便利なビジネスチャット「Slack」。
この記事では、SlackとRSSを連携させることを中心に、Slackの基本操作やダウンロード方法、簡単な操作方法・RSSの操作方法を紹介します。
この記事からわかること
✅Slackの基本情報
✅SlackにRSSを連携させるとどうなるか
✅SlackにRSSを追加する手順
✅RSSの操作方法
Slackとは
Slackとは世界で広く使われているビジネスチャットのひとつ。Slackの特徴を下にまとめてみました。
- 無料でも使える
- チャットでメッセージを送れる
- グループでメッセージを共有
- 絵文字を使える
- 管理者がプライベートメッセージをダウンロード
- 既存のサービスと連携
有料であれば通話機能も使えます。上4つの特徴だけだと、一般的なチャットツールという印象です。
しかし、Slackの最大の魅力と言えば、管理者がメッセージをダウンロード可能だということ、既存のサービスと連携しやすいことにあります。
まずは前者は、ビジネスツールとして非常に便利な機能であると言えます。
というのも、ビジネス上で行き違いがあったときに、どういった問題があったのかダウンロードしてチェックすることができるからです。
ココがポイント
こうしたビジネスに有用な機能があるからこそ、Slackはビジネスツールとして愛されているのです。
後者の連携しやすいサービスとは何でしょうか。どういった使い方ができるのでしょうか。
たとえば下のようなものがあります。
- Twitterと連携してツイートを抽出
- Skypeと連携して共有
- RSSを追加して情報を収集
「Slackの連携のしやすさ」というのは、このように非常に有用です。特に3つ目の「RSSとの連携」は非常に使い勝手が良くおすすめ。
この記事では、こうしたSlackの有用機能である「RSSとの連携」について解説していきます。
SlackとRSSを連携させるとどうなる?
SlackとRSSを連携させると下のようなメリットがあります。
- サイトに訪れなくても更新情報が入る
- 情報を手に入れる時間の短縮に
- 大量の情報を集めやすい
自動に追加したサイトの情報が入ってくるため、わざわざそのウェブサイトに訪れなくても更新情報が入ってくることに。
これはつまり、時間の短縮となり、より大量の情報を収集しやすいと言えます。
SlackにRSSを追加する方法
それでは、Slackに実際にRSSを追加する手順について解説します。
その前に、ダウンロードしていないという方のために、ダウンロードから基本操作まで解説していきます。
Slackのダウンロード
まずはSlackをダウンロードする手順についてです。大まかなパソコンでの流れは下の通り。
- Slack公式のダウンロードページへ
- 64ビット版・32ビット版好きな方をダウンロード
- SlackSetupをダブルクリック
- デスクトップにあるアイコンをクリックし起動する
まずは「ダウンロードページ」でダウンロードします。
なお、「Slack公式ページ」の下にある赤枠「Slack をダウンロード」からでも可能です。
64ビット版、32ビット版があります、好きな方を選びましょう。
ダウンロードしたら、「SlackSetup」をクリックして実行してください。
インストールが開始されます。
インストールされたら、デスクトップ画面に上のようなアイコンが表示されます。
それをクリックすれば、Slackが立ち上がります。
Slackの登録方法
Slackのダウンロードができたら、次にアカウントの登録を行いましょう。
大まかな流れは下の通りです。
- Slackを起動
- 「Sign In」をクリック
- 「ワークスペースを新規作成する」をクリック
- メールアドレスを入力し「次へ」
- 受信メールを開き、番号をチェック
- 番号をSlackに入力
- 社名、チーム名を入力し「次へ」をクリック
- プロジェクト名を入力し「次へ」をクリック
- 「Slackでチャンネルの表示をする」を押す
「Slack公式ページ」から登録する方法もありますが、今回はダウンロードしたアプリからの登録方法を紹介します。
まずはデスクトップ上にあるSlackのアイコンをダブルクリックしてください。
「Sigh In」をクリックします。するとウェブサイトに飛ばされます。
新規で作る場合は、下赤枠で囲んだ「ワークスペースを新規作成する」をクリックしてください。
