口座数400万を突破した決済サービスPaidy(ペイディー)。
この記事では、Paidyの使い方を中心に詳細と疑問点・注意点について解説していきます。
Paidy(ペイディー)とは
Paidyは、携帯電話を利用した決済方法のうちのひとつです。
特徴
- ネットショッピングに使える
- 対応しているネットショップが多い
- 様々なネットショップで買い物して、翌月にまとめて支払える
- クレジットカードが必要がない
- 手元にお金がない状態で買い物できる
- 万全のセキュリティ
- 携帯電話番号とメールアドレスだけで登録できる
Paidyは、多くのネットショップに対応しており、翌月にまとめて支払えるためクレジットカードの代わりに使いやすいと言えます。
また、クレジットカードや細かな個人情報(Paidyプラス加入時を除く)などを必要とせず、年齢制限もありません。
運営会社
運営会社 | 株式会社Paidy |
住所 | 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー12階(東京オフィス) |
設立年 | 2008年3月 |
資本金 | 213億 5,152万 9,360円 |
株式会社Paidyの前身は、エクスチェンジコーポレーション株式会社です。
メリットとデメリット
クレジットカードを持てない事情があったり、クレジットカードを持てない年齢でも、クレジットカード代わりに使えて便利です。
翌月の10日までに支払えば問題ないため、手元に現金がなくても使え、様々なネット通販を利用しても後で支払いをまとめて支払えます。
最初は大きな金額の支払いには使えませんが、毎月の支払いで実績を積み上げることで月20万円もの限度額に育てることも可能です。
最初は限度額が低く、高額商品の注文をPaidyで支払おうとしたら、キャンセルされることも珍しくありません。
最初は、少ない金額から実績を積み立てていくことで、次第に高い商品もPaidyで購入できるようになります。
Paidyは未対応の店も多いですが、2020年11月には、ビッグカメラやコジマ電機が対応し始めたことから、Paidy翌月支払い対応店は増加傾向にあることが分かるでしょう。
このことから、さらに多くのお店でPaidy支払いが可能になる可能性は非常に高いと言えます。
支払い方法
Paidyには、3つの支払い方法があり、デフォルト状態ではコンビニ翌月払いまたは銀行振込となります。
コンビニ翌月払い
バーコードを使ったPaidyの利用料金の支払いは、アプリ版Paidyでのみ使えます。
バーコード支払いは、その月にPaidyを使って購入した金額の合計をコンビニで支払うときに使える機能であるため、コンビニの商品をPaidyで購入できるわけではないことに注意してください。
バーコードは、翌月の3日までにショートメールで届くため、10日までに対応しているコンビニまで行って、Paidy翌月払いの払いであることを伝え、バーコードを提示して支払えばOKです。
コンビニ支払いは、支払い手数料350円がかかることに注意しましょう。
銀行振込/口座振替
銀行振込は、「コンビニ翌月払い」と同様にショートメールで案内が届くため、指示通り銀行振込を行うようにしましょう。
口座振替は手数料が発生しませんが、Paidyアプリで申請しないと利用できないことに注意してください。
口座振替の設定は、アイコンを選択しお支払い方法をタップします。
口座振替の下にある申し込むを選択し次へをタップ。
アクセスしたページに、メールアドレスと携帯電話番号を入力して次へをタップし、SMSに届いたコードを入力します。
口座振替を選択し、口座振替に申込むをタップします。
注意事項にチェックを入れ、必要事項を記入したら全ての注意事項に同意して手続きを始めるをタップしましょう。
指定したい金融機関を選択し金融機関へをタップします。
金融機関へログインし、実行すればOKです。
締日・請求日と手数料
Paidyの締日は毎月の月末で、翌月1日に請求書を発行して3日までにEメール・ショートメール(SMS)で案内が送られます。
支払い期限は、コンビニ払い・銀行払いは10日まで、口座振替は金融機関によって異なり、自動的に引き落としがされます。
分割払いの手数料
2020年10月までPaidyで利用できた分割払いの手数料は上記の通り。
