Skypeには画面共有という機能が存在しており、プライベートやビジネスシーンでも頻繁に使用されています。
この記事では、Skypeの画面共有機能の解説や、共有する際の注意点、共有する手順などを解説しています。
Contents
Skypeの画面共有機能
Skypeの画面共有を使えば、Skypeの通話相手とリアルタイムで「PCやスマホの画面を見せる」ことが出来ます。
例えば、見て欲しい写真や動画を自身のデバイス画面から共有すれば、相手の画面でもあなたの画面が映し出せます。
またPCやスマホの操作も、Skypeの画面共有を使って操作を見せながら説明する事も可能です。
画面の撮影なのでカメラもなどの機材も必要なく、Skypeを使用しているデバイスのみで利用することが出来ます。
Skypeで繋がっている相手との通話は無料で利用できます。
複数人での共有も可能
Skypeでは複数人での画面共有が可能です。
ですので、オンラインミーティングをおこなう場合や、今流行りのオンライン飲み会でも頻繁に活用されています。
気を付けておきたい点として、Skypeで共有可能な画面は1人の画面のみです。
複数人で利用しても、全員が同時に画面を共有出来無いので注意しましょう。
また、画面共有はビデオ通話扱いになるため、利用には制限があります。
ポイント
・1日で最長10時間まで
・ビデオ通話は最長4時間まで
・1か月合計100時間まで
画面共有の注意点
Skypeのライトユーザーの中には、画面共有についてあまり知らない方もいます。
非常に便利な機能ではありますが、使い慣れていないと疑問点や分かりにくい点もあるようです。
必ず通話をしている状態でおこなうこと
まず画面共有は、チャット画面や連絡先からではなく通話をしている状態で行ってください。
画面共有が使えるのは通話を行っている時のみで、チャット画面や画面共有時に通話を切ってしまうと利用する事は出来なくなります。
また、あまりに古いバージョンのSkypeでは利用出来ない可能性もあるので注意が必要です。
リアルタイム以外にも、録画機能で画面共有を保存出来ます。
共有する画面の範囲は選べない
画面共有をおこなった場合、自身または相手の開いている画面の全てが表示されます。
「画面の一部分のみを相手に見せたい」と思う方も多いですが、画面共有では共有する画面の範囲は指定できません。
PCで複数のディスプレイを使用している環境では、指定したディスプレイ1枚の全画面が表示されます。
画面共有する際には、相手に見られたくない画面をあらかじめ全て閉じておきましょう。
どうしても全画面を映したくない場合は、別のアプリをインストールする事で範囲指定の共有が可能になります。
スマホの画面でも共有が可能
以前までの画面共有はスマホ版に非対応だったため、PCからの画面共有は受信のみでした。
ですが、Skypeのアップデートによってスマホ版でも画面を共有することが出来るようになっています。
利用しているデバイスや機種によっては、画面の受信のみしか対応しない事もあるので、利用前に環境確認をしておきましょう。
IOSまたはAndroidなど使用OSによっても、操作方法は異なります。
画面共有のエラーに関する対処法
画面共有は、利用環境や使用しているデバイスの関係で上手く動作しない場合もあります。
使用している端末やPCに関しては、古すぎない限りある程度は対応できるので、その他に原因があると考えられます。
画面共有が正常に行われない
画面共有が正常に動作しない場合の原因は複数考えられます。
ポイント
・多くのアプリを同時に起動している
・利用環境が悪い(電波やWi-Fi環境起因)
・ストレージ容量が少ない
・タスクやキャッシュを溜めこみ過ぎている
画面共有をおこなっている環境は、ビデオ通話と同様の負荷がデバイスに発生しています。
また、ストレージ容量が足りない場合も接続時にエラーが起こりやすい原因なので注意しましょう。
通話時に音割れが起こる場合は、Skypeのバージョンが最新であるか確認しましょう。
全画面表示にならない
PC利用下にて、Skypeの画面共有が全画面表示にできないという方が多くいます。
また、全画面表示にしても画面の4分の1程度の大きさにしか拡大出来ないようです。
このような場合は、以下の対処法で解決する事があります。
ポイント
・Skypeを一度削除し、再インストールする
・他のアプリを起動させない
・インターネットの接続環境を見直す
・USBを別のポートに差し込む
・通話音質情報を確認する
