セキュリティが万全であり、大人数でビデオ通話できることから最近注目されてきている「Google Meet」。
この記事ではGoogle Meetの録画機能の使い方や使えないときの原因と対処法を解説していきます。
Contents
Google Meetの録画機能は無料で使える?
Google Meetは元々G Suite会員向けのサービスでしたが、新型コロナウイルスの流行により、現在Googleアカウントを所持していればログインすることが可能になっています。
現在、Googleアカウントを所持していればGoogle Meetは利用できますが一部の機能が制限されており、その中に録画機能が含まれています。
つまり、Google Meetの録画機能は有料であるG Suite会員でないと利用できません。
G Suite会員は2週間無料でお試しすることができます。月額料金は下記の通りリーズナブルなので導入もおすすめです。
Basicプラン | 680円 |
Businessプラン | 1,360円 |
Enterpriseプラン | 3,000円 |
現在、新型コロナウイルスの対策支援でプレミアム機能が無償で使えるようになっているため、9月末まではライブストリーミングなど便利な機能を追加料金なく使うことが可能です。
Google Meetのプレミアム機能については下記を参考にしてください。
Google Meetの人数制限と参加条件について解説!期間限定でプレミアム機能の開放あり!
ココがポイント
現在、G Suite会員にはプレミアム機能が解放(録画機能も含む)され、G Suite会員ではないGoogleユーザーにはGoogle Meet(一部の機能が制限)が利用可能になっている状態です。
新型コロナウイルス流行の状況によってはプレミアム機能無料化が延長される可能性もあります。
Google Meetの録画機能の使い方
Google Meetの録画機能の使い方について説明します。
録画機能を利用する
Google Meetの録画機能はG Suite版でないと使えません。
まずは「G Suite」にアクセスし管理コンソールにログインします。
管理コンソールのメニューアイコンからMeetをクリックしてください。
ミーティングに参加または開始をクリック。
続行をクリックします。
今すぐ参加をクリック。
ミーティングが開始しました。
メニューアイコンをクリックしミーティングを録画をクリック。
承認をクリックすれば録画がスタートします。
「REC」という表示があるときは録画中です。
録画を停止したいときはメニューアイコンをクリックし録画を停止をクリック。
録画を停止をクリックすれば録画が終了します。
画質を変える
Google Meetでは動画の画質を変更することも可能です。
画質を変えたいときはメニューアイコンをクリックし設定を選択してください。
動画タブを開きます。
送信時の解像度や受信時の解像度をクリックして変更することが可能です。
それぞれ解像度を変更できます。
変更できたら完了をクリックすれば適用されます。
録画ファイルを再生/共有/ダウンロード/保存する
録画ファイルを再生・共有・ダウンロードするときは、まずGoogleドライブにアクセスする必要があります。
また、ドライブにアクセスするには、Google Meetで利用しているGoogleアカウントにログインしている必要があります。
ログインしている状態でメニューアイコンをクリックしてドライブを選択してください。
マイドライブをクリック。
Meeting Recordingsをクリックすれば会議の録画ファイルが見つかります。
再生
Googleドライブに保存された録画はそのまま再生することができます。見たい録画をクリックすれば再生が開始されます。
共有
録画を他の参加者に共有したいときには、大きく分けて「そのまま共有する方法」と「リンクからアクセスさせる方法が」あります。
そのままGoogleドライブに共有したいときは、共有したい録画を右クリックしてメニューを表示し共有をクリックしてください。
あとは、共有したい参加者を選択して完了をクリックすればOKです。
リンクからアクセスさせたい場合は、共有したい録画を右クリックし、表示されたメニューから共有可能なリンクを取得をクリックします。
あとは、リンクをコピーをクリックし、SNSやメールなどでリンクを送ればOKです。
保存(ダウンロード)
会議の録画を保存(ダウンロード)したい場合は、ダウンロードしたい録画を右クリックし、表示されたメニューからダウンロードをクリックすればOKです。
PCの機能を使ってGoogle Meetを録画する方法
PCの機能を使ってGoogle Meetを録画する方法について説明します。
ココがポイント
Google MeetはG Suiteの有料会員でないと録画機能が使えません。
また、現在は有料会員であれば全ての会員に録画機能が解放されていますが、本来であればBasicやBusinessプランでは使えないなど、有料会員の中でもグレートが高いプランでないと利用出来ないのです。