登録したいメールアドレスを入力し、次へをクリックします。
入力したメールアドレス宛に、コードが書かれたメールが来ます。
メールを開いてコードを確認したら、ウィンドウにコードを入力してください。
社名、チーム名を記入して「次へ」をクリック。
プロジェクト名をつけてさらに「次へ」をクリックしてください。
自分以外をスペース内に招待することもできます。
招待したい場合はその人のメールアドレスを記入すればOKです。
ワークスペースが出来上がりました。
「Slackでチャンネルを表示する」を押せば、部屋に入ることができます。
出来上がったワークスペースです。
Slackの基本操作
いきなりダウンロードして、いざRSSの追加となると「このボタンは何?」「どこからメッセージ送れるの?」となるでしょう。
そのため、Slackの基礎中の基礎の部分だけ説明します。
こちらがワークスペース全体です。
左メニューの上にある「general」をクリックしてからメッセージを送れば、スペースにいる全員にメッセージが行き渡ります。
「ダイレクトメッセージ」にいる人をクリックした状態でメッセージを送れば、その人だけにメッセージを送ることが可能です。
メッセージは下の方にある白い枠に書き込みます。
送信を押せば相手にメッセージを送ることが可能です。RSSのコマンドを打つのは、このメッセージ欄です。
Slackの魅力のひとつである「アプリとの連携」はこちらから行えます。
RSSの追加
Slackをダウンロードして、アカウントも登録できたでしょうか。
次にいよいよRSSとの連携のやり方について解説します。
まずはチャンネルの右横にある赤枠部分をクリックしてください。
上のようなページが表示されます。
名前や目的など自由に書いて問題ありません。
記入できたら、「チャンネルを作成する」をクリックしてください。
なお、クリックで自分と招待した人のみ参加、確認できる「プライベート」設定。
ワークスペース全ての人が閲覧できる「パブリック」設定が選択できます。
今回はシンプルに「rss」というチャンネルを作ってみました。
赤枠部分をクリックして、アプリとの連携を行います。
連携できるアプリ一覧が表示されました。「RSS」をインストールしましょう。
さらに「インストール」をクリックしてください。
ダウンロードできました。
コマンドを使用しても各サイトのフィードを追加できます。
「RSSインテグレーションの追加」の画面からも追加可能です。
フィードの登録
「RSSインテグレーションの追加」からそのままフィードを登録する方法について解説します。
まず、このページを一度閉じてしまった場合は、赤枠部分をクリックしてアプリのページを開いてください。
アプリ一覧が表示されたら、「表示する」をクリックしましょう。
すると、チャンネル上にアプリの表示がされました。
赤枠で囲んだ「表示」をクリックしてください。
フィードの一覧やフィードの追加ページが出てきます。
今回は「毎日新聞」から「スポーツ」のRSSを追加していこうと思います。
赤枠で囲んだところをクリックしていきます。
すると、上のようなページが表示されますので、ドラッグした部分をコピーしてください。
Slackの方に戻ります。
先ほど開いたページの「フィードURL」にコピーしたURLを貼り付けましょう。
「チャンネルへの投稿」は「#rss」に設定します。
設定したら「このフィードを購読する」をクリックしてください。
フィードに「毎日新聞スポーツRSS」が追加されました。
「#rss」に戻ってチャンネルのメッセージ欄に、「/feed list」というフィード一覧を確認できるコマンドを使ってみました。
確かに「毎日新聞のスポーツRSS」が登録されていることを確認できます。
登録して1日経過したので確認してみると、確かに追加したフィードの更新情報が通知されていることが分かりますね。
コマンドを使用したRSSの基本操作
新しく設定したチャンネル(この記事では#rss)のメッセージ欄にコマンドを打って送信することで、様々なリアクションが得られます。
フィードの登録
まずはフィードの登録コマンドです。フィードの登録をすると、その登録した先の更新情報が「#rss」に受信されるように。
コマンドは、「/feed subscribe フィードURL」です。
フィードURL部分には、受け取りたい情報のフィードURLを入れます。
