Microsoft Teamsのウェビナー機能は大人数を集めることが可能で、音質や画質もよく利用している方が多いです。
今回はウェビナーを開催してみたい、参加してみたいという方に向けてウェビナー全般の解説をしていきます。操作や機能がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
Microsoft Teamsのウェビナーとは
引用:Microsoft
Microsoft Teamsのウェビナーとはオンラインセミナーができる機能のことです。1人の講師が多くの人数をMicrosoft Teamsに集め、講習をすることができます。
ちなみに、Microsoft Teamsのウェビナー機能は「ライブイベント」という名称になっています。
利用できる機能や特徴について
利用できる機能や特徴について以下にわかりやすくまとめてみました。
ポイント
- WEB会議と違い多くの人数を集められる
- どんな人でも匿名で参加可能
- ライブイベントの内容は録画され、いつでも見れるようになる
- 追っかけ再生が可能
- Q&Aという質問機能があり、出席者は主催者に何でも質問できる
- 通常のWEB会議に比べ音声・画質がいい
- FormsというアプリをTeams内で利用すればアンケートや投票もできる(条件あり)
上記のようにWEB会議とは違い、様々な機能が追加されているのがウェビナー(ライブイベント)機能です。
利用できるようになる条件や人数・費用など
Microsoft Teamsのウェビナーを利用するには以下のOffice365と契約が必要になります。
ウェビナーに必要なOffice365と併せてOffice365の料金についてもまとめました。
ライセンス名 | 利用料金※全て年間契約が必要 |
Office 365 Enterprise E1 | 月870円 |
Office 365 Enterprise E3 | 月2,170円 |
Office 365 Enterprise E5 | 月3,810円 |
Office 365 A3(学校用) | 月270円(学生)/月350円(教員) |
Office 365 A5(学校用) | 月350円(学生)/月870円(教員) |
ウェビナーに参加できる最大人数は10,000人までとなっています。
ウェビナー機能無料で利用することはできないの?
Office 365 Enterprise E3/E5については無料で1か月間試すことが可能です。(2020年8月現在)
もし、Microsoft Teamsでウェビナーを開催してみたい、けどどのようなサービスなのか気になるという方は一度無料お試しを利用してみてはいかがでしょうか。
※上記以外のOffice365についてはお試し期間がありません。
無料お試しで契約してから1か月経過する前に解約すれば料金は発生しないようになっています。
Microsoft Temasでウェビナーを開催する方法
Microsoft Teamsのウェビナーの特徴や料金を知ったところで、ここからはウェビナーを開催する方法について解説していきます。
特に難しい操作などもないので、一緒に操作してみましょう。
準備
Microsoft Teamsでウェビナーを開催するためにTeams管理センターでの設定が必要になります。
Temas管理センターにアクセス後、左側のメニューから会議⇒ライブイベントポリシーの順番でクリックしていきましょう。
次に、ポリシーの管理が表示されたらグローバルをクリックしましょう。
ウェビナーの設定項目が表示されるので「スケジュールされたライブ イベントに参加できるユーザー」の部分を「全員」に設定して、左下の保存をクリックしてください。
これで、ウェビナー開催の準備完了です。
「スケジュールされたライブ イベントに参加できるユーザー」の部分を全員にしないとMicrosoft Teamsのアカウントを持っていない人は入れない設定になるので注意しましょう。
スケジュール作成
ここからはMicrosoft Teamsを利用して操作していきます。
まず、Microsoft Teamsを開き左のメニューから予定表をクリックします。
次に右上の新しい会議▽の部分をクリックした後、ライブイベントをクリックしましょう。
以下の順番で操作してください。
- ①:タイトル入力
- ②:開始・終了日時を入力
- ③:次へをクリック
※ライブイベントは開催者がプロデューサー・発表者などと立場設定することができます。
※プロデューサーはライブスケジュールを設定しなければいけません。
次の画面になったのを確認したら、「ライブイベントのアクセス許可」の部分をパブリックにしましょう。
パブリック以外はサインインが必要になる方法です。
ただし、パブリックの設定にすると出席者は全員匿名になるデメリットがあります。
「ライブイベントの生成方法」の項目ではQ&A(質問を受け付ける機能)を利用したい場合、✔を入れておきましょう。
ちなみに、「出席者がレコーディングを利用できる」という部分にチェックを入れると、出席者は後で視聴することができます。
ライブイベントの詳しい設定が終わったら、右下のスケジュールをクリックしてください。
スケジュールが設定されると、上のような画面が表示されるので、出席者のリンクを取得するをクリックしてURLのコピーできたら、そのURLを出席者にメールなどで教えましょう。これで、招待まで完了です。
待機~開催
ウェビナーの開催前にはMicrosoft Teamsの予定表(スケジュール)から、設定したウェビナーをクリックしましょう。
ウェビナーのスケジュールが開くので、参加をクリックします。
左側の項目のキューにカメラを設定するために、下のビデオをクリックします。
ビデオをセットするとライブ送信が押せるようになるので、クリックしましょう。
ライブ送信をクリックした後、「ライブイベント」という項目に自分の映像が表示され、右下にスタートが表示されます。
このスタートボタンをクリックすればウェビナーが開始されます。
スタート後には上のような注意画面が表示されるので、確認後に続行をクリックしましょう。
ライブイベントは出席者に10秒~20秒の遅延が発生するようになっているので、話すスピードと資料を次にめくるスピードなどをズレないようにしなければいけません。
共有したい場合
ウェビナーで画面共有をしたい場合は、スタート下にある共有をクリックしてください。
