便利なスマホアプリが増えたことで、今や日常生活で大活躍するほどになったスマートフォン。
当然ながら、普段の生活だけではなく仕事でも役に立つアプリはたくさんあります。
その中でも今回ご紹介する「Evernote(エバーノート)」は、大変人気な高機能メモアプリとなっています。
これから使おうと考えている人や、できることをもっと詳しく知りたい人のために、Evernoteの機能を徹底的に解説していくのでぜひご参考になさってください。
Contents
そもそもEvernoteってなに?できることは?
ビジネスシーンでも高い評価を受けている理由ですが、それはEvernoteだけで多くの作業効率を高めることが可能だからです。
ただ記入するだけのメモアプリではなく、PDFや音声ファイルなどをノートに添付し詳細な情報の記録を容易に行うことができます。
他にも共有したい情報などは、公開用URLを取得することでURLを教えた相手と簡単に情報を共有することができるのも魅力でしょう。
たくさんのメモをジャンルに分けて簡単に整理する「ノートブック」機能もあるため、長く愛用しても不便になるといった心配もありません。
Evernoteの特徴
- WebサイトをページごとPDFで保存することができる
- 手書き文字もスキャンして読み取ることが可能
- タグ機能を使って自分好みに整理整頓
- 名刺などをスキャンしてデジタル保存が簡単にできる
- Evernote内の情報ならすべてのファイルを検索可能
- 登録してあるすべての端末で同期しておりいつでもアクセスできる
Evernoteを利用するために必要な準備
Evernoteを利用するために必要な準備についてご説明します。
当然ながらEvernoteを利用するには、ご自身のアカウントを作成する必要があります。
アカウント作成
アカウントの作成方法ですが、パソコン版はブラウザでEvernoteのホームページにある「無料で新規登録」をクリックしましょう。
登録方法に大きな差はないので、ここではアプリ版を使い解説していきます。
まずは、メールアドレスとパスワードを入力し「続行」をタップします。
登録が完了すると「Evernoteプレミアム」の無料トライアルキャンペーンが表示されます。
キャンペーンを利用する場合は「無料トライアルを開始」をタップ、不要な人はその下にある「ベーシックで続ける」をタップしてください。
Evernoteの機能についてのチュートリアルを見ることができます。
機能について詳しい説明を見たい人は「早速始めましょう!」をタップ、特に説明が不要ならば「今はしない」をタップしましょう。
チュートリアルでは、スマートフォンの設定を有効にしておくことでさらに便利になる機能について説明してあります。
特に問題が無いならば設定を有効にしておくのが、後々設定し直す必要もないためおすすめです。
最初はノートの作成についてのチュートリアルです。「ノートを作成する」をタップしてください。
新規ノートが表示されるので、ここで試し書きをしておきましょう。ノートの詳細機能については後述します。
次にカメラを使って利用できる機能についてです。
写真を撮影するだけではなく、カメラを使ってスキャン可能なものなどの説明があります。
Webの記事やサイトを保存することができる「Evernoteクリッパー」について、使用している端末で有効にする手順が紹介されます。
今回はiPhone版のアプリで説明を続けます。
まずは矢印の部分をタップし、ブラウザのメニューを開きましょう。
メニューが表示されたら右へスクロールし「・・・」をタップします。
利用できるアクティビティが表示されるので、Evernoteにチェックを入れ有効にします。
これでブラウザで開いたページを丸ごとクリップ(保存)することができます。
ブラウザメニューのEvernoteをタップするとページの詳細が表示されるので、問題がなければ右上にある「保存」をタップしてWebクリップ完了です。
最後はデスクトップ版のEvernoteとの同期についての説明です。
「リンクをメールで受け取る」をタップすれば、手順が説明されたメールが送信されます。
後で行いたい場合は「今はしない」をタップしましょう。
送信されたメールにはEvernoteのダウンロードURLが記載されているので、パソコンからメールを開きインストールしましょう。
以上が基本操作のチュートリアルになっています。
料金プランの詳細
引用:Evernote
料金システムは全部で3種類、「ベーシック・プレミアム」は個人での利用者向けです。
「Business」は、企業での利用を想定されているため、最小ユーザーは2人からとなっています。
プランによる機能の差異については、以下の表を参考にしてください。
◯=全機能利用可能
△=一部機能利用可能
☓=利用不可
詳細 | ベーシック | プレミアム | 法人向け |