主にインターネット回線の問題であることが多いので、画面右上に表示されている「通話音質情報」からエラー箇所を探してみましょう。
利用機種やデバイスによっては、全画面表示が一定以上大きくならないケースもあります。
ハードウェアアクセラレーションを無効にする
ブラウザ画面が上手く共有出来ない場合は、ブラウザの設定を変更する必要があります。
「ハードウェアアクセラレーション」機能を無効化して、「画面が黒くなるまたは枠が出る」症状を改善しましょう。
ハードアクセラレーションとは、PCのパフォーマンストラブルを改善させる技術です。
有効化する事でメモリ消費が大きくなったり、動画再生時に影響を与える事があります。
設定の変更法は、各使用デバイスや環境により全く異なるので、自身の使用状況に合わせて対処していきましょう。
・ハードウェアアクセラレーションを無効にする手順(Googlechrome)
まずは、Googlechromeを開き、右上にある設定マーク(・・・)を選択しましょう。
次のページでは設定一覧が表示されます。
左のメニューバーにある「詳細設定」を押してください。
そして、下へスクロールしていくと「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合は使用する」という項目があるので、チェックを外しておきましょう。
以上で、ハードウェアアクセラレーションが無効になります。
管理者権限でアプリを起動
管理者権限でアプリを起動すれば、画面共有が出来る場合があります。
・管理者権限でSkypeをを起動する手順
まずは、スタートボタンにあるアプリ一覧から「Skype for Windows」を見つけましょう。
見つけたら、Skypeアイコンの上で右クリックしてください。
メニューが開いたら、「その他」から「ファイルの場所を開く」をクリックしましょう。
エクスプローラウィンドウが開くので、その中にあるSkypeを再度右クリックします。
メニューが出たら、「プロパティ」を選択しましょう。
新しいウインドウが開くので、「互換性」タブを選択すると「管理者としてこのプログラムを実行する」項目が出てきます。
項目にチェックマークを入れてOKを押せば完了です。
互換モードがオフの場合、オンに切り替える事で画面共有が可能になる事もあります。
画面共有出来るプレイヤーか?
フリーの動画サイト(YouTubeなど)以外の動画再生が出来ずに、再生プレイヤーの画面が真っ黒になる事があります。
この場合、著作権により再生プレイヤーで共有が出来なくなっていると考えられます。
上記のケースで再生をさせたいのであれば、以下の方法を試してみましょう。
ポイント
・画面共有に関して制限が無い他の再生プレイヤーで試してみる
・キャプチャーソフトを変更する
Skypeで画面共有をする手順
Skypeから画面共有をおこなう手順はシンプルで簡単に出来るので、是非使ってみましょう。
・Skypeで画面共有する手順
まずは「連絡先」を開き、画面共有をしたい相手を選択しましょう。
相手を選択したら、右上にある「通話マーク」を押して通話が出来る状態します。
次に、右下にある「画面共有」のマークを選択します。
複数の画面がある場合は、画面共有をする場所を選択できます。
共有場所を確認して「画面を共有」を押せば完了です。
終了する場合は、再度画面共有マークをタップして「画面共有を停止」を選択してください。
通話を切断しても画面共有は終了します。
ファイルを開くと画面共有が外れる場合
画面共有時に、ファイル選択機能から動画や写真を共有することが出来ます。
ですが、一部ユーザーからファイルを共有した際にウインドウから外れてしまい、上手く共有が出来ないという声が挙がっています。
このファイル共有時にウインドウから外される原因は、「Skypeのバージョン」または「OSのバージョン」が最新ではない事です。
どちらかのバージョンが古いだけで、共有が正常に行われないので改めて確認してみましょう。
・OSのアップデート確認手順(Windows版)
まずは、左下のスタートメニューから「設定」を開きます。
そして、Windows設定から「更新とセキュリティ」を選択しましょう。
すると、OSのアップデート状態が表示されます。
緑のチェックマークではなく、写真のような「赤のビックリマーク」が付いている場合、アップデートが必要です。
Skypeのバージョンも必ず最新に更新しましょう。
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