今や個人利用だけではなく、ビジネス界でも大きな影響力を持つようになったTikTok(ティックトック)に、新たな仕組みとしてプロモート機能が実装されました。
プロモートとは「促進・奨励すること」を指す言葉で、TikTokでは「投稿した動画」に対して付加される機能となります。
今回はこのプロモート機能の使い方や、機能が表示されない場合の対処法を解説していきます。
Contents
Tiktokのプロモート機能とは
TikTokに搭載されたプロモート機能は、簡単にいうと「費用を払って、指定した動画を他のユーザーの表示画面に再生させる」というものです。
費用を払う際に獲得できるリーチ数が予測され、確約される上に、短時間で自ずと人目につくためバズりやすくなるというメリットがあります。
また動画を表示させる対象も絞り込むことができるため、ターゲット対象が定まっている場合は無駄打ちすることなく効率よく動画を届けることも可能となります。
プロモート機能ができること
- 予算を定めて動画の拡散ができる
- 配信対象が絞れる
- 広告感がないプロモーションができる
予算や再生対象を絞って動画を表示させられる宣伝機能
届けたい情報が老若男女問わない内容であれば特に再生対象を絞る必要はないでしょう。
しかし、例えば「20代に人気のコスメ」に関する動画を届けたい場合、コスメに興味がある可能性が低い「男性」に向けて訴求する必要性は極端に下がります。
TikTokのプロモート機能では、動画を表示させる「性別」「年齢」はもちろん、TikTokならではのアルゴリズムも活用して「興味・関心」が高いジャンルにマッチするように条件指定を行うことができます。
予算を無駄にすることなく、動画を届けたい対象に的確に表示するためのセグメントを自分で簡単に設定することができます。
再生対象を絞るほど単価が上がる傾向
上記で明記したように、TikTokのプロモート機能はターゲットを明確に絞って動画を表示させることができます。
当然ながら、絞る対象が増えれば表示単価も上がる傾向にあります。
しかし、ターゲット外の利用者に動画を表示させて効果が得られず予算だけを消費する可能性を考えれば、「仕方ない」とも考えられます。
TikTokのプロモート機能でカスタムできる表示対象は?
TikTokのプロモート機能でカスタム設定できる項目は3つあります。
カスタムできる項目
- 性別(すべて/女性/男性)
- 年齢(すべて/13歳~)
- 興味・関心(すべて/教育/交通/マタニティ・ベビー/金融…etc)
「TikTokに任せる」という項目も存在し、予算や発信したい内容によって自由にカスタマイズできます。
条件を絞れば絞るほど費用が高くなる傾向にあることだけは留意しましょう。
必要な費用
プロモート機能を使うための支払いは現金ではなく、TikTok内で使える「コイン」で行います。
そのため、TikTokのプロモート機能を利用するには、まずTikTok内で使える「コイン」を購入しましょう。
1コイン=約1.85円
と換算して必要な費用を計算していきます。
プロモート機能の最低利用額は1日(24時間)当たり350コインからです。
つまり最低費用を現金に置き換えると
1.85円×350コイン =647.5円 (予測リーチ数:1,870回~)
となります。
TikTokでプロモート機能を利用するには
プロモートは、投稿が完了した動画に対して選択できる機能です。
動画を投稿したら動画の右横に表示されている…をタップし、メニュー一覧から次に炎アイコンのプロモートをタップします。
プロモート機能を使う目的を選択します。
この時ウェブサイト訪問数の増加を選択するとURLなどの入力を求められます。
一方、動画視聴数増加やフォロワー数増加を選ぶとこれ以上の質問はされません。
次は動画を表示させるオーディエンス(表示対象)の設定を行います。
自動を選ぶと表示対象を絞らず、TikTok側に一任することなります。
カスタムは、「性別」「年齢」「興味・関心が高いジャンル」を設定することができます。
先の画面で「カスタム」を選択した場合にのみ、「性別」「年齢」「興味・関心が高いジャンル」の設定画面が表示されます。
表示させたいターゲットの設定を行い、完了したらセーブするをタップしてください。
次は予算を決めます。
予算画面では「一日の表示予算」と「プロモートする日数」が決められます。(1日=24時間で計算)
完了したら次へをタップします。
手持ちのコインが不足している場合はコインのチャージ画面が表示されます。
チャージをタップすると必要分自動でチャージされ、プロモート機能の設定が完了します。
「個人」「クリエイター」「ビジネス」全てで設定できる
TikTokはアカウントの運用方法によって「個人」「クリエイター」「ビジネス」と簡単に切り替えることができます。
「クリエイター」「ビジネス」アカウントは「プロアカウント」と呼ばれ、最大の特徴にTikTokのデータ解析機能が利用できるようになるメリットがあります。
プロアカウントのデメリット
このプロアカウントは、既存のアカウントを無料で誰でも簡単に切り替えることができます。
解析機能を駆使することで、自分では気づけなかったポイントや評価されやすい動画の傾向を知ることができるため、反応の良い動画作成の役に立ってくれます。
サービスに制限が設けられることもなく、特にデメリットとして特記するようなことはありません。
また、いつでも個人アカウントに戻すことも可能なので気軽に試せる機能です。
TikTokのアカウントをプロアカウントに切り替える手順は
プロフィール画面右上部の…をタップしメニューを開きます。
次にアカウント管理を選択します。
プロアカウントに切り替えるをタップし、アカウント種別を選択します。
個人利用ならばクリエイターが適当でしょう。
投稿する内容に応じてカテゴリーを選び、チェックをつけます。
完了したら次へを選びます。
次に性別を任意で選択し、完了をタップします。
最後のポップアップで完了をタップするとすぐにプロアカウントとして利用が再開できます。
TikTokでプロモート機能が実装されていない場合は?