ノート作成 | ◯ | ◯ | ◯ |
PDFなどの添付 | ◯ | ◯ | ◯ |
Webページをクリップ | ◯ | ◯ | ◯ |
メールをEvernoteに転送 | ☓ | ◯ | ◯ |
名刺をスキャン | ☓ | ◯ | ◯ |
PDFに注釈挿入 | ☓ | ◯ | ◯ |
整理 | △ | ◯ | ◯ |
PDFなどのテキスト検索 | ☓ | ◯ | ◯ |
ノートバージョン履歴 | ☓ | ◯ | ◯ |
共有 | △ | ◯ | ◯ |
ノートをプレゼン用スライドに変換 | ☓ | ◯ | ◯ |
任意のメンバーとの共有 | ☓ | ☓ | ◯ |
AIによる補助 | ☓ | △ | ◯ |
他サービスとの連携 | ☓ | △ | ◯ |
共同作業スペース | ☓ | ☓ | ◯ |
メンバー管理 | ☓ | ☓ | ◯ |
引用:Evernote
当然ながら、有料プランには無料プランと違い便利な機能が追加されています。
比較表を参考に、自分が求めている機能があるプランを選びましょう。
GoogleDriveとアカウントを連携
PCアプリ版などのEvernoteでは、GoogleDriveと連携してさらに利便性を上げることができます。
まずはアプリを起動しEvernoteにログインをしましょう。
ここではGoogleアカウントを使用し解説をしていきます。
まずは下段にある「Googleでログイン」を押し、Googleアカウントを入力してください。
メールアドレスまたは電話番号を入力し「次へ」を選択します。
IDを入力したらパスワード入力画面に移りますので、パスワードを入力し「ログイン」を押してください。
最終確認が表示されるので、「Allow(許可する)」を選択し、許可を与えます。
「+」ボタンを押し新規ノートを開くと、アイコンの中にGoogleドライブのアイコンがあります。
このアイコンを選択すると、Google Driveが開かれ中のファイルを添付することができます。
添付したいファイルを選んだら、左下にある「Select」を押せば添付完了です。
ノート内に添付され、プレビューが表示されます。
Googleドライブのアイコンが表示されない場合
まずはWeb版のEvernoteを開き、左上にあるご自身のアイコンをクリックし「Evernote Webの新機能」を開きます。
「メールアドレスをご確認ください」というページが表示されますので、問題なければ「設定ページに移動」を選択してください。
このときにパスワードの入力を求められることがあるので、ログイン用のパスワードを入力しましょう。
左の項目にある「連携サービス」を選択し、Googleの項目にあるチェックをONにしましょう。
ONにすると、アクセス許可の確認ページに移動します。
ページを下にスクロールし、下部にある「許可」を選択すれば連携が完了されアイコンが追加されます。
無事連携できていれば画像のように「連携を解除」という項目が表示されるはずです。
また、連携を解除したい場合は「連携を解除」をクリックするだけで簡単に解除することができます。
Evernoteの使い方
それではノートの使い方の詳細についてご説明していきます。
ノート(メモ)の作成方法
新規ノートの作成方法ですが、Web版はメニューの項目にある「新規ノート」を選択すれば新しいノートが開かれます。
アプリ版は、画面下部にある「+」のアイコンをタップすることで、新しいノートを作成することが可能です。
1つのノートに複数のタグを設定することができるため、タグを付けておけばノートが増えてもすぐに見つけ出すことができます。
ノートの項目は上から
- 最初のノートブック:まとめてあるノートブックの種類
- 題名:ページのタイトル
- テンプレート:テンプレートの種類
- 入力を開始するか~:本文
一般的なメモアプリと同じようなスタイルになっています。
テンプレートの使い方・作成方法
現在Evernoteには、50種類以上のオリジナルテンプレートが用意されており、さまざまな用途に合わせて設定することができます。
テンプレートの使用方法ですが、まずは新規ノートを開き「テンプレート」をタップしましょう。
移動した先に表示されるテンプレートで、使いたいものをタップします。
テンプレートをタップすると、選択したテンプレートを使用するかの確認画面が表示されます。
別のテンプレートを選びたければ「キャンセル」を、選んだものを使う場合は「テンプレートを適用」をタップします。
ノートのページに画面が切り替わり、選択したテンプレートが適用されています。
またEvernoteの有料プランならば、自分のノートからカスタムテンプレートを制作することも可能です。
カスタムテンプレートの制作の仕方は、ノートの右上にある「・・・」をタップしメニューを開きます。
開いたメニュー画面の中から「テンプレートとして保存」をタップすれば完了です。
