、この警告は全て嘘なので心配する必要はありません。
この電話番号は、マイクロソフトのサポートエンジニアに繋がると書いてありますが、絶対にかけないようにしてください。
IPA(情報セキュリティ安心窓口)の公式Twitterには、多くの被害報告や注意喚起が掲載されています。
金銭目的の詐欺
Zoomの偽物を作ってこのような行為を行う目的は、ネットに疎いユーザーから金銭を騙し取る事です。
もし、警告とともに誘導される電話番号へ電話をかけると、サポート料金を請求されてしまいます。
実際には、警告やウイルス自体が嘘なので払う必要はありませんが、中には騙されてしまう方もいるようです。
Zoomから、サポートへ誘導してお金の請求をおこなう事はありませんので注意してください。
偽の警告ぺージを消せない
偽物のZoomで表示される警告文は、普通に消すことが出来ません。
この場合は、一度PCを再起動させることで解決します。
警告音も大きいので、焦って偽サイトに誘導されないようにしましょう。
偽のZoomと本物のZoomを見分ける方法
偽物のZoomは、見た目が正規サイトと全く同じなので、一目で見分けるのは困難です。
ですが、正規サイトと偽物サイトを見分ける方法はあります。
もし、Zoomの上位検索表示に出ているサイトであっても、必ず確認しましょう。
URLを確認する
見た目から確実に見分ける方法はURLを確認する事です。
偽物のZoomは、正規サイトと見た目がそっくりで巧妙な作りになっていますが、URLだけは真似ることが出来ません。
日本版のZoom公式サイトのURLはhttps://zoom.us/jp-jp/meetings.htmlなので、Zoomのトップページを開いたら一度確認するようにしましょう。
海外版とはURLが違うので注意しましょう。
インストール時の発行元で見分ける
偽物のZoomは、インストール時にも見分ける事が出来ます。
インストーラーを起動した際に、実行元が「Zoom Video Communicathions,inc.」と表示されていれば正規のインストーラーですが、別の発行元が表示されていた場合は注意が必要です。
確実ではないようですが、発行元不明のインストーラーは偽物の可能性が非常に高いので、使用は避けたほうが良いです。
もし偽物のZoomをダウンロードしてしまったら?
偽物のZoomをダウンロードしてしまった場合は、アプリを放置せず、アンインストールする事をオススメします。
また、アプリや偽サイトを起動してしまい、動かなくなった場合は一度電源を落としてから再起動をかけましょう。その後アプリのアンインストールをおこない、正規のZoomをもう一度インストールしましょう。
警告や電話をかけてしまった場合でも、全て無視すれば大丈夫です。
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