YouTubeでアップロード(動画処理)したら、全然進まなかったり、エラーが発生したりすることもあります。
この記事では、YouTubeでアップロード(動画処理)しようとしたときに、全く進まない原因と対処法を解説していきます。
Contents
YouTubeのアップロード(動画処理)はどれくらいで終わる?
YouTubeのアップロード(動画処理)にかかる時間は平均で5分ほどです。10分以上かかるケースもありますが、大体5分~10分くらいで終われば問題ないでしょう。
YouTubeでは、様々な要因でアップロードに時間がかかってしまうことがあります。
15分~30分経過してもアップロードが進まない・終わらないようなら、この記事で紹介する対処法を試してみることをおすすめします。
公開した動画が編集前に戻ってしまうトラブルに関しては下記の記事を参考にしてください。
YouTubeで公開した動画が編集前に戻ってしまう詳細と対策を徹底解説!
また、YouTubeの全体的な使い方やアプリを使ったアップロードのやり方を知りたいなら、下記の記事が詳しいのでおすすめです。
【2020最新完全版】YouTube アプリの使い方について徹底解説
YouTubeでアップロード(動画処理)できる動画の制限
YouTubeでアップロード出来る動画の制限は下記のいずれか小さい方です。
容量:128GB以内
動画の長さ:12時間以内
128GBは動画の長さに換算すると約19時間~30時間です。
YouTubeにおけるアップロード出来る動画の条件はかなり緩いので、これを超過することはなかなかないのではないでしょうか。
また、デフォルト状態だとアップロード出来る動画の長さは15分になっています。
15分以上の動画をアップロードしたいときは下記の記事を参考にしてください。
【2020最新完全版】YouTube アプリの使い方について徹底解説
YouTubeのアップロード(動画処理)が進まない・出来ないときの原因
YouTubeでアップロード(動画処理)が終わらない・進まない原因は下記の通り。
問題のあるところ/項目 | 現象 | 原因 | 対処法 |
インターネット | 動画処理が遅くなる/動画処理が進まない | ルーターの位置が悪い | 電化製品から離す/窓の近くに置く |
ルーターの調子が悪い | ICカードの抜き差し/電池パックを抜き差し/再起動/修理 | ||
セキュリティソフトによる悪影響を受けている | セキュリティソフトの設定を変更する | ||
通信制限/エリア障害 | 時間を置く | ||
地下鉄やトンネルなど電波が悪いところにいる | 移動する/そこから出てから再度リトライ | ||
コンクリート造の建物の中にいて電波が届きにくい | 移動する/窓を開ける/扉を開ける | ||
CPU | ブラウザと他のアプリケーションが負担になっている | 不要なブラウザとタブを閉じる/不要なアプリケーションを強制終了/再起動 | |
アプリのキャッシュとデータが負担になっている(アプリ版) | アプリのキャッシュとデータを削除する | ||
拡張機能が悪影響を与えている | 拡張機能の無効/削除 | ||
ブラウザ | ブラウザのCookieや履歴が悪影響を与えている(ブラウザ版) | ブラウザのCookieや履歴を削除する | |
バグや不具合 | 新しいバグや不具合が発生した | YouTube公式Twitterアカウントを確認/ヘルプセンターに問い合わせ | |
デバイス | デバイスが古すぎ・スペックが低すぎる | 買い替え | |
アプリ | アプリのバージョンが古い | YouTubeアプリのアップデート | |
ファイル | 指定のファイル形式やサイズでない | 指定のファイルに変更しサイズを128GB、動画の長さ12時間以内に収める | |
時間 | 動画処理が出来ない | 動画の時間が12時間以上である | 動画の時間を12時間以内にする |
動画処理が遅い/進まない | 動画の時間が長すぎる(12時間以内でも) | 動画の時間を短くする(具体的に言うと15分以内) | |
画質 | 画質が高すぎてサイズが大きくなっていることが原因でアップロードに時間がかかる | 画質を落とす | |
タイムアウト | 動画処理が出来ない | 同じ画面を開き続けていることが原因で自動的にYouTubeからログアウトしている | 再度アクセスしてログインしアップロードする |
YouTube | 動画処理が遅い/進まない/出来ない | YouTubeにアクセスが集中している/不具合が発生している | 時間を置く/一度削除して再度アップロードする |
設定 | 動画処理が出来ない | 動画の長さが15分を超えている | 設定を変更する |
15分以上の動画をアップロードしたいときは下記の記事を参考にしてください。
【2020最新完全版】YouTube アプリの使い方について徹底解説
CPUの負担を減らしたいときは下記の記事が詳しくおすすめです。
ZOOMの画面共有で動画がカクカクするときの原因と対処法を解説!
また、キャッシュやデータの削除を行いたいときは下記の記事を参考にすると良いでしょう。
【最新版】Google Chromeが開けない・起動出来ないときの詳細と対処法を解説!