保存されたカスタムテンプレートは、テンプレートメニューの「マイテンプレート」に表示されます。
カスタムテンプレートは制作した順に表示されるため、並び替えることはできないので注意してください。
タグ機能を使って検索をスムーズに
Evernoteの便利な機能の1つに、制作したノートに複数のタグを付けることができます。
このようにタグを付けることで、後からノートを検索するときや整理整頓に役立ちますのでぜひ活用しましょう。
スマホアプリ版は画面上部にある「i」をタップすることで、タグの入力画面を開くことができます。
タグの他にも、地図にピンを立てれば「場所」も追加することもできます。
それぞれのプランによるノートの保存数など、制限の違いは以下の通りです。
※Businessプランはすべてのユーザーの合計数になっています
画像の添付方法
画像を添付したい場合は、ノートの左下にあるカメラのアイコンをタップすることで添付できます。
今から撮影する場合は「写真を撮影」、事前に撮影したいものを追加する場合は「写真から追加」を選択してアルバムから選べば貼り付けられます。
音声メモの作成方法
Evernoteでは、画像だけではなく音声もノートに添付することが可能です。
音声を添付したい場合は、ノート画面にある「マイク」のアイコンをタップすれば録音が開始されます。
録音された音声はノートにプレビューが表示され、選択すると音声が再生されます。
急にメモを取る必要ができた際などに、音声を録音をすることでスムーズに記録することが可能です。
手書きメモの作成方法
キーボード入力だけではなく、Evernoteでは「手書きメモ」も作成することができます。
まずはノートを開き矢印の部分にあるペンのアイコンをタップします。
手書きメモで使用できる機能についての説明があります。
「手書き入力する」をタップすると、手書きメモの画面に移動します。
ペンの種類の変更や手書きメモを回転させることも可能です。
当然ながら、手書きメモもテキスト検索で探すことが可能になっています。
Evernoteをさらに便利に使うためのおすすめ機能
ノートの検索方法
Evernoteではタイトルやタグから、ノートをテキスト検索することが可能です。
検索方法は画像の検索窓に、検索したいキーワードを打ち込むだけですのでどなたでも簡単に見つけることができます。
また単純なキーワードの検索だけではなく高度な検索を行うこともできるので、ある程度機能に慣れてきたらこちらも試してみることをおすすめします。
演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
intitle: | ノートの題名内での検索。 | 「intitle:コーヒー」と入力すると、題名に「コーヒー」が含まれているノートを検索します。 |
notebook: | 指定されたノートブックに格納されたノートの検索。 | 「notebook:金融」と入力すると、「金融」ノートブック内のノートのみを対象に検索します。 |
any: | 検索語句のいずれかを含むノートを検索します。Evernote の検索では、この演算子がない場合は指定した検索語句をすべて含むノートが表示されます。 | 「any: ピザ ビール」と検索すると、「ピザ」または「ビール」のどちらかを含む、すべてのノートが表示されます。(「any:」を除くと、「ピザ」と「ビール」の両方を含むノートのみが表示されます。) |
tag: | 指定したタグでタグ付けされたノートの検索。 | 「tag:医療」とすると、「医療」というタグが付いたノートが表示されます。 注:「tag:*」を入力すると、タグが付いたすべてのノートが表示されます。 |
-tag: | 指定されたタグが付いていないノートの検索。 | 「-tag:医療」とすると、「医療」というタグが付いていないノートが表示されます。 注:「-tag:*」を入力すると、タグが付いていないすべてのノートが表示されます。 |
created: | 指定された日付またはそれ以降に作成されたノートを検索します。日付は「YYYYMMDD」形式(年、月、日の順)で指定するか、現在の日付との相対的な表現(例えば、昨日は「day-1」、2 週間前は「week-2」など)を使用することができます。 | 「created:day-2」と入力すると、過去 2 日間に作成されたノートが表示されます。 「created:20151218」と入力すると、2015 年 12 月 18 日あるいはそれ以降に作成されたノートが表示されます。 |
updated: | 指定の日付以降に更新されたノートを検索します。作成日の後にノートを更新していない場合、そのノートの「更新日」は作成日と同じ日付になります。 | 「updated:day-2」と入力すると、過去 2 日間に更新されたノートが表示されます。 |
