Skypeは無料で通話ができる高機能なソフト・アプリですが、高機能なゆえに少し重くなったり・固まったりすることが多々あります。
今回はSkypeが重くて映像や音声が途切れる場合の原因・対処法を解説していきます。
Contents
Skypeが重くて途切れる場合の原因
Skypeが重くなったり、途切れたりする原因は以下の通りです。
- Wi-Fiなどの回線速度が遅い
- Wi-Fiルーターが一時的に不具合を起こしている
- 無駄なタスクがたくさんある
- 他のソフトやブラウザなどをたくさん開いている
- 容量の重い資料を通話中にチャットで送っている
- Skypeのバージョンが古い
- 合成背景(バーチャル背景)を利用している
- 省電力モードになっている、AC電源を利用していない
- 他のユーザーのSkypeに問題があり重かったり、途切れる
- 一時的にバグを起こしている
これらの原因を見て、思い当たる節はないか考えてみましょう。
Skypeが重くて途切れる場合の対処法
ここからは、Skypeが重くて途切れる場合の対処法について解説していきます。
速度を確認してみる
Skypeは高音質・高画質であるがゆえに、利用する際には回線の速度が重要になってきます。
Skypeでは通話をするのに、以下の速度を推奨しています。
通話の種類 | 推奨ダウンロード | アップロード速度 |
音声通話 | 100kbps | 100kbps |
ビデオ通話・画面共有 | 300kbps | 300kbps |
高品質なビデオ通話 | 500kbps | 500kbps |
HDのビデオ通話 | 1.5Mbps | 1.5Mbps |
複数人でビデオ通話(3人) | 2Mbps | 2Mbps |
複数人でビデオ通話(5人) | 4Mbps | 4Mbps |
複数人でビデオ通話(7人) | 8Mbps | 8Mbps |
Skypeに必要な回線速度を確認したところで、実際にあなたが利用しているネット回線はどれくらいのスピードがあるのか、確認していきましょう。
回線の速度を測定するにはfast.comがおすすめです。
このサイトを開くと、すぐに回線速度を測ってくれます。
ただし、上の画面だけではダウンロード速度しか表示してくれないので、「詳細を表示」をクリックしてください。
そうすると、上の画像のようにアップロードの情報も確認することができます。
この回線速度の測定結果とSkypeの推奨回線速度を比較してみると、私が利用しているネット回線は複数人(7人)でのビデオ通話もできる回線速度ということがわかります。
もし、推奨よりも低いという場合でも、一応Skypeは動作します。
ですが、やはりネット回線はSkypeが求める推奨速度にすることをおすすめします。
Wi-Fiのルーターを再起動
Skypeが重い・途切れると感じた場合にはWi-Fiのルーターを再起動することをおすすめします。
Wi-Fiのルーターを再起動することによって、一旦リフレッシュされ回線速度が早くなる可能性がある!
Wi-Fiに近づいてSkypeを行ってみる
Wi-Fiのルーターを再起動してもあまり回線速度が上がらないという場合は、Wi-Fiのルーターにパソコンを近づけてSkypeで通話をしてみるという対処法もあります。
ルーターの機種にもよりますが、ルーターからパソコンまでかなりの距離があると電波も弱くなるので、必然と回線速度は遅くなります。
再起動しても直らない場合は有線にする
パソコンをWi-Fiのルーターに近づけてSkypeに挑戦してみたけど、重いし途切れるという場合には、Wi-Fiの利用はやめて、有線にしてみるという対処法もおすすめです。
Wi-Fiとは違い、ネット回線を直接パソコンに繋げるので、ネット回線の速度が低くなることを防いでくれる
無駄なタスクを消す
Skypeが重くならない・途切れないためには必要のないタスクを消していくという方法もおすすめです。
- まずキーボードでCtrl+Shift+Escのキーを同時に押す
- タスクマネージャーが表示されるので、消したいタスクの上で右クリックした後、「タスクの終了」をクリック
上記の操作を行うことで、必要のないタスクが消えてSkypeの動作も軽くなります。
他のソフトなどを開くことを極力減らす
Skypeの他にソフトを開くと、パソコン自体の動作が重くなり、Skypeの動作にも影響が出てくる可能性があります。
なので、もし必要のないソフトを開いているという状況であれば、ソフトを閉じるだけでもSkypeの動作が軽くなる可能性があります。
