nanacoカードを使っているときに疑問に思うことは、紛失してしまったときの補償です。
この記事では、紛失・盗難に遭ったときの対処法と補償を解説していきます。
Contents
nanaco(ナナコ)カードを紛失した時の注意点
nanacoカードを紛失したときに起こり得るトラブルは、やはり不正利用があります。
クレジットカードとは異なり、チャージしている分だけ不正に利用される可能性があるため、被害額は控えめになるのが救いと言えるでしょう。
ただし、オートチャージ設定にしているケースでは、被害額が大きくなる可能性があります。
そのため、もしnanacoカードを紛失してしまったら、すぐにお問い合わせセンターに連絡して「利用停止の登録」を行いましょう。
これに関しては、「【電話】利用停止・引継ぎ番号発行」で詳しく解説しています。
紛失した場合の対処法【手順】
nanacoカードを紛失した場合は、大きく分けて下の4つの手順で再発行を行います。
- チャットボットで情報整理
- 電話(利用停止と引継ぎ番号)
- 再発行
- 書類送付、残高引継ぎ
手順①チャットボットで情報整理
チャットボットでまずは情報整理してから停止手続きを取ります。
このとき、聞かれる情報や必要なものなども提示されるので、しっかり確認してから連絡を入れるようにしましょう。
まずは、nanaco公式サイトにあるチャットボットのあるページにアクセスしてください。
「紛失・クレジットチャージ・nanacoモバイルについて」をクリックします。
表示されたチャットボットから「紛失」をクリック。
あとは、質問に答えていきます。
情報が整理できたら、必要な情報やものが表示されます。
あとは、表示されたオペレーターに電話をして、指示通りに情報を伝えればOKです。
求められる情報が状況によって異なる
チャットボットで情報整理を行ってから、オペレーターに連絡をするようにしましょう。
というのも、置かれた状況によって必要になる情報が異なるためです。
また、場合によっては再発行できず新規発行になってしまうことも。
たとえば、個人情報の登録を行っていれば、下記の情報が必要となります。
- 電話番号
- 会員カナ氏名
- 会員漢字氏名
個人情報を登録していないケースでは、nanacoカードを使って買い物したレシートが必要となることも。
このように、状況によって求められる情報が異なるのです。
状況によっては新規発行になる
実は状況によっては再発行にはならず、新規発行となってしまうことも。
新規発行になってしまう場合は、残念ながらポイントの引継ぎもできません。
こうした再発行できないケースには下のようなものがあります。
- 入会から10日経過していない
- 情報が足らずカードの特定ができない
カードの特定ができないケースは下記の情報がないときに起きます。
- 個人情報を登録していない、買い物レシートが用意できない
- 個人情報を登録していない、買い物レシートが特定のお店のものでない
下記のお店のレシートがあれば、再発行可能です。
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- ヨークマルベニ
- 西武・そごう
まとめると、下の3つの状況だと再発行はできず新規発行となります。
- 入会後10日経過していない
- 個人情報を登録しておらず、nanacoカードを使った買い物のレシートが用意できない
- 個人情報を登録しておらず、nanacoカードを使った特定のお店のレシートが用意できない
手順②【電話】利用停止・引継ぎ番号発行
情報整理ができたら、nanacoお問い合わせセンターに電話をします。
チャットボットで連絡先が表示されますが、この記事でも下に掲載しておきます。
電話番号:0570-071-555(ナビダイヤル:24時間年中無休)
電話番号:0422-71-2266(通常:24時間年中無休)
電話をしたら、nanacoカードを紛失した旨を伝え、本人確認をし、引継ぎ番号を発行してもらいましょう。
下記のような情報を求められるので、しっかりチェックしてください。
- 電話番号
- 会員カナ氏名
- 会員漢字氏名
この手続きを踏むと、自動的に翌日、利用停止状態になります。
なお、「利用停止の登録」手続きは、nanacoカード入会から10日目以降でないと行えません。
ココがポイント
クレジット・オートチャージを利用している場合は、このとき「利用停止の登録」が行えます。
これを行うと、即時クレジットカードからのオートチャージが停止状態に。