そうすると、共有できる画面が表示されるので、ウェビナーで映したい画面をクリックしましょう。
終了
ウェビナーは開催者の管理画面「ライブイベント」項目の終了をクリックすると終わることができます。
終了をクリックすると、「今すぐ終了しますか?」と表示されるので、終わっても大丈夫な場合はライブイベントを終了しますをクリックしてください。
ウェビナーから退出したい場合は右上に表示される退出をクリックしてください。
ウェビナーの録画内容を開催者が確認する方法
ウェビナーが終了した後、開催者が録画内容を確認するには、Microsoft Teamsの左メニューから予定表をクリックします。
次に、スケジュールにある終了したウェビナーをクリックします。
ウェビナーの詳細が開くので、少し下にスクロールすると「ライブイベントのリソース」という項目が表示されます。
ここからレコーディング↓をクリックすると自動的にパソコンにウェビナーの録画内容が保存されます。
Microsoft Teamsのウェビナーでアンケート・投票を取る方法
Microsoft Teamsのウェビナー機能ではアンケートや投票を取る機能はありません。しかし「Forms」というアプリを利用すれば条件付きでアンケートや投票を取ることができます。
■条件■
- Formsというアプリをインストールしなければいけない
- ライブイベントのグループチャット内にいる人にのみ使える(匿名の人などには使えない)
※このFormsというアプリは通常のMicrosoft Temasチャット内でも利用できます。
Formsの使い方としてはまず、Microsoft Teamsの左側メニュー・・・をクリックします。検索枠に「Forms」と入力しましょう。
入力すると「Forms」というアプリが一番上に表示されるのでクリックします。
追加をクリックしてMicrosoft Teamsにインストールしましょう。
チャットから利用できますが、今回はライブイベント中に使う方法について解説します。
ライブイベント中の右上に表示されるチャットマークをクリックしましょう。
チャット欄が表示されたら、一番下のメニューより・・・⇒Formsをクリックします。
「Forms」が起動して質問や回答を入力できるようになります。+オプションを追加をクリックすると回答を記入する場所が増やせます。
その他にも「複数回答」の部分をオンにすれば、回答する人がいくつかの回答を選択することが可能になります。
質問や回答を入力した後、右下に表示される次へをクリックしてください。
プレビュー画面が表示されてから確認した後、右下の送信をクリックしましょう。
送信されると上のような画面がチャット内に表示されます。また、誰かが回答すると%が表示されるようになります。
ウェビナーに参加する方法
ウェビナーに参加する場合、貰った参加URLをクリックします。そうすると上のような画面が表示されるのでアカウントを持っていてアプリもある方は今すぐ起動するで参加可能です。
また、アカウントも何もないという場合にはWEBからの参加が可能となっています。
ちなみに今回は代わりにWebで視聴するをクリックします。
匿名で参加をクリックします。
無事にウェビナーに参加できると上のような画面が表示され、ウェビナーを聞くことができます。
ちなみに、下のバーを左に移動させると、ウェビナー中でも巻き戻し再生が可能です。
少し遅れてきたり、聞き逃したという場合におすすめの機能となっています。
ちなみに、ウェビナー終了後は「The live event has ended」と表示されます。
ウェビナーから退出したい場合は、右上の退出をクリックすることで、閉じることができます。
ウェビナーの出席者はビデオやマイク機能がありません。
ウェビナー中の質問に関して
Microsoft Teamsではウェビナー中に質問をすることが可能です。この質問に関しては以下のような機能・注意点があるので操作する前に知っておきましょう。
出席者は匿名なので、名前を入れない限り誰が質問したかわからない
出席者が質問してもすぐに全員に表示されるわけではない(開催者が公開しなければ表示されない)
Microsoft Teamsのウェビナー機能にはチャット機能はないです。ただし、ウェビナーのメンバーになっていればチャットの利用も可能です。
出席者
質問したい場合はウェビナーの右下に表示される質問を入力をクリックします。
質問画面が表示されるので、聞きたいことを入力して紙飛行機マークをクリックしましょう。
※名前は入れても入れなくてもOKです。
開催者が出席者の質問を公開すると、ウェビナーの質問画面に表示されます。
開催者
開催者が出席者の質問を確認したい場合は、開催中の画面右上から?マークをクリックしてください。
Q&Aが表示されるので、全員に見せたい場合は公開をクリックします。
もし、全員に見せないで個別に返信したい場合は非公開で返信をクリックすると返信が可能です。
質問を全員に公開する場合は、公開した後に「質問が来ているので回答します」とウェビナーを進めると出席者の方もわかりやすいでしょう。
ウェビナーの出席者が録画を見る方法
ウェビナーの出席者が録画された内容を確認する方法は2つあります。
ポイント
- 開催者の人に録画内容をデータで共有してもらう
- 参加したウェビナーURLをクリックして録画内容を確認する(会議がキャンセルされている場合は入れない)
Microsoft Teamsでウェビナーが開催できない場合の対処法
Microsoft Teamsでウェビナーが開催できない場合は以下の対処法をお試しください。
開催できない場合の対処法
- 通信環境を確認する
- パソコンの容量やメモリ不足がないか確認する
- スケジュールを作成するときに「ライブイベント」になっているか確認する(普通のWEB会議になっていないか)
- ウェビナーが作成できるアカウントか確認する
- ビデオカメラやマイクが正しくセットされていない
- ブラウザ版から開催しようとしていないか確認する
- パソコンやアプリの再起動・更新を行う
Microsoft Teamsでウェビナーに参加できない場合の対処法
Microsoft Teamsでウェビナーに参加できない場合は以下の対処法を試してください。
参加できない場合の対処法
- ウェビナーのURLが間違っていないか確認する
- 会議がキャンセルされた場合はウェビナーに参加できない
- ブラウザ参加の場合はキャッシュ削除を試す
- 通信環境の確認をする
- アプリやパソコンの再起動・更新を行う