GoogleBardを日本語で利用する方法を解説

GoogleBardがリリースされましたが、日本語で使えないという問題が見られます。

今回はGoogleBardの日本語対応についてや日本語での使い方など解説していきます。

GoogleBardが日本語で使えない

Bard

ChatGPTをはじめとして、様々なAIサービスがリリースされています。どれの高性能で様々な事に活用可能。色々なシステムに確信が起きています。

4月19日頃から、日本で利用するための登録が始まっています。

この登録は基本的に数分で承認されるので、既に日本でもGoogleBardを利用する人も増えています。

しかしこのGoogleBardが日本語に対応しておらず、日本語で質問しても「私は現在、言語のサブセットで応答するように訓練された LLM であるため、それについてはお手伝いできません」と表示されてしまいます。

現時点では日本語対応していない

GoogleBardは現時点では英語にしか対応していません。言語設定から日本語に変えるという機能自体備わっていない形です。

またGoogleBardに回答を求める際に、日本語に訳して欲しいと伝えても応えてくれません。

これはまだGoogleBardがテスト公開の段階のため、必要最低限以上の機能を付けていないのだと考えられます。

回答内容自体は日本のものに対応している

GoogleBardの受け答えの操作では、日本語に対応していません。

しかし回答自体は日本の知識には対応しています。日本の俳優や声優、アニメ、歴史など、正確な情報を示してくれるようになっています。

これはGoogleBardが回答に使っているのが日本語を含むGoogle検索なので、十分な情報を持っているのだと思われます。

つまりGoogleBardの受け答えをする表面部分は日本語に対応しておらず、質問を読み込んで回答を行う内部の部分では日本語に対応している状態なのでしょう。

GoogleBardを日本語で使う方法

下記ではGoogleBardを日本語で使う方法を紹介していきます。

別のサービスで質問を英訳してもらう

GoogleBardでは英語で質問をする必要があります。

なので日本語で質問を考え、別のサービスで英訳し、その英訳をGoogleBardに読み込ませるようにして下さい。

日本の人物や固有名詞でも、この方法でGoogleBardで利用することが可能です。

以下の記事を参考にChatGPTを利用すると、楽に英訳することができます。

【2023年最新】ChatGPTで出来ることのまとめを解説

Chromeの自動翻訳で回答を日本語にする

ChromeでGoogleBardを使えば、ブラウザ側の翻訳機能で回答を日本語にする事ができます。

ホーム画面を開いて右上の：をタップして下さい。一覧から翻訳を押せば、サイトの表示が日本語に変更されます。

この場合でも質問自体は英語でする必要があるので注意して下さい。

日本語で使えるアカウントも見られるが回答の質が低い

基本的にGoogleBardでは日本語が使えませんが、稀に日本語で質問して日本語で返ってくる事があります。

これはGoogleBardがまだテスト段階なので、アカウントによっては英語以外も対応しているのだと見られます。

ただ日本語でGoogleBardに質問した場合、基本的に回答の質が低いです。まだ実用的とは言えないので、しばらくは英語を使うか他の対処法を参考にして見て下さい。

APIが解放されれば日本語対応アプリができる可能性

ChatGPTでは公式のアプリはありませんが、これを利用したアプリが沢山リリースされています。

これはChatGPTがAPIという連携手段が公開されており、これを利用してサードパーティー性アプリが公開されている訳です。

GoogleBardではこのAPIが公開されていないので、第三者が機能を利用してサービスを作ることはできません。

ただ今後APIは公開されると見られ、そうすれば誰かが日本語で使えるGoogleBardを利用したアプリを作ってくれる可能性は高いでしょう。

最悪What+固有名詞でだいたい通じる

現時点ではGoogleBardは英語でしか使えませんが、別に難しい英語が必要な訳で張りません。

何か用語が調べたいのであれば「What+固有名詞」、方法が調べたいのであれば「how to 調べたいもの」と、中学英語で入力すればそれなりに通じます。多少文法が間違っていても、GoogleBard側が修正して理解してくれます。

いちいち翻訳に掛けるのが面倒な時は、シンプルな英語で一旦質問して見るといいでしょう。