resource: | 特定の種類のメディア(音声、画像など)を含むノートを検索します。 | 「resource:application/pdf」と入力すると、PDF ファイルが含まれたノートがすべて表示されます。 「resource:image/jpeg」と入力すると、JPEG 画像が含まれたノートがすべて表示されます。 「resource:audio/*」と入力すると、音声ファイルが含まれたノートがすべて表示されます。 |
latitude: longitude: altitude: | 指定された座標付近で作成されたノートを検索します。 | 「latitude:37」と入力すると、緯度値が 37 以上のノートがすべて表示されます。これに「-latitude:38」を追加すると、緯度 37 度と 38 度の間に位置する結果を表示します。「longitude:」(経度)と「altitude:」(標高)もまったく同様に動作します。 |
source: | 作成に使用されたアプリケーションや他の情報源から検索します(例: メールで追加されたノートは「mail.smtp」、Web クリッパーを使って追加されたノートは「web.clip」など)。 | 「source:mobile.*」と入力すると、モバイル端末アプリで作成されたノートがすべて表示されます。 「source:web.clip」と入力すると、Web クリッパーから作成されたノートがすべて表示されます。 |
todo: | 1 つまたは複数のチェックボックスを含むノートを検索します。 | 「todo:true」と入力すると、チェックの入ったチェックボックスを含むノートがすべて表示されます。 「todo:false」と入力すると、チェックされていないチェックボックスを含むノートがすべて表示されます。 「todo:*」と入力すると、チェックされているかどうかに関わらず、チェックボックスを含むノートがすべて表示されます。 |
encryption: | 暗号化されたテキスト(Evernote 内蔵の暗号化システムを使用)を含むノートを検索します。 | encryption: 注: この演算子の後に追加する値はありません。 |
引用:Evernote
Evernoteにロックを掛けて安全性を高める
仕事にも利用する場合は、外部に漏らしてはいけない重要なデータを保存することも少なくはありません。
そこでパスワードの入力が必要なロックをかけることで、もしものときも保存データの安全性を高めることができます。
ロックの設定方法ですが、まずは右下にある基本メニューの人の形のアイコンをタップし、アカウントメニューを開きます。
アカウントメニューの項目にある「パスコードロック」を選択しましょう。
開いたページにある「パスコードをオンにする」を選択してください。
パスコード入力画面になりますので、4桁の数字を入力すれば設定完了です。
「パスコードを要求」の項目では、パスワードの入力が求められる時間を決めることができます。
時間は「即時~4時間後」まで細かく設定することができます。
公開用URLでメモの共有ができる
Evernoteは共有用URLを使うことで、URLを知っている人ならば全員ノートを閲覧することができます。
Web版・Windows版は、右上にある「共有」を選択します。
Windows版も同じように、ノートの右上にある「共有」をクリックしURLをコピーします。
このURLをコピーし共有したい人に教えることで、URLを知っている人とメモの共有が可能になります。
また、「編集・招待が可能」の右にある「↓」をクリックすると、他の人の編集権限を変更することができます。
Android版
引用:Evernote
Android版もノートの右上にある共有用のアイコンをタップします。
引用:Evernote
「別の方法で共有」の部分をタップすると共有リンクが有効になります。
引用:Evernote
共有メニューを開くと、「クリップボードにコピー」が表示されるのでタップします。
あとは共有したい人に、URLを教えればノートの共有が可能です。
外部アプリで伝えたい場合は、送信したい別アプリをタップすれば良いだけです。
iPhone・iPad版
iPhoneやiPad版の場合は、矢印の部分にある人形のアイコンをタップします。
共有方法を選択するページに移動するので、赤枠で囲んである部分をタップし共有用リンクを有効にします。
表示されたメニューにある「リンクをコピー」をタップすればコピー完了です。
Evernote内のメッセージを使ってノートを共有する
Evernote内のメッセージ機能を使ってノートを共有することもできます。
Evernote内でメッセージを送る方法は、まずアカウントメニューを開き項目の中から「ワークチャット」を選択します。
