Zoomはテレワークで便利な機能がいくつもありますが他の参加者のマイク・ビデオのオン・オフを切り替える機能もあるのか気になるところです。
今回は自分以外の参加者のマイクとビデオ操作ができるのか、詳細と手順を合わせて解説していきます。
Zoomのカメラを設定する手順やカメラに表示されない、映らない場合の詳細と対処法を紹介!
Contents
ミーティング主催者は参加者のオーディオ操作ができる
他のミーティング参加者のオーディオ操作はホスト(ミーティング主催者)のみが使える機能です。ホストでない参加者が自分以外の参加者をミュートしたりビデオオフにすることはできません。
ホストにはミーティング参加者に対して使う事のできる参加者管理機能があります。レコーディングの許可や参加者名の変更が可能ですがそれらの管理機能の中に参加者のオーディオ操作が含まれます。
ココがポイント
1.ホストであっても勝手に参加者のマイク・カメラをオンにできません
2.自分のマイク・カメラをオフにしておけば、勝手にマイク・カメラをオンにされることはありません
ホストが使える参加者管理機能
引用:Zoomヘルプセンター
ホストの参加者管理機能を使う事で可能な参加者のオーディオ操作は以下の通りです。
ホストによるオーディオ操作
・参加者のマイク管理
―参加者ごと/参加者全てのマイクをオン・オフにする
―ミーティング参加時にミュートする
・参加者のカメラ管理
―参加者のビデオをオン・オフにする
―参加者のモバイル端末のインカメラ・アウトカメラを切り替える
会議や講義をするときに便利な機能です。Zoomをフォーマルな目的で使う場合に活用していくと良いでしょう。
これらのオーディオ操作に関する管理機能を使うにあたって事前にZoomのマイ設定を変更しておく必要はありません。
参加者のマイク・カメラを操作する方法
ここではホストが参加者のマイク・カメラの操作を行う実際の手順を解説していきます。PCやスマホ・タブレットなどの参加者の端末に関わらず同じ操作でミュートやビデオオフにできます。
なおミュートやビデオオフは参加者側から解除できないように設定できるため、操作前に参加者への説明が必須です。勝手に操作して参加者との間でトラブルを起こさないよう留意しましょう。
参加者のマイクを管理する方法
ホストが参加者のマイクを操作する方法を解説していきます。マイクは参加者ごとのオン・オフを切り替えの他、参加者全てを一括で操作したり参加した時点でミュート状態に設定することができます。
私語厳禁の会議や講義などで活用できる機能です。出席確認時にはマイクオンにして講義の際にはマイクオフ、質疑応答の時間に再びマイクオンにするといった使い方が可能です。
参加者ごとのマイクのオン・オフを切り替える
ミーティング画面でミュートしたい参加者にマウスカーソルを合わせるとミュートと表示されます。このミュートを選択してクリックすると対象の参加者のマイクをオフにすることができます。
ミュートを解除する場合、解除したい参加者にマウスカーソルを合せます。ミュートを解除と表示されます。これをクリックすると対象の参加者のマイクをオンにすることができます。
個別のミュートは参加者が離席したときにマイクを切り忘れているといった場合での使用に適した方法です。
参加者側からのミュート解除を許可しない場合には参加者の項目を選択してクリックします。
・・・を選択してクリックします。
参加者に自分のミュート解除を許可しますの項目のチェックを外しておくと、ホストがオフにしたマイクを参加者がオンにできなくなります。
参加者全てのマイクのオン・オフを切り替える
大勢の参加者をまとめてミュートする方法もあります。会議などで大勢をミュートする場合には一括でミュートする方法が適しています。
一括でミュートする場合、まず下部ツールバー参加者の項目を選択してクリックします。
右側に参加者一覧が表示されます。一覧の下にあるすべてミュートを選択してクリックします。
参加者が自分でミュート解除を行うことを許可しない場合には確認画面のチェックを外します。
はいをクリックします。これでホストを除く参加者全員のマイクをオフにすることができます。
一括でミュートを解除する場合には参加者一覧下側の・・・を選択してクリックします。
