日本でも商品の購入が可能になったECアプリのTemuでは、安全性に問題がないのかと話題になっています。
今回の記事では、Temuの安全性やSHEINと比較した場合どちらの方が安いのかについて解説していきます。
ECアプリのTemuの安全性について
格安ECアプリとして人気を集めているSHEINと似たようなサービスを提供する、中国のECアプリのTemuが日本でも使えるようになりました。
格安で商品を購入できることや、取り扱い商品のジャンルが幅広いことから注目を集めていますが、安全面に関する懸念も多く上がっています。
運営面での安全性
ここからは、Temuの安全性について運営面から問題がないかについて解説していきます。
運営元はPinduoduo(ピンドゥオドゥオ)と同じ
Temuは、中国の大手ECサイトのPinduoduo(ピンドゥオドゥオ)と同じ系列のECアプリです。
運営元はPDDホールディングスという中国の会社で、様々な国にサービスを提供しているeコマース企業です。
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ネットニュースで個人情報を抜き取られると話題に
Pinduoduo(ピンドゥオドゥオ)は以前、読売新聞のネットニュースで個人情報の不正取得について報じられています。
ソースはアメリカのCNNとのことで、Androidの脆弱性をついて通話履歴などの端末のデータを取得していたとのことです。
実際にGoogle PlayではPinduoduo(ピンドゥオドゥオ)のアプリのダウンロードを停止するなどの処置が行われています。
本当に抜き取られてしまうのか
Pinduoduo(ピンドゥオドゥオ)でのデータの不正取得はニュースにもなっていることや、具体的な処置が取られていることから事実である可能性が高いです。
一方でTemuに関しては被害報告が現在ないため、同様にデータが抜き取られてしまうのかは定かではありません。
実際の被害報告はあるのか
現状Temuでの個人情報の不正取得に関する被害報告は出ていません。
またGoogle PlayでもTemuはアプリのダウンロードができるため、こちらに関してはGoogle側も規制の対象となっていないようです。
商品はちゃんと届く?
Temuで商品を注文して、現状商品が届かなかったという口コミもない状況です。
一方で日本でリリースされたばかりであることから、今後商品が届かなかったなどの意見が出てくる可能性はあります。
登録情報に関する安全面
ここからは、Temuに登録する情報から安全性に問題がないかについて解説をしていきます。
住所情報は記載しないといけない
Temuはショッピングアプリであることから、商品の注文のためには住所情報は記載しないといけません。
また住所を含めて
ポイント
- 国 / 地域
- 氏名
- 電話番号
- 郵便番号
- 都道府県
- 市区郡町村
- 町名 / 丁目・番地
上記に関しては必須で登録をしないといけません。
住所情報のみではなく、電話番号も登録をしないと商品を購入できないという点に注意してください。
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支払い方法はコンビニ支払いの選択も可能
Temuで商品の購入をする際には、電子マネーやクレジットカード以外にもコンビニ支払いを選択することが可能です。
そのため必ずクレジットカード情報を登録しないといけないというわけではありません。
クレカ登録は控える
クレジットカード情報の入力が怖いという場合には、設定しないようにしてください。
SHEINとどっちが安いのか
ここからは、TemuとSHEINを比較した際にどちらの方が安いのかについて解説していきます。
オープニングセールではTemuの方が全体的に安い
細かい商品によって差はありますが、全体的にはTemuの方が安い商品が多い印象です。
一方でこちらはオープニングセールが実施されていることも関係している可能性があるので、一定期間経った後には同等、もしくは商品によってはSHEINの方が安くなる可能性もあります。
ヒール付きサンダル
Temu
SHEIN
商品の比較の一例として、ヒール付きのサンダルを検索してみたところ、全体的にTemuの方がやや安い傾向にありました。
Temuは1,000円台で購入できる商品が多い一方で、SHEINの方は2,000円台の商品もTemuと比較すると多い印象です。
二つ折り財布
Temu
SHEIN
二つ折り財布を検索したところ、どちらも1,000円以下で買える商品が多いです。
一方で2023年7月18日時点の検索上位に出てくる財布の種類では、Temuは皮財布が多い印象です。
デザインの幅もTemuの方が多いので、レディース向けの綺麗めなデザインで探していればSHEIN、複数のジャンルから探したい場合はTemuで検索をしてみると探しやすいです。
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レディースバッグ
Temu
SHEIN
レディースバッグのジャンルでは、どちらも2,000円未満で購入できる商品がほとんどです。
SHEINの方では数件2,000円以上の商品がありましたが、基本的にはどちらも低価格で購入することができます。
一方で検索上位に表示される商品の系統としては、SHEINは落ち着いたシンプルなデザイン、Temuはカジュアルなものから色味が強いものまで幅広く表示されました。
アイシャドウ
Temu
SHEIN
アイシャドウで検索をすると、アイシャドウパレット自体はTemuよりSHEINの方が多いです。
またSHEINではコスメをテクスチャやにじみにくさなどのメリットからも選択できるので、コスメを探している場合にはSHEINの方が使いやすいです。
一方でアイシャドウチップなどのメイク用品を探している場合にはTemuの方が安く表示されているので、何を探したいかで使い分けることをおすすめします。
比較表
項目 | Temu | SHEIN |
取り扱いジャンル | 複数ジャンル (アパレル・電化製品・アウトドア製品など) | アパレル系 |
有名ブランド商品の取り扱い | 少ない | 独自ブランドの取り扱いのみ |
品質 | 不明 | ○ |
商品到達の速さ | 不明 | 速い |
TemuとSHEINの大まかな比較は上記となります。
Temuは有名ブランドの取り扱いが少なく、取り扱いジャンルの幅も広いことから、ジャンルに限らず安価な商品を探したいときにおすすめです。
一方でSHEINはアパレル系に特化しているので、プチプラで可愛いアパレル商品を探したいときにおすすめです。
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Temuを利用することに不安な場合の注意点
ここからは、Temuの利用を検討しているものの不安だという場合の注意点などを解説していきます。
確実に安全と言い切れないため、しばらくは様子を見るのもおすすめ
Temuの利用に関しては、現段階では安全とも危険とも言い切れない状況です。
また姉妹サイトのPinduoduo(ピンドゥオドゥオ)に関して、外部に情報を提供していないと言われていても、実際の真偽も定かではありません。
まだ日本で利用できるようになって間がないため、しばらくは様子見をして安全に利用できるという口コミが増えてからの利用をおすすめします。
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連携アカウントは捨てアカウントを使用する
Temuで商品を購入する場合、メールアドレスもしくは電話番号、またGoogleアカウントなどとの連携が必要です。
アカウントの情報が抜き取られる、または流出するリスクもあるので、連携するアカウントはクレジットカード情報などが紐づいていない捨てアカウントを使用するようにしてください。
支払い方法はコンビニ支払いを選択する
Temuの安全性には疑問点もあることから、クレジットカード情報の登録をすることはおすすめできません。
そのため安全に利用できることが確認できるまでは、コンビニ支払いを選択して商品の購入をするようにした方が良いでしょう。
また電子マネーとの連携にもリスクがあるので、紐付けをしないようにした方がいいと思われます。
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