新規チャットを開始する場合は、右上にある「+」をタップすれば宛先とメッセージを入力する画面が表示されます。
宛先は「EvernoteのID・メールアドレス・電話番号」で送ることができます。
- Evernote ID:アプリ内のチャット
- メールアドレス:相手はメールで受信
- 電話番号:相手はSMSで受信
共有するノートをチャットに追加するには、ノートの共有メニューを開き「ワークチャット」を選択すれば共有完了です。
画像のように、チャット画面にノートが貼り付けられ共有されます。
メールやメッセージで共有する
メールやメッセージでノートを共有するには、これまでと同じように共有メニューを開きます。
メニューの中にある「メール・メッセージ」をタップすればURLが添付された文章が作成されます。
後は「宛先」などを入力し、右上にある「送信」を押すだけです。
共有したノートを編集する
まずはワークチャットなどに貼り付ける際に、ペンのアイコンをタップし編集メニューを開きます。
お互いが自由に編集する場合は「編集が可能」を選択しましょう。
他にも人数を増やしていきたい場合は、「編集・招待が可能」を選びます。
メールやSMSで招待された側は、「招待を受託する」を選択しワークチャットを開きます。
ワークチャットに貼り付けてある共有されたノートを開けば、普段のノートのように自由に編集ができます。
リマインダー機能を使ってチェックしたいノートをピン留め
リマインダー機能を使うことで、設定したノートは常に先頭に表示され優先しなくてはいけないことが一目で分かるようになります。
使い方はノート内にある、時計マークのアイコンをタップしましょう。
このアイコンはすべてのバージョンでノート内にありますが、位置は変化していることがあるので注意してください。
「通知を受ける」というメニュー画面がノート下部に表示されます。
設定できる時間帯は「1時間後」「明日」「来週」「日付と時間を選択」からの4種類です。
日付と時間は選択することはできますが、15分刻みになっているので細かい分単位での設定はできません。
ノートブック機能を使ってノートをまとめる
ノートブックとは、複数のノート(メモ)をまとめたものです。
タグは複数設定できましたが、ノートブックは1つのノートに1つしか設定できません。
そのため、カテゴリや用途別に分類しておくとまとめやすく探しやすくなります。
Windows版・Mac版
Windows・Macアプリ版は、左の基本メニューにある「ノートブック」にカーソルを合わせると「+」が表示されます。
ノートブック名を入力するウィンドウが表示されるので、ノートブック名を入力し「OK」をクリックします。
基本メニュー一覧に作成されたノートブックが追加されます。
ノートブックにノートを追加したい場合は、ノートブックを開き「新規ノート作成」をクリックしましょう。
スマホ・タブレットアプリ版
まずは基本メニューからノートの項目をタップし、ノートブック一覧ページを開きます。
次に「ノートブック」の右側にある「+」のアイコンをタップし、ノートブックを追加します。
「ノートブック名」に、自分がまとめたいテーマを入力し名前を決めます。
名前を入力したら右上にある「作成」をタップすれば完了です。
ノートブックが制作できていると、先程の一覧ページに表示されます。
ノートブックにノートを追加したい場合は、ノートブックを開き新たに作成します。
Web版
まずは左にある基本メニューの中から「ノートブック」を選びます。
ノートブック一覧のページへ移動したら、右上にある「新規ノートブック」をクリックします。
「ノートブックの名前」にタイトルを入力すると、「キャンセル」「続行」が押せるようになります。
タイトルに問題がなければ、そのまま「続行」を押せば作成完了です。
ノートブックへのノートの追加方法は、アプリ版と同じようにノートブックを開き「+」を押して新規ノートを作成します。
ノートリンク機能でノート間の移動をスムーズに
「ノートリンク」とは、ノートとノートの移動ができる大変便利な機能です。
例えば目次ページに、それぞれのページのリンクを設置しておくことでワンタップでそのページを開くことができます。
使用する方法は、まずノート内の共有アイコンをタップしてください。
開かれた項目の一番下にある「他の共有オプション」をタップします。
表示されるメニューから「内部リンクをコピー」をタップします。
これでノートリンクの設置は完了です。
このリンクを貼ることで、見出しページの制作が簡単にできるのでぜひ活用しましょう。
iPhone版以外の方法は以下の手順になります。
Web・Windows・Mac版
一覧画面で、ノートリンクを作成したいノートにカーソルを合わせて右クリックをします。
表示されたメニューの中から「アプリ内リンクをコピー」があるので、これをクリックすればURLのコピーが完了です。