- ソフトを開くとメモリやCPUを使うので重くなる
- システム更新・アップデートでも重くなる
- セキュリティーソフトは常に動かさなければいけないので重くなる
上記のような内容でスペックの低いパソコンなどは影響を受ける可能性が高いです。
資料などはSkype内でやりとりしない
Skypeの通話中に、資料などをチャットで送るとSkype側の処理が増えてしまい動作が重くなったり・音声が途切れる可能性があります。
なので、資料を送る場合にはSkypeで通話する前にチャットで送るか、メール・別のクラウドサービスを利用するといいでしょう。
Skypeが最新バージョンか確認する
Skypeのバージョンが最新ではない場合、重くなったり・途切れたりする可能性があります。
なので、Skypeを利用する前にあなたが利用しているSkypeのバージョンは最新なのか確認してみましょう。
- Skypeを開き「・・・」⇒「ヘルプとフィードバック」の順でクリック
- 「Skypeは最新の状態です」と表示されれば確認完了。
上記の操作方法でバージョンの確認をして最新バージョンではないとわかった場合、通話に支障をきたさないためにも、最新バージョンへアップデートしましょう。
合成背景などはオフにする
Skypeではビデオ通話の際に、部屋を映さないようにバーチャル背景を利用することができます。
しかし、そのバーチャル背景を利用することによってSkypeの動作が重くなり、途切れる可能性が高いです。
なので、もしSkypeが重かったり、途切れたりする場合にはバーチャル背景はオフにしましょう。
- Skypeを開き、アイコン横にある「・・・」⇒「設定」の順番でクリック
- 設定メニューから「音声/ビデオ」をクリック
背景効果を選択するで「なし」を選択しましょう。
これで、バーチャル背景がオフになります。
ちなみに、バーチャル背景の設定方法などについては以下の記事を参考にしてみてください。
Skypeでバーチャル背景・背景ぼかしの設定方法と出来ない場合の対処法
Skypeではビデオ通話が可能ですが、ビデオ通話で背景をあまり見られたくないという方もいるでしょう。 そこで、今回はSkypeのバーチャル背景などについて詳しく解説していき ...
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省電力モードは解除する、AC電源でパソコンを使用する
ノートパソコンでSkypeなどを利用している状況で、省電力モードやバッテリーで動かしている場合はSkypeの通話に支障をきたす可能性があります。
- 省電力モードの場合はパソコンの下にある「バッテリーマーク」⇒「バランス」の順でクリックしてオフにする
※Windowsのバージョンによって操作方法が多少違う可能性があります。 - バッテリーで動かしている場合は、AC電源を利用してパソコンを利用する
上記の方法を試すだけでも、Skypeの重い・途切れるという状況は解消されるでしょう。
他のユーザーが問題で重くなっている
ここまで様々な対処法を試してみたが、Skypeが重い・途切れるという場合には、あなたの環境が悪いわけではない可能性が高いです。
例えば通話相手のユーザーのネット回線が悪かったり、Skypeのバージョンが古かったりするとこちらにも影響を及ぼします。
なので、対処法を色々試しても直らない場合は、通話相手にネット回線やSkypeのバージョンなどを聞いて解決してもらうようにしましょう。
パソコンやSkypeを再起動・再インストールしてみる
様々な対処法を行っても直らない場合は、パソコンもしくはSkypeのソフトが一時的にバグを起こしている可能性が高いです。
そのような場合には以下の対処法を行ってみてください。
- Skypeを一度閉じて再度起動させる
- パソコンを再起動させてからSkypeを起動させる
- Skypeを再インストールしてみる
Skypeで複数人とビデオ会議を行う方法などについては以下の記事を参考にしてください。
Skypeのビデオ通話のやり方と複数人で会議する方法について解説!
Skypeは無料で高音質・高画質にビデオ通話ができるとても便利なアプリです。 Skypeのビデオ通話をする方法について、今回は解説していきます。 Contents1 Skypeをダウンロード/インスト ...
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