iOS16では、写真や動画の重複検出機能が追加されました。
今回の記事では重複検出機能の詳細や、使い方に関して解説していきます。
iOS16のアップデートで写真や動画を重複検出できるように
iOS16では、端末内に保存された画像や動画を重複検出できるようになりました。
対象は端末に保存したものや直接撮影したものが対象で、ほとんど同じ写真や動画で重複していると判断されたものを自動的に検出してくれるという機能です。
重複した写真や動画を結合することができる
重複検出機能を活用することで、重複している写真や動画を結合することができます。
重複していると判断される写真などはほとんど同じもので、どれを残すかに悩むケースも多々あります。
一方でデバイス側が一番残すべきと自動的に判断した写真などのデータを残すことができるので、簡単に整理や端末の容量を増やすことができます。
自動的に重複している写真を検出してくれる
重複検出機能では、デバイス内に保存されている写真などをシステム側が参照します。
参照結果重複していると判断されたデータを、自動的に検出してくれるというものです。
重複項目というフォルダで操作が可能
重複検出で検出された写真や動画に関しては、写真アプリ内の重複項目というフォルダに保存されます。
重複項目内では、重複している写真や動画結合や削除をすることができます。
ほとんど同じ写真などを簡単に整理することができる機能となっています。
なぜ重複した画像が保存されているのか
重複項目の解説文によると、以下の画像や動画のデータに関しては重複項目として扱われるようです。
重複項目
- コピーした写真や動画でメタデータが異なるもの
- 解像度やファイルのフォーマットが異なるもの
- その他微妙にデータの内容が異なるもの
上記のようにパッと見は同じ写真でも、ファイル形式や細かい部分が異なるものに関しては重複項目として表示されます。
結合した写真はどうなるのか
重複項目で結合を行うと、iPhone側でより品質が高いと判断されたものや、複数の写真のうち一番関連性が高いデータをもとにした写真のみが残されます。
それ以外の写真に関しては「最近削除した項目」に移動され、一定期間経つと削除されます。
どの写真を残すかを選ぶことができないので、残したい写真が決まっている場合には、結合ではなく不要な写真の方を削除してください。
手動で重複項目に追加することはできない
写真の重複検出はデバイス側で自動的に行われるため、手動で重複項目に追加することはできません。
そのため似た写真や動画を見つけた場合でも、手動で重複項目に保存して後から結合するということはできません。
いつまで経っても重複項目に追加されない場合や気になる場合には、手動で不要な写真や動画を削除してください。
iOS16の写真重複検出のやり方
ここからは、iOS16の写真重複検出のやり方についてご紹介していきます。
重複項目の確認方法
重複した写真や動画に関しては、写真アプリの重複項目に自動的に保存されます。
確認手順としては写真アプリを起動してアルバムを選択します。
下にスクロールしてその他の項目の下にある、重複項目をタップしてください。
iPhone側で重複していると判断された写真や動画のリストが表示されています。
1つの重複項目を結合する方法
重複している1種類の写真や動画を結合する場合には、結合したいリストの右側の結合をタップします。
結合の際の注意が表示されるので、○項目を結合をタップしてください。
結合が完了し、重複項目の中から先ほどの写真や動画が削除されれば完了です。
全ての重複項目を結合・削除する方法
重複項目の結合では、全ての重複しているデータをまとめて結合・削除することも可能です。
手順としては右上に表示されている選択をタップしてください。
左上にあるすべてを選択をタップします。
結合をしたい場合には、画面下部にある結合(○項目)をタップしてください。
厳密に重複の結合をしたい場合には、2個の完全に重複するコピーのみを結合...をタップします。
全ての写真を結合したい場合には、○項目...を結合をタップすれば完了です。
全ての写真を削除する場合には、右下の削除ボタンをタップしてください。
注意書きが表示されるので、続けるをタップすれば完了です。
写真を選択して結合・削除する方法
重複項目の結合では、手動で写真を選択して結合・削除することも可能です。
手順としては右上に表示されている選択をタップしてください。
結合・削除処理をしたい写真を複数タップします。
結合したい場合には、画面下部の結合(○項目)をタップしてください。
注意書きが表示されるので、○項目を結合をタップすれば完了です。
削除処理をしたい場合には、右下の削除ボタンをタップします。
注意書きが表示されるので、続けるをタップすれば完了です。
重複項目が表示されない場合の原因や対処法
ここからは、重複項目が表示されない場合の原因や対処法についてご紹介していきます。
重複していると判断されたデータがない
重複項目に写真や動画が表示されていない場合には、デバイス側で重複していると判断されたデータがない可能性があります。
原因
- 普段からまめに写真フォルダを整理している
- 写真や動画のコピーや複製をしていない
- 同じ写真や動画などをデバイスに保存していない
- 似ていると感じる写真でも構図や色などが異なっている
上記などの理由によって、デバイス側で重複している項目がないと判断される場合には、重複項目には何も表示されていない状態となります。
アップデートして時間が経っていない
重複項目は、iOS16のアップデート直後の場合には重複データの判定がまだでないケースがあります。
特に保存している写真や動画のデータが多い場合には、重複していると判断されるまでに時間がかかります。
こちらの場合にはiOS16にアップデートしてから数日待ってみることで、重複項目にデータが追加される可能性があります。
重複対象の写真などが保存されたばかり
重複した写真や動画の判定に関しては、写真や動画が保存されてから一定の時間を要する可能性があります。
そのため同じ写真を複数枚コピーや保存した場合などでも、すぐに重複項目に保存されるわけではありません。
一方でこちらも写真や動画の保存を行ってから数日時間をおくことで重複項目に追加される可能性があるので、再度確認してみてください。
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