あとはリンクを共有したいノートに貼り付けるだけで、ノートリンクの設置は完了です。
ToDoリストを作ればタスク管理を行うことも可能
Evernoteでは「ToDoリスト」も簡単に作ることができます。
ノートをタップして表示されるキーボードのメニューから、矢印のチェックマークが付いたアイコンをタップします。
選択するとノートに四角形のチェックボックスが表示されるので、予定を入力していきましょう。
改行することで、次のチェックボックスが表示されます。
ToDoリストを終了したい場合は、2回改行を行えば終了します。
完了した予定にチェックを入れたい場合は、四角形の部分をタップすることでチェックが入ります。
後でチェックしたい記事は「WEBクリッパー」で簡単保存
Evernoteには、Webページを丸ごと保存できる「Webクリッパー」という便利な機能があります。
これは、わざわざブックマークしなくともEvernoteにWebページをクリップ(保存)することができます。
「Webクリッパー」は拡張機能ですので、インストールするには各ブラウザの拡張機能ページなどから入手できます。
対応ブラウザ: Chrome、Safari、Internet Explorer (IE) 7 以降、Firefox、Opera、Microsoft Edge(Windows 10 以降)
引用:Evernote
ChromeはGoogleのアプリページから入手してください。
インストールが完了すると、アドレスバーの隣にEvernoteのアイコンが表示されます。
Evernoteのアイコンをクリックすることで、メニュー画面を表示することができます。
- 記事:文字通り記事のみ、サイト名などは保存されない
- 簡易版の記事:記事の形式やテンプレートを排除して表示
- ページ全体:サイト名や概要など、表示されているものすべて
- ブックマーク:簡単なサイト情報とリンクのみ保存
- スクリーンショット:選択範囲部分、またはページ全体
スクリーンショットは撮影した画像を自由にトリミングしたり、テキストなどで注釈を追加することも可能です。
スクリーンショットのメニュー項目は、左上から順に以下の通りです。
- 蛍光ペン
- 図形
- マーカー
- 切り取り
- ズームアウト
- スタンプ
- テキスト
- モザイク処理
- 色
- ズームイン
このように編集可能のため、注目したい部分や保存理由などを付け加えることができます。
名刺を一括管理
Evernoteではカメラ機能を使いスキャンすることで、名刺や書類などをデジタルデータとして保存することができます。
まずはカメラを起動し、読み込ませたい文書や名刺にかざしましょう。
スキャン中は読み取っているものが緑色に表示されるため、視覚的にも分かりやすくなっています。
撮影した写真をタップすると、どのような書類形式で保存するかを選択できます。
引用:Evernote
名刺ならば画像のように保存されるため、ご自身で入力する手間を省けるのも嬉しいポイントです。
このようにEvernoteで名刺を管理すれば、いつでも確認できるデータとして保存することができます。
大量の名刺を一度にデータ化したい場合は、スキャナーを使いPCで取り込むのが良いでしょう。
プレゼンテーションモード
プレゼン資料が必要になった場合も、Web版Evernoteだけで制作することが可能です。
ノートの右上にある「・・・」をクリックし、項目の中から「プレゼンする」を選択してください。
選択するとプレゼンテーションモードへと切り替わります。
青い点はカーソルと連動しており、レーザーポインターとして使用できます。
移動する軌道も描写されるので、どこへ向けて動かしているかが一目で分かります。
また背景が黒くなるナイトモードや、カーソルの色を変更することも可能です。
簡単な発表の場合などに、ぜひEvernoteのプレゼンテーションモードを試してみてください。
本来は有料会員のサービスですが、初めてプレゼンテーションモードを利用してから30日間は無料会員でも利用可能となっています。
メールをEvernoteに転送してノートを作成する
Evernoteを別サービスを連携することで、利便性がさらに上がり仕事効率の向上へと繋がります。
例えばメールサービスならば、メールをそのままEvernoteに保存できますし重要なメールの整理にも役立ちます。
保存方法ですが、まずは基本メニューからアカウントタブを選択し、アカウント情報の項目から「設定」を選択します。
「設定」の項目から「Evernote転送用メールアドレス」を選択してください。
このときにEvernoteから連絡先へのアクセスを求められますが、問題がなければ「OK」をタップします。
表示されているメールアドレスに保存したいメールを転送することで、自動的にノートとしてEvernoteに保存されます。
