ココがポイント
- Amazonの領収書の疑問点を解説
- 領収書の発行はブラウザのみから行える
- プリンターがなくてもコンビニで印刷可能
通販でのお買い物は、とても便利で多くの人が利用していますね。
しかし、便利な通販サイトで購入した商品には領収書が入っていないケースがあります。
そこで今回は領収書が必要な人のために、インターネット通販の最大手ともいえる「Amazon(アマゾン)」で領収書を発行する方法について詳しくご紹介したいと思います。
また、発行した領収書をPDFに変換する方法などの疑問点も解説していきますので、ぜひこれから領収書を発行する予定の人は参考にしてください。
Contents
領収書を発行する前に確認しておきたいこと
領収書を初めて発行する際は、どのようなことが可能でどのようなことが不可能なのか分からないことだらけだと思います。
また、手続きをしていても次から次へと疑問が生まれ思うように作業が進まない人も少なくはありません。
そこで最初は、初めて領収書を発行する際に浮かぶであろう疑問や注意点について解説しますので、後で悩まないようぜひ目を通してみてください。
領収書/購入明細書に記載されていることは?
一番重要な領収書または購入明細書に記載されている内容についてですが、以下の通りになります。
領収書および購入明細書には、以下の情報が記載されています。
- 発行日: 領収書の場合のみ。一度「領収書/購入明細書」のリンクをクリックすると、2回目以降は「(再発行)」と記載された領収書が表示され、発行日もリンクをクリックした日付に更新されます。
- 注文日
- 注文番号
- 合計金額: 割引等適用後の金額が表示されます。
- 宛名欄: 空欄にご自身で氏名や会社名をご記入ください。
- 商品発送が完了した日付: この日付は納品書にも記載されています。
- 注文商品: サイト上に記載されていた商品名
- 商品の状態: 新品または中古品
- 販売元: Amazonマーケットプレイスの出品者が販売する商品の場合は、出品者名が表示されます。
- 商品価格
- 請求の内訳
- お届け先住所: 店頭受取の場合は受取人名も表示されます
- 配送オプション
- お支払い方法:
- クレジットカード カード番号の下4桁と請求先住所が表示されます。分割払い・リボ払いの場合、回数の情報なども表示されます。
- コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネー払いの場合: お支払い番号と支払い日が表示されます。
- 携帯決済の場合: 表示されません。
引用:Amazonヘルプページ
後で困らないためにも、自分の必要な情報が記載されているかしっかりと確認しておきましょう。
Amazonギフト券を支払いに使用した場合は、「お支払い方法」に使用したギフト券の金額が明記されますので注意してください。
同時に注文した商品の領収書は個別にできない
確定申告や会社の経費として処理する際に必要になる領収書。
Amazonでは領収書を簡単に発行することが可能ですが、残念なことに複数の商品をまとめて注文した際は個別に領収書を発行することはできません。
そのため、領収書が必要なものと必要でないものを分けて注文する必要があるということを忘れないようにしましょう。
これまでの領収書を一括ダウンロードすることはできない
確定申告や購入した商品が多いときなど、領収書のダウンロードを一括で行えたら大変便利ですが、残念ながら公式で対応はしていません。
そのため必要な領収書を1つずつ発行するか、もしくはGoogleのブラウザ「Chrome」にある拡張機能を利用する必要があります。
領収書の発行には期限/限度がない
意外と知られていないのが「領収書の発行には期限がなく、購入情報が表示できる範囲ならばすべてが発行可能」ということです。
例えば何年も前の購入情報だとしても、アカウント情報で表示することができるなら領収書の発行が行えます。
また、領収書の発行ページは何度でも表示可能なので、何度でも領収書を発行することもできるのは緊急時にもすぐ対応できて助かります。
ただし、2回目以降は領収書名の横に「(再発行)」と記載されるので注意しましょう。
コンビニ/ATM払いは「購入明細書」のみ発行可能
一部支払方法(コンビニ/ATM/代引きなど)では、Amazonで領収書を発行することができません。
コンビニやATMで支払いを行った場合に、Amazonで発行できるのは領収書ではなく「購入明細書」になります。
そのためどうしても領収書が必要な場合は、支払い時に渡された領収書や明細書を使用すれば問題ありません。
また、「購入明細書」は確定申告のときに提出する書類としても使用できます。
ただし、会社の規則によっては「購入明細書」で処理するのが不可能なケースもあるので、事前に会社に確認をしておくと安心でしょう。
スマホアプリからは領収書の発行ができない
最近では、多くの手続きがスマートフォンのアプリだけで完結する時代になりました。
当然ながら、通販最大手ともいえるAmazonもアプリだけですべての手続きが可能と思いきや、実はそうではありません。
スマートフォンのアプリからでは、領収書の項目が表示されず領収書を発行することができません。
どうしてもスマートフォンで作業を行わなければいけない場合は、ブラウザからPC用Amazonのサイトを開く必要があることを覚えておきましょう。
宛名は自分で記入する必要がある
Amazonの領収書の宛名欄は空欄になっており、自分で宛名を記入する必要があります。
会社の規則によっては、自分で宛名を記入するのが禁じられている場合があります。
そのためAmazonの領収書を使用する際は、Amazonの領収書が利用可能か事前に確認をしておくのが良いでしょう。
また、但し書きは商品名が代わりになります。
領収書を発行できる支払いとできない支払いがある
領収書が発行できる | 領収書が発行できない |
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|
領収書が発行できる方は、すべて注文履歴に表示され自分で領収書を発行することができます。