YouTubeのアップロード(動画処理)が進まない・出来ないときの対処法
YouTubeのアップロード(動画処理)が進まない・出来ないときの対処法を解説していきます。
インターネット環境を整える
YouTubeに動画をアップロードするのにも、インターネット環境は必須です。
下記のようなことが原因でネット環境が悪く、通信速度が遅くなってしまうと、アップロードの速度も遅くなり、その結果動画処理が進まないという現象が起こることもあります。
- 地下鉄・トンネルの中にいる
- コンクリート造の建物の中にいる
- 通信障害・エリア障害
- ルーターの近くに家電製品が置いてある
- ルーターの調子が悪い
- ウイルス対策ソフトが悪影響を与えている
- 通信制限にかかっている
- 元々通信速度が速くない回線
こうしたネット環境が原因で動画処理に問題が起こるときは、下記の記事を参考にして対処することをおすすめします。
ココがポイント
かなり長い動画を高画質でアップロードしたいなら、光回線など恵まれた通信速度を誇るインターネット回線でないと動画処理に時間がかかる可能性が高いです。
ファイルの種類とサイズを適切なものにする
YouTubeで指定されているファイルは下記の通り。
- .MP4
- .AVI
- .MOV
- .MPEG4
- DNxHR
- ProRes
- CineForm
- HEVC(h265)
- .WMV
- .MPEGPS
- .FLV
- 3GPP
- WebM
また、ファイルサイズは128GBまでです。
上記のファイルに該当していないときは「無効なファイル形式」というエラーメッセージが表示されます。
ココがポイント
使っている編集ソフトによってファイル形式の変換方法は異なります。
使っている編集ソフトの取り扱い説明書を読んでファイル形式を指定のものに変更しましょう。
動画エンコードを確認する
ファイルの形式が指定されたものであり、ファイル容量にも問題がないのに、うまくアップロード出来ないケースもあります。
これが原因のときは推奨エンコードから大きく外れている可能性もあることに注意してください。
具体的には下記の5つのエンコード設定に問題がある可能性があります。
- 音声コーデック
- 動画コーデック
- フレームレート
- ビットレート
- 解像度とアスペクト比
YouTubeでは、下記の設定が推奨されています。
エンコード/形式 | MPEG-2 | MPEG-4 |
音声コーデック | MPEG Layer II または Dolby AC-3 | AAC |
動画コーデック | ー | H.264 |
フレームレート | 各形式のネイティブのフレームレート | 各形式のネイティブのフレームレート |
ビットレート | 128 Kbps 以上 | 128 Kbps 以上 |
解像度とアスペクト比 | ネイティブのアスペクト比/アスペクト比が 16:9 の動画には 1280x720 以上の解像度/アスペクト比が 4:3の動画には 640x480 以上の解像度 | ネイティブのアスペクト比/アスペクト比が 16:9 の動画には 1280x720 以上の解像度/アスペクト比が 4:3の動画には 640x480 以上の解像度 |
YouTubeにおける対応ファイル形式は【ファイルの種類とサイズを適切なものにする】の通りですが、特に高画質の動画を投稿するために推奨されているのは「MPEG-2」または「MPEG-4」形式です。
この2つの推奨エンコード形式や値がガイドラインに設定されています。
ココがポイント
エンコードに問題があるケースでは、出来るだけ推奨の形式・数値に設定するようにすれば、アップロード出来るようになるでしょう。
動画の時間を短くする
動画を編集して短くしたり、単純に削ったりすることで動画の再生時間を短くしてみましょう。
単純に同じ画質であれば、再生時間が長くなればなるほどファイルのサイズは大きくなり、アップロードにも時間がかかります。
また、逆に再生時間が短くなるほどファイルのサイズは小さくなり、アップロードにかかる時間も短くなる傾向にあるのです。
動画の画質を下げる
動画の画質を下げることでファイルのサイズを減らすことができ、YouTubeにアップロードする時間も減らすことができます。
動画の画質を下げる方法も、使っている編集ソフトによって異なるため、自身の使っている編集ソフトのマニュアルを確認してみてください。
ブラウザの拡張機能を無効または削除する
動画をブラウザでアップロードしている場合、ブラウザの拡張機能が悪影響を与えている可能性もあります。
これが原因の時は、ブラウザの拡張機能を無効にしたり、削除したりすると良いでしょう。
詳しい手順については下記の記事を参考にしてください。
Chrome(クローム) 拡張機能を削除する手順に関して解説!
再度YouTubeを開く
YouTubeを開いてから一定時間が経過したことで、タイムアウト状態になっている可能性があります。
タイムアウトになっているときは、YouTubeにアクセスしてログインし、再度動画をアップロードしてください。
このとき、1度削除して再度アップロードし直すことをおすすめします。
一度削除して再度アップロードする
途中でアップロードが止まってしまった動画は、一度削除して再度アップロードし直した方が良いでしょう。
動画処理が進まない問題が解決していれば、数分~10分程度でアップロードできるはずです。
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時間を置いてリトライ(YouTube側の不具合・混雑)
YouTubeにアクセスが過集中していたり、不具合の発生がしていたりすることで、アップロードが出来ない可能性もあります。
これが原因のときは、自分で対処できることはありません。
時間を置いて、過集中が過ぎ去り、不具合が解消されるのを待つほかないでしょう。
ココがポイント
時間を置いて解決されたのを見計らって再度アップロードを試してみてください。
サポートチームへ問い合わせる
どうしても、動画がアップロード出来ないようなら、「クリエイターサポートチームへの問い合わせ」をおすすめします。
ただし、クリエイターサポートチームへの問い合わせは、YouTube パートナー プログラムに参加しているユーザーでないと利用できないことに注意しましょう。
ココに注意
新型コロナウイルスの流行により、返答が遅くなることに留意してください。
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