現時点(2020年11月)では、この分割払いは利用出来ず、「3回あと払い」という3回分割支払いが利用できるようになりました。
「3回あと払い」に関しては、手数料は無料となっています。
安全性
Paidyでは、決済情報の暗号化やなりすましによる決済が起こらないように、24時間体制での監視がされているため、安全対策は万全と言えるでしょう。
Paidy対応店
Paidy対応店は2020年11月17日時点で771件あります。
対応店はWebからはこちら、Paidyアプリからはアイコンを選択しておすすめのお店から探すことが可能です。
検索やジャンルからお店を探したり、全てのお店をチェックできたりします。
対応しているOSやデバイス
各種スマホ、パソコン、タブレット端末で利用できます。
サポートブラウザとバージョン
Internet Explorer:Internet Explorer 10以上
ChromeおよびSafariすべて
Firefox:デスクトップ版(バージョンリリースから3年間)
推奨されるOSのバージョンは下記の通りです。
iOS:8.2以降
Android:4.4以降
他サービスと比較
Paidyと類似サービスを比較してみました。
項目/サービス名 | Paidy | NP後払い | atone (アトネ) |
後払い | 〇 | 〇 | 〇 |
分割払い | 〇(Paidyプラス) | ー | ー |
支払い方法 | コンビニ払い/銀行振込/口座振替 | コンビニ払い/銀行振込/郵便振替/LINE Pay支払い | コンビニ払い/口座振替 |
備考 | まとめ払いできる/限度額20万円も可 | 1回ずつ後払いできる/月の利用料金をまとめて支払うなど出来ない | 月に数千円しか使えないという声も |
Paidy以外のサービスでは、分割払いに一切対応していないこと、限度額の高さからPaidyの優秀さが伺えます。
Paidy(ペイディー)の評判を口コミから調査
Paidyの口コミを調査してみました。
カードを持てない人に
10代男性
限度額が上がる
20代男性
Paidy口コミをまとめると下記のように言えそうです。
- まとめて翌月支払える
- 3回あと払いの手数料が無料
- 年齢制限がない
- クレジットカードの代わりに使える
- 今月は無理だけど来月は支払えるというときに便利
- 毎月使っていくことで限度額が上がる
Paidyをクレジットカード代わりに使っている、というユーザーが多いという印象を受けました。
やはり、厳しい審査もなく、メールアドレスや携帯電話番号だけ(Paidyプラスを除く)で登録出来る手軽さでユーザーが増加しているのでしょう。
Paidy(ペイディー)の使い方
Paidyを使う前の準備について解説します。
登録・ログイン
登録とログインの手順は同じですが、登録時(1回目ログイン)に使った電話番号とメールアドレスの組み合わせで次回からもログインすることになり、それ以外の組み合わせを入力すると、エラーが発生するため注意が必要です。
Paidyアプリを起動し、メールアドレスと携帯の電話番号を入力して認証コードを受け取るを選択すると、入力した電話番号のSMSにコードが届くので確認してください。
確認したコードを入力しましょう。
コードの有効期限は非常に短いので、急いで入力してください。
アカウント登録(ログイン)できました。
ログアウト
ログアウトしたいときは、アイコンを選択して、設定をタップしてください。
ログアウトをタップすればOKです。
または、Paidyを強制終了すると、自動的にログアウトされます。
解約
解約は、お問い合わせフォームから行えます。
アイコンを選択してお問い合わせをタップしてください。
必要事項を書き込み、説明欄に「解約希望」を記入したうえで、下記の内容を記述して送信しましょう。
- 登録している携帯電話番号
- 登録しているメールアドレス
決済
【Paidy対応店】であるかをチェックします。
対応店であれば、決済時にPaidyが選択できるので、設定を行いましょう。
今回は、Amazonを例に挙げて解説します。
決済時にPaidy翌月払いを選択して新しいアカウントを追加をクリックしてください。
必要事項を書き込み次に進むをクリックします。
このとき、Paidyに登録しているメールアドレスとAmazonに登録しているメールアドレスが一緒だと、エラーが発生するので注意しましょう。
