Zoomでは大人数で会議や飲み会などを行うときに、全員の顔を表示できる「ギャラリービュー」という機能があります。そんな「ギャラリービュー」について、操作する方法や人数制限など詳しい情報を解説します。
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Zoomのギャラリービューとは
引用:Zoom公式サイト
Zoomのギャラリービューは、大人数でテレビ会議をした際に全員の顔が見れる機能です。一気に全員の顔が見れるので、反応を伺ったり、楽しく会話ができたりというメリットがあります。
「ギャラリービュー」は全員同じサイズでサムネイル表示されます。
人数が少ない場合は1人1人の画面が大きく、人数が増えると1人1人の画面が小さくなるのが特徴です。
また参加や退席によって、表示されている人の順番が入れ替わり、それに伴いサムネイルも増えたり、減ったりします。
どれくらいの人数までサムネイル表示が可能?
Zoomのギャラリービューには人数制限があります。
- 1ページに表示できる人数は最大49人までです。
- 49人を超えた場合には表示ページが増え、最大500人までの表示が可能となっています。
例:1ページ49人で最大11ページまで表示されることになります。
上記のように1ページ49人しか表示されないので、他のページのサムネイル表示を見る場合はページ変更が必要になります。
並び替え/順番変更は可能?
Zoomの「ギャラリービュー」は残念ながら「並び替え」「順番変更」などはできません。
毎回、Zoomが決めた順番に表示されます。また、参加や退席によって順番が入れ替わる場合もあります。
スピーカービューは表示位置変更ができる
基本的にZoomではサムネイルの順番変更はできません。
しかし、スピーカービューを利用すれば、順番変更はできませんが他の人の表示を移動させることは可能です。
まず、Zoomでビデオ会議中に右上に表示されるフルスクリーンマークをクリックします。
そうすると、スピーカービューの表示が個別表示のようになり、マウスで移動させることができます。
戻したい場合は全画面表示の終了をクリックすると解除できます。
ギャラリービューにする方法
ギャラリービューにする方法はとても簡単です。Zoomで会議に出席して右上に表示されるギャラリービューをクリックするだけです。
人数は少ないですが、上の画像がギャラリービューの表示方法になります。
これで、もっと人数が多い場合はさらに1人1人の画像が小さくなっていきます。
ギャラリービューはデータ量が多くなるので注意
ギャラリービューは1ページに最大49名までの表示が可能です。
しかし、49名ものビデオが映し出されるとなると、データ量も多くなり場合によっては以下のような状況が発生すると考えられます。
- データ量が多いので、処理しきれず映像が乱れる可能性
- パソコンの動作が重くなる可能性
多くの人数を映し出したい場合には高スペックのパソコンでZoomすることをおすすめします。
最大サムネイルを49名に増やす方法
ギャラリービューの表示人数の上限を最大の49人までに増やす場合、設定が必要になってきます。
まず、Zoomアプリ右上にある歯車マークをクリックします。
次に左側のメニューからビデオをクリックします。
設定メニューが表示されたら、会議という項目を探しギャラリービューで1ページに最大49人の参加者を表示するにチェックを入れましょう。
ちなみに、この設定を行うには以下のような条件があるので注意しましょう。
- 49名以上参加している場合にのみ設定可能
- CPUがCore i7以上でなければ利用できない
今回実際に私がチェックを入れようとしたのですが、CPUがCore i3のため「お使いのコンピューターでは25人まで」というような表示がされました。
なので、Core i7以下のCPUに関しては最大25人までしか表示されない可能性が高いです。
画面共有された際にギャラリービューにする方法
画面共有が開始された後にギャラリービューにしたい場合は、上部に表示されるオプション表示⇒左右表示モードの順番でクリックします。
右上に表示されるギャラリービューをクリックしてください。
ちなみに、この左右分割表示モードにすることで、ギャラリービューを大きくしたり、小さくしたりすることが可能です。
左右表示モードを停止したい場合は、画面共有中にオプションを表示⇒左右表示モードの順番でクリックすれば元に戻ります。
ビデオ固定する方法
ビデオ固定の方法に関しては以下の記事を参考にしてください。
ギャラリービューで自分のサムネイルを消す方法