クレジット・オートチャージを利用していない場合は、翌日までの間、nanacoカード残高が不正に利用される可能性があることに注意してください。
手順③新しいnanaco(ナナコ)カードの発行
nanacoカード入会を受け付けているお店に行き、カードを再発行しましょう。
なお、再発行手数料300円がかかることに注意してください。
手順としては以下の通りです。
- 店員に再発行したいことを伝える
- 引継ぎ番号を伝える
- お金を支払う
- 新規カード・引継申請書を貰う
- 手順④書類送付、残高の引継ぎへ
再発行の場合は、新規発行とは異なり、発行時点で書類を書くことはありません。
ココがポイント
nanacoカードの新規発行とは異なり、紛失からの引継ぎの場合はWEB申込から再発行という形を取れません。
新規発行の手順
残念ながらnanacoカードを新規発行しなくてはいけないケースも。
新規発行の手順は大きく説明すると2つの手順があります。
まずは、そのまま来店して発行するケースの手順は下の通りです。
- 発行できるお店に来店
- 店員にnanacoカードの新規発行をしたい旨を伝える
- 申込書を書く
- お金を支払う
- カードを受け取る
事前にネットで申請書を作成し、お店では受け取るだけという方法もあります。
この手順は、nanaco公式サイトから行えます。
nanacoカードの新規発行手順については、下記の記事が詳しいのでぜひ参考にしてください。
⇒nanaco(ナナコ)ポイントを効率よく貯める貯め方・使い方・電子マネー交換のやり方まとめ
nanacoカードの新規発行は下のお店で発行を受け付けています。
なお、ネットでの事前申込は15歳以下だと受け付けていないことに注意しましょう。
手順④書類送付、残高の引継ぎ
引継申請書に必要事項を記入して、指定された書類のコピー(指定の公的書類)と一緒に、送られてきた返信用封筒に入れて、送付してください。
なお、有効な公的書類には下記のようなものがあります。
- 運転免許証・運転経歴証明書
- パスポート
- 健康保険証
- 年金手帳
- 住民基本台帳カード
- 母子健康手帳
- 身体障害者手帳
- 住民票の写し(発行から6ヶ月以内の原本)
- 印鑑登録証明書
- 在留カード・特別永住者証明書
書類がセブン・カードサービスに到着後、新規のカードに7~10日程度でポイントが引き継がれます。
疑問まとめ
nanacoカードを紛失してしまったとき、どのように対処されるのでしょうか。
紛失したカードが見つかった場合は使えるのか
お問い合わせセンターで利用停止の登録をした後に、紛失したnanacoカードを見つけた場合は、残念ながら再利用できません。
それ以前なら、そのまま利用することができます。
ポイント引き継ぎはされるのか
「nanaco(ナナコ)カードを紛失した場合の対処法【手順】」で解説したような手順を取れば、しっかり新規のカードにポイントが引き継がれます。
ただし、引継ぎ申請をせず、ただ新規のnanacoカードを作っただけでは引継ぎできません。
ココに注意
また、nanacoカード入会から10日以降でないと、利用停止の登録と引継番号の発行をしてもらえないケースもあります。
残高の停止はいつ?
nanacoカードにチャージしてあるポイント残高の利用停止については、問い合わせセンターに連絡した翌日にされます。
クレジットカード・オートチャージは即時停止
残高については翌日の停止となりますが、クレジットカード・オートチャージは「利用停止の登録」手続き完了後すぐに利用停止となります。
使われてしまったポイントはどうなる?
連絡を入れた翌日に停止となることを考えると、不正利用のリスクが高いことが伺えますね。
それでは、使われたポイントの補償はしてもらえるのでしょうか。
実は利用停止前に不正された分のポイントは補償の対象になりません。
利用停止後に不正利用された分は補償されます。
ココに注意
つまり、電話での手続きを行った後でも、翌日の停止までに不正利用の心配があり、それは補償されないということです。
翌日に停止状態になった後に不正利用された場合は補償されます。
再発行にお金はかかるの?
nanacoカードの再発行には300円がかかります。
ココに注意
nanacoモバイルというアプリは無料で利用できます。
ただし、カードからアプリへ電子マネーの残高引継はできないので注意が必要です。
どこで再発行できるのか
nanacoカードの入会を受け付けているお店は上の通り。特にセブンイレブンは店舗数が多いため、再発行におすすめです。