Googleスプレッドシートでは、入力や削除前の変更履歴を表示することもできます。
作業をしている時に、「この文章は共有したくない」や「自分の変更履歴を消したい」と思ったことがある方も多いはず。
今回の記事では、Googleスプレッドシートの変更履歴の削除の方法から共有する際の注意点までを画像付きで丁寧に解説します。
ぜひ、参考にしてみてください。
この記事から分かること
- Googleスプレッドシートで変更履歴の表示方法
- Googleスプレッドシートで変更履歴の削除方法
- Googleスプレッドシートで変更履歴を共有する際の注意点
Googleスプレッドシートの変更履歴とは
Googleスプレッドシートは、入力や削除などの作業が自動で保存される機能が最初から備わっており、入力や削除前の変更履歴を表示することもできます。
変更履歴を表示させる方法は、Googleスプレッドシートを開き、左上の「ファイル」を選択した後、「変更履歴の表示」をクリックすることで表示することができます。
また、以下のショートカットキーを使用することで表示させることも可能です。
Mac:command(⌘) + option + shift + H
Chrome OS:Ctrl + Alt + Shift + H
複数のユーザーで、一つのファイルを同時作業している時や、自分の編集履歴をさかのぼりたいときに便利な機能となっています。
Googleスプレッドシートの変更履歴は消せない!?
作業をしている時に、「この文章は共有したくない」や「自分の変更履歴を消したい」と思ったことがある方も多いはず。
しかし、現状Googleスプレッドシートの変更履歴を削除することができません。
実際にGoogleスプレッドシートを開き確認してみると、復元やコピーの作成はできますが、削除する項目が見当たりません。
Googleスプレッドシートで変更履歴を削除する方法
では、「変更履歴は残ってしまうものなの?」と思いますよね。
変更履歴の削除はできませんが、変更履歴を残さないようにすることは可能です。
方法は以下の2つです。
方法1.シートをコピー
方法2.ファイルの編集権限を渡さずに共有する
方法1.シートをコピー
1つ目の方法は、Googleスプレッドシートをコピーして共有することで共有先の相手には変更履歴が表示されません。
実際の画面で確認してみましょう。
Googleスプレッドシートを開き、左上の「ファイル」を選択した後、「変更履歴の表示」をクリックし変更履歴を表示させます。
コピーしたい履歴のファイルのメニューを開き、「コピーを作成」をクリックし、コピーを作成します。
コピーした後、共有したい相手とファイルを共有します。以下は共有先の相手の画面で見たときの変更履歴です。
履歴は最新のものになっており、以前の変更履歴は見れなくなっていますね。
方法2.ファイルの編集権限を渡さずに共有する
続いては、ファイルの権限を変更するという方法です。
具体的には、ファイルを共有する際に、共有先の相手の編集権限を「コメント可」もしくは「閲覧者」に設定して共有します。
共有先の相手の画面で見てみると、変更履歴にカーソルを合わせても選択できないようになっています。
Googleスプレッドシートで変更履歴を共有する際の注意点
以下の細かい作業の場合、編集履歴に表示されない場合がありますので注意してください。
- 行または列の追加、削除
- セルの形式の変更
- 数式による変更
また、容量節約のため、ファイルの版が統合されることもあります。自動保存とはいえ、細かい作業に反映していたら追い付かないですよね。
共有する際は、変更が反映されているか確かめてから共有するようにすると良いです。
まとめ
Googleスプレッドシートの変更履歴を削除することはできませんが、履歴を残さずに他の誰かに共有することは可能です。
細かい作業をしていた場合は、変更履歴が統合されている可能性もありますので、共有前に確認しておくと良いですね。
Googleスプレッドシートはとても便利なツールですので、ぜひ使いこなしてください。