自分の表示を消したい場合、自分のビデオ画面右上に表示される・・・⇒セルフビューを非表示の順番でクリックしましょう。
この設定を行うことで、例えばギャラリービューで自分を含め50人いて、自分のビデオを消せば49人全員の顔を見れるのに!という状況の場合に利用することをおすすめします。
自分を非表示にした場合は、右上にセルフビューを表示というボタンが表示されるのでクリックすれば再表示可能です。
スピーカービューとギャラリービューの違い
スピーカービュー
ギャラリービュー
Zoomには2種類の表示方法があり、ギャラリービューの他にスピーカービューという表示方法があります。
ギャラリービューとスピーカービュー何が違うのか、そしてどういうときに利用するのが向いているのか以下にまとめました。
2つの表示方法の違い
■ギャラリービュー■
- 多くの人数を均等な画面サイズで映し出す表示方法
- オンライン会議や飲み会など全員の顔を見て話し合いたい場合に向いている
■スピーカービュー■
- 1人の人(話をしている人)のみを大きく表示して、他の人は小さく表示する
- セミナーや授業など先生や講師がメインの場合に向いている
スピーカービューに戻す方法
スピーカービューは基本的にデフォルト設定となっていて、会議が始まるとこの表示方法になっています。
しかし、ギャラリービューに変更していて、スピーカービューに戻したいという場合には右上に表示されるスピーカービューをクリックしてください。
そうすると、上の画面のようにスピーカービューの表示に切り替わります。
ここから再度、ギャラリービューに戻したい場合は、右上に表示されるギャラリービューをクリックすることで戻せます。
ギャラリービューの他にも様々な表示方法がある
Zoomの場合ギャラリービュー以外にもいくつかの表示方法が存在します。
フルスクリーン
フルスクリーンはパソコンの余計な余白をなくし、全画面でZoomを利用するためにあります。
フルスクリーンにするには、Zoomの会議中に右上に表示されるフルスクリーンマークをクリックしましょう。
上の画面のようにパソコン全体がZoomの画面になります。
ちなみに、フルスクリーンを解除したい場合は全画面表示の終了をクリックすると解除できます。
ミニウィンドウ
ミニウィンドウはZoomの会議に参加しながらアプリケーションやブラウザなどを利用したい場合におすすめです。
まずZoomの会議中に右上に表示される-をクリックします。
そうすると上の画面のようにZoomが小さく表示されます。
ちなみに、このビデオを非表示にしたい場合は左側の^をクリックしましょう。また、元の画面に戻したい場合は右側のマークをクリックしましょう。
ギャラリービューを表示できない場合の対処法
ここからはギャラリービューを表示できない場合の対処法について解説していきます。
表示要件を満たしていない
少人数のギャラリービューであれば、パソコンのスペックなどを気にせずに表示することが可能ですが、1ページに最大49人表示したい場合には以下のような要件が必要になってきます。
表示要件
- アプリバージョン:MacもしくはWindowsバージョン4.1.x.0122以降
- CPU:Intel Core i7
- デュアルモニター用クワッドコアプロセッサ
- 単一モニター用デュアルコアプロセッサ
基本的な動作環境に関しては以下の記事を参考にしてください。
ZOOMって何?サービス内容・機能・必要な物・始め方など解説!
人数が少なすぎる
ギャラリービュー表示にするには自分を含めて3人以上でなければいけません。
なので、もしギャラリービューに表示できない場合は少し人数を増やしてみて操作できるか試してみましょう。
ビデオ参加していない人を非表示にしている
Zoomでビデオを非表示にしている人を設定で表示しないようにすると、ギャラリービューにカウントされなくなり、条件によってはギャラリービューを表示することができなくなります。
例えば自分含めてビデオ会議に3人いて1人がビデオをオフにしている場合、ビデオをオンにしている人数が2人カウントになり、ギャラリービューの表示はされないということになります。
もし、人数が少な目でギャラリービューにしたい場合は非表示設定をオフにしておくといいでしょう。
ちなみに、非表示をオフにする方法はビデオ以外の参加者の合計⇒ビデオ以外の参加者の表示をクリックすることで、非表示設定がオフになります。
ウィンドウのサイズが小さい
ウィンドウサイズが小さくなっていると「ギャラリービュー」のボタンが小さくなり、どの部分が「ギャラリービュー」になるのかわかりにくくなります。
なので、ボタンが見やすいようにウィンドウサイズは大きく表示してみましょう。