「住所を追加」を選択すると住所を新しく増やすことができます。
増やしたいときは、住所を追加を選択して必要事項を書き込みこの住所を使用をクリックしてください。
住所を選択したら同意して認証コードを送信するをクリックします。
SMSにメッセージが届くので、記載されている認証コードを入力して認証コードを検証をクリックしましょう。
Paidy翌月払いを選択して次へをクリック。
注文を確定するをタップすれば注文完了です。
他のお店のケース
決済時の画面や手順は、お店によって異なるため2つ目の決済方法の例を紹介します。
こちらでは、決済時にPaidy翌月払いを選んで次へに進んでください。
次へを選択して、Paidyに登録しているメールアドレスと携帯電話番号を入力し次へをタップすれば決済が完了します。
ご利用状況の確認
Paidyの利用状況を確認したいときは、アイコンを選択してご利用状況のページを開きます。
このページでは、請求金額や翌月の請求予定金額などをチェック可能です。
お支払金額を上にスワイプすると、支払い状況の詳細を確認できます。
さらに、明細をみるを選択すると細かな明細がチェックできます。
分割払い契約の詳細からは、「分割払い」の情報をチェック可能です。
与信審査はいつ行われる?審査は厳しいの?限度額はいくら?
Paidyの審査は、Paidyプラスに加入しているかしていないかで方法が異なります。
審査の厳しさはPaidyプラスに関しても、買い物ごとの審査についても厳しくありません。
ただし、Paidyプラスに加入していないときは、初回や数回の取引でいきなり高額商品を購入しようとすると、キャンセルされて支払いができないときもあります。
毎月使って支払いをしっかり行い信用を積み立てていくことで限度額が上がっていくため、限度額を上げたい場合は積極的に使っていくことをおすすめします。
特に上記3つを守っていくと、Paidyの限度額は高くなっていきます。
限度額が減らされる行為
逆に限度額が減らされる行為として、支払いの遅延や「3回あと払い」の申請があります。
登録時に必要な情報
加入条件によって必要書類が異なるので注意が必要です。
登録時に必要な情報
- メールアドレス
- 携帯の電話番号
- 身分証明書(マイナンバーカード/運転免許証:Paidyプラス加入時)
- 名前/生年月日/職業/利用目的など様々な情報(Paidyプラス加入時)
クレジットカード情報は必要か?
Paidy登録時はもちろん、利用時にもクレジットカードは必要ありません。
クレジットカードを所持した経験がなくてもPaidyは利用できます。
従来の分割払いの新規申し込みは停止中
Paidyで扱っていた分割払いは新規申し込み停止中です。
ただし、Paidyプラスに加入していると、「3回あと払い」が手数料無料で利用できます。
この3回後払いは、与信枠に応じて1回3,000円以上、利用上限の金額まで3回払いが行えるという分割払いです。
一括払いを分割払いに変更できるか?
Paidyで以前使われていた分割払いだと、一括払いにした支払いは分割払いに変更できませんでした。
ただし、2020年10月に実装された「3回あと払い」では、通常通り注文した後でPaidyアプリで3回払いに変更するため、「3回あと払い」は後から分割払いに変更できます。
「Paidyプラス」アップグレード前と後の違い
Paidyプラスへのアップグレードの有無による違いは下記の通り。
なお、Paidyプラスの利用料金は無料です。
項目/プラン | Paidyプラス加入なし | Paidyプラス加入あり |
翌月払い | 〇 | 〇 |
利用上限金額の確認 | ー | 〇 |
3回あと払い(分割払い) | ー | 〇 |
本人確認 | 4桁の認証コードのみ | 4桁の認証コード+身分証明書(個人情報) |
Paidyプラスに加入していると金額を目視できるため、あといくら使えるかが分かりやすくて便利と言えるでしょう。
分割回数を変更できるか?
分割回数は後から変更できません。
また「3回あと払い」に関しては、分割回数が3回と決まっているので分割回数を変更することはできません。
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