宛名欄も空欄になっているため、ご自身で個人名または会社名を記入することができます。
領収書が発行できない方は、コンビニやネットバンキングなどで支払った際に発行される領収書またはご利用明細票を利用してください。
この場合に注意する必要があるのが、利用するサービスによっては宛名が記載されない場合があるので事前に利用可能か確認しておきましょう。
代金引換についてですが、こちらは配送業者が発行する領収書を利用することができます。
Amazonで領収書を発行する方法
それではAmazonから領収書を発行する方法について、使用デバイス別に解説していきます。それぞれ手順は違いますが、難しい操作は必要ないのでぜひ参考になさってください。
ただし、スマートフォンアプリの領収書を発行できないので使用しません。そのため、ブラウザを使用してAmazonのサイトで発行する必要があります。
パソコンから発行する方法
まず最初に、Amazonのサイトトップページに行き「注文履歴」をクリックします。
移動した先で商品一覧が表示されるので、領収書を発行したい商品の「注文内容」をクリックします。
クリックするとこのように「領収書」が表示されますので、あとは印刷をすれば完了です。
スマホから発行する方法
続いては、スマートフォンから発行する手順をご説明します。まずは、メニューページを開き「注文履歴」をタップしましょう。
注文履歴のページへ移動したら、領収書が欲しい商品の「注文内容を表示」をタップします。
表示された項目の中から「領収書/購入明細書の表示」をタップして表示させます。
領収書が表示されますので、こちらのページを印刷すれば完了です。
今回は2回目の表示ですので、注文番号の隣に「(再発行)」の文字が付いています。
発行した領収書を印刷する手順
発行した領収書を印刷する手順ですが、パソコンの場合は領収書の画面から直接印刷することができます。
領収書上部にある「このページを印刷してご利用ください。」をクリックすることで、プリンターへの印刷画面が表示されます。
項目の一番上にある「印刷」をクリックすれば、印刷が開始され完了です。
Chromeの拡張機能を使い領収書を一括でダウンロード
複数の商品を購入している場合は、1つずつ領収書を発行するのはとても苦労します。
しかし、Chromeにある拡張機能を使えばすべての領収書を一括でダウンロードすることができるようになります。
Chromeへの導入方法ですが、まずはブラウザの右上にある縦の「・・・」を開いてメニューを表示させます。
表示されたメニュー項目の中から、「その他のツール」を開き「拡張機能」を選択します。
表示されたページの左上にあるメニューアイコンから、「Chromeウェブストアを開きます」を選択します。
左上の検索窓口で「アマゾン注文履歴フィルタ」と入力して検索します。
一番上に表示された「アマゾン注文履歴フィルタ」の右側にある、「Chromeに追加」を選択して追加しましょう。
「Chromeに追加」を選択すると、確認ウィンドウが表示されます。問題がなければ「拡張機能を追加」を選んで追加しましょう。
画像のウィンドウが表示されれば、拡張機能追加設定の完了です。
追加された「アマゾン注文履歴フィルタ」のアイコンを選択し、矢印の部分が緑色になっているか確認しましょう。
もしここが緑色になっていない場合は、矢印の部分をクリックすることで有効化することができます。
アマゾン注文履歴フィルタを使って領収書の一括発行をする
まずはアマゾンのトップページから「注文履歴」へ移動します。
「注文履歴」のページへ移動すると、赤枠で囲まれている部分で発行したい領収書の期間などが選択できるようになっています。
対象の期間を選択したら、「対象月」を選択して「デジタル(商品)」と「デジタル(商品)以外」の両方にチェックを入れます。
設定が完了したら、「領収書発行画面」を選択します。
「領収書発行画面」を選択すると2つのタブが開かれます。
開かれるタブの1つは「デジタル商品」で、もう1つは「デジタル商品以外」になります。
また、右上にある「宛名変更」を押すことですべての領収書に宛名を入力することも可能です。
大量に領収書を発行する際は、ぜひこの機能を活用しましょう。
必要な領収書が揃っているか確認ができたら、画面上部にある「このページを印刷してご利用してください。」を押してすべての領収書が発行できます。
CSVデータとしてダウンロードも可能
「EXCEL」などの表計算ソフトに取り込むことが可能な、CSV形式で領収書をダウンロードすることもできます。
ダウンロード方法はとても簡単で、先程の領収書発行ページの画面右上にある「注文履歴CSV(参考用)ダウンロード」を選択するだけです。
プリンターがない場合の印刷方法
最後に、プリンターが用意できない環境の人でも簡単に印刷する方法をご紹介します。
パソコン、スマートフォンのどちらでも可能のため、印刷できずに困っている人はぜひこの方法を試してみてください。
領収書をPDFに変換して持ち運べるデータにする
領収書をPDFに変換することで、簡単にデータとして持ち運ぶことができます。
パソコンの場合は、先程の印刷画面から「送信先」をクリックし「PDFに保存」を選択します。
これで、USBメモリーやSDカードに保存すればコンビニのコピー機などで印刷することが可能です。
iPhoneの場合は、画面下部にある矢印のアイコンをタップしてメニューを開きます。
表示されたメニューの下部を、矢印の方向へスワイプします。
右へスワイプすると「PDFを作成」があるので、それをタップします。
表示されるメニューから、保存方法を選択しましょう。Messageに添付したり、画像として保存することができます。
PDFに保存したあとは、各コンビニエンスストアで対応しているスマートフォンアプリなどで、コピー機を使って簡単に印刷することができます。
今回ご紹介したセブンイレブンの「簡単ネットプリント」について、解説記事がありますのでぜひこちらも合わせてご参考になさってください。
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