たとえば「毎日新聞」から、ニュース速報を入れてみたいと思います。
赤枠で囲んだ部分をクリックしてください。
すると、上のようなページが表示されます。
ドラッグした部分をコピーしましょう。
Slackに戻ります。「#rss」をクリックして、チャンネルを開いてください。
まずは「/feed subscribe」とメッセージ欄に入力しましょう。
さらに半角あけて先ほどコピーしたURLを貼り付け、送信をクリックしてください。
「毎日新聞」の「ニュース速報」が「#rss」に加えられました。
RSSの見つけ方
そもそも、どこでRSSのページを見つけるのか分からないという人もいるはず。
ここでは、RSSのあるページを見つける方法3つを紹介します。
探し方3つ
- サイトから探す
- ツールを使う
- 検索エンジンで検索する
まずはサイトから探す方法です。
サイト内にある上のような図をクリックすることで、RSSページにジャンプすることができます。
気になるサイトがあればこのマークを探してみるようにしましょう。
次にツールを使った方法です。特に「BeRSS」というツールがおすすめ。
URLを入れて「自動検出スタート」を押すだけでページを探すことができます。
最後に検索エンジンでそのまま検索してみる、という方法も。
毎日新聞のRSSを探しているなら、そのまま「朝日新聞 rss」と検索してみます。
これでページが検索一覧に表示されることもあります。
通常のURLとフィードURLの違い
通常のURLとフィードURLはどこが違うのでしょうか。
この記事で実際に使ったフィードURLは下の通り。
語尾に「rss」と付いているのが分かりますね。
それに対し、毎日新聞のトップページの通常のURL表記は「https://mainichi.jp/」となります。
後ろに何もついていないシンプルなものが通常のURL、フィードURLは「rss」を始めとした特徴的な文末のあるURLです。
さらに詳しく
なお、通常のURLはカテゴリーなど階層があり、「親カテゴリ」の「子カテゴリ」となっていくほどにURLは付け足され、長くなっていきます。
URLが長いからといってフィードURLというわけではないので注意してください。
こうした語尾に「rss」と付いているURLに加えて下のようなフィードURL語尾があります。
- rss.html
- feed/
- ?xml
- index.rdf
こうした表記がURL語尾にあったら、それがフィードURLです。
様々なものがありますが、大体これかこれに近い表記となっています。
RSSページが見つからない場合のフィードURLの見つけ方
RSSページへのリンクをいくら探しても見つからないという場合は、3つの対処法があります。
- 「feed/」をつける
- 直接URLを打つ
- ソースから探す
下のようなホームページ以外であれば、サイトURLの後ろに「feed/」と付け加えるだけで連携できる場合も。
- 企業のサイト
- 大手ブログ・ニュースサイト
- 大手の情報サイト
- 新聞のネット記事
- 大手ブログサービス
おそらく、個別でRSSページを作っていない個人サイトであればこの方法で連携ができるのでしょう。
まずは、非常に簡単なので「feed/」から試してみてください。
ひとつめの方法がダメだったら、2つ目・3つ目の方法を試していきましょう。
「feed/」を付けてRSSに追加する手順
まずは「feed/」と付け足す方法の説明から紹介していきます。
今回はこちらのサイトを連携していきたいと思います。
「https://tabi-labo.com」URLはこちらです。これをコピーしてください。
Slackを開いたら、アプリを立ち上げてRSSのページを開きます。
フィードの追加にURLを貼り付けて、最後が「/feed/」となるようにしてください。
今回は「https://tabi-labo.com/feed/」となります。
「チャンネルへの投稿」を「#rss」に変更して「このフィードを購読する」をクリックしてください。
コマンドでも連携可能です。
「/feed subscribe フィードURL」というコマンドを使いましょう。
今回は「/feed subscribe https://tabi-labo.com/feed/」となります。
フィードURLの前には必ず半角スペースを入れてください。最後に送信をクリックします。
確認してみました。確かに追加されていることが分かりますね。