新機能がリリースされている様子にも関わらず、「自分のアカウントにはそんな機能が見当たらない…」というケースがあります。
そんなときは下記の手順を行うと改善する可能性が高いので、一度試してみましょう。
新機能が実装されないときは…
- アプリやデバイスを再起動してみる
- アプリやデバイスを最新バージョンにアップデートする
- 実装されるまで時間をおく
この手順は、アプリの動作が遅いときなど様々な不具合時に活用できる手段です。
一時的なエラーにも有効な操作なので、ぜひ覚えておいてください。
アプリやデバイスを再起動する
何らかの不具合が発生した時、アプリを再起動すると簡単に問題が解消するケースはよくあります。
アプリやOSを再起動することによって、何らかの理由で止まっていたプログラムの演算がリセットされます。
リセットすると止まっていた演算が振り出しに戻り、滞っていた問題も一緒に解決することがとても多くあります。
ちょっとした不具合や挙動に違和感を感じたら、まずアプリ→デバイスの順番に再起動してみることを心がけましょう。
TikTokアプリや使用デバイスを最新バージョンへアップデートする
新しいサービスや機能がリリースされても、旧バージョンのアプリケーションでは反映しないケースはよくあります。
他のユーザーたちが当たり前に使えている新機能が見つけられない場合、あなたのアプリは対応していない古いバージョンなのかもしれません。
「App Store」や「Google Store」で最新バージョンのアプリがリリースされていないか確認してみましょう。
アプリやOSは常に最新に!
TikTokを始めとする、人気のアプリは頻繁にアップデートを行いながら新しい機能やサービスをリリースしています。
その他にも、重大なバグに対応する修正パッチを配信していることがあります。
デバイスのOSの場合はもっと重要で、新しい機能の登場はもちろん、セキュリティの惰弱性を補うための更新を行います。
このことからも、アプリやデバイスは自動アップデート機能などを活用して、常に最新状態に保つことをお勧めします。
順次実装のため、時間がかかる場合も
アプリの機能によっては利用者一斉実装の場合と、徐々に機能が搭載されていく場合があります。
上記の「再起動」や「最新バージョンへのアップデート」を行っても機能が利用できない場合は少し時間をおいて待ってみましょう。
いつまでたっても実装されない場合は…
新機能登場からしばらくたっても実装される様子がない場合は、運営にフィードバックとして問題を報告してみましょう。
何らかの対応や対処方法を直接教えてくれるはずです。
TikTokでプロモート機能が選べない場合や表示されない場合の対処法
投稿した動画をプロモート機能で拡散しようとした際、「プロモート機能」のアイコンが表示されなかったり選択ができない場合があります。
これらの状態になった場合にどのように対処すればよいかを解説します。
アプリを再起動する
アプリケーションが思わぬ動きをする場合は一先ず再起動してみましょう。
前項で触れたように、一時的な不具合の場合は高確率で改善してくれます。
投稿後、少し時間を空ける
投稿して間もない動画の場合、「プロモート機能」のアイコンが表示されない場合があります。
投稿後3~5分ほど時間をおいてから再度設定画面を開くと、アイコンが表示され、機能の設定が選べるようになることがあります。
TikTok配信の楽曲を使用している場合
動画内にTikTokで設定できる音楽を利用していると下記のようなエラーが表示され、プロモート機能が利用できない場合があります。
著作権に関する規制によりプロモートできません
動画内に使用している楽曲が「プロモート」に対応していない場合、このエラーが表示されることがあります。
「プロモート」を利用する場合、使用する楽曲の選定にはより注意が必要です。
TikTokにおける楽曲権利は?
TikTok内で「楽曲を選ぶ」で選択できる音楽は、JASRACと包括提携を結んでいるため、通常利用する際の権利の問題はクリアしています。
その反面、外部音源を利用する際は慎重に選ばなくては権利の侵害となります。
たとえばCDをアップロードし、使用する原盤権はTikTokにはありませんから著作権に抵触するケースがあります。
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