そのため「連絡先に追加」か「クリップボードにコピー」するのを忘れないようにしましょう。
メールを Evernote へ転送する前に、件名の末尾に特定の文字列を挿入しておくことで、保存先のノートブック、ノートに付けるタグ、ノートのリマインダーなどを指定できます
!リマインダー: エクスクラメーションマーク(!)を使用するとリマインダーを設定できます。リマインダーに日時を設定するには、明日の場合は「!tomorrow」を挿入します。具体的な日付の場合は、年月日の数字をスラッシュで区切り、たとえば「!2013/06/24」のような形式で挿入します。
@ノートブック: 例えば「@旅行」のように @ マークとノートブック名を使って指定しない限り、デフォルトのノートブックに送信されます。ノートブックの名前に空白スペースがある場合、例えば「@海外旅行」のように、そのまま記載してください。
#タグ: 例えば「#札幌」「#北海道」のようにハッシュ記号 (#) を使用してタグを追加します。
引用:Evernote
ダークモードで暗い場所でも見やすく
普段は真っ白なノートですか、アカウント情報の項目にある「ダークモード」をONにすることでノートの色を黒に変更できます。
ダークモードへの変更は、画面右下にある基本メニューのアイコンからアカウントページを開きます。
アカウントページへ移動すると、「ダークモード」と書かれた項目があるのでタップしてONにしましょう。
ONにするとこのような色合いになり、暗い場所でも目が疲れにくくなります。
Evernoteの注意点やトラブルの対処法
ノートが見つからない
ノートが見つからない場合は、誤って削除してしまっている可能性があります。
基本メニューにある「ゴミ箱」を開き、探しているノートブックがないか確認しましょう。
Windows・Mac版は、基本メニューからゴミ箱を開き復元したいノートにカーソルを合わせて右クリックをします。
表示されたメニューの中から「ノートを復元」または「選択中のノートを復元」を選択すれば復元できます。
モバイルアプリ版も同様に、ゴミ箱から復元したいノートをタップしメニューから「復元」を選べば完了です。
同期されない・アプリが強制終了する
アプリが同期しない・強制終了する原因は幾つかありますが、多くはEvernoteが同期されていないことが要因の可能性が高いです。
まずは最初にノートが同期されているかを確認し、されているならばEvernoteのクライアントを再起動します。
それでも直らない場合は、使用しているデバイスを再起動しましょう。
また、最新バージョンではバグが修正されている場合もあるので、最新バージョンになっているかのチェックもしてください。
それでも直らない場合は、Evernoteを一度アンインストールし再度インストールし直しましょう。
有料版の解除の仕方
有料プランの解除は、それぞれ支払い方法によって違います。
クレジットカード、PAYPAL、SEPA
Evernote Web で自分のアカウントにログインします。
「アカウントの概要」画面で、登録プランの管理を選択します。
Evernote の無料プランである「ベーシック」を選択します。
ITUNES・GOOGLE PLAY
それぞれの専用サイトにて登録プランのキャンセルを行います。
引用:Evernote
アカウントの削除方法
アカウントの削除を行うには、Web版Evernoteへログインをする必要があります。
ログインをしたら、画面左に表示される自分のアイコンをクリックし、メニュー画面の設定を選択します。
「アカウント概要」のページが開かれるので、画面左側のメニューにある「セキュリティ概要」を選択します。
アカウントの概要にある「Evernoteアカウントの利用を停止」を選択します。
問題がなければ「はい、アカウントを削除します」にチェックを入れて、「アカウントの利用を停止」を選択すればEvernote内での作業は完了です。
最後にアカウントを停止した後、Evernoteのサポートにアカウント完全削除の旨を伝えれば削除してもらえます。
アカウント停止から復活させる方法
完全に削除せずEvernoteのアカウントを停止させていたものの、再度必要になったため再開させたい場合などは以下の手順を行ってください。
以前に使用していたメールアドレスとパスワードを入力しログインをします。
画面にアカウント停止について通知が出ますので、通知の文章の「利用再開」を選択します。
アカウントの再開をするために、メールアドレスを入力する必要があります。
「送信」を押すと、入力したメールアドレス宛に最有効化するため確認メールが送信されます。
有効化のメールは25時間以内と期限が決まっていますので、時間内にURLを開くのを忘れないようにしましょう。
URLを開き新しいパスワードの設定をすれば、アカウントの再有効化は完了です。