直接URLを打つ方法
まず、フィードを登録したいサイトを開いてください。
今回は某有名人のブログのRSSページを開きたいと思います。
上方にブログのURLが表示されていることが分かりますね。
この後ろに「rss.html」を貼り付けるか入力して、エンターキーを押してください。
RSSページがあらわれました。この中から、フィードURLを目視で探すのは少し大変です。
少し工夫してみましょう。キーボードの「Ctrl」キーを押しながら「F」キーを押すと、下のような窓が出てきます。
これに「rss」と入力してエンターを押してみましょう。
ページ内の「rss」という表記が見つかるはずです。
このブログのRSSページでは、4つの「rss」というワードが見つかります。
2つはフィードURL内にありますが、後の2つは「http://purl.org/rss/1.0/」「http://madskills.com/public/xml/rss/module/trackback/」の中にありますね。
前者は明らかに異なりますし、後者はトラックバックと書いてありますし、違います。
ドラッグ部分がこのサイトのフィードURLです。
「http://rssblog.ameba.jp/ebizo-ichikawa/rss.html」と表示されていますね。
他の2つと比べると「rss.html」で終わっているところが大分それらしいです。
RSSページからコピーした、このフィードURLを「/feed subscribe フィードURL」コマンドで登録してみました。
RSSアプリのページを確認してみましたが、確かに登録されていますね。
この探し方のデメリットは、そのブログサービスによってURLの後ろにつける語尾が異なること。
今回はアメブロだったので「rss.html」でしたが、そのサービスによって異なることに注意しましょう。
例えば、下のような例があります。大手ブログサービス5社なので、これでRSSページが見つかることも多いでしょう。
アメブロ:rss.html
FC2ブログ:?xml
楽天ブログ:rss/
はてなブログ:feed/
ライブドアブログ:index.rdf
3つ目の方法として、ソースコードから探すやり方があります。
まずはRSSページを表示したいサイトにアクセスしましょう。
アクセスしたらサイトにカーソルを合わせて、右クリックして「ページのソースを表示」をクリックしてください。
ページのソースコードが表示されました。
これだととても分かりにくいですね。
探しやすくなるよう、「ctrl」を押しながら「F」キーを押して検索窓を出してみました。
この窓に「rss」と入力してエンターを押し、ソースコード内の「rss」という文字列を探し出します。
何か所か「rss」という表記が出てきました。
URLの体を成していないものもあるので、そういったものを除外していくとフィードURLが見つかります。
フィード一覧を確認してみると、確かに追加されていますね。
翌日、「#rss」チャンネルを開いてみると、確かに某有名人の更新通知が届いていました。
きちんと設定できていたみたいです。
ココに注意
こちらの方法は、ある程度HTMLの構文に見慣れていないとどれがフィードURLなのか判別しにくいです。
大手ブログサービスのサイトなら、直接打つやり方の方をおすすめします。
フィードの一覧表示
登録してあるフィード一覧を表示したい場合の手順は簡単です。
メッセージ欄に「/feed list」と打って送信するだけ。
今回は1つしか登録されていないため、ひとつだけが表示されています。
フィードの削除方法
登録したいフィードを削除する場合は「/feed remove フィードID」というコマンドを使って行います。
フィードIDはフィードの一覧表示で確認できます。
赤枠で囲った数字がフィードIDです。
メッセージ欄に「/feed remove フィードID」を入力しましょう。
送信を押せば、そのIDのフィードが削除されます。
ヘルプの使い方
最後にヘルプの使い方です。コマンドが分からないときはこれを使うようにしましょう。
ヘルプの出し方は、メッセージ欄に「/feed help」と入力し、送信をクリックするだけ。
上のように様々なコマンドが表示されます。
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