ここに文字入れて下さいすべてミュート解除を選択してクリックします。
全ての参加者のマイクがオンになります。
ミーティング参加時にミュートに設定する
参加者がミーティングに参加時点で自動的にミュートにするよう設定できます。
参加者一覧下側の・・・を選択してクリックします。
開始時にミュートの項目を選択してクリックします。
参加者が自分でミュート解除を行うことを許可しない場合には確認画面のチェックを外します。
確認画面の続行を選択してクリックします。これで入室時に自動的に参加者のマイクがオフになります。
参加者のカメラを操作する方法
ここからはホストが参加者のカメラを操作する方法を解説していきます。
参加者のカメラをオフにするという場合はあまりなく、マイクのように一括してオン・オフを切り替えることはできませんがモバイル端末で参加している人のインカメラ・アウトカメラを切り替えるという機能もあります。
参加者のビデオのオン・オフを切り替える
参加者のビデオは個別にオン・オフを切り替えることができます。
ビデオをオフにしたい参加者の・・・を選択してクリックします。
表示される項目からビデオの停止を選択してクリックします。
ビデオがオフになります。
ビデオをオフにされた参加者側のビデオ操作は制限されます。ホストからのビデオ開始依頼が無い限り、参加者が勝手にビデオをオンにするはできません。
再びビデオをオンにする場合、・・・をクリックして表示された一覧からビデオの開始を依頼を選択します。
ビデオの再開を依頼された参加者が承諾すれば、ビデオがオンになります。
参加者のインカメラ・アウトカメラを切り替える
最初に設定を有効にしておく必要があります。
Zoomのウェブページにサインインした直後に表示されるプロフィールページから設定を選択してクリックします。
マイ設定のページを下にスクロールします。
「ミーティングにて(基本)」の項目に「相手側のカメラ操作」の設定があります。この項目右側の灰色のボタンをクリックして設定を有効にします。
ボタンが青色になっていれば設定は有効になってます。
続いてミーティング画面での操作を解説していきます。
インカメラ・アウトカメラをホスト側から切り替えたい参加者の・・・をクリックして表示される項目からカメラ制御のリクエストを選択します。
リクエストを受けた参加者が承諾すればその参加者のモバイル端末のインカメラ・アウトカメラをホスト側化から切り替えることができるようになります。
インカメラ・アウトカメラを切り替える場合、カメラ制御中の参加者の画面にマウスカーソルを合わせると表示されるカメラの切り替えをクリックします。
しばらくして参加者の端末のアウトカメラに切り替わります。再度カメラの切り替えをクリックするとインカメラに切り替わります。
ココに注意
インカメラ・アウトカメラを切り替えるときには少しタイムラグが発生します。慌てて何度もクリックせず落ち着いて切り替わるのを待ちましょう。
【注意】外部の人物によってオーディオ操作される可能性
一部のOS用のZoomは悪意のある人物から気づかないうちにミーティングに参加させられてオーディオ操作されてしまう危険性があると指摘されています。
Zoomが抱えるセキュリティ面の脆弱性
Mac OS用Zoomにはセキュリティ面の危険性があります。一度でもインストールしていると悪意ある人物から無効なミーティングに繰り返し招待されてマイク・ウェブカメラを勝手にオンにされたり、PCに多大な負荷を与えられる可能性があります。
Mac OS用Zoomをインストールしたことがある人はセキュリティ面の懸念を解消するため勝手にオーディオ操作されないように以下に示す設定を無効にしてください。
外部の悪意ある人物からのオーディオ操作を防ぐ方法
「マイ設定」中の「ミーティングをスケジュールする」項目の参加者ビデオと「ミーティングにて(基本)」の項目の遠隔操作を無効してください。画像のように右側のボタンが灰色の設定になっていれば設定が無効になっています。
この2つの設定が無効になっていれば勝手にオーディオを操作されることはありません。
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