しかし、デバイスに元からある機能を利用することで、無料版Google Meetでも録画することが可能になります。
Windows動画キャプチャー
Windows10だとデフォルトで使える機能に動画キャプチャーがあります。
この機能を使うためには、まずキーボードの「Windowsキー」と「Gキー」を押してください。
押すと動画キャプチャーが表示されるので、動画開始アイコンをクリックしましょう。
赤枠部分は録画開始してどれくらい時間が経過しているかを表しています。
録画停止アイコンをクリックすれば録画は停止し、ファイルが自動的に自分のパソコンに保存されます。
保存先
録画ファイルの保存先は、停止アイコンをクリックした後に表示されるゲームクリップが保存されましたからアクセスすることができます。
また、PCからビデオをクリック。
キャプチャをクリックすることでもアクセス可能です。
Mac
Macにも動画をキャプチャーする機能があります。
この機能を利用するには、キーボードの「shiftキー」+「commandキー」+「5キー」を押し、オンスクリーンコントロールを表示してください。
表示出来たら、開始アイコンをクリックすれば録画開始されます。
収録を終わらせるには、メニューバーのアイコンをクリックするか「commandキー」+「controlキー」+「escキー」を押してください。
撮影を終わらせたら、そのまま放置するか、右脇にあるサムネイルを右にスワイプするとビデオが保存されます。
QuickTime Player
Macでは、アプリケーションフォルダにある「QuickTime Player」を使って動画を録画することも可能です。
「QuickTime Player」では音量を変えたり、自分の声やその他の声を録音したりすることもできます。
Google Meetにおける録画ファイルの保存先
Google Meetの録画ファイルの保存先はGoogleドライブです。
もちろん、録画したミーティングで利用しているアカウントにあるドライブの中にあります。
さらに細かな保存先としては、Googleドライブ内にある「マイドライブ」の「Meeting Recording」フォルダの中に保存されます。
細かなアクセス方法や再生・ダウンロードの仕方などは【録画ファイルを再生/共有/ダウンロード/保存する】を参考にしてください。
Google Meetで録画するときの注意点
Google Meetで録画するときの注意点について解説します。
その他のウィンドウの通知は録画に含まれない
Google Meet以外のウィンドウや通知は録画に含まれません。
そのため、Google Meet以外のアプリなどを使ってパソコン内でメモを取って録画上で確認したり、通知を録画で確認したりすることが出来ないことに注意してください。
発言中の参加者以外のユーザーは録画されない(固定した参加者は表示されない)
参加者の固定をしていても、その人は録画に含まれません。
録画のコントロールはできないので、録画されるのは発言中の参加者になります。
字幕は録画されない
参加者が録音中に「字幕起こし機能」をオン状態にしても、字幕は録画されません。
ココがポイント
分かりにくかったり、聞き取りにくかったりする内容だった場合、予めメモなどを取っておくと、後で録画を見直したときに分かりやすいです。
チャットの会話も保存される
Google Meetの録画時にチャットを使っていると、その会話部分も録画に保存されます。
つまり、後から録画でどのようなチャットをしたか確認することが可能です。
録画できる条件がある
Google Meetでは、誰もが録画できるわけではなく下記のような条件があります。
- 会議の主催者
- 会議の主催者と同じ組織に所属
- G Suiteアカウントにログイン(生徒ではなく教師)
これに加えて、録画機能を有効にしているか、録画の権限を保持していないと利用できないことに注意してください。
ココがポイント
基本的にG Suite(有料プラン)でないと利用出来ないことに注意してください。
また、録画機能はプレミアム機能に含まれるため通常時はBusiness、Basicプランでは利用できません。
勝手に録画すると主催者にバレる
Google Meetでは、録画するときに通知があるため、録画を勝手にすると主催者にバレてしまいます。
録画方法とバレる可能性については下記の通り。
Google Meet:通知が行くのでバレる
PCの機能(動画キャプチャーなど):通知が行かないのでバレにくい(基本的にはバレない)
外部のデバイス:通知が行かないのでバレにくい(録画しているところを見られない限りバレない)
ココに注意
外部のデバイスやPCの録画機能を使ったとしても、録画しているパソコンを覗き込まれて見られるとバレてしまいます。
時間制限はあるのか
「Google Meet」無料版だとミーティングに60分の時間制限(9月30日までは無制限)があります。
録画機能は有料プランでないと使えず、有料プランは時間制限がないことを考えると、ドライブに保存できるデータ量なら特に時間制限はないと考えられます。
Google Meetで録画出来ないときの原因
Google Meetで録画が出来ない・重くてうまく録画出来ないときの原因は下記の通り。
問題のあるところ/項目 | 問題 | 原因 | 対処法 |
設定 | 録画出来ない | 録画機能が有効になっていない | 録画機能を有効にする |
アカウント | 録画できるアカウントではない | 別にアカウントを作る | |
録画できる属性ではない | 別にアカウントを作る | ||
エラー・不具合 | 録画出来ない/うまく動かない | エラーや不具合が発生している | アップデートを待つ/退室して再入室 |
デバイス | 録画が重くて動かない | スペック不足 | 新しくデバイスを購入する |
サービス | アクセスの集中 | 時間を置く | |
アプリ | アプリが古い | アプリのアップデート | |
OS | OSが古い | OSのアップデート | |
ブラウザ | ブラウザが古い | ブラウザのアップデート | |
アドオンに問題がある/アドオンとの相性が悪い | アドオンを削除/アドオンを無効 | ||
ウイルス対策ソフト | ウイルス対策ソフトの設定に問題あり | ウイルス対策ソフトの設定を確認して変更する | |
CPUの負担 | 全体的に重い/録画も重い | 起動しているブラウザやタブが多い | 不要なブラウザやタブを閉じる |
他のアプリが負担 | 不要なアプリを強制終了/再起動 | ||
インターネット | 通信制限 | 時間を置く | |
ルーターの位置が悪い | 家電の近くではない窓際などに移動する | ||
コンクリートなど電波を通しにくい建造物にいる | 窓や扉を開ける | ||
ルーターの調子が悪い | 再起動/リセット/ICカードの抜き差し/修理 | ||
エリア障害など回線側の問題が発生している | 時間を置く |
録画そのものが出来ないのではなく、問題があって上手く機能しないときもあります。
通信速度やセキュリティソフトが問題であると考えられるときは、下記の記事を参考にすると良いでしょう。
また、CPUの負担で全体的に動作が重くなったことが原因で、録画も上手く機能しないときは下記の記事を参考にしてください。
ZOOMの画面共有で動画がカクカクするときの原因と対処法を解説!
パソコンのスペックが足りない可能性もあるため、古いパソコンを使っている場合は下記の記事も参考にすると良いでしょう。
Google Meetで録画出来ないときの対処法
Google Meetで録画出来ないときの対処法について解説します。
録画を有効にする
Google Meetはデフォルト状態だと録画が無効になっています。
そのため、録画機能を使う場合は機能を有効にしなくてはいけません。
録画を有効にするためには、まずアプリをクリックしてください。
G Suiteをクリック。
Google Meetを選択します。
録画をクリック。
録画をクリックしましょう。
ユーザーに会議の録画を許可しますにチェックを入れ、保存をクリックすればOKです。
ココに注意
自分が主催者ではなく参加者の立場で録画が無効になっている場合は、主催者に問い合わせるか、他のデバイスで録画したり、録画アプリなど外部のサービスを使ったりするしかありません。
主催者/主催者と同じ組織に所属/教師どれかの属性でないと録画出来ない
貴方が下記の条件に当て嵌まっていない可能性があります。
- 会議の主催者
- 会議の主催者と同じ組織に所属
- G Suiteアカウントにログイン(生徒ではなく教師)
ココがポイント
対処法のひとつとしては、自分が主催者のアカウントを別作ることです。
録画機能が無効なアカウント
Google Meetの録画機能は全てのプランで使えるわけではありません。
通常、Google Meetの録画機能は「Enterpriseプラン」でないと利用できず、他の有料プランである「Basicプラン」「Businessプラン」では利用できないのです。
もちろん、無料プランでも利用できません。
現在、新型コロナ流行による支援で2020年9月30日までは無料版を除くすべての有料プランで録画機能を使うことが可能です。
その他
これまで解説してきた方法で問題が解決出来ない場合は、下記の対処法を試してみてください。
- 再起動
- 不要なアプリを強制終了
- OSのアップデート
- ブラウザのアップデート
それでも改善が見られない場合は、サポートに問い合わせることをおすすめします。
サポートへの問い合わせは「管理コンソール」のサポートをクリック。
こちらのページから可能です。
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